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鉄腕麗人さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2597
性別 男性
ホームページ https://tkl21.com
年齢 43歳
メールアドレス tkl1121@gj8.so-net.ne.jp
自己紹介 「自分が好きな映画が、良い映画」だと思います。
映画の評価はあくまで主観的なもので、それ以上でもそれ以下でもないと思います。

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441.  クローン
フィリップ・K・ディックの原作らしい秀逸なSFサスペンスが味わい深い映画だった。下手に大作ぶらずにB級的ではあるが、サスペンスフルに徹した雰囲気が非常に緊張感を高めたと思う。ラストにおける怒涛のどんでん返しには大満足だった。
[映画館(字幕)] 7点(2009-06-16 13:25:01)
442.  ガールファイト
この映画の成功の要因は何をおいても主演ミシェル・ロドリゲスに尽きる。熱情ほとばしる獣のような眼光で圧倒し、一転、女性らしいとてもキュートな表情を見せる。この魅惑的とも言えるギャップに私は魅了されずにはいられない。今作で女優としての類まれなる個性を見せ付けた彼女は、この後「バイオ・ハザード」「S.W.A.T.」でもその魅力を爆発させている。今作自体、非常に面白い映画であることは間違いないが、それ以上にミシェル・ロドリゲスという女優を発掘した功績は大きい。
[ビデオ(字幕)] 7点(2009-06-16 13:23:52)
443.  ハムナプトラ2/黄金のピラミッド
前作に引き続きまさに娯楽映画の真髄と言える完成度の高さに単純に楽しめる。娯楽映画というだけで馬鹿にする人も多いが、娯楽性こそ映画の根本であり決して安易に捉えられるものではないのだ。こういうクオリティの高い娯楽映画こそ重宝されるべきだ!
[映画館(字幕)] 7点(2009-06-16 13:23:08)(良:1票)
444.  プレッジ
サスペンスを超越した男の運命の破綻を描いた秀作。ショーン・ペンの非凡な監督センスもさることながら、少しずつ人生の歯車をくるわせていく老刑事を演じたジャック・ニコルソンが素晴らしい。確固とした意志をもった男が次第に狂っていく、その表情の変化が凄い。
[ビデオ(字幕)] 7点(2009-06-16 13:21:00)
445.  シムソンズ
こう映画になってみて言うのはズルイ気もするが、“カーリング”はとても映画の素材としてふさわしいスポーツだと思う。見た目の地味さと、隠れた奥深さが、物語として人間を描いていく上で、雄弁に引き付ける。 そしてスポーツとしてのその特異な性質が、スポーツ映画特有の役者が演じる上での“素人っぽさ”や“無理っぽさ”を軽減させる。もちろん本当に競技をしている人達から見れば、細かい部分での違和感はあるのだろう。が、こんなこと言うと失礼かもしれないが、先のトリノ五輪でのカーリング中継を見ても感じるように、カーリング選手にはいわゆる“アスリートっぽさ”がないのだ。加藤ローサのような駆け出しカーラーも、大泉洋のような元一流カーラーも決していてもおかしくないという印象を持たせる。 そういう様々な面において、“カーリングの映画化”は正解だと思う。 “カーリング”という素材意外ではこれといった目新しさはない。が、それこそ青春スポーツ映画の「王道」であり、不足は無い。決して派手さはない「素材」と「演出」に彩られ、北の大地を舞台にこの映画は、時に熱く、時に温かく、不思議な形の一石を投じる。 
[映画館(字幕)] 7点(2009-06-16 13:15:10)(良:2票)
446.  刑務所の中
日本を代表する個性派俳優がそれぞれ獄中の囚人たちをユーモラスに演じていて非常に楽しかった。忠実なまでの獄中の描写が逆に面白すぎる。これは体験者ならではの視点であり発見であると思う。ここ数年絶え間なく秀作に主演している山崎努の流石の巧さが光る。
[DVD(邦画)] 7点(2009-06-16 13:07:22)
447.  シークレット ウインドウ 《ネタバレ》 
物語の“タネ”とすれば、確かによくあるものかもしれないし、こういうジャンルの映画を見慣れている人であれば、割と容易に予測がつくストーリーかもしれない。 でも、この映画は、同じような“タネ”を持った数多の作品と違う味わいを持っていると思う。そう、それはやはり、“ジョニー・デップの堪能”だ。もう分かりきったことであるが、彼の役者としての表現力の凄まじさには、ほんとに感服する。“真相”に支配された彼の表情の豹変ぶりに、リアルに背筋が凍りそうだった。 映画として全体的に丹念に作られているし、もし主演がジョニー・デップでなくても、ある程度は見れる映画に仕上がっているとは思う。しかし、この映画の主演がジョニー・デップであったことを、ラッキーに思う。 コーンにかぶりつく口元が、脳裏に焼き付く。
[DVD(字幕)] 7点(2009-06-16 13:03:00)
448.  姑獲鳥の夏
怪談にしても、妖怪話にしても、文化としての日本の“恐怖”には夏がよく似合う。 日差しと空気はじっとりと暑く、だからこそ、異形の恐怖の冷ややかさが、背筋を凍らせるのだ。 眩く照りつける夏の太陽。ふいに浮かび上がる不自然な陰影。そういうものを映画世界に普遍的に描きつけることができている段階で、この映画は成功していると思う。 “不思議なものなど何もない”という主人公・京極堂の台詞。“妖怪変化”を題材としながら、何とも妙な台詞であるが、ストーリーが進むにつれそれは見事に消化される。 そう、妖怪とは、異形のものとは、あくまでも日本の日常の中に息づくものなのである。 それは、長きに渡って語り継がれてきた、確固たるこの国の文化なのだ。 そして、最初から最後まで薄っすらとモヤがかったようなこの映画は、そういうこの国の文化を表現している。
[映画館(字幕)] 7点(2009-06-16 13:02:16)
449.  理由(2004)
物語の問題の起点となる殺人事件とそれが起こった仮想家族についての多様な“証言”を集めていくことで、社会全体の本質的な歪みを描いていく核心的な巧みさに驚く。端を発するのは、ひとつの偽りの家族であるが、その家族の存在でさえ大きな社会の問題の一片に過ぎないという深みに引きずり込まれた。 原作は読んでいないが、演出、編集に見える特異な映画構成は、出来る限り原作に忠実に展開させようとした大林監督の狙いだったのだろう。それが原作に対して是か非かは判断しかねるが、多くの登場人物がそれぞれ重要でありながら、特定の“主役”は存在しないこの映画をまとめ上げる大林監督の技巧は流石だ。 そして、人間関係の軽薄さにより社会に蔓延する“殺伐さ”を問い詰める物語の中において、それでも一筋の“あたたかさ”を差し込んだのは、一重に大林監督の人間に対する、映画に対する愛情だと思う。
[DVD(字幕)] 7点(2009-06-16 13:01:34)
450.  ラブドガン
久しぶりに永瀬正敏の映画を観たが、相変わらず彼は映画がよく似合う。それほどに演技が巧いとは思わないけど、いかにも映画っぽい格好良い台詞をさらりとそして意味深長に発することができるのは、彼ならではの映画俳優としての才能だと思う。その格好良さに宮崎あおいが加わりビジュアルのクオリティは殊更に高まっている。しかし、それだけではよくある“なんだかカッコイイ映画”で終わってしまうところだ。そこで、小奇麗な雰囲気を絶妙な具合に破綻させる岸部一徳の存在が光っている。 ところどころで奇妙な映像センスを見せる映画世界に、驚きと共になんだか見覚えを感じたが、なるほど、監督は鈴木清順と師弟関係だそうで、妙に納得。今後の作品にも期待したい。
[映画館(邦画)] 7点(2009-06-16 12:59:38)
451.  レイクサイド マーダーケース
“辛辣”という言葉だけでは覆うことができない“混沌”と“闇”にまみれた世界が映し出される。 これは映画である。が、事実でなかろうと、実際にこんなことが起きいても、いなくても、人間が想像し得る以上、これは現実に起こり得る“ケース”であると思う。だからこそ、映画においても答えは出ない。 主人公の男がそうであるように、現代の多くの人間が、眩い光を直視できないのかもしれない。 では僕は、直視できないこの殺人事件に対し、その背けた目線を何処に向ければいいのだろうか。
[DVD(字幕)] 7点(2009-06-16 12:58:26)
452.  フローズン・タイム
失恋による傷心から不眠生活が続く青年。そんな彼が、深夜バイトをしながらふと手に入れた能力は、「時間を止める」というものだった。  いわゆるミニシアター系の作品なので、卓越したストーリーでぐいぐい見せるというよりは、美しい映像と雰囲気で見せる映画である。 こういう映画は元来嫌いではない。  フォトグラファー出身の監督らしく、一つ一つのカットがとてつもなく美しい。 時間が止まっているシーンよりも、他の何気ないシーンのそれぞれがとてもアーティスティックで、惹き付けられた。  最も興味深かったのは、主人公が新たに恋に落ちる相手の女性が、主人公の気持ちの深まりと共に、どんどん魅力的になっていく様だ。 まさに主人公の想いと同じように、観ている者の想いも深まっていく。  ある意味、非常にナイーヴでウジウジとした「男の子」映画なので、女性にはあまり勧められないかもしれない。(作中の小ネタなども、いかにも“男子”が喜びそうなネタが多い)  しかし、誰しも「眠れぬ夜」を過ごした経験はあるはず。 眠れない夜の主観的な感覚を、「時間が止まる」ということで表現したアイデアは、映画的にとても良いと思う。 
[DVD(字幕)] 8点(2009-06-16 12:56:52)(良:1票)
453.  ハッピーフライト(2008)
この映画を10年前に観ていたなら、航空業界への就職を目指していたかもしれない。  国際線の機上と大空港の各部署で、それぞれに巻き起こるドラマ。 同監督の「ウォーターボーイズ」や「スウィングガールズ」のようなコメディ路線を想像していたけど、意外にもそれぞれのステージを丁寧に描いた小気味良い群像劇に仕上がっており、想像以上に感情がはまり込む映画だった。  主演の田辺誠一や綾瀬はるかが登場するシーンよりも、その他の登場人物たちのシーンに、より面白味があったことが映画の質の高さを物語っていると思う。 各部署における、それぞれの“シゴト”に対するプライドと真摯さがあってはじめて、一機の飛行機が飛ぶという群像の一体感が、この作品の最大の魅力だろう。  主要キャストから脇役まで、思わずほくそ笑んでしまう”何気に豪華”なキャスティングは、群像劇の精度を殊更に高めている。 “空の旅”にまつわる様々なハプニングとプロフェッショナルを、それぞれのキャストが愛着をもって演じることで、各シーンが愛すべき光を放っていると思う。  過剰なコメディ演出は控えた、ほどよい笑い、ほどよい緊張、ほどよい感動。 そこから紡ぎ出されたものは、まさに“ハッピー”なフライトだった。 
[映画館(邦画)] 8点(2009-06-16 12:56:06)(良:4票)
454.  バタフライ・エフェクト/劇場公開版
サスペンス映画で、これほど切なく、涙がじわりと溢れたことは初めてだと思う。 ストーリーの完成度が物凄く高い。主人公の能力についてのアイデア自体も斬新だが、それもよりも、物語としての整合性と全編通してのバランスが素晴らしい。「何が起きているか分からない」緊迫的な“恐怖感”溢れる導入部から紡ぎ出し、テンポのよい“緊張感”と“謎”を展開しながら、“切なさ”溢れるラストへと結びつける。作品のテンションにふさわしい、秀逸に練られたストーリーテリングだった。 日本公開され、DVDがレンタルされるようになってから少し経つが、今の今まで観ていなかったこと自体が悔やまれる“傑作”だと思う。 
[DVD(字幕)] 10点(2009-06-16 12:52:20)
455.  オペレッタ狸御殿
何とも言いようがないというのが正直なところだ。鈴木清順という人間、80を越え更に果てしない。もはや彼に終着点など無いのだろう。正真正銘良い意味での“唯我独尊”状態の映画世界にのっけから呆然となりそうだった。そこにアジアの宝石チャン・ツィイーが息づくのだから参らないわけにはいかない。どの文化・芸術作品におても、表現は自由である。もちろんそれは、映画づくりにおいても当然あるべきことであろう。ただ、そのことを鈴木清順ほどその映画監督人生を通じて実践している人間を他に知らない。
[映画館(字幕)] 8点(2009-06-16 12:49:25)(良:1票)
456.  真夜中の弥次さん喜多さん
たぶん“ナニガナンダカワカラナイ”というのが、この映画を観た人のかなり正直な“感触”だと思う。ただひたすらに、ただ盲目的に、「お伊勢参り」に向かう混迷を極めたふたり。そうして彼らを待ち受ける、幾重もの混沌。“映画”として客観的にこの旅を見ている以上、そこに明確な“意味”など見つけられるはずもなく、観客さえもただただ混迷と混沌の渦の中に放り込まれる。しかし、この映画の、この物語の、このふたりの旅の“すべて”は、すべての人が味わうであろう冒頭の感触に尽きるのだ。「果てしなく深い映画」も「陳腐でくだらない映画」もこの映画の感想として正しいだろう。そう、ひたすらにこの映画は問い続ける、「じゃああんたたちのその現実は、一体どれほどに“リヤル”なんだ?」と。
[映画館(字幕)] 8点(2009-06-16 12:46:57)
457.  ミッション・トゥ・マーズ
宇宙への無限性という、宇宙哲学を語る上では王道的な主題をクオリティの高い映像と共に見せつけてくる秀作であった。宇宙空間の虚無とか未知を精神世界のそれとリンクさせる展開は非常に興味深く、一生命体としての感慨深さを感じた。ティム・ロビンスが早々に消えてしまうのには残念だったが、極めて完成度の高い映画だったと思う。
[DVD(字幕)] 8点(2009-06-16 12:43:34)(良:1票)
458.  キル・ビル Vol.2
この映画に対してこの言葉はあまりに似つかわしくないが、エンドクレジットが終わると同時に受けた率直な感想としての言葉は「安堵感」であった。そう、それは鬼才クエンティン・タランティーノのタランティーノらしさに対する安堵感だと思う。いささか暴走気味であった前作を引き継ぎ、「キル・ビル」という一本の作品をまとめ上げる続編としてVol.2は非常に完成されていた。何と言っても、タランティーノ節と言える会話の中の緊張感に圧倒される。長い沈黙を経てタランティーノが打ち出したこの映画世界は、様々な映画に対するオマージュでありパクリだと言われる。しかしそこにあったのはそれらすべてを超越した凄まじいまでのオリジナルだったと思う。
[映画館(字幕)] 8点(2009-06-16 12:42:49)(良:2票)
459.  純喫茶磯辺
本当の意味で“強い繋がり”がある人間関係というものは、時にもろくて、あやふやで、とても不安定なものだと思う。それは、そもそも人間自体の完成度が不安定で然るべきものだからだ。  「純喫茶磯辺」というタイトル、主演は芸人の宮迫博之。いかにも“イロもの”的なニュアンスの強いコメディ映画だけれど、描き出される映画の空気感の根幹には、不器用な父娘同士の等身大の親子愛があった。  へらへらした子供のような駄目親父役に宮迫がハマることは容易に想像できたが、、芸人の中では随一の高い演技力に裏打ちされて、この上ない愛すべき駄目親父ぶりを発揮していた。 娘役の仲里依紗の魅力は、その“素っ気なさ”だと思う。気怠そうに歩いたり、高いびきをかいて眠ったり、自分の足の匂いをかいだり、というキャラクターのありのままの姿を、決して違和感なく表現できる女優然としない佇まいには、逆に今後かなりスゴイ女優になっていくんじゃないかという素養を感じずにはいられない。 その二人の父娘関係の間に割って入ってくる麻生久美子のキャラクターがまた秀逸で、気立ての良さの裏に隠し持った“サイテー女”ぶりを、いかんなく演じ切っている。  3人の配役の良さとそれぞれのパフォーマンスの高さが、この映画のレベルをぐいっと上げていると思う。  描かれる人間模様は、決して美しくはないのだけれど、それは人間の“そのまんま”のまっすぐな姿で、良い悪いということではなくて、なんだかほっとする。
[DVD(邦画)] 8点(2009-06-15 00:08:40)(良:2票)
460.  ボウリング・フォー・コロンバイン
飛び交う情報の中で、もはやぼくたちはどれを信用するべきか分からない。それが今現在の全世界中での混沌に直結すると思う。アメリカを愛し、アメリカを憎み、アメリカを軽蔑し、アメリカが大好きなこのひとりのアメリカ人が作り出したドキュメンタリーは、核心であると同時にそれすらもただひとつの「意見」に過ぎないのかもしれない。だから、この映画を観たことのみで「反銃社会!」、「反アメリカ!」と言うことは非常に安易で愚かであるし、作り手も決してそんなことを望んでいるわけではないと思う。必要なのは、ただ単に「まず知ること」だ。外国でどんなにショッキングな事件が起きても、所詮多くの人たちにとっては日々のニュースの一片にすぎない。もちろんその一つ一つを己の身をもって感じろというのは無理なことだ。しかし、もう少しぼくたちは、自分たちのまわりを覆い尽くしている混沌を見つめるべきではないか。そのためのひとつの術として、このドキュメンタリー映画は非常に有意義に存在すると思う。
[DVD(字幕)] 8点(2009-06-12 23:35:21)(良:1票)
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