41. くじらとり
《ネタバレ》 空想で遊ぶ園児たちの様子を追うだけの内容。 映像としては、その空想を実体化させて描写。 みんなの作ったストーリーに納得いかない男の子が最後にこぼす「ぼくが行っていたらもっと小さいくじらを見付けてやったのにな」というつぶやきが愉快。 [試写会(邦画)] 4点(2008-01-14 07:04:15) |
42. ひつじのショーン
全40話からなる内容故に、各々の出来はピンきりですが、平均をとってもその水準は高い。 一話約7分、しかも台詞を排した内容でここまで楽しませてくれるなんて、さすがアードマンといった代物。 [DVD(字幕)] 8点(2008-01-14 07:03:23) |
43. ザ・グリード
単なるパニックものとしてドタバタするだけですが、終盤付近はサービス精神満載な内容故に印象は悪くない。 [地上波(吹替)] 2点(2008-01-14 06:42:10) |
44. ペテン師とサギ師/だまされてリビエラ
《ネタバレ》 軽妙、多彩なコン・ゲーム。 語り口の技巧もさることながら、軽やかな展開は美しく、心地よい。 オチを知った上での鑑賞でしたが、十分に楽しめました。 騙されたことをも笑い、称賛する彼らの心意気は天晴れ至極。 なんとも清々しい逸品です。 [DVD(字幕)] 10点(2008-01-13 15:28:19) |
45. シャンプー台のむこうに
《ネタバレ》 ドラマ構成は真っ当に施されているものの、勝敗はご都合的なものに過ぎないので減点せざるを得ない。 最悪そういった作家の都合による展開をさせる内容であったとしても、優勝させてしまっては白けるばかり。 決勝では負けたけどドラマは処理(解決)され、「次回は優勝を」と奮起する内容が妥当だと思う。まあ、母親に次回はないでしょうが、だからこそ「次回は優勝を」という言葉は希望の象徴のようになると思うのですが。 [地上波(字幕)] 5点(2008-01-13 15:23:41) |
46. ジェシー・ジェームズの暗殺
《ネタバレ》 テーマの確立が成されておらず、結局成り行きを延々と説明する内容になってしまった伝記物でありがちな失敗作。 「自分が想うようには想われない」という片想いの苛立ちが・・・というドラマでみせるのかと思いきや、あれやこれやと盛り込み散漫なものに仕上げた揚げ句に、ダラダラとナレーション進行でエピローグを披露する始末。もう、すっかり辟易。 [映画館(字幕)] 0点(2008-01-13 10:11:35) |
47. ブラック・ドッグ
ちゃんと構成が施されていて好印象なのですが、攻防自体は大味なのでさほど楽しめない。 それにこの内容なら主人公には伏せて運ばせている方がいいんじゃないかな。 [地上波(字幕)] 6点(2008-01-12 16:26:03) |
48. みなさん、さようなら(2003)
《ネタバレ》 メインは父子のはずでしょうが、彼らにはドラマはなく、あるのはヘロイン中毒娘の改心ぐらい(これも一過性の反応にすぎないでしょう)。 このダメ男の死に際をみて、どう生きるか見直してみては、という丸投げ的意味しか見出せない内容。 父親の態度の出自は「自分を試すようなことをしなかった」という言葉から窺い知れる「出来る範疇でしか動いてこなかった後悔」だったり、死を遠ざけて、あるいは一切死に接することなく育ったからのように思える。しかし、あの年齢でそんなことは単純にあり得ないでしょうから、どうにも不自然。客を納得させるにはもっと説得力ある設定を与えといて欲しい。 何はともあれ、やっぱり進路選択という時期の前に死と向き合うようなキッカケがあった方がいいんでしょうね。これぐらいの感想しかない。 [DVD(吹替)] 1点(2008-01-12 08:40:43) |
49. バニラ・スカイ
観ている間は単純に楽しめるものの、結局世界観披露にすぎない内容。 こちらをオリジナルより先に観ていたのですが、トム・クルーズの方がもてそうにも軽そうにも見えるので、役どころにははまっているんじゃないかな。 [DVD(吹替)] 4点(2008-01-11 23:04:39) |
50. オープン・ユア・アイズ
《ネタバレ》 観ている間は単純に楽しめるのですが、結局世界観披露だけの内容。 [ビデオ(字幕)] 4点(2008-01-11 22:58:04) |
51. 隠された記憶
《ネタバレ》 確かに解釈はいかようにもとれるけれど、あの親子のどちらかが関わっていたのには違いないわけで、それ以上の構造を披露されても観客にとっては大した意味を成さないだろう。 過去の出来事を根に持ったのか、はたまた興味本位(こちらは息子の場合限定)だったのか知らないが、受け取った家族にドラマが発生しない(脅えている様子しかうつしていない)ので、曖昧に構造を披露しただけの代物でしかない。 ただ、ラストカットの様子が一連の出来事の後に初めて彼らが接触したという解釈であるのなら恨みの連鎖(父の敵討ちとしてあの息子に何か仕出かそうとしている)という悲劇の表現として多少は有意義な気もする。 [DVD(字幕)] 3点(2008-01-11 20:19:16) |
52. 暗いところで待ち合わせ
あからさまに低予算なつくリ。 それを補うような演出や演技があれば救われるのですが、どちらもいまひとつ・・・。 優れているのは原作だけという出来なのが勿体ない。 原作は友人の勧めで買ってはあったのですが、読まず仕舞いでいた作品。 読み物としての方が圧倒的に楽しめる内容だと思います(どのシーンも読書体験の方が楽しめそうだなという想像が先に立ってしまって、損した気分になってしまった)。 [DVD(邦画)] 8点(2008-01-11 20:07:03) |
53. オーロラの彼方へ
《ネタバレ》 現在の息子に影響は及ばないというのは致命的な設定の崩壊なので、ある程度減点せざるを得ない。 それに目をつむればよくできているだけに残念でならないですね。 SFなら設定の補強で対応できそうだけど、このファンタジー設定ではどう修正すればいいものか・・・。 [ビデオ(字幕)] 6点(2008-01-11 05:37:42) |
54. ヴァンパイア/最期の聖戦
尺の4分の3を世界観の説明や準備で費やすのが退屈。 徹底的な危機的状況に一瞬色めき立ったものの、簡単な解決。 敵も味方も大したことないので、さほど楽しめなかった。 [地上波(吹替)] 5点(2008-01-11 05:35:34) |
55. ビフォア・サンセット
前作同様、本作の彼と彼女はませた中学生程度の主義主張。多少経験値が増えて、妥協を味わい、疲れているのが窺えるものの大した成長はみられない。 結局愚痴の言い合いになって、はい、おしまい。 [DVD(吹替)] 0点(2008-01-11 05:09:22) |
56. 恋人までの距離(ディスタンス)
会話劇だというのは知っていたので事件めいたものが起きないのは覚悟の上でしたが、彼と彼女の間に何の変化も生じなけばドラマとも物語とも呼べない(惚れたというのは大前提のシチュエーションで提示済み)。 ならば、会話の内容が単純に興味深いものなのかと思いきや、知的好奇心を満たすような内容とも思えない。実際語られているのはませた中学生程度の主義主張。 「対立を恐れるのはおかしい」としながらも執拗には主張せずロマンスを維持することに終始する内容の浅さ。 偶然の出会いによるロマンスなんてものへの憧れだけしかない。 [DVD(吹替)] 0点(2008-01-11 05:06:19)(良:1票) |
57. 変身(2005)
単純に荒唐無稽な設定を使って可哀想な話を披露しただけの内容。 基本的にやりたい放題になっているのが余計に白けさせるし、演出・演技の質もそれを助長するようなレベル。 蒼井優はこの頃に比べると随分綺麗になったし、巧くなったんだなという発見ぐらいが唯一の収穫。 [DVD(邦画)] 1点(2008-01-11 04:54:58) |
58. ザ・ウォッチャー
ここまで中身のないサスペンスも珍しいのでしないでしょうか。 主人公をただただひびらせているだけ。 [DVD(吹替)] 0点(2008-01-10 10:03:53) |
59. チルソクの夏
《ネタバレ》 単に上手くいかなかった国際的遠距離恋愛話を披露するだけでドラマは希薄。 [DVD(邦画)] 2点(2008-01-10 09:43:07) |
60. トレインスポッティング
《ネタバレ》 単純に痛い目みて後悔するだけの文芸にもみえますが、麻薬を絶とうという課題に悪友という敵が立ち塞がるといった娯楽作品的内容が窺える。最後はある一手で決めますしね。 まあ、このムードを確立できた演出家の勝利。 [DVD(字幕)] 7点(2008-01-10 09:38:49) |