441. MASK DE 41 マスク・ド・フォーワン
《ネタバレ》 恐ろしいくらいに濃いメンツを取り揃えた、ガチンコなプロレスコメディ。 主に前半、中盤の家庭崩壊の凄まじい重苦しさのなかでの濃いオッサンたちのクソマジメなオタクっぷり、コネタの出しっぷりに笑えたりして、この映画は笑っていいのか真剣に見るべきなのかわからないまま、空テンションが加速していったままへたなどんでん返しもないままクライマックスは最高潮にスコーンと終わってしまいます。 そんな濃すぎて訳がわかんない男臭いギトギト映画。役者陣には文句なし。 [DVD(邦画)] 8点(2008-10-07 11:54:40) |
442. 最高の人生の見つけ方(2007)
《ネタバレ》 魅力的な二人のキャストを配しているものの今作では二人とも抑え気味なせいかイマイチ魅力が薄い。そして、そこに介入してくる魅力的な人物がいるわけでもない(秘書はいい味出してましたが)。 ロードムービーの形をとって世界各地の名所を見れるのは良いし、細部は良いのに、うんちくメインの会話がイマイチ退屈でテンポが悪いのが残念。年寄りとは言え、どうせ死ぬんだから的なヤケクソ感もなく、スカイダイビングとか旅行とか、する事が地味。ジャンル的には比べるのも変だが、同じようなプロットのものだったらノッキンオンヘブンズドアのが断然好きだな。 [DVD(字幕)] 5点(2008-10-07 00:30:05) |
443. ミスト
《ネタバレ》 霧の中に化け物がいるという発想はB級そのものですが、それだけの発想でこれだけのおぞましい化け物と、醜い人間を次々と映し出す手法は悪趣味のプロフェッショナルと言えましょう。これだけ落ち着かない気分になり、一人で阿鼻叫喚した映画は初めてかもしれません。怖すぎ。 チビハゲのおっさんが大活躍するところなんかは気持ち良いんですが、基本激鬱です。ホント嫌になります。狂信者の女には心から不快にさせられましたし。散々いやな気分にさせたところで、最後にはいまだかつて見たこともないほどの酷すぎる結末。これをショーシャンク、グリーンマイルのコンビの最新作とかって宣伝するのはマズいでしょう。二度と見たくない吐き気がするほど最低最悪な映画です。…お見事。 [DVD(字幕)] 9点(2008-10-06 00:45:08) |
444. 天使のくれた時間
《ネタバレ》 もう一つの人生を体験し、本当の幸せに気づくといったプチファンタジー。娘役の子はとてもキュートだし、とりたてて悪いところはないんですが、結局ジャックはどっちを選択してても幸せになったのだし、もともと幸せだと感じていた彼にもっと幸せなことがあるかもよって気付かせるってところがどうも釈然としない。天使さんは、そんなに暇があるならもっと不幸な人に時間をあげてくださいよ。 [DVD(字幕)] 6点(2008-10-05 00:30:08)(良:2票) |
445. ユナイテッド93
《ネタバレ》 9.11でハイジャックされた1機の飛行機と、それを取り巻く人々の緊張感をひたすら描いた映画。結局何もできずに、次々と連絡がとれなくなり、何が起こったかもわからない。当時の現場の人々の苛立ちを追体験しているかのよう。 リアリティ重視のためだろうが、一人一人の人間を丁寧に描くということをしていないため、感情移入はできがたい。逆に言えば、死んでいく見知らぬ人に感情移入などできないというのがリアルなのではないでしょうか。それが現場だとしても、それはただただ恐ろしいだけで、ほとんどの人は他人の心配などできようもない。そんなクライマックスは恐ろしい。数あるパニック映画のように、結束して友情ができあがったり、恋が芽生えたり、誰かの大活躍や、大逆転なんかない。見知らぬ人に囲まれ、ただ死を覚悟しなければいけない。 クライマックス以外はわかりにくい状況をダラダラやってて退屈な部分が多いのが難でした。通常の映画とは違った切り口で、事実に対して誠実で丁寧ではありますが、そのことだけで手放しで絶賛はできないです。 [DVD(字幕)] 7点(2008-10-03 16:23:25) |
446. グミ・チョコレート・パイン
《ネタバレ》 クラスに友達もほとんどいないというリアルにいけてない高校時代は笑えます。笑いにもキレがあるし、言えなかった言葉なんかはその時点では甘酸っぱいものだと笑えます。情けないのもしょうがない。全ては若さゆえと笑い飛ばせます。 しかし、それと並行して映し出されるのは成長することなく、ますますいけていない彼らの20年後の現在。そこはもはや苦味だらけ。そんな彼らを映し出す映画に、冒頭で語られる通り、カタルシスなどはなかった。彼らにとって何かが変わってもよかったはずの初ライブのことなんて、その他の苦々しい後悔の前では思い出されることもなかった。 ウォーターボーイズ、スウィングガールズみたいな青春は羨ましいが、やはりあんな美しい青春を手に入れられるのはほんの一握りのさわやかで前向きな人たちだけ。こんなイケてない青春をまざまざと見せつけてくれる映画はなんとも愛おしいです。 根拠のない前向きさなど用意されていないしみったれコメディに胸をしめつけられました。笑うしかないでしょ。 黒川芽衣の古臭いまでの無垢な可愛さは貴重です。キャスト陣も抑えた奇妙っぷりが光る人が多く、皆さん素晴らしかったです。 [DVD(邦画)] 8点(2008-09-20 02:50:18)(良:4票) |
447. マジェスティック(2001)
《ネタバレ》 記憶喪失になってしまった男が、ある街で戦死した男と間違えられてゴタゴタする話。ピアノのシーンや、映画館を復興させたりするあたりのところは面白いが、二時間半も必要な映画だとは思えなかった。後半、話が動き出すまで退屈。展開としても主張としてもありがちな上、戦争や憲法、共産党だなんだの話も色々ごちゃごちゃでてきて、まとまりがないのも難。 [DVD(字幕)] 4点(2008-09-18 15:07:00) |
448. マッハ!!!!!!!!
CG、ワイヤー、早回し、スタントを一切使わず、ムエタイと肉体だけで戦うというのがウリのアクション映画。とりあえず前半、アクションに辿り着くまでの話が無駄に長いし、話自体には全く魅力がない。アクションそのものはスゴイが、一番スゴイのは前半の逃亡シーンで、残りはしつこい格闘ばかりでイマイチ凄さが伝わらないというか退屈。スローモーション多過ぎだし。そして、バカ映画と思いきや内容はシリアスで笑えないし、ストーリーが寒い。どこか作り方を誤っているような感があります。 [DVD(字幕)] 4点(2008-09-18 15:01:36)(良:1票) |
449. マシニスト
《ネタバレ》 一年間眠れない男のどんよりとしたサスペンス。見てる間は割と緊張感あって楽しめます。が、この映画の肝とも言うべきオチはちょっと釈然としないです。妄想モノはやっぱ気持ちよくないよなぁ、食傷気味だし。ベールさんの激ヤセっぷりは凄いけど。 [DVD(字幕)] 4点(2008-09-18 14:55:51) |
450. ホワット・ライズ・ビニース
なんかストーリーに魅力を感じることが出来ず途中からひどく退屈になってしまいました。びびるのは音にだけだし。 [DVD(字幕)] 4点(2008-09-18 14:43:17) |
451. ホワイトアウト(2000)
日本が頑張ってハリウッドの真似事をした感じ。まぁ、それなりに頑張ってるとは思うんですが、これだったらハリウッドの派手なアクション見たほうがいいでしょう。 ストーリーもイマイチ面白くないし、色々中途半端。 [DVD(邦画)] 4点(2008-09-18 14:41:00) |
452. 炎のメモリアル
火災のシーンは迫力もあるし、二つの時間軸をテンポよくみせていくので飽きさせません。ただ、主人公の人生だけを追っているので、それをとりまく人々のキャラがトラさんでさえ薄いのは少しもったいなげ。でも、迫力があってかっこいい消防シーンが良いので割といいです。 [DVD(字幕)] 7点(2008-09-18 14:30:23) |
453. ホテル ビーナス
《ネタバレ》 青のセピアのおささえた映像、おさえたテンションで心に影を持った人達が集まるホテルビーナスでの生活を描いた映画。おさえた映画の割には長いので多少のダルさは感じます。ストーリーもいかにも日本人が好きそうな感じで、音楽の使い方も多少あざとい。でも決して悪くはないし、しっかりとした映画だと思います。無意味に香取慎吾とか出すなよなー。 [DVD(邦画)] 5点(2008-09-18 14:27:13) |
454. ぼくたちと駐在さんの700日戦争
田舎での駐在さんと少年達の化かしあいを描いた規模の小さい青春コメディ。テレビドラマで十分と言えなくもないような内容ですが、とにかく楽しげで、キャストの勢いと登場人物たちをないがしろにしない幅広いフォローが気持ちよく、巧くまとまっていています。シリーズ化しても気軽に楽しめそう。それにしてもイッチーは演技の幅が狭いなぁ。 [DVD(邦画)] 8点(2008-09-15 14:22:49) |
455. 紀元前1万年
マンモスや巨大な鳥やトラなどの動物さんやら、壮大な景色は素晴らしかったです。それはいいんですが、中身はまったく面白くない民族紛争ストーリーで、魅力の薄いキャスト陣に退屈な展開にやたら多いナレーション。紀元前の世界を映画化するっていうだけで終わっちゃってる感じですね。かといってリアリティは全然ないファンタジー英雄譚だし。どーせなら人間VS人間より、動物VS人間の生き残りをかけたむちゃくちゃな戦いを見たかったかな。 [DVD(字幕)] 3点(2008-09-15 11:29:13) |
456. 歓喜の歌
落語原作の笑いあり涙ありのママさんコーラスダブルブッキング喜劇。主演の小林薫のダメ男っぷりは素晴らしく、その他登場人物も数は多いが、それぞれの人間に奥行きが感じられ、皆に愛着をもちながら観ることができました。どうってことのない話ですが小ネタもなかなか楽しいし、ソフトな感動がちょうどよい。人の温かさがゆるくしみる小ぶりの良作。 [DVD(邦画)] 8点(2008-09-14 13:41:59) |
457. クローバーフィールド/HAKAISHA
なすすべもない民間人側から描いた怪獣モノ。そこには魅力的な主人公も戦う手段も存在しないというアプローチ自体は良いが、エンターテイメント性も薄く、退屈気味であまり内容にひきこまれない。 手持ちカメラのドキュメントタッチで進むが、あまりにも酷い手ぶれっぷりに目がとにかく疲れてげんなり。何が起こってるのかよくわからない。恐怖を煽りたい演出なんだろうが、怪物はやはりテレビゲーム的でさほど怖くない。90分もない短さは潔いが、劇場で観た人はだいぶ消化不良なんじゃ・・・。 [DVD(字幕)] 4点(2008-09-14 13:40:08) |
458. 星になった少年 Shining Boy and Little Randy
蒼井優目当てにみたら、高橋克実のかっこよさに惚れた。内容は平凡でした。 [DVD(邦画)] 5点(2008-09-10 17:26:20) |
459. ぼくは怖くない
《ネタバレ》 ある少年が大人達に穴に閉じ込められた少年を発見してしまうという話。どんな謎や展開が あるかと思ったら最後までほとんど淡々としてました。前半の方はこれからどうなるんだろうという期待感があったものの、中盤はなかだるみし、後半は別に特別なことは起こりません。なんかジメジメした映画です。背景は半端なくキレイです。嫌いではないです。 [映画館(字幕)] 5点(2008-09-10 17:19:22) |
460. 僕のスウィング
音楽は良いんですが、ストーリーと巧く結びついてないため、どっちつかずで退屈しっぱなしでした。 [DVD(字幕)] 3点(2008-09-10 17:16:56)(良:1票) |