41. 機動警察パトレイバー2 the Movie
《ネタバレ》 ロボットによるガンアクションが展開されるイメージを前作から連想するだろう。 だがこの劇場版2にはそれは微塵も無く、あくまでも人間ドラマがメインであり レイバー自体はオマケに過ぎなかった・・・これは失敗か?否、実に良かった。 実写ドラマをかなり意識した仕上がりの大人なストーリー。 シリアス一貫であるが合間合間に笑えるところがあり楽しめる。 戦後の日本、これからの日本を考えさせる珠玉の一本。 [DVD(字幕)] 8点(2006-10-14 12:03:41) |
42. GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊
マトリックスがパクった元ネタだが、蓋を開けてみれば「どこが?」といったところ。 ネットワーク世界をメインとするところ?表層を掠め取っただけか! 個とは、人とは、魂、ロボットにそれは宿るのか・・・その進化、神に至る道。 先を示す、その可能性、上手いこと引用を絡めて難解に仕立ててる。 原作が隙があるようで無いような独特の世界観を持つので 学の無い自分が入り込む隙間が無い、それが悔しい。 [DVD(字幕)] 7点(2006-10-11 17:28:33) |
43. シックス・センス
オチばかりに気をとられるが、ラストは感動温まるものだし 全編におけるホラー表現も地味に怖い。 どうでもいいけど、結末は話さないでね!っていう前振りはどうかと思う。 これはもう「押すな!危険!」 というスイッチが目の前にあったら押しちゃうよ的な意味で。 [DVD(字幕)] 7点(2006-10-11 17:10:58) |
44. CUBE
CUBEという限定空間。 何で私達がこんな所に? このCUBEは何?結局何がしたいの? 意味を求めたくなるが、それは野暮。 そういう意識を捨てて観ましょう、そうしましょう。 不思議に始まり不思議に終わる。 [DVD(字幕)] 7点(2006-10-11 16:49:55) |
45. アイズ ワイド シャット
仮面だとか乱交パーティーだとか妖艶な雰囲気と世界が好感触。 だったのだが如何せんその先を期待していたので正直ガッカリ。 何を伝えたかったのかが、ちと不明でした。 グダグダ言うな、まずは”fuck”ってこと? [DVD(字幕)] 5点(2006-10-11 16:47:37) |
46. スリーピー・ホロウ
デップは少々ズレた情けない役のほうがマッチしていると思う。 バートンの作り出す映像世界も雰囲気が良く個人的には楽しめた。 が、バートンの映画っていつも何か足りない。 何が足りないのか、具体的な答えは未だに出ないが・・・ちくしょう。 ウォーケン最高!って出番それだけかいっ! [DVD(字幕)] 6点(2006-10-11 16:40:57) |
47. CURE キュア
ふと自分の内にある潜在的な殺意というものを考えた。 これは誰にしもあるものだと私は思うのだが、どうだろうか。 キレる若者であったり動機ある殺人を犯してしまう人たち、 私と彼らとではどれほどの違いがあるのだろうか。 その違いは些細なものでしかないのかも知れない。 催眠術、それ自体を軸として見てしまうのは良くないのではなかろうか。 ふとしたキッカケ、後押しでこういった事は現実に起こりうるかも。 そういった非現実的な現実、矛盾した世界の内包、そこから滲み出る異常性。 一般的なホラーとは一味違った恐怖がそこにある。 [DVD(字幕)] 7点(2006-10-11 16:20:41) |
48. セブン
ラストシーンのブラピの迷い、その葛藤がこの作品の全て。 演技よろしく雰囲気暗く救いも無い、終始雨が降ってるのでジトリとします。 単純に殺人で七つの大罪を表現してしまいこじんまりとしてしまった感がある。 終始、それに振り回されて結局どうなのよ的な消化不良感。 でも冒頭の一文で納得できちゃうから、良いのかな。 [DVD(字幕)] 8点(2006-10-11 16:11:08) |
49. 羊たちの沈黙
レクター博士のインパクトは強く他作品で彼を見ると博士のイメージが・・・。 とにかく悪役キャラとしての魅力を如何なく発揮している。 今なお色褪せぬほどだ、というわけでバッファロービルの薄さに合掌。 知能と美貌を併せ持つジョディーの存在も大きな柱。 静的な怖さが際立つ、珠玉のホラーサスペンス。 [映画館(字幕)] 8点(2006-10-11 15:45:34) |
50. ショーシャンクの空に
暗く静かな調子でありながらスカッとする爽やかさがある。 しかしトントン拍子の展開、永い時が流れてるというのに変化が感じられない、 無実の罪という設定に必要性を感じられない。 (無実だったからこそ希望を捨てず生きて来れたというのもあるけど) 少々、思うところはあるが楽しめたので良し。 [映画館(字幕)] 7点(2006-10-11 15:32:05) |
51. フィフス・エレメント
《ネタバレ》 ミラのプロモですね。 キャラ設定、インパクトあれど底が浅い。 ゲイリーに罪は無い・・がしかし辛い。 ギャグティストで音楽も所々そんな匂いを醸してます。 明らかに狙ってますよね、コント調を。 なので第五の要素だなんだと騒ぎ立てて、結局愛で世界を救うとか陳腐過ぎます。 もう少し突き抜けても良かったのでは?壊滅的にストーリーがツマラナイです。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2006-10-02 06:18:26) |
52. ドラキュラ(1992)
《ネタバレ》 豪華なのに・・・話は冗長で眠りを誘う。 眠らなかったのは、ウィノナの美しさにハッとさせられるからか。 耽美と表現すれば聞こえはいいが、耽美さに欠けてたような。 妖艶さも薄っぺらなエロで誤魔化された感じ。 伯爵の絶命シーンも唐突に目を上目に剥くので、 もう少し自然に出来ないものかと思った。 何もかもが空回りの中途半端な作品、惜しいとも感じなかった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-09-18 17:07:25) |
53. 真実の行方
《ネタバレ》 ノートン君の存在感はナンデスカ!?と面食らった作品。 現実、ノートンがギアを食う演技を見せた事。 作中で、ロイがマーティンにいっぱい食わせ無罪を勝ち取った事。 二人の役とのリンクが素晴らしい。 何かあるって思わせてしまう演技力は宝だけど、時に足枷となるね。 検事役がどうしても見ててイライラしてしまったところと尺が長いのが難。 マーティンの頑なとしてアーロンの無実を信じる姿にも疑問。 話を整理すれば、それに何かしらの説得力を持たせられたかも。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-09-15 11:30:57) |
54. 七人のおたく cult seven
《ネタバレ》 ウッチャンの壁蹴り宙返り、あれが売り。 というか、結構頑張ってましたねアクションシーン。 内容はつまらないが一企画としては成功。 今見てもそのストーリーは苦しいが楽しめた。 個人的に懐かしくも思い出深い作品。 今で言う「おたく=オタク=秋葉系」・・・じゃないところが良い。 今では一緒くたにされるキャラを別個に確立させてるのが良い。 キャストも豪華でエンターテイメント性に富んでいる。 京野ことみがそのまま映画内でデビューしてたのに驚き。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-09-14 15:39:27) |
55. ルームメイト(1992)
《ネタバレ》 女性というのはどうにもドロドロしたものを心根に持っているので怖いですね。 憧れというものがあのように発露する、リアリティある気がします。 髪型や服装一つでああもブリジットフォンダに似てしまえるのが衝撃的。 「一粒で二度美味しい」ジェニファーを楽しめる。 ルームメイトというものに馴染みが薄いので安直にそれを決めるのはどうかと思った。 その可能性を否定しつつ、直後に男と寄りを戻したので出てけ、は酷い。 どちらも病んでるのでどちらを応援したらいいかと困惑。 内面に迫るものと踏んでいたが意外とアッサリだったのも残念。 ゲイの人が一番まともで、助かってホッとした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-09-11 09:04:36) |
56. ユージュアル・サスペクツ
《ネタバレ》 どこまでが嘘でどこまでが真実なのか。 そこが、誰が黒幕か・・という事以上に重要なのだと思う。 そして本作品の魅力でもある。 ケビンの語り口にグイグイ引き込まれ見事に騙された。 語りだけで騙すのではなく見せる回想シーンのほとんどが嘘なので卑怯だとも思う。 証人を消したはいいが、生存者によって顔割れちゃったのはいいのか?ソゼ的に。 そこも含めて少々腑に落ちない点がある。 一発勝負物としては有りなので映画は楽しめた。 [DVD(字幕)] 6点(2006-09-09 23:53:19) |
57. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3
《ネタバレ》 個人的にはそこまで絶体絶命の危機、というものを感じなかった。 ここまで来るとあの『チキン(腰抜け)』もパターンに組み込まれてますし。 PART2で既に「荒野の用心棒」が伏線として張られていて このPART3での決闘の逆転劇に繋がったのはなかなか面白かった。 ドクが科学者としてのプライドとか信念より恋を取ってしまったのが不本意。 あの機関車型タイムマシンも少しばかりやりすぎ感が漂う。 過去ということもあり、やれることに制限があったことから こじんまりとまとまった印象がある。面白くないわけではない。 良くも悪くも『普通』になってしまったかな。 それでも思い出のシリーズであることは間違いありません。 [DVD(字幕)] 7点(2006-08-01 12:36:04) |
58. 海の上のピアニスト
《ネタバレ》 演出がオーバー過ぎるかな、それを除けば良いお話。 中盤の演奏対決が最高、しかし上述の面で少々興ざめするやも。 素人意見だが、ジャズ演奏の方が良かった。 最後の、マックスが見た1900は幻とすれば寓話としては中々。 しかし、お話を「見る」よりも、音楽に「聞き入る」が吉だと思う。 ピアニストの人生に感動して欲しい監督の意向が透けて見えた気がした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-07-22 15:43:04) |
59. ナイトメアー・ビフォア・クリスマス
《ネタバレ》 良いね、このキャラや世界観。 独特で、そして完成されている。 ただ、シュールでホラーでストーリーが深いのを期待していたので、 作品的に全て外しているのが難点といえば難点だったり。 安易なハッピーエンドは余り望んでいなかったというかなんというか・・。 ミュージカル調だったのも完全に予想外。 キャラクターを見て、勝手に内容のイメージを形作ってしまった自分が憎い。 映像や音楽に有ったケレン味がストーリーにあればな、と思った。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-07-19 10:02:04) |
60. シャドー(1994)
ヒーローなのに弱い気がしました。 超B級の世界観です。導入部などかなり省いてて何だこりゃ、と思いました。 凄まじく話の展開が緩いような、ストーリーもありがちというか。 特別な力を持たせたヒロインも存在意味が希薄。 美しかったのが救いではあるが、彼女に助けられるシーンはあれど 彼女に正体を知られることにより危険に陥るなどといったことも無く伏線丸投げ。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2006-07-15 23:07:10) |