41. ボーダー(2008)
《ネタバレ》 大好きなスターの競演と、期待してみてしまったが、いかんせんストーリーが安っぽくて本当にもったいないとしか言えない作品。アルパチーノが犯人と途中で気づいてしまうし、結末もどんでん返しになっていない。でもこの巨大スターの2ショットが沢山観れただけでも良しとするか。むしろレグイザモが今もオーラが出てて唯一の好演に感じてしまった。ただ、アルパチーノとの競演という意味では「カリートの道」の方が断然面白かったけど。 [DVD(字幕)] 5点(2010-12-21 14:21:47) |
42. -less [レス]
《ネタバレ》 CUBEより怖いとの宣伝文句を見て借りて観たが、確かに深夜一人で見るには怖かった。(怖さの種類は違うけど)。オチが読めそうで読めなくて、でも最後は「はーやっぱこれか」と思ったものの、低予算、少ないキャストでよこまあこんだけ怖い映画が出来るもんです。お母さんの演技完全にいっちゃてます。ラストの死神の男(?)はいらないと思うんだけど・・・まあ、あれはあれでいいのか(笑) [DVD(字幕)] 7点(2010-12-17 10:40:58) |
43. スラムドッグ$ミリオネア
《ネタバレ》 最高にクール!純粋なインド映画ではないけれど、インドパワーが炸裂。子役が上手くて切なくて、でも底抜けの明るさが見ていて救われる。ダニー・ボイルは普通じゃないね。見終わった後、少女ラティカ呼んでいた「ジャマール、ジャマール」の台詞がしばらく耳から消えなかった。エンディングも最高ですね。アカデミー賞作品は裏切られることも多いけど、これは傑作。あんなに貧しく辛い状況でも子供たちの目は眩しいくらいだ。日本との違いは一体何だろうと考えさせられてもしまう作品。しかしインドのみのもんたは意地悪やなあ。 [DVD(字幕)] 8点(2010-12-17 10:10:16) |
44. ロッキー・ザ・ファイナル
《ネタバレ》 ロッキーシリーズを夢中になっていた今や中年(私)にとっては、回想シーンシーン一つがあまりにも美しく、老いぼれたものの、愚直で、不器用なロッキーバルボアがそこにいるだけで、涙の連続でした。闘うとは何か。人生とは何か。語るロッキーの言葉がボディのように効いてきて、勇気を少し分けてもらった気がした。ビル・コンティのメロディーがもうアカンわ。パブロフの犬みたいに涙止まらんもん。 無骨でも渋いおっさんになろうと思うわい [映画館(吹替)] 8点(2010-12-17 07:52:02) |
45. マイケル・ジャクソン/THIS IS IT
《ネタバレ》 新作だったので借りて観ましたが、マイケルのCDを1枚も持っていない私でしたが、ほとんどの曲を耳で知っていたのには驚いた。リハーサルなのでマイケルは7割位の力で歌ってると思うけど、やはり踊りはすごいなあ。素直に感動するとともに、本当に偉大なミュージシャンを亡くしたんだな思い胸キュンなってしもた。たまらず公式ライブDVD「ライブ・イン・ブカレスト」買ってしまった次第だ。最高だった。あー踊れるようになりたいとミーハーのように思ってしまった。 「This is it」が本当に上演されてたら、間違いなく傑出したライブになっていたかと思うと残念でなりません。 [DVD(字幕)] 8点(2010-12-17 07:37:50) |
46. クローバーフィールド/HAKAISHA
《ネタバレ》 映画館で観て、ハンディーカメラは酔いそうになるんだけど、迫力はありますね とにかく、今何が起きてて、次何が起きるか解らないという状況での人間の行動は面白さに尽きます。完全映画の中入ってしまってブルブル震えていましたよ私。 でも最後ゴジラかよー。そりゃねーぜーって思いましたね。 でもドキドキ臨場感は最高でした、みる価値は十分あると思います。 ただ、気になったのは9.11の後のアメリカ映画の混迷が現れていると思ってしまったこと。怪獣でなければビルが壊れるシーンが見れないのだとしたら・・・哀しい事です。 ゴジラが大阪城を壊す場面を笑って見られる日本は平和だなとも。 アメリカの敵はなんななのか、混沌としてきているのでしょう。 もう完全懲悪的な快活な映画は作りにくでしょうし、かといって宇宙人や彗星ばかり落ちてきてもねえ。困ったもんだ [映画館(字幕)] 7点(2010-12-17 07:12:37) |
47. アバター(2009)
《ネタバレ》 3Dで観てないからかもしれないが、観終わって「あー俺これだめだ」と確信しました。 異星人ですか・・・人間にあまりにも似すぎでしょ。そりゃ親近感持ちますよ。でもこれが西洋文明が侵してきた先住・少数民族への圧倒的な略奪の歴史の事を語りたいなら、映像美でなく、先住民文化の中身をもっとほり下げて欲しかった、美しいだけでない、ある種の野蛮さだってある、でも大自然の中で自然を崇拝して生きていく。それは美しいだけでなく圧倒的に過酷な生き方でもある。 先住民の文化蹴散らしまくった今頃こんな映画ハリウッド大作で作ってどうしたいの。 中身薄くないですか。「ダンス・ウイズ・ウルフズ」の方が分りやすい。 車椅子の主人公がアバターで足の自由を得るという逸話も頂けない。 先住民の生活をファンタジー化してどうするんだよっていう感じ。 ってこれファンタジー映画? そういう人もいるみたいだけど、そもそも私にはそう見えなかった。 なら反戦(反省)映画としてみても、何もメッセージが残らんかったぞ、ひねくれてんのかな私。キャメロン監督のこういう何か壮大な事をいいたそうで伝えきれないところがワシは嫌なのじゃ。この監督はターミネーター2が頂点だぜよ。 [DVD(字幕)] 4点(2010-12-17 06:55:32) |
48. スター・トレック(2009)
予告で観てすぐ借りてきたら、何か違うと思ったら「スターレック」だった。参った。 冗談はさておき初スタートレックだったが良くできてるなあ。 いいよ、テンポもなにもかも。スカッとしますね。ヤマト観てないけど勝てるのだろか? J・J・エイブラムスは裏切りませんなあ、いい監督ですわ。 [DVD(字幕)] 8点(2010-12-17 06:31:01) |
49. 運命を分けたザイル
《ネタバレ》 昔丹沢で一人で遭難しかけた事もあって、山岳映画はそれだけで気合が入って観てしまうのだけど、山岳映画で最高ではないか。 人間って凄いと久々に思った映画。勇気をもらった感じ。クレバスから脱出するシーンは観ている方も「頑張れっ頑張れっ」って応援してしまうじゃないか。白熊みたいに雪山の中腹に出たときは思わずガッツポーズも涙もでてしまった。少しずつ目標を決めてそれに向かって何が何でも挑み続ける精神力には恐れ入ります。人間賛美の部分も大自然の映像も全ていい。確かに助かるかどうか結末分らず観てたかった気もするが、これはこれで、手法としても、本人のインタビューとドキュメンタリータッチの映画でいいんじゃないかな。でもザイル一本で繋がれた、支えてる方も、空中ぶらりんのどちらにもなりたくないが、もし自分がその状況だったらと考えるだけで寒くなるよー。きっとザイルが切られた後のふたりの人生は、それにより大きくその後変わったのだろう。でも撮影で再会できて良かったよな。とにかく映像の迫力も凄い。これは映画館で観たかった。 [DVD(字幕)] 9点(2010-12-17 06:19:12) |
50. ヘヴン
《ネタバレ》 最後まで2人に感情移入できなかった。まず爆弾を仕掛ける動機が腑におちない。教師がそこまでやるか?ケイト・ブランシェットは苦悩が演じきれていない。若い憲兵隊が恋に落ちるのは仕方ないにしても、ケイトまで「愛してる」と言わせてしまうと、逆に希薄な感じになってしまほど、ケイトの心情が掴みにくいと感じる。 ラストのヘリで上空に上ってHEVENへとは如何なものか、耽美的なシーンでもないぞ。心中の哀しみを描いたら日本の浄瑠璃や歌舞伎の方が一枚上手だ。 現代版ロミオとジュリエットと思って観てもも禁断さが浅いよなあ。 憲兵の父が息子を何も責めないシーンが良かったのと、確かに風景は美しかったので6点献上。 [DVD(字幕)] 6点(2010-12-17 05:49:39) |
51. パッセンジャーズ
《ネタバレ》 途中でオチが分ってしまいまず残念。 航空機事故とは陰惨で悲しいものであるという、大事な部分が伝え切れていないと感じる。このジャンルを美しく仕上げてしまっていいのかと疑問が残る。 死んでしまった方への、もしくは遺族の悲しみを和らげるという意図もあるのだろうが、 そうだとしても映像美より哀しみをもっとえぐるべきでは。 アンハサウェイの美しさしか残らない感じ。 [DVD(字幕)] 4点(2010-12-17 05:17:51) |
52. レオポルド・ブルームへの手紙
《ネタバレ》 観ていて引き込まれる感じはあるのだけど、ラストの展開までは「おっこれは」とおもわせるんだが、何故か完全消化できなかった。登場人物の描き方も良く、飽きさせない分、もったいないなーと思ってしまった。こったラストシーンは評価が分かれるのでは。でも佳作には違いない。 [DVD(字幕)] 7点(2010-12-17 05:03:55) |