461. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2
BTTFの1作目を境に、大スターになってしまったマイケル・J・フォックスとそれ以外のキャストの格の差が、この映画の配役に響いてしまったと思えます。フォックスが必要のない一人複数役を演じたため、1作目のパロディ映画のようになってしまいました。映像技術は今でこそ古くさく感じられますが、当時の最先端を駆使して、驚くほどの効果をあげていました。 [映画館(字幕)] 5点(2010-11-14 00:14:13) |
462. ある日どこかで
時を超えて、美青年と美女が恋に落ちます。というお話でしたが、それ以上でもそれ以下でもないと言いましょうか、何のために時を超え、どういうところに惹かれあったのかが、説明不足だと思います。ファンタジー映画と思えば、それなりに不思議な現象が起きても納得できますが、ラブ・ストーリーには必然性が必要だと思うんです。時間の壁を越えた愛はロマンティックですが、それ以上は感じられませんでした。 [DVD(字幕)] 5点(2010-11-13 23:59:33) |
463. クロッシング(2009)
「バベル」や「クラッシュ」のようなオムニバス形式の映画でした。しかしながら、面白さはこれらに比べると落ちます。主役3人はいずれも警察官ですが、それ以外の共通性が見あたらないのです。これまでのオムニバス映画にあった、人間の不条理さへの警告や神の怒りに触れたための戒めなど、人間社会全体の警笛のようなものがありません。同じ内容の映画を作ることはないと思いますが、あまりにもテーマに一貫性が感じられないので、見終わってからも、頭の中には"?"がいっぱいです。3つの話を1本にするのではなく、3本の映画にした方が、よほど面白くなったんではないでしょうか。 [映画館(字幕)] 5点(2010-11-12 16:57:09)(良:1票) |
464. 怪盗グルーの月泥棒
《ネタバレ》 三姉妹がとても愛らしく、グルーとの絆を築く過程がとても良かったです。ただ残念でならないのが、見せ場を作るために登場させた悪役がいることで、三姉妹の個性を発揮する場面がなくなり、グルーと信頼関係を表現するシーンが少なくなってしまいました。子供に見てもらうためのアイディアが、映画の楽しさを損なう結果になってしまっています。 [映画館(字幕)] 6点(2010-11-03 00:17:46) |
465. ナイト&デイ
どれくらい期待しながら見たかによって、この映画の感想はガラッと変わってしまうと思います。ストーリーは弱いので、アクションと笑いを楽しんで欲しいです。ジェイソン・ボーン・シリーズとは180度方向性が違い、リアリティなど関係ありません。自分としてはコメディ映画として、かなり楽しめました。 [映画館(字幕)] 7点(2010-10-21 15:14:37)(良:1票) |
466. スターマン/愛・宇宙はるかに
《ネタバレ》 異文化の人間と知り合って、一緒に過ごしているうちにお互いに理解し合う、というよくある話ではあります。宇宙人なんだから、もっと不思議なことできてもよさそうな気もしますが、やたらいろんなコトすると、侵略者になってしまうので、この程度が良いのかも、とも思えてきます。互いのことを理解するための場面が少ないのが、この映画の欠点でありますが、演じているジェフ・ブリッジスとカレン・アレンが素晴らしいので、見ていて引き込まれてしまいます。 [DVD(字幕)] 6点(2010-10-11 17:20:13) |
467. 遠い空の向こうに
とても爽やかで嫌味のない青春映画でした。自分のやりたいこと、信じたことを貫くのは、とても大切で勇気がいること。そんな大事なことを、シンプルに伝えてくれます。 [DVD(字幕)] 7点(2010-10-10 23:48:58) |
468. 終着駅 トルストイ最後の旅
愛情の形や、政治的な思想の話題まで、思いもよらない映画の出来の良さに驚きました。出演者の演技がしっかりしていることと、ストーリーが簡潔で分かり易いことが、映画の良さに繋がっていると思いました。 [映画館(字幕)] 7点(2010-10-04 16:34:57) |
469. 食べて、祈って、恋をして
この映画を見ている限りでは、主人公がどんな人間で、どんな風に変われたのか、サッパリ分からないんです。それぞれの土地で出会った人達との出来事も、観光案内をしてるようで、面白味に欠けます。結局は男捜しの旅だったと思われても仕方がない内容になってしまっているのです。ジュリア・ロバーツの他にも豪華なキャストを使って、こんな観光映画作ったりして、なんて贅沢なんでしょう。本当はジュリア・ロバーツのファンでもあるので、悪いことは言いたくないのですが。 [映画館(字幕)] 3点(2010-09-27 16:18:49) |
470. 魔法使いの弟子
視覚効果がちょっと凄くて、軽いロマンスがあり、ライトコメディであります。何でも少しずつ凄いところが、この映画の特徴の1つです。それよりも特徴的なのは、将来有望な若手俳優が多く出演していることです。5年くらい経った頃、「そう言えば、『魔法使いの弟子』に出てなかったっけ?」と思い出すのではないでしょうか。 [映画館(字幕)] 6点(2010-09-11 00:26:50) |
471. 瞳の奥の秘密
さすがオスカー受賞作。基本的にクライムサスペンスです。過去の事件を振り返りながら、関わった人物と自分自身を重ね合わせて、隠居となった今どうするべきか、答えを導き出します。事件とその真相には驚かされますが、人の心の本質に驚かされました。 [映画館(字幕)] 8点(2010-08-27 16:50:13) |
472. ソルト
真新しいアイディアはないものの、細やかな編集で魅せるアクションと、ミステリー仕立てのストーリーが、なかなか良かったと思います。今更ながら、アンジェリーナ・ジョリーの上手さに感心します。子供が増えてから心に余裕ができたのか、とても優雅に演じるようになりました。 [映画館(字幕)] 7点(2010-08-20 23:24:56) |
473. ヒックとドラゴン
楽しめました。シンプルなストーリーに、愛らしいキャラクター。2人(1人と1匹)の絆も、良く描かれています。「美女と野獣」のような雰囲気を待った映画でした。 [映画館(吹替)] 7点(2010-08-16 16:11:22) |
474. インセプション
良く出来てますね。話の構成もそうですし、映像も信じられないくらいの出来です。ただ、登場人物の人種を均等にしていたり、アクションシーンを入れたいが為に雪山を舞台にもってきたり、不自然な作り込みが気になりました。それに、C・ノーランは愛情表現があまり上手ではありませんね。怒りや苦悩は巧く描けるのに。 [映画館(字幕)] 7点(2010-08-07 00:11:16) |
475. ポリス・ストーリー3
ジャッキー・チェンが監督をしていない影響でしょうか。アクションと言っても、肉体を駆使するカンフー・シーンが影を潜め、アメリカ映画的な火薬の力を借りたシーンが多くなっている気がします。成龍ファンならば、多くの敵に囲まれた状態から、体一つで生き延びる姿を見たいはず。そういう意味では、残念な映画。普通のアクションだと思えば、それなりだと思います。映画としてはストーリーがしっかりしているので、完成度は高いです。メイ役のマギー・チャンが笑いの部分をかっさらっていきます。 [DVD(字幕)] 6点(2010-07-31 23:24:46) |
476. ぼくのエリ 200歳の少女
《ネタバレ》 少女の正体を知らずに、この映画を見ることが出来れば、その衝撃度は想像を遥かに超えることでしょう。しかしながら、日本に住む我々には、ヴァンパイアの基礎知識が不足しているので、少々勉強してから見た方が、理解しやすいシーンも多々あります。ヴァンパイアであることの永遠の孤独と、社会現象でもあるいじめ問題を絡めることで、エンターテイメントだけではない社会派的な映画になりました。日本人には絶対出来ないような映画でした。 [映画館(字幕)] 8点(2010-07-31 00:01:59) |
477. 九龍の眼/クーロンズ・アイ
5点は得も損もしていないということですが、この場合は、得も損もしてるという意味での5点です。映画としての出来は、全く褒められません。シリアスだったり、妙におどけていたり、センチメンタルだったりと、統一性が全くありません。観客を惑わすためだけに、前作のキャラクターを大勢出すのも、感心しません。ですが、コミカルなシーンと戦闘シーンは最高に楽しめます。マギー・チャンの出番が大幅に増え、コミカルなシーンは彼女の独壇場です。戦闘シーンはジャッキー・チェンの技と演出が冴えています。凄くいいトコと悪いトコを持ち合わせた映画です。 [DVD(字幕)] 5点(2010-07-26 23:47:25)(良:1票) |
478. モンキー・ビジネス
バカバカしいと言えばそれまでですが、このバカバカしさを受け入れられれば、とても楽しめる映画です。C・グラントとG・ロジャースという、互いに名優であり、コメディエンヌとしても実力派である2人を迎えたことにより、この映画は成り立ってます。特にロジャースは、若い頃にミュージカル・スターとして輝いていた頃と、まるで違った輝き方をしています。この2人の若者振り、馬鹿者振りを、とくと味わって欲しいです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-07-18 00:25:24) |
479. ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い
期待しすぎていたからでしょうか。思いの外、楽しめませんでした。ミステリー仕立てなところは、とても良かったと思います。この手のコメディでは、キャラクターが強烈な個性を発揮することが多いのですが、この映画では控えめ。下品な下ネタはかなり出てきます。キャラクター達がこの旅で何を得て、監督が何を観客に伝えたかったのか、それがまるで分かりません。 [映画館(字幕)] 4点(2010-07-16 18:41:25)(良:1票) |
480. クレイジー・ハート
《ネタバレ》 恋に落ちる過程、主人公の落ちぶれ具合、破局の原因などなど、そのどれもがそんな程度なの?と思えるほど物語が中途半端です。落ちぶれた初老の男が、いかにして這い上がるかを描きたかったのでしょうが、恋の話ばかりに焦点が移ってしまい、映画としても中途半端。長い原作を頑張って短い脚本にした感じでしょうか。出来自体が悪くないのは、原作がいいからでしょう。 [映画館(字幕)] 5点(2010-07-16 00:09:51) |