421. ビーン
短編のビーンはまだ愛すべきバカだったがこれはやりすぎ。他人に散々迷惑をかけた挙句姑息な手段で批難を突破しただけの悪人。 [地上波(吹替)] 3点(2005-12-25 16:44:19) |
422. ショウタイム
特に大きな見所があるわけでもないバッドボーイズに高得点をつけたくらい刑事モノのアクションコメディは好きなのでデニーロとエディマーフィーが組んだとなるともう盲目的に見てしまう。大根役者を演じるデニーロがケッサクで、あまりにもいつもと違うためまるでやる気の無いように取られるのも仕方が無い所か。デニーロはマフィア映画は別として、普通のアクションやるならこういうアクションコメディのほうが生きてると思うけどなあ。この系統はオキマリになりがちだが二番煎じにならないようにTVショウを絡めたストーリーも退屈しなくて成功。もっとコメディコメディしても良かったけどね。 [DVD(字幕)] 8点(2005-12-25 14:52:43)(良:1票) |
423. ジングル・オール・ザ・ウェイ
面白いがここまでバカバカしくする必要はあったのだろうか。飛びまくるシーンは何だろう。こち亀か?いろいろと幼稚な映画というのも見てきたがここまで幼稚さ(子供だまし感)を感じた映画はアニメ以外では初めてかもしれない。いや面白いけど。シュワはコメディやるならデニーロのように声質まで変えてやって欲しい。真面目にコメディ演じるいつも通りのシュワが売りなのかもしれんが。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-12-25 14:30:17) |
424. ミート・ザ・ペアレンツ
身から出た錆というやつだがいくらなんでも気の毒。コメディとしては多少弱いがデニーロを中心に見所は多数ありしっかり見られる佳作。嘘はいかんね嘘は [DVD(字幕)] 7点(2005-12-25 13:50:10) |
425. ダイ・ハード3
人気アクションシリーズ第3作だが原題にある復讐の名の通りストーリーが第一作の流れを受け継ぐものとなり、おざなりだった前作よりも力の入った力作とはなっているが、当作品の系譜を踏むスペクタクルアクションとして「スピード」という目玉が前年に公開され、もはや今更感が漂いその影に隠れる存在となってしまった。もちろん面白いが真面目な刑事モノ風と、作風が明らかに今までと違うためファンには入り込みにくい違和感がある。 [DVD(字幕)] 8点(2005-12-25 13:37:23) |
426. ダイ・ハード2
前作を見た客が続編に期待するのは単にやたら派手でいろんなものが爆発するスペクタクルアクション映画。その期待に応えるのは大変な苦労もあったろうが、とりあえず「その道」の映画としてはパーフェクト。あまりにもバカバカしいヒロイズムに現代版西部劇を感じる。決してうなずきながら見られる映画ではないがこういう単に面白い映画は好きだ。 [DVD(字幕)] 9点(2005-12-25 13:26:03) |
427. カッコーの巣の上で
主人公を含め社会から除外されてしまった者の現実を深々と描いたハードボイルド物。刑務所の強制労働を逃れてきた主人公が自分本位的な自由を求めて精神病院内をかき回し社会によって排除されるまでを描いたいかにもなアメリカンニューシネマモノで、公開時はブームに乗って支持を得たものの、他のアメリカンニューシネマの例に漏れず今となっては何とも虚しいだけの話。むしろ当時以上にマジョリティーが絶対的となりこの映画と同じようにマイノリティーが排除され続ける今こそ価値のあるジャンルではあるだろうが、この映画に関してはマイノリティー側も力に訴えすぎていて支持されようがないだろう。 [DVD(字幕)] 5点(2005-12-25 13:16:38) |
428. ポリスアカデミー2/全員出動!
今思えば今や全国区のハードゲイというジャンルを知ったのはこの作品でだった。遂にメンバーが「警察官」としての職務を見せるために町へ繰り出す。アクションが増えた分笑いの面では前作よりややパワーダウンの感じは否めないが、この作品を見るときに構えて見る人なんて居ないので大して不満にも思わず十分に楽しめるだろう。もちろん合う人はだが。本作で最も印象に残ってるのはマイケル・ウィンスローのヘリコプターとパトカーの「音」。あれはスゴイ [DVD(字幕)] 7点(2005-12-17 06:56:40) |
429. ポリスアカデミー5/マイアミ特別勤務
安定して面白いシリーズ。相変わらずのベタベタワンパターンコメディだがキャラの個性がしっかり確立されてるのでそれでも笑える。さすがに5作目ともなるとレギュラー陣は演技がこなれて生き生きとしているし、強盗団も含めて出演者が皆いい味出してます。後の2作を見ると、シリーズ当初からのメンバーがまだしっかり残っている(マホニーこそ消えたけど)本作は良いですね。ボートチェイスは2か3で見た気もするが。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-12-17 06:49:07) |
430. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
圧倒的な力同士が対峙した冷戦構造でさえ、ただ一人の正気を失った人間の暴走で無残に崩れ去るという結末を痛烈な皮肉をこめて描いた。命令する側、される側の誰もが不審に思いながら止める事ができない権力の誤作用。あまりに正直なオチが付いていることはともかくとしてこの手の警鐘映画は事件が去ってしまうと虚無なプロパガンダ映画となりがちだがこの作品は警鐘映画には留まっていない独特のオカシサがある。一番の皮肉はB52が今もなお現役で飛んでることか… [DVD(字幕)] 7点(2005-12-16 19:42:10) |
431. サンセット大通り
ストーリーはフィクションだが、映画が語っていることはノンフィクションとも言える。キャストがパーフェクトで、主演のグロリア・スワンソンは実際にサイレント時代に活躍した女優、マックス役のシュトロハイムもその時代の映画監督であり、作中で彼女が見ている自らの主演映画は彼が監督し彼女が主演したQueen Kellyという実在の映画。本人役で登場するセシル・B・デミルも彼女の出演作品を撮っていて人物関係が実にリアルなのだ。ブリッジを囲むメンツもバスター・キートン、H・B・ワーナーなど実際のサイレント時代のスター。パラマウント撮影所のセットも全て実際の建物を使用、また途中出てくるドラッグストアも実際にハリウッドの俳優達が溜まっていた店であり、ハリウッド人の生活の実情と歴史がこの作品には詰まっている。お熱いのがお好き、アパートの鍵貸しますといったコメディの傑作、本作のようなハリウッドの暗部を痛烈に突くような社会派サスペンス、優れた映画監督にして脚本家であったワイルダーの鬼才ぶりに感服。 [DVD(字幕)] 10点(2005-12-15 22:47:35)(良:2票) |
432. TAXi3
前作はポリスアカデミーになってしまったが今回は再び1の雰囲気に近くなった。女王陛下の007のような広大な雪山を使ってみたり、ダイヤモンドは永遠にの片輪走行など随所に007シリーズへのオマージュがある。特にオープニングは007シリーズファンは見る価値有り。どうせならスタローンじゃなくてブロスナンにやってほしかったけど。ストーリーもギャグもカーアクションも中途半端になってしまい前作の馬鹿さ加減のほうが好きだが、この作品も嫌いではない。 [DVD(字幕)] 7点(2005-12-15 22:18:59) |
433. 007/ダイヤモンドは永遠に
シリーズ第7作。コネリーボンド最終作。もう前作でネタ切れしたか月面車での砂漠チェイスというトンでもアクションが最大の山場。これまでは作品ごとに色があったが、今作はコネリーボンドシリーズの集大成的存在で特徴がほとんど無い。それゆえ非常に印象が薄いが、その分質は高く普通に楽しめるアクション映画。片輪走行みたいなアクションを何気なく見せてくれる辺りにボンド映画らしさがあった。 [DVD(字幕)] 7点(2005-12-15 06:08:36) |
434. トラブルボックス/恋とスパイと大作戦
神父の手品、偏屈なコック、ボケてしまった館員などキャラと笑いをパターン化して「コメディを作ろう」としすぎている。ポリスアカデミーなどのように全て一直線のバカコメディならそれでも良いのだが、父親にはクドクドと長いセリフを求めたりするから観客は構えてしまって同じパターンを繰り返すと引いてしまう。決してつまらないことは無いが完成度は高くない。 [ビデオ(字幕)] 6点(2005-12-15 05:52:23) |
435. ダイ・ハード
悪党にただ一人立ち向かうスーパーマン。アクションこそ派手になったがかつての西部劇ヒロイズムの真骨頂。監督は本当は凡人である弱さも描きたかったというがたまに愚痴るだけでどう見ても不死身のターミネーター。死に逝く人間達への感傷を避けるためか、FBI警察含めとにかく明らかな悪役に描かれる人物が多すぎて、そこが作品の程度をやや下げてしまっている印象はあるが、それにしてもこのアクションは凄い。ド迫力なんて恥ずかしい言葉が正に当てはまる。警察官が発砲するだけで「適切な~」なんて弁解が付く日本でコレやったらみんな殺人犯です [DVD(字幕)] 9点(2005-12-13 18:21:38) |
436. アメリカン・パイ
なんて正直な脚本だ。高校生男の妄想をそのまま映画化してしまったような感じ。ムラっと来た女子学生が突然おっぱじめそれを盗撮でネット中継なんて普通映画じゃ考えられん。はっきり言ってエロビデオの「サイドストーリー」を集めてしまったような話だが、あまりにも正直すぎて逆に異様にリアルでそれほど抵抗無く普通に見られる。騙されて見るべき映画。面白かったのがオープンな家族を明らかに勘違いしてるオヤジ、あんた息子を理解しすぎ。 [地上波(字幕)] 8点(2005-12-13 03:15:21)(良:1票) |
437. アビエイター
ALIも面白みの無い映画であったがこれが伝記映画の限界なのか。あまりにも多岐に渡り多彩なエピソードを持つハワード・ヒューズなのでこれだけの時間をかけても細かく描ききれず、ある程度予備知識を持っていないと理解しにくい。あくまでもタイトル通り大空に夢を駆けた男の映画であるように見せかけてコンステレーションやハーキュリーズ、そしてTWAのその後を大して説明もせず、「イカレ具合」は(どういう病気なのかは詳しく説明しないまま)しつこいほど描写していたりと結局何がテーマなのかが見えてこない。スコセッシも伝記映画なんだから削り上げて洗練した凝った演出ではなくもっと漠然としたわかりやすい演出にしてほしかった。削り上げても監督の意思を伝えられる役者というのは本当に一握りである。この辺りはデニーロという絶対的な役者と長年組んできた弊害か。決してはまり役とは言えないディカプリオにそのクラスの演技を期待するのは酷だった。ケイト・ブランシェット演じるイメージそのままのまるで本人が蘇ったかのようなキャサリン・ヘプバーンのみが印象に残る映画であった。 [DVD(字幕)] 5点(2005-12-09 18:21:30) |
438. めぐり逢えたら
さすがに作中で他のラブロマンス映画を異常なほどリスペクトするほどのラブロマンスマニアだけありすっきりと纏まった当たり障りの無いラブロマンス。メグライアンが浮気ストーカーなこともチビが性悪になるほど入れ込んでたことも運命の一言で片付けてしまう強引さが素敵だ。面白かろうとつまらなかろうと少なくとも気分を害することはないので、こういうデートで何を見ればいいのか迷ったカップルに鉄板の映画もあっていい。 [DVD(字幕)] 8点(2005-12-09 07:46:43) |
439. TAXi2
突然長官が宙を舞い、おいおい、うちらの大臣に何してくれてんだよと思ったが、石破の顔が思い浮かんでツボにはまってしまった。これを見た外国人が日本を馬鹿で愉快な文化を持つ国だと思い込むならむしろ微笑ましい。もはやカーアクションではなくポリスアカデミーだがまあ前作よりは笑えた。惜しむらくはフランス語映画と思い吹替えにしたのだが、よりによってこの内容なので字幕で見たほうがよかった。 [ビデオ(吹替)] 7点(2005-12-09 07:27:25) |
440. ウディ・アレンのバナナ
途中から痛々しくて見てられなくなったが頑張って最後まで見た。映画を見てて顔が引きつったのは初めて。法廷シーンでは映画を見てて初めてキレそうになった。勘弁して欲しい。面白いと思ってやってるのか、つまらないのはわかっててあえてやってるのかどっちなんだ。 [DVD(字幕)] 1点(2005-12-09 01:50:22)(笑:1票) |