541. ブルークリスマス
《ネタバレ》 UFOを観た人は血が青くなっちゃって健康になる。でも、血が青い人は迫害される。っていう特撮なしの和製SF。監督:岡本喜八、脚本:倉本聰 という豪華すぎる布陣だが、どうもダラダラしててパっとしないのはなぜ…。 結局ラストの虐殺だけワーっと盛り上がって終わっちゃう。この内容ならもうちょっと短いほうが良かった。 こういう作品こそ海外リメイクとかされれば面白いかもしれないな。 [ビデオ(邦画)] 5点(2010-12-14 11:04:14) |
542. 二百三高地
《ネタバレ》 この時代には日本でも骨太な戦争映画が撮られてたんだな。 確かに日本が強敵を痛快にやっつける話を期待していた部分もあったが、 やはりそこは日本。戦争の仕方が突撃ばかりで、死体の山山山。 中盤で画面が真っ暗になりさだまさしの曲が流れ、画面上に歌詞だけが流れるというありえない演出には笑ってしまったが。 日露戦争つながりで次は「日本海大海戦」も観ようかな。 そちらは10年も古いのに主要キャストが三船敏郎、仲代達也、佐藤允と「二百三高地」とかぶりまくってる…。 [DVD(邦画)] 7点(2010-12-14 11:00:43) |
543. 酔いがさめたら、うちに帰ろう。
《ネタバレ》 観た後、確実にカレーが食べたくなる一本。 アル中と病気がテーマだから、シリアスなヒューマンドラマかと思いきや、かなりコメディ色の強い作品だった。アル中の病棟が舞台となるあたりから、もっと禁断症状に苦しむアル中を描くのかと思ったらそういう描写はほとんどない。浅野さん、ちょっとピンピンしすぎじゃねーの?っていう突っ込みもされるだろうが、これはこれでいい気がする。 入院して、周りの患者さんとダベったり、ケンカしたり、看護婦さんにデレデレしたり、食事にウダウダ文句言ったりと、『愉快な入院体験』の様子という感じで、観ていて楽しい。 泣かせに走らないライトさがなかなか好みの作品である。 エンディングテーマのキヨシロウには、かなり涙腺刺激されたけど。 あー、永作さんと結婚してえ。 [映画館(邦画)] 8点(2010-12-12 17:02:45) |
544. 鬼畜大宴会
《ネタバレ》 徹底的に内容がなく、ブサイク達がセックスしまくって、暴力ふるいまくって、血がダバダバ出るだけの映画。確かにグロ描写はクオリティが高く、日本の自主製作映画とは思えないほど。しかし、思ったほどエグくはなく、目をそむけるほどのものではなかった。異様な演出とマジ●チ女のイカレ具合の方が凄く、程よく不快。 [ビデオ(邦画)] 5点(2010-12-12 16:58:38) |
545. 地球の静止する日
《ネタバレ》 ストーリーの進行がゆっくり過ぎて眠くなってしまった。交渉しにきた異星人殺そうとするとか、地球人野蛮すぎる…。これなら、邦画の「地球防衛軍」のが楽しい。 [DVD(字幕)] 5点(2010-12-12 16:54:34) |
546. アベックモンマリ
《ネタバレ》 序盤がつまらなすぎて大丈夫か?と心配したのも束の間、二組の夫婦のいびつでしょうもない四角関係の会話劇にすっかりひきこまれていた。低予算丸出しだし地味だが、十分に面白い。 [ビデオ(字幕)] 7点(2010-12-12 16:51:35) |
547. 狩人の夜
ニセ牧師恐い。 サスペンスなのに最終的に感動してしまった。俺もクリスマスだけは信心深くなって孤児のためにお祈りしようかな。君らが、いんぐりもんぐりしている間にだ! [ビデオ(字幕)] 7点(2010-12-12 16:50:38) |
548. シーサイドモーテル
《ネタバレ》 それぞれの群像劇を絡ませてどーのこーのっていう、今時なコメディ。 無難に面白かったけど、特筆すべき点もなし。ラストカットは割と気がきいてたと思う。 山田孝之はむさくて良かった。 [DVD(字幕)] 6点(2010-12-05 19:36:10) |
549. 地球爆破作戦
《ネタバレ》 邦題が円谷・東宝映画っぽいが、米映画だ。 コンピューターが意思を持って人間を支配するっていう今じゃ手あかがつきまくった題材を描いたSF(?)。それなりに面白いけど、超地味。終わり方も好きじゃない。 [DVD(字幕)] 5点(2010-12-05 19:34:13) |
550. レイジング・ケイン
《ネタバレ》 地味な作品だったが、ジョン・リスゴーのオネエ化が気持ち悪くて良かった。 [DVD(字幕)] 6点(2010-12-05 19:32:26) |
551. トロピック・サンダー/史上最低の作戦
《ネタバレ》 いやあ面白かった。笑った。金かかったコメディアクションってのは気持ちいいな。それにしても、あの踊るイカレタハゲが、あの人とはねぇ。言われても別人にしか見えない。パリ恋のトラボルタみたいだもん。まあ、笑いの要素がほとんどグロ、パロディ、不謹慎だから笑えないという人が多いのも頷ける。 [DVD(字幕)] 8点(2010-12-05 19:29:20) |
552. A.I.
《ネタバレ》 想像してたのとは全然違って、冷え冷えとした救いのない内容だった。そういう世界観は結構好みなのだが、いかんせん話がつまらない。特に終盤のダラダラ展開はナシ。 序盤、無口なオスメントロボが突如笑いだすシーンはホラー。あの時点で愛せないってば。 むしろクマさんロボが欲しい。 [DVD(字幕)] 5点(2010-12-05 19:25:54) |
553. SPL/狼よ静かに死ね
《ネタバレ》 なんか色々凄い。マフィアもののバイオレンスかと思いきや、いきなりハイスピードカンフーになるのが凄い。デブ(サモハン)でも速いのが凄い。通行人とか無関係な人が一切出てこないのが凄い。善玉の警官もザコキャラ一匹を集団でボコボコにしちゃうのが凄い。 終盤のコテコテすぎる展開と仰々しい音楽とスローモーションには流石に笑ってしまった。もう劇画すぎるんだもの。いやー、一体何人殺したら気が済むのっていう、とても面白いハードボイルドアクションでした。 [DVD(字幕)] 8点(2010-12-05 19:21:35) |
554. ノーウェア・ボーイ/ひとりぼっちのあいつ
《ネタバレ》 序盤はちょっと退屈だけれど、ジョンがロックンロールに目覚めて、 クオリーメン結成してライブやったりするあたりはテンション上がる。楽しい。ポール可愛すぎる。ご機嫌なロックンロールナンバーがガンガンかかってることで、二人の母親の間で葛藤するジョンの苦悩という重さが上手く軽減されている。 でも、生みの親と育ての母親がいたとしたら、絶対育ての親を大事にすべきだと思うけどね。ジョン君、ワガママすぎだよ。ちょっと厳しいけど叔母さん超いい人じゃん。超愛されてるじゃん。他方、実の母親の若づくりの不快感の出し方は巧かったなー。「このババアウゼー!」と誰もが思ったんじゃなかろうか。 音楽、ビートルズが好きな人には特にオススメな良作。 [映画館(字幕)] 8点(2010-12-05 02:06:07) |
555. エクスペリメント(2010)
《ネタバレ》 内容はesとほとんど一緒だから新鮮味はないけど、面白かった! esにあったような寄り道や、余計なシーンはほとんどなく、こちらのが完成度は高いかも。 逆にesを観たことない人は観た方がいいかも。 特にウィテカーさんのブチ切れ演技は最高。俺だったら、最初に笑顔で挨拶されたときに全力で逃げるね。この人、キレだすと目が優しいのにマブタがピクピクして泣き出しそうな顔なのに、なんでこんなに怖いのよ。 しかし、ブロディ君が飯をだまって食ってればこんなことにはならなかったんじゃ…。 和を乱す奴が一人でもいるとみんなの迷惑になるよね。 ラストの実験中止の描き方が印象的で良かったなあ。 [映画館(字幕)] 8点(2010-12-05 01:48:31) |
556. おまえうまそうだな
《ネタバレ》 ほのぼのしたアニメではあるが、弱肉強食の厳しさもシッカリ描かれている。 ウマソウ可愛すぎる。絵柄が良くて、キャラクターもそれぞれ魅力的。 バトルシーンが、少年向けバトル漫画みたいになってリアリティなさすぎだけど、嫌いじゃない。こういうトコロで子どもを飽きさせないようにしてるんだろうな。 特に嫌いな所はないが、目新しいところはあまりなく、無難な作品ではあるかな。 ハートの葛藤シーンはちょっと恐かったけど。 最終的にハートとウマソウがどうなるのかを親子等で話し合うことで完結してほしいような作品であり、親子で観賞することにこそ意義があるような作品なのではなかろうか。 [映画館(邦画)] 7点(2010-12-02 18:12:08) |
557. デイブレイカー
《ネタバレ》 異種間交流&ヴァンパイアものというと、「なんか流行りの要素満載にしただけじゃねーの?」みたいな穿った見方をされるかもしれないが、とんでもない。支配者側に『血が足りないと発狂する』という設定を盛り込む事により、壮絶な物語を紡ぎだすことに成功している。 とにかく表現がエグい。人類もヴァンパイアもなぜか主にボウガンで戦うってのが良くて、銃撃戦に飽き飽きした人にもオススメ。 休むことなく展開するストーリーはとにかく面白い。途中「そんなんで良いんかいっ!?」って突っ込みたくなるようなところも数点あるのだけれども、その都合の良い展開は、終盤の一番の山場とも言えるカオスティックなドログチャシーンを作るためには必然だったんだろうな。と、納得させられる。たぶんこの映画は、そのシーンを撮りたいがために作られたんじゃなかろうかと邪推するほど、身の毛もよだつヤバイシーンなのである。 近年のSFでは逆に珍しいぐらいのシリアスさが巧く働いているのか、SFアクションとしての面白さと同時に、ホラーとしての恐ろしさも満載な。兄弟の対立、親子の対立などのドラマ部分も、なかなか真に迫っているし、お腹一杯楽しめる一本なのではなかろうか。恋愛要素がほぼないのも硬派で良ろし。 ゾクゾクさせられっぱなしであっという間に終わってしまった。 [映画館(字幕)] 9点(2010-11-27 18:31:42)(良:2票) |
558. 銀河ヒッチハイク・ガイド(2005)
リトル・ランボーズにとても感動したので、こちらも観てみたが全く楽しめず。テキトーな雰囲気に全然乗れなかった。 [DVD(字幕)] 3点(2010-11-27 18:27:40) |
559. ゲゲゲの女房
《ネタバレ》 最初から最後まで一貫して退屈だった。間だらけ。邦画の変な間って巧くはまると気持ち良いけど、はまらないと退屈なだけなんだよな。退屈ならば、せめて映像がキレイだったりするのかと言えば、そうでもないし。時代と映像が合っていない個所があったような。 妖怪のような、変なのが画面に時おり映り込んでくるのだが、その造形のいい加減さは、失笑もの。そんな演出するんだったら妖怪なんか出さなくていいのに。 二人が次第に夫婦になっていくところがメインで描かれるかと思いきやそうでもない。 いつの間にか仲睦まじくされても全然しっくりこない。中途半端なコミカルさと、全体に流れる冷たい雰囲気のミスマッチも心地が悪く、少なくとも僕はこの監督の感性と全く合わないと思った。 クドカンは、かなり水木先生っぽかった。 [映画館(邦画)] 2点(2010-11-27 18:22:21) |
560. 紀子の食卓
《ネタバレ》 登場人物がとにかく語る語る。詩の朗読に映像をつけたような作品で、映画としてはちょっとどうだろ。最後の最後でダラダラしすぎなのもマイナス。つぐみの迫力はすごかった。 テイストが同じ「愛のむきだし」は「紀子の食卓」を、よりエンターテイメントに特化させたような作品だったんだな。「愛のむきだし」はそれこそクソ長いけど、それを感じさせないパワーがあった。 [DVD(邦画)] 5点(2010-11-22 00:53:42) |