41. CURE キュア
ふと自分の内にある潜在的な殺意というものを考えた。 これは誰にしもあるものだと私は思うのだが、どうだろうか。 キレる若者であったり動機ある殺人を犯してしまう人たち、 私と彼らとではどれほどの違いがあるのだろうか。 その違いは些細なものでしかないのかも知れない。 催眠術、それ自体を軸として見てしまうのは良くないのではなかろうか。 ふとしたキッカケ、後押しでこういった事は現実に起こりうるかも。 そういった非現実的な現実、矛盾した世界の内包、そこから滲み出る異常性。 一般的なホラーとは一味違った恐怖がそこにある。 [DVD(字幕)] 7点(2003-12-09 13:50:45) |
42. ショーシャンクの空に
暗く静かな調子でありながらスカッとする爽やかさがある。 しかしトントン拍子の展開、永い時が流れてるというのに変化が感じられない、 無実の罪という設定に必要性を感じられない。 (無実だったからこそ希望を捨てず生きて来れたというのもあるけど) 少々、思うところはあるが楽しめたので良し。 [映画館(字幕)] 7点(2003-12-09 11:03:32) |
43. テルマ&ルイーズ
罪を重ねる度に、生き生きとしてゆくテルマ。 彼女らにとって犯罪は未知の世界への旅立ち、過去からの解放。 その弾けっぷりを見るに、妙な爽やかさを覚える。 ただ、共感はできない。 ラストはグッと来る反面、しこりが残った。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-08-03 08:46:03) |
44. 妹の恋人
《ネタバレ》 ジョニー、綺麗な顔だなぁ。そして、帽子が似合う。 心の病気を扱った、やや重苦しい話だがコミカルタッチでそれを感じさせない。 何気にジュリアン・ムーアが出ていたりと心憎い。 兄貴が、本当にいい兄貴で同じく妹を持つ身としては感じ入るところがあった。 話の展開に魅力を感じさせる華やかさがあまり感じられず。 デップの存在感が頭一つ抜けていた・・・その分、話に刺激が欲しかった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-07-31 19:49:05) |
45. ゲット・ショーティ
《ネタバレ》 ネタがネタだけに少々入りにくい印象。 中盤以降のテンポは小気味良し。 ヤクザ者が多少出てくるので騒がしくなるかと思いきや、ちょっと空振り気味。 一際カッコいいオーラを放つトラボルタだけが勿体なかったか。 「俺を見ろ」・・・痺れますね、そしてあの喫煙姿。 トラボルタのプロモか!と思えなくもない。 最初から最後までアッサリしてて、記憶には残らないかな。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-05-14 07:53:13) |
46. アウトブレイク
《ネタバレ》 ウィルスの怖さがなかなか出てる。 陰謀が絡むけど少々パンチに欠ける、へリでのチェイスとか無くてもいい感じ。 そのくせ奥さんともやり直すエンディングとか、詰め込みすぎでは? 地味に豪華キャスト、スペイシーがお亡くなりになったのは残念。 ドナルド・サザーランドはカッコいい、普通過ぎる悪役だったけど。 フリーマンの必要性も謎だが、後半は少しドタバタし過ぎた。 ウィルスの蔓延を防ぐために、町一つ吹っ飛ばそうなんてアメリカ的だ。 そして思うのは、ウィルスとの戦いだけに的を絞って欲しかった。 中途半端なテンションと緊張感で、全体的に気抜けしているように思えた。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-04-22 02:09:05) |
47. ブロークン・アロー
クリスチャン・スレーター、軟弱者って感じです。 腰抜けと煽り立てるはジョン・トラボルタ。ゴツいです、悪役にハマってます。 煙草の吸い方とか決まりすぎてて、主人公側の薄さが際立つ。 ヒロイン含めても、どうも太刀打ちできるような雰囲気は無い。 否定しようのないB級臭さに苦笑いしつつ、話のベタさに胃がもたれる。 素人の自分にも、核弾頭の取り扱いが大雑把過ぎるとわかる。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-04-01 22:27:12) |
48. マスク・オブ・ゾロ
《ネタバレ》 地味に・・・面白い。 キャサリン・ゼタ=ジョーンズがエキゾチックで美しい。 彼女との剣舞が最大の見所であったと言える。 ただ、美しさは申し分ないのだがちょっと中身が薄いかな。 一目惚れってのもかなり無理あるし、何らかの掘り下げが欲しかった。 嬉しいといえばアンソニー・ホプキンス、珍しいアクション物。 ナイトの称号に恥じない紳士っぷりを爆発させている。 お爺ちゃんですから、決めシーンのみですが。 レクター博士の影がチラホラ出るもんかと思ったが、結構抑えてました。 話はベタベタだし長い、そこが難と言えば難。 個人的にはバンデラスが濃いのも難だが。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-03-30 22:20:18)(良:1票) |
49. エネミー・オブ・アメリカ
《ネタバレ》 全編、同じレベルの緊迫感で少々疲れたかも。 プライバシーの侵害、難しい問題です。 今作での衛星での監視とか現実離れしてますけど。 このぐらいが丁度良い、「監視=怖い」が大雑把な分ストレートに伝わる。 国家保安の策とは言え、ああもズケズケと・・・。 技術の革命。素直に喜んでよいものか、これから先の将来が不安である。 序盤に張った伏線でラストを締めるが、ボスもろともの決着はどうかと思った。 ウィルスミスが弁護士というのも合ってなくてイマイチ。 ラストの罠はお馬鹿な男の賭けみたいで面白いが。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-03-27 00:45:31) |
50. ダイ・ハード2
《ネタバレ》 ラストがまさかあのような締めだとは思わなかった。 ちょっと、それはさすがに・・って予想が普通に的中してしまって残念。 終盤までは面白おかしく見れていたのだがそこでちょっと萎えたりもする。 マガジンをいちいち付け替えて、こいつら何やってんだろ?と思ったらそれ伏線かい! このテロ対策部隊の裏切りは不要だったのでは? どうも前作のFBIにしても、後々に出てくる人らはダメダメな印象を引きずってる。 全体的に大味になってるのは否めない。 外に出たことで普通のアクション映画になってしまった。 敵の存在があやふやというか、イマイチ悪役としての魅力に欠けている気がした。 マクレーンが冒頭から既にカッコいい臭を発してるのも問題。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-03-17 13:10:03) |
51. ジュラシック・パーク
もっと色々な恐竜を見たかったかな。 ティラノぐらいしか記憶に残ってない、あとは名前が覚えづらい。 子供心に得られるドキドキワクワク感がうっすらと湧いてきた。 恐竜に馴染み、親しみ・・そして憧れを自分は幼少のころ持ち得なかったが 中盤から終盤にかけてのまさにクライマックスといった迫力は正直凄いと思えた。 というか、序盤はダラダラしてたのにすこぶるテンポが良い。 時間の経過が早く感じられた。ストーリーとその展開に関しては平凡というか王道? [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-03-12 02:02:01) |
52. さまよう魂たち
《ネタバレ》 地味に良かった、無難ではあるがまとまってた感じ。 ハートマン軍曹が出てきたときには笑ってしまった、アレは卑怯だ。 それなりに面白くはあるのだがテンポが悪いように感じられた。 仲間の幽霊たちと共に、死神と戦うのかと思ったが早いうちに退場と残念。 個性あるキャラクターたちだったのに・・・。 トリニ・アルヴァラードの美しさが際立ってたが、 ハッピーエンドへと繋がる描写が弱いかな。惹かれ合う二人に首を傾げた。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-02-24 15:25:47) |
53. コン・エアー
《ネタバレ》 物々しく現れるブシェミに強く惹かれ、そしてやはり怪しい行動を見せる彼。 今か今かとその一挙手一投足を見守るが、何もしない。 そのまま長髪が似合わない男ケイジがそこそこのアクションを見せ終了。 ちゃっかり一人勝ちのブシェミ、何してる!オチかよ! キャストは豪華だが、効果的にその魅力を発揮する展開は無くゴタゴタアクションに。 一番いい感じだったマルコヴィッチも凄い最期を遂げ、いわばギャグ要員。 勢いで押し切られた感がある、そう・・コレは体育会系アクションコメディーだ。 [地上波(吹替)] 6点(2007-02-09 23:12:53)(良:1票) |
54. スネーク・アイズ(1998)
「冒頭の13分長回し」「最後にどんでん返しが・・・」 この謳い文句でかなり損してると思う。 これで色々期待を膨らませて見てしまう。 だが、その大きな期待に反する肩透かし感がデ・パルマらしい。 ニコラスの小悪党演技、その適当っぷりも心地よし。 ゲイリーは登場早々から目が据わってるので悪役以外の何者でもない。 気楽に見る分には、楽しめた。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-11-10 08:56:26) |
55. アダムス・ファミリー2
《ネタバレ》 クリスティーナ・リッチが可愛い、とにかく可愛い。 彼女の今を見るに涙が止まりません。 中盤のぎこちない笑顔を作る演技、ヤバイね。 クリストファー・ロイドもある意味可愛い。 皮肉めいたジョークの数々もエスプリが利いてて良い感じ。 ラウル・ジュリアが亡くなったのは残念ですが、 このシリーズが面白いままに完結して良かったとも思う。 続編を願う悔やみも多分にあるが。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-10-31 05:14:50) |
56. 日蔭のふたり
《ネタバレ》 ひたすらに重く、暗い作品。 通して見ると、幸せを感じさせるシーンもまた物悲しい。 土地を離れ転々とし時には寄り添い、そして離れまた。 このふらつきが、二人の人生そのままでなんだかな~といった感じ。 従妹同士だからダメ、なのか正式にお互い離婚してないから一緒になれないのか。 そこら辺がスーの言葉からも作中からも読み取れなかった、どちらもかな。 どうしようもならなかった、できなかった二人。 頭がいいのに、上手く生きていけるはずなのに・・・難しい話です。 石の街の男どもを石頭と言ってたけど、スーもかなりの石頭でした。 あの時代で男を批判するとか、考えてみれば凄い先進的な女性だったのかも。 叔母さんの言葉、子供たちの死・・・心にズンと来ます。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-10-28 03:32:56) |
57. 七人のおたく cult seven
《ネタバレ》 ウッチャンの壁蹴り宙返り、あれが売り。 というか、結構頑張ってましたねアクションシーン。 内容はつまらないが一企画としては成功。 今見てもそのストーリーは苦しいが楽しめた。 個人的に懐かしくも思い出深い作品。 今で言う「おたく=オタク=秋葉系」・・・じゃないところが良い。 今では一緒くたにされるキャラを別個に確立させてるのが良い。 キャストも豪華でエンターテイメント性に富んでいる。 京野ことみがそのまま映画内でデビューしてたのに驚き。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-09-14 15:38:49) |
58. ルームメイト(1992)
《ネタバレ》 女性というのはどうにもドロドロしたものを心根に持っているので怖いですね。 憧れというものがあのように発露する、リアリティある気がします。 髪型や服装一つでああもブリジットフォンダに似てしまえるのが衝撃的。 「一粒で二度美味しい」ジェニファーを楽しめる。 ルームメイトというものに馴染みが薄いので安直にそれを決めるのはどうかと思った。 その可能性を否定しつつ、直後に男と寄りを戻したので出てけ、は酷い。 どちらも病んでるのでどちらを応援したらいいかと困惑。 内面に迫るものと踏んでいたが意外とアッサリだったのも残念。 ゲイの人が一番まともで、助かってホッとした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-09-11 09:04:36) |
59. ユージュアル・サスペクツ
《ネタバレ》 どこまでが嘘でどこまでが真実なのか。 そこが、誰が黒幕か・・という事以上に重要なのだと思う。 そして本作品の魅力でもある。 ケビンの語り口にグイグイ引き込まれ見事に騙された。 語りだけで騙すのではなく見せる回想シーンのほとんどが嘘なので卑怯だとも思う。 証人を消したはいいが、生存者によって顔割れちゃったのはいいのか?ソゼ的に。 そこも含めて少々腑に落ちない点がある。 一発勝負物としては有りなので映画は楽しめた。 [DVD(字幕)] 6点(2006-09-09 23:53:19) |
60. トゥルーマン・ショー
《ネタバレ》 観察し見守るのではなく、操作してる感が強いので気持ち悪かった。 事後のフォローが無く、世界から抜け出すことがハッピーエンドとなっている。 が、どうにもスッキリせず感動も出来ず。 ジムキャリーの演技は相変わらずクドい。 作り物である主人公の嘘臭さとマッチングしてるのは狙いなのかな。 自分のつまらない人生(生活)を思わず振り返って寂しくなったりできる。 自分だったら放送一回目で即打ち切りだよ。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-09-03 15:03:17) |