41. ティガー・ムービー/プーさんの贈りもの
《ネタバレ》 くまのプーさんに出てくるキャラクターたちは、どこか理不尽で、だけど憎めない、それが持ち味だと思います。今作では人の話を全然聞かない(でも自分に都合のいいところはちゃんと聞いてる)ティガーを始め、彼らの個性がよく活かされて描かれていて楽しめました。ところどころキャラクターたちのミュージカルも入ったり、起承転結も分かりやすくて見易いです。最後のティガーとルーのやり取りには思わず感動してしまいました。見終わって暖かい気持ちになれます。 [DVD(吹替)] 8点(2011-07-29 09:56:41) |
42. トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン
《ネタバレ》 面白いかどうかで言えば面白くないんですよねぇやっぱり。大きなところから細かいところまで突っ込みどころ満載です。前半こそ二転三転するような展開で一応ストーリーはあるんですけど、それも何かもう見せ方がゴチャゴチャでふーんて感じになります。シカゴに行ってからはずーっと戦闘だけやって決着ついたらそのまま映画も終了。もっとこう、大団円で終わればいいのに。しかし。しかしですよ。好きか嫌いかで言ったら好きなんですよ。トランスフォームシーン何回見ても飽きないんです。出てくるロボットの質感とかデザインとか単純にかっこいいと思うんです。スポーツカーを意味もなくやたら並べて走らせるのもわくわくするんです。映像の凄さとしては前2作ほどの感動こそないものの、スローモーションが随所に入ってて変形の動きがよく見えたり、トランスフォーマー達の動作や戦闘が洗練されていて、"ロボットアクション"としてかなり完成されてるんじゃないでしょうか。個人的にすごくツボに入る映画なんですよね。 [映画館(字幕)] 9点(2011-07-29 09:25:19)(良:2票) |
43. インセプション
《ネタバレ》 冒頭から難解ですが、次第に世界観が分かって来るとぐいぐい引き込まれました。夢や潜在意識に潜り込んで行く、という比較的誰でも考えそうな設定ですが、ここまでしっかり話を作って映像化したのは見事です。ただ、主人公たちに少々都合の良い展開ばかりが続くなぁという印象は受けました。いくら夢だからってイマイチこう、苦戦してるように見えなかったです。あれだけ襲撃されてやられたのサイトーだけだし。それと、コブの問題を解決する鍵になりそうな女の子アリアドネの存在感も薄く、キャラの重要性がさほど感じられませんでした。とは言え全体的には楽しめました。クライマックスでタイムリミットに間に合うかどうかという流れからの結局ラストどうなの、という終わり方は嫌いじゃないです。 [DVD(字幕)] 7点(2011-02-24 22:26:38) |
44. トロン
この公開年を考えれば、設定や映像はかなり斬新で革新的だったんじゃないでしょうか。なかなか良く考えられて作られてると思います。シンプルで単調なCGも今見てもけっこう美しいと思います。ただ、ストーリーまでシンプルで単調にすることはなかったんじゃないだろうか、というくらいチープな展開で話の中身は何もあったもんじゃないです。 [DVD(字幕)] 5点(2010-11-30 13:31:57) |
45. Mr.Children Split the Difference
《ネタバレ》 いわゆる"コアな"Mr.Childrenファン向けの映画です。Mr.Childrenの音楽に対する姿勢が垣間見れて興味深いです。彼らが実施した小規模なライブをドキュメンタリー化したわけですが、小さい会場を前提としたライブシーンは映画館で見るとその場にいるような雰囲気を味わえて中々良かったです。過去の曲のアレンジや新曲の製作風景、ライブの打ち合わせ等も目の前で繰り広げられているような錯覚もできます。カメラ(撮り方、画質)も本番と舞台裏で違うので、その映像の切り替えによってここから本番!と観ている側も気持ちの切り替えができます。ただ、映画という試み自体は良いんですが、やはりわざわざ映画でなくても・・・と思ったりもしました。曲がフルで流れるのは10曲程度、選曲もマニアックなものがメイン、前述の通りせっかくその場にいる雰囲気を味わえるのに映画館なので盛り上がるわけにも行かない(ライブをただ座って聴いてる状態)・・・等、映画として有りなのかどうか中途半端な感じになってしまったような気がします。それでも、2週間限定公開ということで見なきゃという気になり、見て損はなかったかなと思ってしまう、その商法にまんまとハマったコアなMr.Childrenファンの私でした。 [映画館(邦画)] 6点(2010-09-13 00:02:59) |
46. 踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!
《ネタバレ》 ファンとして、従来の"踊る"シリーズと同じものを期待してると肩透かしを喰らいますね。これまでのように勢いもなく所轄の仕事=捜査して犯人確保という部分が弱く、そこに物足りなさを感じました。内容的にもテレビスペシャルで良かったような気がします。無駄にスケール広げて映画に耐え得るようにした感がありますね。いかりや長介が亡くなったことを乗り越える為とは言えちょっとそれに捉われ過ぎています。和久さんの親族を登場させる意味もなかったです。青島が病気で死ぬかもしれないとか、日向真奈美が死にたい願望とか、生と死に対するメッセージを発信したかったのは分かりますが、くどすぎて冷めます。誰も"踊る"にそんなメッセージ性求めてないでしょう。とは言え、最近の映画やドラマって大抵死ぬ死なないで感動を誘うようなのが多い中で、青島に関してはそこを笑いのネタにしてしまうから潔いです。それと、時代の変化・年齢の変化・キャリアの変化とある程度リアルタイムで進んでるシリーズなので、事件の起き方もまさに現代社会を反映していますし、登場人物もキャラ付けは変わらない中に社会、仕事における立場の変化が出ています。その変化に挑戦するのが"踊る"であり、他の刑事ものと一線を画している部分なので、従来と同じような展開にして売れるフォーマットの焼き直しのようなことをしていないのが個人的に高評価です。そこに、シリーズを見続けてきた人なら「おぉ」となる場面があるので、相変わらずファンへのサービス精神を忘れていないのも良いです。織田裕二と深津絵里の掛け合いとか軽妙ですばらしかったです。大ヒットとシリーズとしての内容が期待される久しぶりの続編という条件下で考えれば、だいぶ健闘したのではないでしょうか。 [映画館(邦画)] 7点(2010-07-25 13:55:18) |
47. 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
《ネタバレ》 シリーズのこれ以上ないくらいの集大成といった感じではないでしょうか。数年ぶりの続編とは思えないくらいパワーがあり、主要キャラそれぞれに見せ場があります。スケール感や勢いなどが増しており前作よりは映画っぽくなりました。設定的矛盾や現実にはあり得ない描写などは分かった上で見せ方優先にしていて、エンターテイメント映画に徹している姿勢が良かったです。その分、ストーリーはこれまでのシリーズのおいしいとこ取りで置きに行った印象はあります。例えば、沖田が来て所轄と対立する→室井初登場時、すみれが撃たれてから犯人確保までの流れ→真下が撃たれてからのそれetc。リンクさせてるとかセルフオマージュと言えば聞こえはいいですのでそういうことにしておきましょう。そうすることでこれが"踊る"だということを初見の人に対しても分かりやすく見せられますので。今作はシリーズの続編としては正解だと思います。 [地上波(邦画)] 8点(2010-07-25 13:20:50) |
48. 踊る大捜査線 THE MOVIE
《ネタバレ》 テレビシリーズのファンの為の映画。ファンへのサービス精神から出来上がってるので、映画として見るには少々厳しいものがあります。一応"分かった上で"色々な作品へのオマージュをしていますが、遊び心というよりもスタッフたちの自己満足でしかありません。なので伝わってくるものは何もありません。とは言え、テレビドラマからそのまま話がつながっているので、前述の通りドラマファンにとっては十分楽しめるのではないでしょうか。ストーリーはともかく登場人物たちの葛藤もひとまず決着がつきますし見どころはあります。かの有名なセリフも、盛り上がらせ方がドラマっぽくてなかなか良いと思います。個人的にこのシリーズは好きで非常に楽しめたのですが、やはり映画としてはちょっと・・・という部分がどうしてもあるので5点くらいで。 [地上波(邦画)] 5点(2010-07-25 12:52:54) |
49. アリス・イン・ワンダーランド
《ネタバレ》 独創的な世界観。やはりこれがすばらしいです。相変わらず色使いやデザインが独特でティム・バートンらしさがあります。不思議の国のアリスなんて、原作が有名だし映画もディズニーがアニメ化してるから完全に出来上がってるイメージがあるわけですが、独自の解釈を加えて再構築したことでそれらを飛び越えてます。そもそもティム・バートンの頭の中=ワンダー(アンダー)ランドなんでしょうね。その映像化の実現に欠かせないジョニー・デップやダニー・エルフマンといったいつもの面々も良い仕事してます。ジョニー・デップなんて完全にただのコスプレですが、キレっぷりがキャラクターの正当性を引き出してます。ストーリーはベタ中のベタで、ファンタジー映画としては0点なんですけど、この映画に関してはもうそこは関係なかったです。この世界観、好きです。 [映画館(字幕)] 9点(2010-04-25 14:18:51)(良:2票) |
50. 南極料理人
《ネタバレ》 ゆる~い脱力系映画ですね。料理を主軸にちょっとしたことがちょっとだけ起こりつつストーリーは進むけれど、それ以上の展開は一切なく、淡々とおっさんたちの南極の暮らし~帰った後を見せられるだけ・・・なのに面白い。憎めない登場人物たちとおいしそうな料理が、南極という辺境の地に暖かさをもたらし、微笑ましくなります。ちょっとテンポを殺しがちな"間"も、この映画だからこそ許容できる演出だと思いました。「オーロラ?そんなもん知るか!」って隊長(笑) [DVD(邦画)] 8点(2010-03-24 23:49:51)(良:1票) |
51. アバター(2009)
《ネタバレ》 映像の完成度は抜群。登場する生物たち、パンドラの景色、近未来の兵器といったSF的要素の表現はこれ以上ないくらい素晴らしいです。各シーン見入っちゃいます。話の展開は完全に読めてしまいますね。題材でもあるアバターという設定や信じる信じないのラブストーリーに特に新しさは感じられません。でも見せ方がうまいので最後までドキドキしながら見れました。3D上映は好き嫌い分かれるところだと思いますが、個人的には楽しめました。映画という文字通り視覚に訴える部分が大きい媒体で、そこを存分に活かした作品だと思います。 [映画館(字幕)] 7点(2010-02-12 22:19:05) |
52. ONE PIECE FILM STRONG WORLD
《ネタバレ》 内容は、ヒロインがさらわれて大ピンチで仲間が助けようとして一回やられて主人公が怒って必殺技で倒す・・・ただそれだけ。童心に帰って見られればその単純さは楽しめるかもしれませんが、ちょっと面白みには欠けます。とは言え原作者が直接的に関わってるだけあって、随所に作品へのこだわりを感じられるのがやはり最大の魅力ですかね。作画もきれいですし、迫力があります。竹中直人やミスチルもいい感じです。「ワンピース」がすごく好きな人にとっては満足できる内容になっているんではないでしょうか。 [映画館(邦画)] 6点(2009-12-20 12:47:31) |
53. カーズ
《ネタバレ》 車を題材に、ここまでキャラクターを付けて演出しているのは見事だと思います。CGアニメーションのレベルはもちろんのこと、この徹底した車映画の世界を表現できる想像力と創造力が素晴らしいですね。シェリル・クロウ始め音楽もすごく良かったです。設定や背景が薄っぺらい部分はありますが、セーフティーカー導入やフェラーリに憧れるフィアットetc...出てくるレースシーンや登場車種は割とツボを押さえてあるので、モータースポーツや車好きな自分にとっては面白くてたまらなかったです。これまで映画館、DVD、テレビと数回見てきましたが、また見たいと思います。 [地上波(吹替)] 9点(2009-12-05 12:57:05) |
54. ザ・マジックアワー
《ネタバレ》 有名で実力派なタイプの役者さんがたくさん出演しているのは見応えがあります。佐藤浩市の大真面目な迫真の演技っぷり、深津絵里の悪女っぷり、西田敏行のとぼけっぷりetc、どれを取っても素晴らしかったと思います。コメディ部分もしっかり笑えるようにできてます。ただ、長いですね。ストーリーは別に斬新でもないし、終盤に向かうほど失速していくような感じでした。ラストも普通にめでたしめでたしで、展開も簡単に読めてしまいます。この程度の内容ならもっとコンパクトにまとめて上映時間を短くして、テンポ良く話を進めてほしかったです。 [地上波(邦画)] 5点(2009-10-05 14:42:43) |
55. トランスフォーマー/リベンジ
《ネタバレ》 ストーリー展開は強引だし、設定には無理があるし、トランスフォーマーが出て来すぎて訳分かんない上主要っぽいキャラが中途半端な活躍や登場で終わる。でも・・・でもそれで良いと思うこの映画。スケールのデカさは(無駄な程)ケタ違いで、爆発シーンやら戦闘シーンやらとにかく何だかガチャガチャと派手な画面が連続していく。それについていければ迫力と勢いを存分に楽しめる。そして何より映像のクオリティが凄まじい。毎シーン毎シーンよくあのレベルのCGを描画したもんだと感心してしまう。それが見られただけで満足。 [映画館(字幕)] 10点(2009-06-20 00:23:23) |
56. DRAGONBALL EVOLUTION
やっちゃった感全開ですね。 [映画館(字幕)] 2点(2009-03-21 23:11:20) |
57. ウォーリー
ちょっと展開は単調なようにも感じましたが、絵本のようなストーリーは見終わって単純に面白いと思いました。ロボット達の人間臭い動き、現実的なようで非現実的な世界、なのにとても「リアル」だと思ってしまうピクサーのアニメーションには毎回驚かされます。見て良かった・映画館に足を運んで良かったと素直に思えた作品でした。 [映画館(吹替)] 8点(2009-01-04 16:06:25) |
58. コンスタンティン
《ネタバレ》 難しい題材の割に展開もある程度まとめられてて見易かったけど、ストーリーに奥行きがない。コンスタンティンはなんだかんだ言って普通にいい人だし、ラストはサタン様任せで終息、結局何が言いたかったんだろう?って感じだった。でも、ガブリエルのキャラ設定だとか地獄の描写とかは見応えがあってその辺りは非常に良かった。 [地上波(吹替)] 6点(2008-05-26 13:52:53)(良:1票) |
59. ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女
《ネタバレ》 ライオンがすげーカッコいい。兄弟姉妹の素人っぽい感じ(全然上手くないというか)も逆に良かったと思う。この監督さんのナルニアの演出は個人的にはハマった。音楽も好きだった。ともあれ、ライオンがすげーカッコいい。 [DVD(字幕)] 8点(2008-05-26 13:18:13) |
60. ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛
《ネタバレ》 第1章がけっこう好きだったので、監督やメインキャストが同じ第2章も楽しめた。冒頭のタイトルの出し方とか、夜襲失敗の辺りとか、最後の木の叉をくぐる所とか、特別何てことはないんだけどそういう演出が好き。前作もそうだったけど、この監督が創り出すナルニアの雰囲気は心地良い。分かりやすい単純な内容だとは思うけど、ファンタジー映画だから割り切れる。アスランがいきなり出てきてあまりにも呆気なくコトを片付けすぎで、いきなり映画が終わった感じはしたけど。あと、前作であんま上手くないなぁと思っていた4兄妹役の子達が、慣れてきたせいか今作ではそこそここなしてる具合に演じていたのが何だか残念だった。素人っぽさが良かったのに…。 [映画館(字幕)] 8点(2008-05-26 12:55:34) |