41. 12人の怒れる男(2007)
《ネタバレ》 オリジナルと間違って、先にこちらを観てしまったのですが・・・。だからこそ、こちらをとても面白いと思いました。でもやっぱり、ちゃんと、オリジナルを先に観た上でロシア版を観たかった(泣)。少年たちの踊り、本当にすばらしかった。魂を揺さぶられる感じ。民族舞踊や音楽には、それぞれ意味とか歴史とか、深い背景があると思う。少年の生い立ちや現在の境遇、心情が痛いほど伝わってきた。あのシーンが途中で入るからこそ、「なんとか無罪へ」という感情移入が出来るような気がします。あとは、陪審員のおじちゃんの、若い彼女の話に、爆笑。だから筋トレしてたんだ・・・。 [DVD(字幕)] 7点(2011-02-01 12:32:42) |
42. 十二人の怒れる男(1957)
間違って、ロシアのリメイク版を先に観ちゃいました(泣)。完全に自分のミスなのですが、これはかなりの致命傷な気がします。こちらを先に見ていれば、もっと自分の中での評価が違っていたはずなのに・・・。悔しいですっ。これから見る方は、絶対に順番を間違わないでください!! [DVD(字幕)] 7点(2011-01-28 16:47:45) |
43. スミス都へ行く
《ネタバレ》 「自由」とは、最初から私たちのそばにあったものではなく、先人が苦労の末勝ち取ったもの。だからこそ、「自由」を口にするときは、必ず「責任」が伴うんだ・・・と思う。ちょっとすれたサンダースが、まっすぐなスミスに感化されていく様子が、なんとも心地よかった。アメリカという国についての考え方が、この映画によって、少し変わった。(良いほうに) [DVD(字幕)] 7点(2010-12-04 11:27:52) |
44. インスタント沼
《ネタバレ》 麻生さんは、類まれなる声の持ち主だ。特に、喜びの感情を含んだときの声が絶品。赤ん坊が何の邪心も無く笑うとき、ころころと転がるような笑い声を上げるが、そんな声を思い出させる心地よさがある。決して美声とはいえないけど、人間の本能の部分に触れて、幸せな気持ちにさせてくれる魔法の声だと思う。 冒頭、スピーディーな展開についていくのがやっとで、多少乗り遅れた感はあったが、テンポになれた頃には、すっかり登場人物それぞれの魅力にハマっていた。おなじみの面々が織りなす、ゆるめの笑いに身をゆだねる安心感。特に、麻生さんの魅力が全開だった。さわやかで前向きな後味が残るのは、やっぱり彼女の声の力が大きいような気がする。 [DVD(邦画)] 7点(2010-11-19 14:14:36) |
45. たみおのしあわせ
《ネタバレ》 買い物を終えた親子がデパートの屋上でひと休みしたり、シャツのボタンを全部留め、裾はズボンにインしたり、大人になっても眠るときはジャージじゃなくてちゃんとパジャマだったり・・・。その価値観や、うちの中の装飾品を見ても、あの親子の中の時間は、母親が死んだときのまま止まっているような気がした。死してなお、その強烈な存在感で、その後の二人に多大な影響力を及ぼしてきたのだろう。父親には、大切にするべき女性だったのに、そうしてこなかったという後悔を残し、息子には、「理想の女性」という幻想を残し。瞳は、外見と本性を隠した部分が、母親に似ていたのかもしれない。ところが、父親は結婚式当日に本性を確実に知ってしまい、息子は自分が結婚する事で、父親も自分も窮地に立たされる事を知ってしまう。どうする?どうする?どうするの~?とドキドキハラハラしてたら、あの展開・・・。もう大爆笑!!そっかあ、その手があったか!!!そうそう、逃げちゃえばいいんだよ。あの家で、時々けんかしながらも、仲良く暮らしていたとき、二人ともしあわせそうだったもの。しあわせのかたちなんて、人それぞれです、きっと。 [DVD(邦画)] 7点(2010-11-15 10:13:12) |
46. 亀は意外と速く泳ぐ
《ネタバレ》 なんてゆるいんだろう・・・。映像化されて、目の前に差し出されると、「くだらなっ」って単純に思ってしまうが、これを考えて映像化してしまえる三木さんの頭の中は、一体どうなっているんだろう。自分の身体で、触ったこと無いところ、真剣に考えちゃったじゃないか~。ゆるゆるとくすぐられてるように後から効いてくる小ネタや、登場人物全てが、そこそこ愛おしい。 [DVD(邦画)] 7点(2010-10-14 14:31:22) |
47. マルホランド・ドライブ
見終わった後、なんとな~くしか理解できなくて、でもその、なんとなくの状態が、妙に気持ちよくなってしまいました。全部がわからなくても、漂うように全体を楽しめたからいいや~と、映画鑑賞後の心境としては、初めて体験する心境でした。 [DVD(字幕)] 7点(2010-10-14 14:12:54) |
48. ギルバート・グレイプ
《ネタバレ》 これといった大事件が起きるわけでもなく、問題を抱えた家族の日常を淡々と描いた物語なのに、なんでここまで心動かされるのか、自分でもよく分かりません。でも、すごく好きな映画です。地味な服を着て、地味な毎日を送っているのに、異性の目を惹きつける魅力がにじみ出てしまう。=イコール、ジョニーの魅力なのでしょう。 [DVD(字幕)] 7点(2010-10-14 14:03:33) |
49. 私の中のあなた
《ネタバレ》 想像していた内容とは、まったく違っていた。子どもに無理を強いる鬼のような母親と、子どもが戦う話かと思っていたので。家族みんなが、それぞれを思いやる話だった。ただ、家族の中であまり気にかけてもらえていない、お兄ちゃんのことが気になった。見終わった後に、彼の幸せを願わずにいられなかった。 [DVD(字幕)] 7点(2010-09-14 13:49:17) |
50. 図鑑に載ってない虫
《ネタバレ》 現在放送中の「熱海の捜査官」とかぶる小ネタが満載で、最初から最後までかなり楽しめました。今見て正解!って感じ。笑いの波長で、好みが分かれるんだとは思いますが、かなり好きです。 [DVD(邦画)] 7点(2010-09-14 13:36:38) |
51. チェンジリング(2008)
《ネタバレ》 自分が思っているのと正反対に物事が進んでいってしまう理不尽さに、もしかして自分のほうが間違っているのかもと錯覚してしまいそうになる。一生懸命前に進もうとしているのに、その倍の力で引き戻されてるような感覚に襲われた。周囲の人達に、「この子は違う」と分かってもらい、支援者を得たときの安堵感。わが子が恐ろしい犯罪に巻き込まれていたという絶望感。もしかして、どこかで生きているのでは・・のかすかな希望。主人公の感情の起伏をそのまま体験してしまうような時間だったので、終わった後、しばらく立ち直れませんでした。 [DVD(字幕)] 7点(2010-08-22 21:41:31)(良:1票) |
52. 誰も知らない(2004)
《ネタバレ》 涙を見せない彼らに,何度も泣かされた。子を持つ親として,子どもたちの手を決して離してはいけないと,強く心に思った。 [DVD(邦画)] 7点(2010-07-18 22:25:08) |
53. マシニスト
《ネタバレ》 この手の映画って、もうたくさんあるんですね。ここ数年、映画から離れていて、最近また見始めてるので、知らなかった。なので、すご~く面白かった!冒頭の死体遺棄シーンが、不眠の理由ってずっと思わされて、うまく騙されました。妄想と現実が入り乱れていることにも、なかなか気が付けなかったし。ただ、腕を切断された同僚とか、急に車に飛び込まれちゃったママとか、主人公の言葉に傷ついた彼女は、現実の方だった(合ってる?)のがつらい。 [DVD(字幕)] 7点(2010-06-09 13:09:06) |
54. サロゲート
《ネタバレ》 ここのレビューで多く比較されているアバターを未見なこともあるかと思いますが、かなり楽しめました。子どもを失った事故の時のものなのか、生身の奥さんの顔に残る大きな傷跡が、そのまま心の傷に見えました。もともと、サロゲート依存の社会をあまり快く思っていなくて、まだサロゲートを使わずに生活していた時期に事故が起こってしまった。そして大切な我が子を失うことになり、結局自分達もサロゲートに頼る生活を送ることになってしまう。だけど、生身の人間同士が寄り添うことでしか乗り越えられない悲しみを置き去りにしたまま、二人の気持ちはどんどんすれ違って、溝が深くなってしまった。そのタイミングで起きた事件をきっかけに、主人公は再び、サロゲートのない世界へと心を大きく傾けていく・・・。ラスト、全てのサロゲートを失った生身の人間達が、破壊されてしまった街を元通りに再生し、大量のサロゲートの残骸を処分する大仕事をこなすことになります。その過程で、生身の人間同士が、心の繋がりを取り戻していくのか、またはその行程を速やかにこなせるロボットを新たに開発する方向にむかってしまうのか。前者を願わずにいられません。 [DVD(字幕)] 7点(2010-06-03 10:07:06) |
55. パンダ・コパンダ 雨ふりサーカスの巻
《ネタバレ》 何度観ても、ミミ子とトラちゃんのママがご対面するシーンでワクワクします。ポニョを劇場で観たとき、雨降りサーカスの洪水シーンと同じようなシーンが出てきて、嬉しくなりました。 [DVD(邦画)] 7点(2010-05-20 11:51:12) |
56. パンダ・コパンダ
現在11歳の長男が3歳の時、レンタルビデオで気に入ったので、DVDを購入。翌年生まれた次男も、大のお気に入りで、もうすぐ7歳になる今も、たまに観たいと言い出します。なんとも平和での~んびりした世界に、私もどっぷりハマリ、各シーンのセリフが空で言えるほど何度も観ました。いつもは優しく愉快に、そして時には厳しい、ミミ子みたいなママになりたい。 [DVD(邦画)] 7点(2010-05-20 11:46:20) |
57. ベンジャミン・バトン/数奇な人生
《ネタバレ》 ベンジャミンが、デイジーと娘の前から姿を消したあたりからスイッチが入ってしまい、ラストまで号泣でした。心から愛した人の腕に抱かれながら最後を迎えたベンジャミンと、最後の時に、日記から溢れるベンジャミンの愛に包まれたデイジー。あまりにも切ない運命の二人なだけに、この点で観ている側としては救われました。いや、逆に切なさ倍増で号泣だったのかも。この物語が心に響いたということは、私ももう若くないということなのでしょう。 [DVD(字幕)] 7点(2010-05-12 22:08:33) |
58. おと・な・り
《ネタバレ》 感性の似ているこの二人なら、この先ずっと、エンドロールの会話のような穏やかな時間を過ごしていけるんだろうな・・・と幸せな余韻に浸れる映画でした。 [DVD(邦画)] 7点(2010-05-07 14:46:26) |
59. メゾン・ド・ヒミコ
《ネタバレ》 とりあえず、オダギリジョーさんをずっと見ていたかったので、その点で大満足です。映画の中の設定が、「美しいひと」なので、全編通して、とてもきれいな彼を見ていることができました。内容は、特に期待していなかったのですが、ところどころ、笑える場面も盛り込まれて、最後まで飽きずに観られました。 [DVD(邦画)] 7点(2009-05-23 17:28:52) |
60. 海燕ジョーの奇跡
トップページの映画タイトルがずらっと並んだところに、このタイトルを見つけて、一瞬息の止まる思いが!!小学生の時、子供会の映画鑑賞会で見たんですよ、コレ。ど田舎だったので、子供向けの映画と2本立てではありましたが、よりによってのセレクト。内容はほとんど覚えていないのに、タイトルをいまだに忘れられないほどの衝撃を受けたんだと思います。でもその後、時任三郎のファンになった記憶があるので、きっとすごくかっこよかったんだろうなあ。恐るべし、子供会。 [映画館(邦画)] 6点(2012-11-07 08:44:05) |