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小鮒さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 186
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41.  イコライザー 《ネタバレ》 
よくあるアクション物なんだろうなあと思いつつDVDを観た。穏やかにしっとりとした雰囲気で映像は流れていく。冒頭からしばらく、急ぐとか観客の興味を引くためだけのこけおどし的なアクションは皆無なのだが不思議と惹きつけらて見入ってしまった。人はつらい思いをした分だけ他人に優しく、また強くなれると言うが、まさにその言葉のように、娼婦の少女や職場の同僚への優しさがよく描かれているし、、自分の抱えた心の傷の存在も言葉でなく設定と映像で上手く描いている。武闘的な強さはもちろん強烈に描かれているが、それは「オマケ」だろう。ヒスパニック移民、ロシア移民、真面目に暮らす人々と濡れ手に粟のあくどい商売に手を染める移民の屑を登場させ勧善懲悪を描く。ありきたりに見える普通の日々を真面目に生きる姿を淡々と描く。普通の人にとって毎日はほとんどが辛いだけで面白いことも変わり映えもしない繰り返しであり、それを普通に生きることが強いことだと励まされた気もちになった。
[DVD(字幕)] 8点(2015-05-06 08:31:29)(良:1票)
42.  サボタージュ(2014) 《ネタバレ》 
底が浅いんだよっ!!どこもかしこもっ!!! 結束の固い仲間(実は全然違う、それも端っから)。部下を大切にする頼れるリーダー(実は全然違う、部下を裏切るその動機はおかしいだろ?それ)。大金を確保してまで探した敵相手(にしてはいとも易々とトイレに入っていける)。胸を撃たれて死ぬ寸前(なのに余裕で葉巻ふかす。普通、血い吐くでえ、おっさんよお)。くだらなさすぎる。
[DVD(字幕)] 4点(2015-04-06 22:54:23)
43.  テラスハウス クロージング・ドア 《ネタバレ》 
夫婦どちらか50割引組の我々夫婦が若いカップルに混じって鑑賞。実在する人物を使った「創作ドラマ」という印象で、家内に言われていた「ヤラセなしのリアリティ番組の映画版」というのは明らかに違う。登場する店と登場人物の社会的存在が真実なだけで、実際の人間関係やセリフはまあ演出が占める比率が大きいと思われる。それはどうでもいいとして、見ていて昔の「ネルトン紅鯨団」や「私をスキーに連れてって」や「トレンディドラマ」を思い出した。バブル期の。boy meets girl が基本なのだが、そこに実在のいろんな店、鎌倉、横浜、祐天寺・・・東横線のイメージ戦略そのものに、あれ、東急スポンサーだっけ?みたいなかつての雰囲気、そういったものを全面に押し出す。トヨタの車じゃあちょっと行きにくい場所が多いんじゃね?いーのかなあとか、はっきりと商業的狙いもこちらにわかるように出している。この映画の役割はまだあって、登場人物の人間関係や、ついた離れたとか、グラビアアイドルの女がちょっと酷すぎる、いやいやてっちゃんのほうがガキだわとか、そうやって観客があれこれ自分の考えを言えて、友達どうし、友達以上恋人未満の数多くのカップルの話題提供の役割を大いにはたし、ついには少子化対策にももしかしたらなるのかも? ただ、登場人物はそれぞれ皆チャラい。理屈いうのはウザい。かっこよく見せればいいみたいなやつら。そればかり。会話に深みが無さすぎるのはおそらく制作側の狙いなんだろうがそれでも、もう少し中身のある会話を描いてくれないと、オジサンにはちょっと物足りない。
[映画館(邦画)] 6点(2015-02-20 07:17:19)
44.  フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ 《ネタバレ》 
なにこれ?なんだこれ。全く意味がわからん。何を描きたかったのか不明。普通の学生がそれがいかに可愛かったにせよ若い大富豪の目にとまり恋愛になるなどという夢物語とエロシーンを見せたいだけか。たぶんそうだと思う。フィフティって50なのに、映画の訳では15人の同じような女がいたとかいってるし、どっちなんだよ。終わり方も変。「本気でやってみて」と女に言われたから富豪は言われたとおりにやっただけなのに、それで女は怒って帰っちゃうわけだが、そこで帰るんじゃなくて、SM部屋見せられた段階で帰るだろフツー。馬鹿かよ。こうやって次々と今までも、これからも同じように、富豪を変えられる理解できる、そのうち本気で愛されるようになる と勘違いした女たちが来ては去っていく、今回で50人目。そういう世界を描いたわけだが、どうせやるなら、もっと女優の体型をそれらしく色気のあるのにしたほうがいい。性描写も大甘。なにやってるの?「ごっこ」レベル。まあ、私の見るべき映画ではなかった。
[映画館(字幕)] 3点(2015-02-20 06:46:58)(良:1票)
45.  ゴーン・ガール 《ネタバレ》 
★良き妻が実は変質者だったという基本路線を手を変え品を変え映画に仕立てたものだが、まあまあ発想は面白いと思うのだが、話を面白くしようとしたのはよいが、その分穴だらけになっている感が強い。設定や展開が無理やりすぎて突っ込みどころ満載だ。もっと丁寧に話を練ってほしいものだ。ゴジラのSFじゃあないんだから。★映画は映像が大事だと思うのだが、果たしてこの映画、映像化する必然性ってあったの?映像にちっとも深みがなくて、あちらのテレビドラマを見ている感覚だったけど。★人がたくさんいれば一定割合でこういう変質者はいるってことを意識していない人には新鮮に感じられるかもしれないが、そうでない私にとっては、ちょっとつまらない話だったな。
[映画館(字幕)] 5点(2014-12-20 21:34:06)
46.  インターステラー 《ネタバレ》 
物理の抽象的理論を映像表現したり、ストーリーに組み入れることはかなり難しかっただろうと思う。光速で宇宙旅行して地球に戻ると浦島太郎になるという話は有名だが、それを父娘、子供部屋での異常現象と絡めたところがストーリーとしては秀逸。SF物では細かい突っ込みどころがあるのは致し方ないところで、例えばブラックホールに突っ込むなら地球じゃあ何億年も経ってるんじゃあないのかい?とか、長~く引き伸ばされて素粒子まで分解されちゃうんじゃないの?とかいろいろあるが、でも、私は本棚裏に戻ってきたあたりから切なくて涙がとまらなくなってきてしまった。理屈はどうでも、涙が出るような映画は久しぶりだった。長尺の映画で心配だったけど、観に行ってよかったなと思った。
[映画館(字幕)] 9点(2014-12-07 00:19:41)
47.  エクスペンダブルズ3 ワールドミッション 《ネタバレ》 
68歳のスタローンは老人としてはがんばっていたが、ハリソンフォードの老けっぷりには驚愕した。72歳だもんなあ、無理もないか。でももう少し若造りしてやればよかったのに。髪の量が少なすぎるよ。 映画はそこそこ楽しめた。チュドーンっていう爆薬やら戦車やら軍隊やら殴り合いやらカーチェイスやら一杯出てきた。しかし、飽きる。戦争アクション物が好きな人もいるだろうが、相当のマニアでもなければいい加減飽きるのではないだろうか。なんとなく場面場面がチャンバラ時代劇やカンフーの予定調和と全く同じ扱いで、緊迫感がはっきりいってゼロだ。明るい殺し合いみたいな。 それから女性のたくましい隊員が新登場したが、あの左下眼瞼下方のホクロはなんなのいったい。ホクロはまだしも、紅一点登場させるなら峰不二子みたいな美形で色っぽい人を採用してくれなければ点数はあげられないな。オジサンとしては。
[映画館(字幕)] 6点(2014-11-02 23:32:29)
48.  フルートベール駅で 《ネタバレ》 
粗暴性あり、順法精神に欠け、麻薬取引を最近までしており、定職もなく、家族からもごく最近見放されかけ、友人と大晦日に騒ぎたいために小さな子供を自分の母に預けて街へ出かけ,ちょっと前の敵対グループに電車内で遭遇して殴り合いのけんかをし、警官から逃げようとして嘘をつき、反省の姿勢も見せず警官を携帯で撮影し、銃を構えた警官に対しああだこうだと騒ぎ続けた挙句、警官に撃たれたDQN黒人青年の話。家族内の「良い奴エピソード」とか、「反省してます、これから真面目に生きようとしてました」エピソードが語られているが、因果応報、もう十分すぎるほどの屑人生を歩んできた人間だ。ずーっとまじめに生きてきて社会のために人のために生きてきたのに不慮の事故で亡くなってしまう人は世の中にたくさんいるのと比べてしまう。この黒人は確かに気の毒だが真面目に生きていたらこうはなっていない。警官だって逆に襲われたりする可能性があるなかで治安維持を必死でやっているわけで、いわゆるDQNにはできれば一部の理も認めてやりたくはない。屑は死ねという意識が警官の中になかったわけではないだろう。おそらくその気持ちが思わず出て、射殺してしまったのだろう。こういう映画をつくるなら、では射殺した側の警官の人生も描けよと言いたくなる。真面目で努力家で家族思いで同僚思いで、治安維持をしたおかげで助かった善良な市民たちを市民の側から描いたエピソードなんかも添えるといいね。それとか優秀で誰からも好かれていた同僚警官が取り締まり中に黒人に襲われて殉職したエピソードとかね。この映画の描き方はとにかく一方的すぎる。この映画には一面的な弱者=善という短絡思想が垣間見える気がする。映画を作るとか例えばこの映画感想文を書くなどの行為もそうなのだが、人が何か他者に自分の意見を表明するとき、皆、「良い子」になってしまう。新聞記者やニュースキャスターがタクシー運転手に粗暴な行動をとったとか店員に怒りちらした、とか報道されたりするが、みな本音と建て前がある。映画監督って、どうしてもこういう「良い子である自分」を心地よく思ってしまう人種なのだろうなあ。どっかの新聞記者のように。
[DVD(字幕)] 3点(2014-09-24 07:01:11)
49.  GODZILLA ゴジラ(2014) 《ネタバレ》 
これは「ダーククリスタルに捧ぐ」と副題を付けてもいいんジャマイカ?ゴジラの下眼瞼に皺を寄せる特殊メイクは日本で1983年に公開されたダーククリスタルのスケクシーだし、敵方のギャオス改もダーククリスタルにおいてキラが呼び寄せる脚長の乗り物動物そのものじゃん。もちろん日本映画のガメラ忘れてはいません、もう一度改めましてギャオスの頭を使ってますねえ。あ、ゴジラについては表情によっては「おいらジーラ」ってばかりに猿の惑星って見方もアリですかね。さて、ストーリーはよく練られていてテンポよく無駄少なく、ラスベガスやシスコや日本と場面が散らばるにも関わらず各場面のつなぎが工夫され、とても見やすい映画だった。細かいところでは、あの高度9000メートルからのアプローチは、もう少しその難易度を表現してほしかった。また、ここは多くの人が感じるところだろうが、ゴジラの着ぐるみがあまりにも「ふなっしー」で、手関節、肘関節、肩関節、膝関節、諸々その長さバランスが人間チック。ただしこれはあえてそこを狙ったという可能性も大いにあると思うけど。
[映画館(字幕)] 9点(2014-08-03 23:14:34)(良:1票)
50.  オール・ユー・ニード・イズ・キル 《ネタバレ》 
一種のタイムトラベル物かな。バックトゥザフューチャー等、様々な矛盾点が生じる中、それをどう映画の中で辻褄を合わせていくかの妙味が映画の味わいとなる分野。そういう意味ではよく出来ているストーリーと思う。おそらく原作はかなり複雑な時系列を表現していると思われ、それをわかりやすくまとめるのは難しかっただろう。トムクルーズにジャンヌダルクみたいな女、それから三枚目悪役の将軍、宇宙人と、とてもわかりやすいキャラ設定とストーリー展開がよかった。 ただ、いくつか設定上の無理というか「マイルール」的なものを設定しちゃっているのがマイナス点。即死じゃないとリロード出来ず、瀕死の重傷で輸血されるとダメとか、ちょっと強引かな。さらに、宇宙人の構造は目新しかったけれど結局「よくある想像の範囲内のモンスター」に留まっており、ありきたり。ただ、モンスターの隠れた場所がダムの中で、「巨大建造物の恐怖感」を利用したのなかなかのセンス。
[映画館(字幕)] 7点(2014-07-03 06:56:48)
51.  アナと雪の女王 《ネタバレ》 
ANA機内21インチモニターで鑑賞。全くの子供向け。何を期待して鑑賞するかで評価はかわるだろうが、面白くはない。「世間で話題になっているから一応見ておこう」という私のような者にそもそも評価する資格などないともいえるが、それにしてもつまらない。「ありの~ままの~」などとテレビで言っているから、きっと主人公が悟りを開いたときに流れる曲なんだろうと予想してみていたら、とんでもなかった。引きこもりの主人公がさらに引きこもった時に歌うという、なかばヤケクソのような場面での歌ではないか。あれは教育上よろしくないぞお。
[DVD(吹替)] 4点(2014-05-08 07:25:39)(笑:1票)
52.  ゼロ・グラビティ 《ネタバレ》 
成田IMAXで鑑賞したが、正直ここまでの高評価に値する映画なのか、自分としては不思議でならない。宇宙空間というものはそもそも過酷極まりない空間であって、例えば温度はあのバナナで釘が打てる液体窒素より低温なわけだし、気圧はゼロだ。宇宙空間に何らかの塵があったとして、それと宇宙船の相対速度は場合によっては超高速なはずで、微小なチリであっても運動エネルギー、船体に与えるダメージは計り知れない。穴があいたら、あるいはそれが自分の体を貫通したらお終いだ。宇宙空間でチリに遭遇するリスクは小さいといえども、人工衛星の軌道上は宇宙のゴミが多くなっているとたくさん報道されてきている。だから宇宙旅行などというプランが売り出されてきてはいるが、果たしてそういうものを契約する人は、そういったリスクをイメージできているのだろうか。描かれた事故、事象は通常予想され覚悟せねばならない範囲のものであり、また、宇宙飛行士の訓練を受けた者にとって、助かる可能性を見いだせたからこそ生きながらえたにすぎず、そこにも感動は無い。加えて様々な箇所で見られる科学的におかしな設定のごり押しは興ざめ。こういうパニック物は、決められた設定の範囲でそこからのサバイバル、スリルを堪能するものでなくてはならないが、勝手に設定をいじられては子供だましとしか感じられない。せめてリアルに物理法則に忠実に表現してほしいものだ。 みな世間が高評価すぎるので、4点。
[映画館(字幕)] 4点(2014-02-25 08:25:21)(良:1票)
53.  クロニクル 《ネタバレ》 
ああ、こりゃあ見るんじゃなかった。どこかに現実感のある部分があるのではと、なんとなく期待しながら見ていたのだが、結局ウルトラマンとか仮面ライダーとか、スーパーマンとかと同じ、夢物語、おとぎ話、現代ファンタジーのカテゴリーであった。そのカテゴリーを楽しめる脳を持つ方には良いのだろうが、自分には無理。どういう楽しみ方をすればいいのか、非常に戸惑った。こういう映画の存在価値とは如何に?
[DVD(字幕)] 3点(2014-01-05 22:51:04)
54.  謝罪の王様 《ネタバレ》 
謝罪をテーマにしたのは新鮮だし、コントも安っぽいながらもそこそこ笑えるので、まあ楽しい気分にはなれる。でも、もう少しなんとかならんのかという印象を多くの人が持つのではないだろうか。 オムニバス形式に小話がいくつかあり、役者も非常に多数出てくるため、「ツボ」にはまる点もあるだろうが、例えツボにはまってもそれは小さい範囲であるため映画全体としては低評価になるだろう。個人にとって嫌いな演出やストーリー展開に当てはまってくる可能性もそれだけ高まる。 まあ、要はまとまりがなさすぎるといっていいだろうか。 私は最後のマンタン王国編が嫌いだ。きっと多くの人が同じ意見だろうが、あそこまで規模を広げる必然性は全くない。日常の中で留めたほうが面白くなっただろうに。特に強調したいのは荒川良々という役者のクサさ。役として演技過剰なのではなく、役者として下手なため演技過剰になっており、見てられない。二度とあいつの演技は見たくない。 
[映画館(邦画)] 5点(2013-10-07 07:16:33)
55.  凶悪 《ネタバレ》 
これは有名な話だからなあ。で、この映画がそれを題材にしているだなんて知らずにチケット買って映画館へ行ったわけだ。ストーリーがわかっちゃってるんで、つまんらないのなんの。暴力描写やグロ描写への耐性はかなりあるんで、インパクトも感じないし。おまけに取材側のウダウダした内輪話、苦労話、あれこれとご披露してくれるのはいいが、なんだかねえ。予習しなかった自分も悪いといえば悪いが、最近は予告での露出が多すぎる映画がありすぎて、極力事前情報を入れずに観に行っているわけで、ここまで特異的、有名な事件の映画化をしたのであれば、それなりの副題をいれるなどしてほしかったなあ。
[映画館(邦画)] 5点(2013-10-07 07:07:41)
56.  サイド・エフェクト 《ネタバレ》 
この映画は世間一般にはまだ認知されていない精神医療の問題点を組み合わせて、巧みなサスペンスに仕上げている。 昔、日本でも新聞記者が患者として潜入して精神医療の問題点をルポした本があったが、あれを思い出した。元来正常な記者が詐病で入院したのだが、いざ退院しようとしてもさせてくれない。まだ治ってないからと。おまけに薬を飲まされるので正常な人間が正常でいられなくなるという恐怖。 それから抗うつ剤SSRIとかSNRIの副作用のこと。体は起きているが脳は寝ているという状態(だったかな)。副作用でこういう犯罪がありうるんだよということを披露している。 そこにインサイダー取引、司法取引、医師と製薬会社の取引の裏側など、現実に行われているであろう世の暗部を映像化し、それら支流、傍流が次第に大きな本流へとなっていくストーリー展開は見事。
[映画館(字幕)] 8点(2013-09-27 23:25:17)(良:1票)
57.  ホワイトハウス・ダウン 《ネタバレ》 
クーデターを起こされたが一人の兵役経験者の超人的実力と活躍が世界を救った。という映画。ホワイトハウスと大統領が核攻撃のカギを握っているにも関わらず警備体制に穴がありすぎ、その危険性を描いている。 ある程度そういった知識は知っているつもりではあったが、悪者が本気になればかなり危険なのだと、少し味方を変えさせられた。 ただし、あまりにも荒唐無稽すぎた。現実感を持たせるためには、普通の人が超人的働きをみせるような要素は不要。警備責任者の寝返りも「人としてのモラル」をそこまで落とせる人間を設定しないと無理な脚本。 無理無理が多すぎて、見ていてなんだかな~感ばかり浮かび上がる。 
[映画館(字幕)] 6点(2013-08-30 08:48:41)
58.  スター・トレック/イントゥ・ダークネス 《ネタバレ》 
何と言っても主人公のカーク船長だ。カークはああじゃないだろ?あんなジョントラボルタみたいなゲジゲジ眉毛、もちっとインテリジェンスを感じさせる俳優にしたほうが良いんじゃないの? もっと言えば、カークもスポックもマッコイも本来はもっと年寄だ、ヴェテランだ。俳優の都合でイメージ変えたままその路線でずっと突き通されるのはなあ。若かりし頃のエピソードだけいつまでも掘り起しねつ造されるのはもうウンザリ。未知の世界へ、「これから」起こる出来事という設定にワクワクしたい。スターウォーズじゃねえんだから。レジェンドとかファンタジー路線に近づいてしまってるんじゃないの? 地球を代表する精鋭が未知なる宇宙の想像をはるかに超える(ここ大事)出来事に遭遇し、絶体絶命のピンチを天晴なチームワークと独創的なアイディアで切り抜ける。それがスタートレックだったはずだ。それを映画評論家やらが民族主義やら規則至上主義やら家族愛だのこの映画にとってはどうでもいいような点を評価するようなことをやっているからどんどん面白くない映画になってしまっていくのだよ。
[映画館(字幕)] 3点(2013-08-24 07:02:01)(良:1票)
59.  ワールド・ウォー Z 《ネタバレ》 
これはダメ。ゾンビ映画は基本的にサバイバル、鬼ごっこ、かくれんぼ。であるならば、そのゲームのルールがきちんとしていないと全然怖くないし、緊張感もない。 具体的に言うと、主人公が何がどうなっても死なない。冒頭、接触したんだからまずその時点でアウトでしょう、ふつう。飛行機が墜落してなんであの二人だけ生き残る?そしてあれだけ重症負って都合よくWHOの施設までどうしてたどりつけるの?周りにゾンビいるはずなのに。世界中が壊滅しつつあるのに電力がふつうなのはなぜ?衛星電話もいけるんですかね?ウイルスって目があるんですかね。ヘルペスウイルスが皮膚に水泡を作るのは弱った宿主から他の宿主に乗り移るためだけど、そういった発想からあの設定が出てきたんだろうが、あまりにも無理すぎじゃない? 人がアリのよう群がって行動する映像はそれなりに迫力はあるが、じゃあそれだけでいいかというと、さすがにゾンビものとしてはアウトでしょう。内臓とか血しぶきなんぞは今時流行らないからそんなの要らないが、脚本がクズすぎる。
[映画館(字幕)] 5点(2013-08-15 23:37:33)(良:1票)
60.  パシフィック・リム 《ネタバレ》 
怪獣映画で大事なことは「スケール感」。大きいからこそ怖い。ストーリーでハラハラするとかそんなのはっきり言ってどうでもいい。言うなればシマヘビとニシキヘビでどっちが怖い?トラザメとホオジロザメでどっちが怖い?見るだけで怖いのが怪獣。そこをどう迫力ある映像に仕上げるかがすべて。 この映画はそういう視点からみて、非常に迫力がある。おそらく史上最高の映像だろう。怪獣だけでなく、迫力を増幅させているのが対戦相手のロボットだ。これはダムとかでかい橋脚とか水に遣った巨大建造物が人間に何がしかの恐怖を与える理屈と同じで、あのロボットが水に濡れつつ海で戦いつつ、というのはなかなか怖い。 そのほかの人間ドラマ的な部分は「カレーライスの福神漬け」。この映画を見てそんなとこにアラを探しても楽しくはない。 iMAXのせいかもしれないが、この迫力には度肝を抜かれた。
[映画館(字幕)] 9点(2013-08-15 23:17:30)(良:1票)
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