41. ブーリン家の姉妹
《ネタバレ》 「女の戦いのドロドロ」を想像して映画館に行ってみたら(ぼくはそういうの大好き!)、ドロドロしてたのはナタリー・ポートマンだけでした(笑)。演出がちょっと性急な印象。もう少し丁寧に2人の女性の心の動きを追ってもよかったんじゃないでしょうか。ちょっと感情が理解できない部分がありました。 [映画館(字幕)] 5点(2009-01-18 23:46:42) |
42. セックス・アンド・ザ・シティ
WOWOW初回放送から観ている者としては、感情移入もできるし、ストーリーもまとめ上手で、今現在のニオイもしっかり入っていて、とてもいいと思うんだけど…ドラマ観てない人は意味がわかるのでしょうか、これ。観て誰もが面白い映画でないところに問題ありかもしれません。 [映画館(字幕)] 7点(2009-01-18 23:38:56) |
43. インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
前の三作より「広げた風呂敷がデカい」。もうまとめられないほどデカい。破天荒というか荒唐無稽というか…デタラメとかトンチンカンとかのほうが言葉が近いかな(笑)。観ている間にずいぶんな回数失笑してしまいました。でもね、それがこの映画の良さです。小粒なSFより、爆発したデタラメ話のほうがおもしろいに決まっています。個人的には非常に好感をもって最後まで観られた映画でした。 ハリソン・フォードはいまだにセクシー。それもすごい。 [映画館(字幕)] 8点(2009-01-18 23:33:11) |
44. クローバーフィールド/HAKAISHA
《ネタバレ》 最近流行の「ニューヨークの街並みがちゅどーん!」映画。 観る人をどれだけ不快にさせるかということに心を砕いた演出のみに点数献上(その心意気にちょっとだけ感心しました)。発想も映像もひどく凡庸で数年後に覚えている人はあまりいないかも。画面酔いする人もいるかもしれません。ビデオより映画館のほうがこの映画の良さ(悪さ?)がわかる思います。 [映画館(字幕)] 6点(2009-01-18 23:24:53) |
45. ノーカントリー
最後まで飽きない、ぎっしり詰まった造り。この重ったるさが好き嫌い分かれるだろうけど、ストーリーの重さに負けないハビエル・バルデムの重量級の存在感を観るだけでも一見の価値ありです。重さの割には読後感がすっきりなのもまたよし。 [映画館(字幕)] 8点(2009-01-18 23:18:07) |
46. 魔法にかけられて
主役の女性、もうちょっとシワなんとかならんのかしら。「お姫様」にしては老け気味で、観ている間にいろんなことを考えちゃって集中力が途切れました。パトリック・デンプシーも白馬の王子様としてはちょい老けすぎかなあ。 全体的にはテンポよく楽しめます。久々に幸せな気分になれる映画。ただし、ミュージカル映画としてはかなり凡庸。 [映画館(字幕)] 7点(2009-01-18 23:07:54) |
47. バンテージ・ポイント
テンポもいいし、わかりやすい。ハラハラもしてミステリーの要素もあってスターも出るし…となかなか盛りだくさんなのが災いしてか、ちょっと「クドい」のね。謎解きはなかなか面白いけれど、展開のクドさに最初の一時間は辟易。それさえ乗り越えれば読後感も悪くない。映画の構造上、短気な人にはお勧めできません(笑)。 [映画館(字幕)] 7点(2009-01-18 21:05:20)(良:1票) |
48. ライラの冒険/黄金の羅針盤
原作を知らないのでなんとも言えませんが、「詰め込みすぎ」なのか「はしょりすぎ」なのか、とにかく一生懸命セリフを追わないと何が何やらわからなくなります。もうちょっと丁寧に作れないものか。演出も脚本もCGも、すべてが乱暴です。ニコール・キッドマンの役も芝居もつかみどころがないので、ファンの人にはあまりおすすめできません。 [映画館(字幕)] 2点(2009-01-18 20:46:04) |
49. イーグル・アイ
《ネタバレ》 意思あるコンピューターが暴走ってアンタ…50年代じゃあるまいし、SFのネタとして、オチとして、お粗末すぎ(笑)。テンポよくハラハラしながら見られますが、オチがどうにもいただけない。実に幼稚です。人類と人類がつくりだす機械はここまで愚かではありません。 [映画館(字幕)] 3点(2009-01-05 18:06:33)(良:1票) |
50. ワールド・オブ・ライズ
《ネタバレ》 邦題に問題あり。ワールド・オブ・ライズっていうからには、世界を震撼させるような驚天動地のハッタリを期待してしまうのが人情というものでしょう。なのに、実際のハッタリはチャチで、ハッタリした上に勝ち得たものもテロ組織の幹部の逮捕ってだけ。どうせならテロ組織壊滅、ぐらいまで行ってほしかった、この題名なら。 内容は、よく言えば難解、悪く言えば不可解。何故ラッセル・クロウがディカプリオの邪魔ばかりするのか、日本人サラリーマンの僕にはさっぱりわかりませんでした。 [映画館(字幕)] 3点(2009-01-05 17:52:29)(良:1票) |
51. 地球が静止する日
《ネタバレ》 地球人が自然を破壊するから宇宙人がそれを諫めにくる、っていうプロットがまず気に入らない。その自然破壊がなんなのか具体的に説明されてないのも頭悪ぅーい感じ。映像も、最近こんなもの見慣れたせいもあって特に驚きはありません。地球環境保護に熱心な地球市民(笑)のみなさまなら大好きな一本でしょう。が、地球環境保護を具体的にどうしたらいいか、前向きに取り組んでいる人々にとっては腹立たしい一本。1800円取られた挙げ句、真っ向からプロパガンダされると非常に萎えます。 [映画館(字幕なし「原語」)] 3点(2008-12-27 01:36:43) |
52. ハッピーフライト(2008)
《ネタバレ》 「テレビっぽい」。が、それがダメかっていうとそんなことないです。軽薄な感じがこの映画の醍醐味かと。テンポがよく、少しハラハラもして、笑いもいっぱい。主役らしい人を決めない群像劇って日本ではあまり思い出せないけれど、この映画はまさにそれ。視点がくるくる変わるので見ていて飽きません。 内容的に気に入ったのは、トラブルの原因が、勘違いしたプロ市民団体ってとこかな(笑)。リアリティばっちりで、すごくあり得そう。 [映画館(邦画)] 8点(2008-12-16 12:15:12) |
53. 1408号室
《ネタバレ》 ホラーというよりオバケ屋敷。びっくりはするけど恐くはないです。共感できる登場人物はいない(そもそも人数少ない)。1800円払ってギャーとかウーとか言いたい人にはおすすめ。 [映画館(字幕)] 3点(2008-12-08 14:22:44) |
54. センター・オブ・ジ・アース(ブレンダン・フレイザー主演)
ビール飲みながら、ポップコーンかじりながら、ハナクソほじりながら見られるバカ映画(いい意味で)。「息をもつかせぬ」というタイプではないですが、最後までスピーディに展開して飽きずに見られる娯楽作品です。3Dも楽しい。ディズニーシーの同名アトラクションが好きな人なら見ておいたほうがいいと思います。ひとつ難を言えば、ブレンダン・フレイザーのカラダかな(笑)。タレ乳・出腹はハリウッドアクション俳優としていかがなものかと。 [映画館(吹替)] 6点(2008-12-08 14:16:14)(良:1票) |
55. おろち
みどころは主演女優2人の本気の殴り合い。いやあ、爆笑しました。 [映画館(邦画)] 8点(2008-11-03 23:40:18) |
56. ウォンテッド(2008)
《ネタバレ》 一本の映画として考えるならば否定論もしょうがないとは思いますが、しょせんアメリカンコミックが原作だと考えれば合点がいきます。美人女優の座を一発で捨てるほどに歪んだアンジェリーナ・ジョリーの顔、物理を無視した弾道などなど「ありえなさ」にあふれてる。あまりにもバカバカしい。これはね、笑って見る映画ですよ、と悟ればとても面白い。あちこちゲラゲラ笑いました。ラストの鮮やかさに爽快感あり。 [映画館(字幕)] 6点(2008-10-06 18:45:40) |
57. パコと魔法の絵本
《ネタバレ》 最初の20分ほど、人物紹介がちょっとたるい。が、それを乗り越えると俄然おもしろくなります。ファンタジー感あふれるすばらしいCGに負けない役者たちの熱い芝居も見どころ。なんといっても役所広司がすごい。この人の俳優としての底力をまざまざと見せられた思いです。登場人物が多すぎるかな、という点でマイナス1点。 [映画館(邦画)] 9点(2008-10-06 12:19:23) |
58. 崖の上のポニョ
《ネタバレ》 宮崎監督、ジジイの妄想大爆発! そのイマジネーションの引き出しの多さに完全にノックアウトされました。どこからが現実でどこからが夢なのか、それともすべてが夢なのか、そんなストーリーの穴なんかどうでもいいぐらい、いろんなシーンにメロメロです。高波の上をポニョが走るシーンなんておしっこもらすかとおもうぐらい感動しました。ここまで妄想して、その妄想をここまで映像化できるというのは、映画文化の成熟した国の人間にしかできないことでしょう。日本人に生まれてよかったと心から想いました。 [映画館(邦画)] 10点(2008-10-06 12:12:21) |
59. 20世紀少年
《ネタバレ》 こういう映画は観客にいかに"その気"にさせるかが大切だと思う。でも見ていてまったく恐くないし、焦りもしない。「ともだち」の何が恐いのかまったくわからない。とにかく、『とんでもない大事件』が起こり、このあともそれが続いていくという切迫感の演出が足りなすぎます。映像は妙にクッキリハッキリ、ミステリー感ゼロ。唐沢の芝居はテレビドラマ丸出しで、ストーリーに対する焦燥感に欠けます(彼だけじゃなくてほぼ全員だけど)。ひとえに演出が悪いんだと思う。ていうか、竹中直人と研ナオコが出てきただけでもう真面目に見る気が失せました。CGのすごさに2点だけ献上。 [映画館(邦画)] 2点(2008-10-06 12:02:59) |
60. おくりびと
日本人の「死ぬ」尊厳をていねいに描いた秀作。冬の山形の白っぽい風景描写や、建物のちょっとした洋風趣味を取り入れたのも、映画の雰囲気を創りだすのに成功しているようです。ところどころ小っ恥ずかしいセリフがあるのと、広末の年齢不祥な演技が気になったのでマイナス1点。 [映画館(邦画)] 9点(2008-10-06 11:48:37) |