41. 悪と仮面のルール
《ネタバレ》 冒頭から良く意味が分かりませんでした。 中盤はただただ暗かったです。 終盤は急に恋愛ドラマになりました。 理解、納得、感動ができませんでした。 玉木宏(38歳)と新木優子(24歳)が幼馴染役なんだけど、大人になってからの歳の差がすごい。 それに新木優子は可愛く笑ってるだけで演技ともいえない。 昨日、他のレビュワーの方が「どうして映画という産業に関してだけは結果が悪くても誰も責任をとらないぬるい雰囲気が温存されてるのか」と仰っていたけど、その通り、邦画は特に脚本力が低迷していると感じます。 [映画館(邦画)] 3点(2018-01-25 20:52:29) |
42. ひまわりと子犬の7日間
《ネタバレ》 野犬となった犬を捕まえて、7日間で飼い主が見つからないと殺処分、どう助けるか、という話。 自分勝手な人間によってペット化された犬、責任感を持って飼おう!不本意ながら泣く泣く殺処分をする職員とその家族のヒューマンドラマといったところでしょう。 冒頭、一人身になったおじいさんは、飼い犬をきちんと誰かに託すことなく車で走り去る。そのあとを氣が狂ったように追っていく犬。これが悲劇の始まりです。 「犬を飼う」ということがまずは人間の傲慢なのだ、という視点はない。そこがひっかかる。子供を守ろうと人間に歯をむく犬を「凶暴」という人間、自然界で生きる犬を「野犬」「野良犬」と呼ぶ人間、「犬は話せない」と思っている人間。そうなのか、犬はそれでいいのか、人間はこれでいいのかと考えてしまう。その教材。 [インターネット(邦画)] 5点(2018-01-23 16:23:29) |
43. インサイダーズ/内部者たち
《ネタバレ》 イ・ビョンホンというと、ペ・ヨンジュンに次ぐ韓流ブームの火付け役、おば様達のアイドル、ってイメージですが、それでは終わらない。 スクリーンの中で魅せる汚れ役はあまりに男気に満ち満ちてる。悲しい歌を口ずさみ(美声!)ネクタイ弛めながらゆっくり歩く。手には鎌、歩く先には裏切り者。ホントに惚れ惚れする。ロン毛も額の深いしわもくわえ煙草もサマになるな~カッコイイ!まだ47歳?まだまだ楽しめそうです。チョ・スンウも悪くないけど、もうちょっと抑えたキャラが好きです。 「この国に正義は残っているのか?」それをエンタメ作品にして大ヒットさせる韓国映画のパワー。 最後の屋上のシーンは「太陽にほえろ」のラストみたいです←古すぎですね。 R15+ということですが、大物おじさん俳優が体を張った(?)すごいゴルフをします。あり得ないです(-_-;) [インターネット(字幕)] 7点(2017-11-16 20:24:12) |
44. オクジャ/okja
《ネタバレ》 映画の面白さを感じました。映像、音楽、テーマ、メセジ、脚本、役者、分かりやすさ。どれをとっても◎。 特に子役が素晴らしい。オクジャが捕えられてからの彼女のすべて、その瞳が行動が感情が観ている者に迫ってくる。オクジャとの再会シーン。上手いな~、子役も監督も。 食肉文化のみならず世の中は不条理と矛盾に満ちている。動物愛護団体が食べている野菜も遺伝子操作された命という点ではオクジャと変わらない。木に実るカキや滝壺の魚は同じなのか、違うのか。 エンタメとして十二分に楽しめる映画を見ていろいろ感じてくれ、心を震わせてくれ、と巨匠ポンジュノ監督は言ってるのかな~と思う。 Netflixに新作として登場した時、子役と豚のポスター見て、まさかこんな映画とは知らずスルーしていました。鉄腕麗人さんのレビューがきっかけです。ありがとうございました。 [インターネット(字幕)] 9点(2017-11-14 21:43:39)(良:1票) |
45. 大統領の理髪師
《ネタバレ》 重かったです。子どもの拷問あたりは正面から見られない思いでした。 ソンガンホという人はすごいです。これ「殺人の追憶」と同じ年度なんですね。なんというエネルギー! 韓国映画で且つソンガンホだから見ることが出来ましたが、邦画だったらこの重さ無理だったと思います。外国の映画にはどうしても甘くなってしまいます。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-11-04 14:53:05) |
46. 清須会議
《ネタバレ》 女性の俳優は綺麗に撮って欲しい。鈴木京香さんをもっともっときれいに撮って欲しい。 鈴木京香さんにとって、後々見返すのが嫌になるのではと思うと苦しい。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2017-10-31 21:23:05) |
47. マラソン(2005)
《ネタバレ》 ドラマ「秘密の森」でカッコ良かったチョ・スンウを私も見てみむとて見るなり。 役者がなにか障碍のある役を演じる映画は苦手だけどあまり気にならなかった。風が吹く野原でススキや葦を手のひらで感じながら、木漏れ日を浴びながら、空を仰いで走るシーンが気持ち良い、自分走れないので。 「レインマン」のダスティンホフマンを観た時の違和感はなくそこそこ爽やかでした。チョンスンウもその後益々良い役者になったと思う。上からで済みません。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-10-27 21:42:50) |
48. 私の少女
《ネタバレ》 「言っていいかわかりませんがドヒには可哀そうだと思いながらも 良くない印象も持っています。まるで小さな怪物にに思えることも」 ラストで若い警官が言います。 14歳でこの役を演じたキムセロン。 言っていいかわかりませんが まるで小さな怪物に思える。映画の役が役者個人の人格に与える影響。子役に関してはいつも思いを馳せてしまいます [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-10-09 21:41:48) |
49. るろうに剣心 京都大火編
《ネタバレ》 学芸会に感じてしまう理由は 1、自分が年をとったから役者が若すぎると感じる(体が細い。声が高い!なで肩)佐藤・神木・武井・土屋・三浦…人気若手を揃え〆は福山。原作が若いキャラだから仕方ないか 2.佐藤健の体 体作りはしていると思うけど殺陣の後の歩く姿も軽い。ハリウッドやアジアの俳優は老いも若きも肩や胸がすごく厚い。 3.佐藤健 パワー殺気が不足してる。地面に手をついてうつむかないで表情のアップで勝負してほしい。五感を駆使して他人の殺気を感じる表情が見たい。 4・せりふ 川のほとりで武井の肩を抱き「今迄ありがとう。そしてサヨナラ」。これは笑っていいとこか。 5.京都大火の大殺陣の後、佐藤も江口も疲労感がなさすぎる 6.「安心するでござる、今拙者が……」 「何がござるだ、そのくだらない物言いはやめろ~!」ここは最高です! 若いって素晴らしい!邦画アクションの未来を担う役者として、もっと肉を食べ上腕二頭筋を太くしてガンバって欲しいです。 [地上波(邦画)] 4点(2017-09-19 13:49:25) |
50. お嬢さん(2016)
《ネタバレ》 隣にだれが座るか分からない映画館での鑑賞を避け、レンタルを待ちました。 待ちきれなくてレビューも見ちゃいました。というわけで無垢な状態で見れなかったのは残念です←自業自得 前知識があったため、エロい、ド変態、と騒ぐほどではなかった。ただただ韓国エンタメ界の威力に驚きました。 とかく「濡れ場」を背徳イメージで映像化することの多い映画界。もしくは下ネタチックに大げさに茶化したり。 この「お嬢さん」の濡れ場は、美しく官能的で、何より悦び喜び慶びに溢れている。楽しそう、嬉しそう、幸せそう! これがこの映画の本当にスゴイとこだと思います!それに手抜きの無い演出。 美しい2女優さんは知らない人でしたが、詐欺師とエロじいさんはなじみ深い役者さんです。特にエロじいの方は、ドラマでさんざん感動させていただいた名優さんです。王に忠誠を尽くす剣術に長けた武士か~ら~の~墨で舌を真っ黒にした変態おやじ。☆4つですっ!てことで8点です。 2018.3.12 wowowで視聴。 R18をR15にしてカットしたりピーしたりボカシたり、ひどいのではないでしょうか。つまり作品をイジリまくる。他にもカットされてるとこがあるのではと懐疑的に。それにボカシたら一気に安物AVみたいで残念です←見たことありませんがw 二度見ると、セリフにも細かな伏線が張り巡らされていて、やはり日本語字幕があった方がグッとわかりやすいと思います。映画の評価は変わりませんが、wowowのやり方に疑問です。 [DVD(字幕)] 8点(2017-09-14 21:16:10)(良:1票) |
51. 新感染 ファイナル・エクスプレス
《ネタバレ》 ゾンビってなんですか?感染っていうんだから病気?噛むと増えるから吸血鬼?っていうほどゾンビ初心者です。 が、怖くなくてとても面白かったです。悪い人間が殺人するよりずっと安心。早く走ってドアさえ閉めればいいんだし。 それに昼間の設定なので恐怖感がなかった。ホッ 主人公たちの勇気やカッコよさを見るにつけ、 体くねらせてオエオエ言ってるゾンビ役の俳優さんたちに「アッパレ!」と言いたい気持ちになりました。走る電車にしがみついてひきづられほうきの形のように重なって膨らんでいく様は、本当に楽しかったです!ラストも良い!希望って大切。 家族愛、夫婦愛、の部分は結構湿っぽくて、もうひとひねり欲しい感じです。 隣の女性、これであんなに泣けるなんて涙がいくらあっても足りないでしょう。 新宿の街に出たら、みんながゾンビじゃなくてホッとしました。 主人公たちがゾンビを最初に見た時、「一体これはなんなんだ?」という驚きがあまりなく対策を知っている。 皆もワールドウォーZとか見てる、という設定かな~ [映画館(字幕)] 7点(2017-09-07 15:54:27) |
52. 建築学概論
《ネタバレ》 ケースを見て男女4人のストーリーと思ってた。 未練とか思い出とかが苦手なので、スッキリしなかった。終わった恋愛は終わり。 [インターネット(字幕)] 4点(2017-05-30 21:57:45) |
53. ターシャ・テューダー 静かな水の物語
《ネタバレ》 ターシャ・テューダーはすごい。強い。ぶれない。達観してる。憧れる。 一方ドキュメンタリーの難しさも(森達也風に)。 ターシャの実生活に音楽はあるのかな?映画となると効果としての音楽がある。 このテの映像にありがちな、牧歌的な旋律がたゆたう様に静かに流れる。ターシャが好む音楽なのかなぁ?どうもそれが気になる。 ターシャは絵本作家だけど、周りの家族はどういう立ち位置なんだろう。本来関係ないことなんだけど。 若くて人のよさそうな男女が、ろうそく作りや生リンゴジュースしぼり、ジャックオーランタン(カボチャお化け)作りなんかやってる。 今の社会に生きてると、かけ離れた生活をしている人たちを色眼鏡で詮索してしまう。あ~~ヤダヤダ自分。 [映画館(字幕)] 6点(2017-04-25 13:49:51) |
54. 白雪姫
家族に付き合ってディズニークラシックを見ていますが、これが第二次世界大戦前に作られたとは!! 昔見た名作を、今観てガッカリすることがよくありますが、ディズニーアニメは違う。ただただ驚くばかり。 ストーリーは童話だし、独自でいじくっていて賛否ありますが この映像!この動き!この発想!この音楽! なんて丁寧な仕事ぶりでしょう。アニメに掛ける熱意でしょう。今なら当たり前の技術でも、これ1937年です! 最近の作品(21世紀)は、とかく、描き込み過ぎ、セリフかぶせ過ぎ、ストーリー凝り過ぎなので、このシンプルさが、またまた本物の力だと思います。 [インターネット(字幕)] 10点(2017-04-23 13:31:23) |
55. イップ・マン 序章
ドニー・イェン然り、演じるところの葉問然り、カンフーもあまりに自分好みなので、歴史が絡まないお気楽ムービーで存分に楽しみたい、それだけです。 [地上波(吹替)] 5点(2017-04-10 22:43:13) |
56. 暗殺(2015)
内容がややこしい上に苦手な歴史。しかも 吹替で見ると→みんな日本語が上手で、日本人と韓国人の区別がつかない 字幕で見ると→日本人役を韓国人俳優が演じて不自然な日本語を話し、日本語を話す韓国人という役もあって、何しろ分かりにくい どっちに転んでも大変混乱する映画でした。 でも2度見たら、なるほど顔見知りの名優達は皆うまくて、韓国映画作りの変わらぬ本気度がヒシヒシと感じられて7点です。アネモネカフェでのダンスシーンは地味ながら名シーンです。残念な言語の混乱でマイナス2点。 韓国は自国の事であれ日本の事であれ、歯に衣着せぬ表現でエンタメにしてしまうエナジーを持っていますね。 [DVD(字幕)] 5点(2017-03-13 22:22:26) |
57. 海底二万哩
《ネタバレ》 ディズニーシーのアトラクションでしか知らなかったので、全く予期せぬ展開に新鮮さを感じました。古い映画だからどこかダサくて滑稽で安心してみていられます。 笑わせようとして失敗してる昨今の映画より楽しい。にしても船員にセリフが無いのはなぜでしょう。 カークダグラスは若いのにおじさんだった!あ!これ、お父さんの方か [地上波(字幕)] 5点(2017-02-26 15:50:56) |
58. 激突!<TVM>
《ネタバレ》 このシンプルさ!1971年に作られた、ってことがすごいことだと思います。 映像も古めかしいし、構図がシンプルだし、若い世代には退屈だろうなぁ。もっと短くていいかんじ。 年季組にとっては、警部マクロードでありスピルバーグであり話題作であり、良くこういう映画を作れましたね、尊敬!と言いたいです。 最後勝ったと思ったら実はまだ……。とはならなかった。最後の無き笑いがちょっと受け入れにくかったです。 [地上波(吹替)] 7点(2017-02-15 22:44:52) |
59. THE NET 網に囚われた男
《ネタバレ》 初ギドク監督は重かったぁ~~ 分断された二つの国家権力の狭間で、一介の漁師の人生が台無しになる話。 満席に近い映画館にいた人達が全て日本人とは限りませんが 隣国の問題提議は限りなく重く救いや希望がありませんでした 席を立つ皆も落ち込みオーラを放っていたように思います(-.-;) ギドク監督の問題提議は、誰に届けばいいのでしょう 新宿で映画を見てた私たちなのか…… 世論に訴えれば希望が見えるのか ト、思いつつも 自国をえぐるように描く監督のパワーと この映画が裏街道をいかない韓国に驚きます。 ところで漁師の役者さんのお兄さんが「ベテラン」の監督のリュ・スンワンと知って すごく驚きました! [映画館(字幕)] 7点(2017-01-15 22:29:18)(良:1票) |
60. 映画 ビリギャル
《ネタバレ》 金髪・臍だし・勉強ゼロのギャルが「クズ」と言われてふてくされてた。慶應にしない?の塾講師の一言で、諭吉も慶應キャンパスも知らずに勉強を始めた。黒髪・ショートヘア・ジャージにして偏差値あげたら父親に「クズ」扱いされなくなった。というお話です。 父親がひどくて「クズ」人間なのです(おっと、これを言ったらイケナイ。)暴言・暴力・差別。子どもが頑張っている過程は見ずに、結果(野球部ならレギュラー、模試ならC判定)だけが全てです。さやかの受験を通して父親が成長しないのが納得いきません。 悩む息子を前に何も言えず、娘のC判定を聞いて表情が変わる。息子がダメなら、これからは慶應目指す娘が我が家の希望、なんて言うひどい父親、それでも困っている人を助ける、というシーンもいやらしい。 「おやじの夢をかなえられなくてごめん」と謝る息子。謝らなくていいんだよ。君は多くを学んだじゃないか。学んでないのは親の方だよ。 ラストで、さやかが父親の背中にジャンプしておんぶしてもらうシーン。頑張ったけど結果慶應不合格なら父親は許したんでしょうか。 見た目を変え学歴をつけてこそ「クズ」からの脱却、という感じがどうなんでしょう。 [地上波(邦画)] 5点(2016-12-27 21:22:52) |