4661. ステラ
良い作品だとは思いましたが、各場面やエピソードが細切れで、あと一歩のめり込めませんでした。 6点(2003-09-04 02:55:20) |
4662. ノッティングヒルの恋人
《ネタバレ》 王道中の王道。ベタベタ。この作品はそれでいいのです。ジュリア・ロバーツは、厳密に見ればミスキャストです。彼女は風格があまりにも堂々としていて、マスコミやファンに振り回される普通の女の子、という特質が出ていません。しかし、この作品は王道なのですから、主演は大スターでなければならないのです。それでいいのです。ちなみに、私が一番好きなのは、実は田園風ロケ地でヒューが(ふてくされて?)去っていくシーンで、こういった心理的すれ違いも織り交ぜているからこそ、ラストが際立っています。 [映画館(字幕)] 8点(2003-09-03 01:11:11) |
4663. めぐり逢い(1957)
前半の船上のやりとりが何とも平坦。他方で、おばあちゃん家での3人のやりとりには突然重く濃いドラマが詰め込まれているというギャップ。例の「すれ違い」以降も、2人がその前とそんなに変わっているように見えないので、肝心のシーンにあるべき余韻が残らない。もう少しいろいろ膨らませたりひねったりできなかったのだろうか・・・。 [ビデオ(字幕)] 5点(2003-08-31 03:15:16) |
4664. めぐり逢えたら
《ネタバレ》 「子供から送られた葉書をラジオで聞いて興味を持つヒロイン」と、「あの場所で今度こそ再会できた2人」というシチュエーションだけが監督の頭の中で先行して、ストーリーの肉付けが何もなされないままに作られてしまった作品。はじめから再会ありきなのがミエミエで、それに至るまでの葛藤や思考がほとんどないのだから、いくらお洒落っぽい台詞を放り込んでもすぐに裏が透けて見えるし、肝心のラストも、かなり安易に見えてしまう。 [DVD(字幕)] 5点(2003-08-31 03:10:34) |
4665. ブルー・ストリーク
一部、マーティン・ローレンスの喋りがくどい部分を除けば、テンポもよく、展開も面白くて、楽しく見ることができます。 6点(2003-08-30 00:29:01)(良:1票) |
4666. ルディ/涙のウイニング・ラン
《ネタバレ》 この映画は単なるスポーツ映画ではなく、1つの目標に向かってここまで多くの年月と努力を費やすことのできる人間の「意志」の強さを表現した作品です。目標達成に至るまで、勉強の場面や家族との関係の場面など周辺部分を丁寧に描出しているのが、感動を高めています。大抵のこの種の話には、「お前みたいなチビが何しに来たんだよ」みたいなイジメキャラが登場するのですが、そんなところがないのも良い。みんな一流のスポーツマンだけあって、真摯な熱意があればきちんと受け容れるんですね(チームに入るまでと比べて、そこからの進行がえらく早い気もするけど)。 [DVD(字幕)] 8点(2003-08-28 01:41:11) |
4667. 真夜中のカーボーイ
前半はテンポものろくて主人公もアホで、はっきりいって退屈だったのですが、終盤の切なさで何とか持ち直しました。 5点(2003-08-26 01:46:04) |
4668. ダンテズ・ピーク
《ネタバレ》 (1)今から災害が起こると分かっているのに、何で住民を一箇所に集めるの?(それだけで死者出るよ?)(2)看板やビルの壁が吹き飛ぶほど揺れているのに、何で人々は平気で走って逃げ回ってるの?(そもそも立つこともできないはずでは?)(3)君は個人的関係から町長の子供を迎えに行ったりする前に、すぐに観測所に戻るのが任務ではないのか?(4)しかも、災害が今発生しているときに、車で街中を移動するなよ。二次災害が起きるだけだよ。・・・突っ込みどころ満載です。 3点(2003-08-25 03:43:08)(笑:1票) |
4669. ミッドナイト・ラン
《ネタバレ》 デニーロの演技は、こういう「普通の名もなき小市民」においてこそ真髄を発揮する。ちょっとした目線の動き、表情筋、間合いや角度などで、全部を語っている。●数回見て気づいたのですが、やはりこの作品、ラストが優れているんですよ。クライマックスの空港ロビー決戦が終わった後、真の目的地のLAXにたどり着く。本来ならば最初に乗っていた飛行機であっさり着いていたはずの場所。それまでわやわやいた登場人物のあれこれは誰もいない、二人きり。そして別れがあって一人になり、タクシーにも乗れず、「歩いて帰るかあ」になる。この安堵感と、そして心地良い倦怠感。これほど「余韻が美しい作品」って、あまりありません。 [DVD(字幕)] 8点(2003-08-25 03:23:25) |
4670. 忘れられない人
《ネタバレ》 ラブロマンスの主人公とは思えないほど無口で控えめなスレーターと、アメリカ映画のヒロインには珍しい慈母のような優しさに溢れたマリサ・トメイの人物造形が面白い。とりわけ、ラブシーンではさりげなくリードしまくり、ホームパーティーで中に入れず外で2時間もいたスレーターを馬鹿にもせずに笑顔で受け容れるトメイ様は最高です。主人公は2人とも表現下手で不器用、恋愛沙汰にも縁のなさそうな地味な存在なのですが、そういった人々にもきちんとスポットを当てた貴重なラブロマンスとして評価したい。 [DVD(字幕)] 8点(2003-08-22 03:29:51)(良:1票) |
4671. チャイルド・プレイ(1988)
人形は何も語らない、動かない(人前では)からこそ怖いのです。したがって、突然ドスの利いた声で喋り出したり、凶器を手にして武力を行使したり、人間ととっくみあいになったり(しかも人間の方が負けている)というのはどうかと。 3点(2003-08-22 03:09:42) |
4672. ラストタンゴ・イン・パリ
途中から、何を意図した話なのかさっぱり分からなくなりました。 2点(2003-08-21 02:37:35) |
4673. ザ・プロデューサー
《ネタバレ》 制作者たちは作っていて嫌気がささなかったのだろうか、というくらい、人の心の負の部分を徹底して表現した映画(笑)。過去と現在が並行して進行し、ストーリーがもつれながら自然に冒頭に戻っていく、という構成が好みです。 [DVD(字幕)] 7点(2003-08-20 02:56:16) |
4674. 星の王子ニューヨークへ行く
《ネタバレ》 基本に忠実なコメディで無難な出来なのですが、王様と庶民のギャップがもたらす笑いはもっと考えられたような気がします。あと、最後はきちんと自力で落としてほしかった。テーマ曲に+1点。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2003-08-19 00:39:07) |
4675. マスク・オブ・ゾロ
《ネタバレ》 こういう単純勧善懲悪ものは単調な展開に陥りがちなのだが、初代と二代目を配置して世代交代というテーマを織り込み、さらにホプキンスとバンデラスという対照的なキャラクターを入れたのが成功している。ゼタ=ジョーンズも、こういう時代がかったお姫様役でこそ輝きを発していますね。悪役があまり格好良くないのが難点。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2003-08-17 23:14:43) |
4676. ティファニーで朝食を
こんなに暗い話だったとは・・・。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2003-08-17 19:02:19) |
4677. 13デイズ
興味深い題材なのですが、場面のほとんどは会議室でみんなが協議をしているというものの繰り返しであって(論点もほとんど1つしかない)、映像的あるいはストーリー的にはまったく面白くありません。つまり、ドキュメント・フィルムと本質的な違いがなく、表現として中途半端なのです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2003-08-07 02:31:15) |
4678. ブレックファースト・オブ・チャンピオンズ
すみません、何を意図した作品なのかさっぱり分かりませんでした。 2点(2003-08-06 02:31:53) |
4679. 恋人たちの予感
《ネタバレ》 今から考えると、後のノーラ・エフロンが自分で監督もした作品と違って、この作品ではロブ・ライナーのコントロールが十分利いているため、脚本の説明的な部分の弱点が比較的小範囲に収まっている。ただそれにしても、登場人物が言葉だけで動いているというか、自分の心理を自分で説明しちゃってる感は拭えないんだけどな。「夜中に電話一本ですぐかけつけるハリー」みたいな、そういう「行動」の部分をもっと見たかった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2003-08-06 00:25:15) |
4680. 冷静と情熱のあいだ
テンポが悪く台詞にも深みがない脚本。無意味にだらだらと長く、無駄なシーンを切るということをしていない編集。ほとんど全員が下手としかいいようのない演技。雰囲気と全然あっていないエンヤの曲。これほど分かりやすい欠陥だらけの映画も珍しい。フィレンツェの景色の無駄遣い。 1点(2003-08-05 00:43:12) |