541. 運命じゃない人
《ネタバレ》 人が死ぬような事件が起きるわけでもなく、ごく日常的な中にこういった事件を盛り込むのは思わずにやっとさせてくれる。同じ時間を何回も繰り返し映すというありふれた手法ながら、非日常ではなく日常の中というのは独特だろう。 エンドロールのウソは、ここをみて初めて気づきました。このサイトに感謝です。 [DVD(邦画)] 8点(2006-12-19 09:03:14) |
542. 次に私が殺される
《ネタバレ》 出てくる人はかなり少ないのに、最後の最後まで誰が犯人かわからなかった。さして暴力的ではないし、気楽に見れますね。 ただ一つ、邦題はどうにかするべき。別に「テシス」のままでもいいと思うのだが。 [DVD(吹替)] 8点(2006-12-19 08:58:50) |
543. 復讐者に憐れみを
《ネタバレ》 小説を先に読んでいましたが、イメージしていたよりはバイオレンスが強烈でなかった印象があります。アキレス腱とか頚動脈とかは驚きましたが、あとは普通といったところ。 後半の落ちていく展開は「シンプルプラン」を思い浮かべました。女の人が元凶みたいなのも似てるし。 「オールドボーイ」がエンターテイメントなのに対し、こちらはリアリズムといった感じか。公開打ち切りが早い一方、批評家から高い支持というのもうなずける。 [DVD(字幕)] 8点(2006-12-19 08:56:38) |
544. 合衆国最後の日
《ネタバレ》 命がけで大統領だけは守る映画がほとんどの中で、大統領も所詮雇われた象徴、みたいな扱いをするのは衝撃的。 ただ、パッケージ見てる限り大統領を人質にするというのがヤマかと思っていたが、そこはあっさり通って機密文書公開の方がみんな抵抗するんですね。まさにアメリカです。 そしてラスト、絶対に、絶対にありえないと思っていた展開に凍りついた。よくまあこんなラストにしたもんだ。 [DVD(吹替)] 10点(2006-12-19 08:51:01) |
545. ブラック・サンデー
《ネタバレ》 これは確かに「ジャッカルの日」と比べたくなる作品。双方がじりじりと進んでいくさまはすばらしい。この映画はかなりテロリスト側からも公平に作られており、「君達が彼女をテロリストにしたんだよ」のようなセリフはなかなか言えたものじゃない。ラストの飛行船の荒唐無稽さが難点。特にロバートショウは絶対死ぬと思ってたので、あそこまでご都合で助かってしまうとちょっと、な感じ。それでも10点の映画です。 追記。原作では全員死ぬそうですね。しかも途中で爆発しちゃうし。でもそちらの方がいい気がします。 [DVD(字幕)] 10点(2006-12-19 08:47:28) |
546. ブラジルから来た少年
《ネタバレ》 65歳の老人を殺せ、という謎だらけの命令でまず引き込まれる。明らかになった真実、そして2人の対決、というベターながらも設定の絶妙さでおもしろい。 ただ、この映画(と小説)が、「クローン=危険人物再生=危険」という変な、というか非現実的な構図を植えつけてしまったのがよろしくない。 [DVD(字幕)] 8点(2006-12-19 08:42:06) |
547. 未知への飛行
《ネタバレ》 場所はほとんど3ヶ所(会議室・司令室・通信室)なのに、この緊迫感は何!軍の協力が得られなかったらしく、それが原因だろうが、見えないことによる恐怖がすごい。電話のあのキーンという音で背筋が凍りました。 ヘンリーフォンダの苦渋の決断。重い、重すぎる。今の大統領にはとてもじゃないが無理ですね。 [DVD(吹替)] 10点(2006-12-19 08:36:46) |
548. シンプル・プラン
《ネタバレ》 あまりにもあっけなく堕ちていく。金の魔力ですね。金が出てくると、それまでの過去とかの相手の汚点を徹底的に洗い出して、敵対心をむき出しにしてしまう。怖い。 でもあの奥さんがすべての元凶の気もするが。 [DVD(吹替)] 8点(2006-12-18 23:49:57) |
549. F/X 引き裂かれたトリック
《ネタバレ》 大人版「ホームアローン」といった感じ。最後以外がどうも退屈でよくない。最後以外にもああいったトリックを見せられれば・・・ [DVD(吹替)] 5点(2006-12-18 23:47:46) |
550. 隣人は静かに笑う
《ネタバレ》 ジェフブリックスがあまりにかわいそう。散々はめられて、「ヒッチャー」みたいに多少なりとも反撃したりも出来ず、そのまま罪をかぶせられて死ぬ。個人的には冤罪というのが単に殺されるよりずっと怖いと思っているので、これはショック。 [DVD(字幕)] 8点(2006-12-18 23:46:00) |
551. カサンドラ・クロス
《ネタバレ》 電車という地味な道具ながら、最後までしっかりと見せきってくれる。 1000人を抹殺という軍の姿勢、それを必死に食い止めようとする医師や乗客。犯人が伝っていくときにはホント「見るな」でしたし、銃撃戦のときも「出てくるな」だった子供に腹が立つぐらい、みんなに感情移入していた。「後ろだけでも助けるしかない」というのは、あまりに厳しい決断であった。 [DVD(字幕)] 8点(2006-12-18 23:43:02)(良:1票) |
552. ニューヨーク1997
《ネタバレ》 全然盛り上がらない。アクションといえるようなアクションはほとんどない。「ザロック」のようなものを考えていたのが間違いだった。 [DVD(吹替)] 2点(2006-12-18 23:39:01) |
553. ソウ
《ネタバレ》 これはすごい!完全解読をみてそう思った。あれが全部正しいとは思わないが、そのぐらい深く考察する価値のある映画だとは思った。 内容的には、犯人が○○であるのは、「病気なんだ」のセリフですぐわかったが、犯人が××だとは!「最前列」は言われてたのに頭に残ってなかった。 唯一つ、「interesting man」を「おもしろいやつ」はないだろう。「おもしろい」というのは、馬鹿にしている、という意味だと最後まで思っていた。どちらかというと「いいやつ」のほうがいい訳だと思うが。 [DVD(吹替)] 9点(2006-12-18 23:36:53) |
554. ヒッチャー(1985)
《ネタバレ》 あまりにも不条理。ジェニファー・ジェイソン・リーがあまりにもかわいそう。 [DVD(字幕)] 7点(2006-12-18 23:31:58) |
555. オールド・ボーイ(2003)
《ネタバレ》 ともかく心身ともに疲れる2時間である。ほかのことを考える余裕すらない。(だからこそオチがわからないのだろう)最初から15年の監禁、という重い事態でぐいぐい引き込まれる。日本料理店の名前が「地中海」(原題は日本海だと思うけど韓国人はそう呼びたくないのだろう)というトンデモさも気にもならない。「エバと名前を変えて」の「エバ」が「エバーグリーン」から来ていることは2回目に気づいた。いっぱいヒントはあるのに、全く気づかなかった。 そして心に残ったのは、「復讐は健康にいい」というセリフ。「メメント」でも書いたが、なぜ人は復讐するのだろう、という問は最後まで残り続けた。 ところで、2回ぐらいアリが出てきたけど、あれは「復讐者に哀れみを」から引っ張ってるのか(示唆するセリフがある) [DVD(字幕)] 10点(2006-12-18 23:29:18) |
556. メメント
《ネタバレ》 こうした症状は実際に存在するらしい。じゃあ自分もなるかもしれないのか・・・。 落ち着いて考えれば、こうしたラスト以外はありえない(真犯人?はすでに分かっているのだから)のだが、ついていくのに精一杯で全く気づかなかった。 ただ、この作品は考えさせられるところが多い。 まず、過去というのは自分に対していかなる意味を持っているのか。過去の上に現在は立脚していると考えられがちだが、本当は現在のために過去を考えているという方が正しいのかもしれない。都合の悪い過去は廃棄され、ときには捏造される。 次に、復讐とは何のためにするのか。復讐は「犯人を殺すこと」が目的のはずなのに、いつのまにか「復讐」それ自体が目的化し、犯人であることはもはやどうでもよくなる。ただ心を慰めるために復讐し続ける。 こういったものは、どうも中韓の歴史問題とかにもつながっていそうで、大変に興味深い。 [DVD(字幕)] 10点(2006-12-18 23:24:15) |
557. ウエストワールド
《ネタバレ》 「ターミネーター」の原型。どっちかといえばT2かな。ユルブリンナーがまばたきもせずひたすら迫ってくるさまは怖い。ただ前半1時間は退屈な感じなのでこの点に抑えてあります。 [DVD(字幕)] 6点(2006-12-18 23:16:51) |
558. “アイデンティティー”
《ネタバレ》 よくこれだけの内容を90分にまとめたものだ。 最初の連続する数カットだけでも、そのすごさはうかがえる。管理人がなぜ売春婦を嫌うか、犯人のいう「すごい秘密」とは何か、なぜレイリオッタの背中に血がついていたか、そしてモーテルと死刑囚の関係、二転三転するラスト、こういった数多くの要素をまとめ上げた監督に拍手。 [DVD(字幕)] 8点(2006-12-18 23:14:46) |
559. インサイダー
《ネタバレ》 観てて何度「公共の福祉に反する守秘義務契約は無効」と出来ないものかと思った。それほどラッセルクロウはかわいそう。あの奥さんも奥さんだが家庭は崩壊し、金はなくなり、これから長い訴訟の闘いが待っている。 一方のアルパチーノ。最後のセリフに象徴されるように、一度失った信用は取り返せない。彼もまたこの後どうしていくのだろうか。 そして、多大な犠牲を払ってでも権力に抵抗できるだけの魂。僕も持ちたいものだ。 [DVD(字幕)] 10点(2006-12-18 23:10:07) |
560. ランボー
《ネタバレ》 前半の山でのシーンは全体的によかった。スタローンに「やむをえない」感じがあったから、警官を倒してても許せた。 でも、後半は明らかにやりすぎ。関係ない店とかふっ飛ばしてるし。関係ない一般市民から見ても十分危険なテロリストにしかならない。 前半のまま言ってくれれば9点だが、後半で差し引いて7点 【追記】後半の展開は確かに無茶しすぎだが、そこを課題に捉える必要もないかと思いなおして8点に上げる [DVD(字幕)] 8点(2006-12-18 23:04:41) |