41. 88ミニッツ
時間に追われている割には『24』のような緊張感に欠ける。しかし、アル・パチーノのシブい魅力と丁寧なカメラワークで最後まで飽きずに楽しむことができた。 [DVD(字幕)] 6点(2008-12-03 23:03:45) |
42. レッドクリフ Part I
ジョン・ウー久々の快作。豪華な俳優陣とCG満載の迫力映像が映画館の巨大なスクリーンにぴったり。ドラマも善が悪を倒すというシンプルなものであり、大作と呼ぶにふさわしい。どのキャラクターも魅力的で、カッコイイ男たちの姿に爽やかな気持ちになれた。 [映画館(字幕)] 8点(2008-12-03 23:01:22) |
43. 1408号室
ホラーでもなく、意外な展開も少なく感じた。J・キューザック主演の似たテーマである『アイデンティティ』の方が、私にとって驚きもハラハラ度も上です。 [映画館(字幕)] 6点(2008-12-03 22:57:41) |
44. ブラインドネス
《ネタバレ》 突然盲目となったときに現れる人間の悪しき面や欲望を描いているのだが、リアルでない。悪意に走る人間を多く映し出す反面、友好を重んじる人間たちの影が薄い。街に出て、協力し合いながら生きている人間たちの姿に救われる。絶望から“生きる”道を見出す姿勢こそ人間の本意であり、悪意の反対側として心に響くものだと思う。 [映画館(字幕)] 5点(2008-12-03 22:55:16) |
45. イーグル・アイ
《ネタバレ》 展開の速さ、アクションの迫力で一気にみせられた。が、監視される恐怖はあまり伝わらず。コンピューターが黒幕だと分かってからの展開も凡庸になってしまったのが残念。 [映画館(字幕)] 6点(2008-11-09 19:19:37) |
46. 宮廷画家ゴヤは見た
《ネタバレ》 サンペンス性の高いおもしろさがあった。少女は助かるのか?神父は罪に問われるのか? その一方で、主題は異端審問を中心とした激動の時代に翻弄された人々の姿にある。観客の目はあくまでゴヤであり、彼は傍観者で記録者だ。セットや衣装も豪華で、ファアマンの演出の力強さを堪能できた。 [映画館(字幕)] 8点(2008-11-09 19:17:33) |
47. シューテム・アップ
アクションと派手さは抜群。ストーリーも一応しっかりしてある。けれど、ハードボイルドなカッコ良さは低かったかな。 [DVD(字幕)] 5点(2008-11-09 19:12:13) |
48. テラビシアにかける橋
《ネタバレ》 子供頃の想像力はどこまで広がっていたか。子供によって違っていた気がします。少年の想像力は、隣に引越してきた女の子によって膨らまされ、現実世界でもだんだん少年自身が変わっていく。ファンタジーかと思って見たら間違いでした。爽やかな味わいの残る映画です。 [DVD(字幕)] 7点(2008-09-24 07:26:05) |
49. 落下の王国
《ネタバレ》 映像美は十分に堪能できました。オープニングのモノクロシーンから、ラストのサイレント映画の落下シーン数々まで美しい。随所で使われていたクラシックもまた妙。ただ、ストーリーは物足りなさを感じます。病院での青年と少女の交わりには心揺さぶられますが、空想叙事詩はイマイチ。少し残念でした。 [映画館(字幕)] 7点(2008-09-23 19:39:35) |
50. イントゥ・ザ・ワイルド
《ネタバレ》 映像の美しさに魅了されます。旅する青年が出会う人たちも実に魅力的な人たちばかり。そして何よりも主人公に惹かれます。なぜ彼は旅に出たのか?アラスカを目指したのか? 親への反抗、物質社会への嫌気、怒り…… 見る人によって感じ方が違うのではないでしょうか。ショーン・ペン監督の力作です。 [映画館(字幕)] 9点(2008-09-11 21:09:23) |
51. ボビーZ
《ネタバレ》 ポール・ウォーカーに魅力を感じて楽しめるかどうかという作品。別人になりすます緊迫感を感じないので、どうも軽くなってしまっています。 [DVD(字幕)] 5点(2008-08-30 22:20:26) |
52. さらば、ベルリン
それなりに飽きないストーリー展開でしたが、これという良さを感じる部分はありませんでした。原作はハラハラしておもいろいサスペンス小説なので、残念です。 [DVD(字幕)] 6点(2008-08-30 22:18:02) |
53. ダークナイト(2008)
二度鑑賞しました。てんこもりの映画で、一度では満足できませんね。ジョーカーの繰り出すゲームに、バットマンも観客も踊らされます。ヒースのジョーカーは圧巻。ゴッサムシティの描き方は、前作『バットマン ビギンズ』とはだいぶ変わっていましたね。 [映画館(字幕)] 9点(2008-08-24 17:05:45) |
54. アクロス・ザ・ユニバース
ビートルズの名曲をもとにした青春ミュージカル。60年代のNYを舞台に、ベトナム戦争の波に呑まれた若者たちのドラマが展開する。主題は“愛”と分かりやすい。しかし、ビートルズの数々の曲と、ジューリー・テイモア監督の個性的な演出に終始圧倒されっぱなしです。『タイタス』『フリーダ』の監督なので、奇抜な演出がダメな人は合わないかもしれませんが、スクリーンの大音響,大画面で堪能するのに十分値する作品になってます。 [映画館(字幕)] 8点(2008-08-24 17:00:53)(良:1票) |
55. ファウンテン 永遠につづく愛
《ネタバレ》 中盤までは、なんのことやら話が掴めませんでした。中盤以降、イジーの病とそれを治そうとするトミーに焦点が当たってからはそれなりに楽しめたかな。全体的にゆっくりと話が進み、『レクイエム・フォー・ドリーム』のような惹き込まれる感じがなかったです。未来の宇宙船の映像世界はキレイで、特にラスト、未来から過去へと至るイメージ群は陶酔感を得られました。 [DVD(字幕)] 5点(2008-07-13 21:20:34) |
56. インベージョン
ハラハラ感を得ることができて、サスペンスとしてはうまくまとまっています。ヘンに音響で盛り上げすぎることなく、静かに襲ってくる恐怖が良かったです。ダニエル・クレイグのキャラは、もっと活かしてもよかったかも。 [DVD(字幕)] 6点(2008-07-13 21:14:23) |
57. 告発のとき
《ネタバレ》 T・L・ジョーンズがオスカーノミネートも納得の映画。軍、そして国家に絶対的な信頼を置く父親が、息子の死の真相を探るうちに自国の抱える大きな問題に気づく。息子の死という悲しみを押し殺し、冷静に捜査の目を光らせ、真相を得る。しかし、イラク戦争の影で感情の歪んでしまった若き兵士には怒りをぶつけることができない。いったいこの国はどうしてしまったのか!?主人公の目に浮かぶ疑問です。そして、ラストの反旗が彼の唯一の国家への警鐘となります。派手なところなどない映画ですが、強く心に残る一編です。 [映画館(字幕)] 9点(2008-07-06 21:50:44)(良:1票) |
58. イースタン・プロミス
《ネタバレ》 ヴィゴ・モーテンセンの、悪い奴やのかいい奴なのか分からない存在感が映画の核です。それだけに、ヴィゴの正体が明らかになってからは、ラストの盛り上がりに欠けてしまった感あり。ヴィゴがクローネンバーグ監督と組んだ『ヒストリー・オブ・バイオレンス』に比べると、印象に残らない映画です。暴力描写は、リアルですが。 [DVD(字幕)] 6点(2008-06-19 07:31:36) |
59. アイム・ノット・ゼア
ボブ・ディランについては少し知っている程度で鑑賞しました。一人のミュージシャンを、個性的な6人の俳優が演じる不思議なストーリー展開を期待したのですが、ストーリーが全然つながらず物語に乗り切れずじまいでした。 [DVD(字幕)] 5点(2008-06-11 22:54:22) |
60. ミスト
《ネタバレ》 あまりに悲痛なラストですが、そこに至るまでの伏線が丁寧に描かれていたので違和感はありませんでした。息子との約束、スーパー内で霧に囲まれていて分からない外の状況、極限状態での人間同士の対立……しっかりとしたドラマに目が離せませんでした。様々な異世界のクリーチャーも、中盤から違和感がなくなり幻想的なものに感じました。 [映画館(字幕)] 7点(2008-05-15 21:51:41) |