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飛鳥さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1727
性別
自己紹介 今まで観た映画の記録を整理したくなり、レビュー開始。
物忘れが良いのでメモを残しておかないと、印象薄めのものは内容をすっかり忘れていたり、前に観た映画も初見かと思って後半にようやく気づくなんてことも。
備忘録を兼ねているので、ほとんどのレビューはネタバレで書いてます。

10 至高の殿堂入り
9 心に残る傑作 
8 もう一度観たい佳作
7 面白い
6 そこそこ面白い
5 普通
4 それほど面白くはない
3 面白くはないが見どころがなくはない
2 全然面白くない
1 酷い駄作
0 呆れ果ててもはやネタレベル

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681.  バラキ 《ネタバレ》 
裏切り者とボスに誤解されて消されそうになったバラキが、マフィアのオルメタ(沈黙の掟)を破ることで復讐し、FBIとの取引で家族や自身の身を守ろうとする。 髭のないブロンソンに慣れてくるにつれて、ストーリーにのめり込んでいく。 組織の幹部が初めてマフィアの実態を証言した実話ベースで、マフィアの実在の人物が実名で描かれているのが興味深い。 バラキとジェノヴェーゼが獄中で死んでからようやく制作にGOサインが出たようだが、完成までにマフィアからの脅迫など紆余曲折があったというのもうなずける。 実話ベースの作品にありがちな淡々とした流れで、珠玉の名作『ゴッドファーザー』に比べるとドラマ性は低いが、ドキュメンタリー的な生々しさはある。 実話ものといっても2時間の映画にまとめる上で割愛されているエピソードも結構あるようだが、マフィアの大まかな実態は掴めるし、マフィアものが好きなら見て損はない。
[DVD(吹替)] 7点(2015-01-06 23:25:56)
682.  鑑定士と顔のない依頼人 《ネタバレ》 
いい年こいた男が親子ほど離れた女の色仕掛けに引っかかったお話。 金しかない初老の男が若い女の接近に、少しも怪しまなかったほうが不思議。 クレアのツンデレぶりは、ツンデレ喫茶のコントかと思うほどあからさまで笑えるくらいだったのに。 秘蔵の女性画コレクションの囲まれてご満悦の童貞オタク気質なので、三次元美女に舞い上がり冷静な判断が出来なかったのか。  ここまで皆がグルになった詐欺だとは思わなかったが、騙されるのは予測がつく。 二人が結ばれる過程に感情移入できず、そんなわけがないと冷めた目で見てると、案の定ホラやっぱりねという展開。 こんな手の込んだ回りくどい芝居をしなくても、もっとシンプルな略奪法はあったと思うが。 黒幕は意外性があったが、絵の才能を認めてもらえなかったというのは裏切りの理由としては弱く、そこに至るまでの説得力がない。 伏線がいたるところに張ってあるものの、不自然で強引なところもあり、スッキリ上手く騙された感にはつながらなかった。  ずっと孤独だった老人にとって、クレアと束の間でも愛し合った時間は、詐欺だとわかっても忘れがたいものだったに違いない。 夢のような日を思い返して警察に訴えることも断念し、一人でレストランのテーブルに着いてクレアを待つラストシーン。 呆れるほどに愚かで切ない男の姿が哀れを誘う。 時系列的には、レストランで再会に希望を託しているところが最後なのか、施設で廃人のようになったのが最後なのか。 レストランで待っていること自体が、廃人となった鑑定士の妄想ということだってありえる。 それによってラストの意味あいも変わってきそう。 あえてどちらにでも取れるように、クレアと愛し合った回想シーン、施設でのシーン、真相発覚後のシーンをわざと時系列を交錯させながら描いているようにも見える。  クレアが鑑定士を初めて自室に入れたとき、かかってきた電話のチーフがビリーなのだろう。 クレアは最終章は明るいエンディングに書き直したいと言っていた。 でも、クレアが改心して本物の愛に目覚めたというオチにするのも、おとぎ話にすぎる。 ハッピーエンドかバッドエンドか、曖昧な形で観客に委ねるラストはモヤモヤが残って趣味じゃない。 鑑定士は不正で美術品を手に入れるような狡猾な人間だけど、女に対して免疫のない老人を騙したというのも、スッキリしない一因でモヤモヤが残る。
[DVD(吹替)] 5点(2015-01-06 23:24:07)(良:2票)
683.  怒りの荒野 《ネタバレ》 
力を持つと人は変わる。 蔑まされてきた掃除夫が銃を手にしてから、力関係と人間関係が一変する。 思い上がりの見えるスコットに忠告するのは、早撃ちを教えた元保安官。 その元保安官とタルビーの狭間で、どちらにも恩のあるスコットは身動きがとれない。 スコットと元保安官のつながりを序盤でしっかり描いていれば、この葛藤がもっと胸に迫ったはずなのに。 それ以外にも、ところどころに中途半端な印象を受ける。 恋愛が絡むのかと思えば相手は性悪女で発展せず、蔑んだ人たちへの復讐かと思えばそういうわけでもなく。 それでもラストのジュリアーノ・ジェンマとリー・ヴァン・クリーフの二枚看板の一騎打ちは、西部劇の醍醐味だ。 結構おもしろかったけれど、いろんな要素がまとまりきれずに盛り上がり切れなかったのが残念。
[DVD(吹替)] 6点(2015-01-04 00:24:52)(良:1票)
684.  リトル・ミス・サンシャイン 《ネタバレ》 
こんな車には絶対同乗したくない。 そう思わせるギスギスした空気。 登場人物が個性的で実にいい。 バツ1子連れの母。 言うことは立派だが実の伴わない短気な父。 退役軍人でヘロイン使用がバレて老人ホームを追い出された祖父。 ニーチェに影響されて夢を叶えるまで口をきかない兄。 ミスコンで優勝を夢見る無邪気な妹。 そんな一家に、自殺未遂を図ったゲイの伯父まで加われば、珍道中にならないわけがない。  マイクロバスは故障で、押しがけしないと走れない。 祖父が薬物中毒のためかポックリ逝ってしまう。 兄は色覚異常が判明してパイロットの夢が絶たれる。 父は浮沈を賭けたビジネスの契約に失敗。 次から次へとトラブルに襲われて、青息吐息の崩壊寸前。 それでも何とかミスコン会場に到着したものの、参加者のレベルの違いは歴然。 出場しても恥をかくのがオチなので、父は辞めさせようとするが、母は本人の意思を尊重すべきと主張。 どちらも娘を思ってのことだが、結局出場するオリーブにどうなることかとヒヤヒヤさせられる。 もうこの時点で、どっぷり感情移入していったよう。 祖父から教えられた下品なダンスを未熟に踊る姿に、凍りつく会場。 いつの間にか家族の身になって、観ているこちらもいたたまれなくなる思いに。 そこからが感動的。  オリーブを傷つけまいとの思いで、一緒に盛り上げるために次々とステージに出る家族にハートを揺さぶられる。 恥ずかしくて痛々しくて、それでもって熱くなる何ともいえないシーン。 戸惑う観客の中で、一家の姿に共鳴する一部の観客が救い。 一家の表情は、それまでが嘘のように晴れ晴れとしていた。 オンボロバスは家族の思いやりと協力でやっと走り出せる。 この気持ちがある限り、負け組では終わらないはず。 ファミリーの良さを振り返らせるハートウォーミングな秀作だ。
[DVD(吹替)] 8点(2015-01-04 00:03:46)(良:1票)
685.  ハート・アタッカー 《ネタバレ》 
製作年を見ると、同じくイラク戦争が舞台の『ハートロッカー』よりも先にできたようだ。 米海兵隊がイラク民間人を大量に殺戮した「ハディサの虐殺」事件が題材。 ドキュメンタリータッチで、イラク戦争の一部が生々しく描かれている。 イギリス製作なのでハリウッドのような一方的なアメリカ万歳には終わっていない。  米軍、イラクのテロリスト、イラクの一般市民という三つの視点から、それぞれの立場、状況、葛藤がうかがえる。 仲間を殺された憎悪と、自分もいつ誰にやられるかわからない恐怖で、攻撃性が異様に増している。 その異常な心理状態から、女や子供までも虐殺してしまった。 それを肯定するつもりはサラサラないが、戦時下ではいつでも起こりえることなのだろう。 これも氷山の一角か。  ごく普通の人間が殺戮に走ることにため息が出る。 そこに明確な犯罪意識はなく、あるのは一眼的な正義とやらねばならないという義務感なので、救いが見えてこない。 映画ではハディサ事件の裁判の行方は描かれていないが、実際には殺人罪では裁かれずに軽い処分で済んでいる。 それを知ったイラク市民は、また憎悪を深めたことだろう。
[DVD(字幕)] 6点(2014-12-31 22:01:25)
686.  ミッション:インポッシブル 《ネタバレ》 
スパイ大作戦からのお馴染みのテーマ曲がテンションを高める。 ジム役ジョン・ヴォイトのいかにもな悪人面に、こいつが黒幕だろうと思っていたので意外性も何もない。 共犯者である妻役がエマニュエル・ベアールでは父娘にしか見えず、それも怪しさにつながってしまったような。 ただ、イーサンが真相に気づいたジムとの会話シーンで、事件の再現を交えながら、イーサンがジムに騙されたふりをする演出は面白かった。 どんでん返しにこだわって、必要以上に話をややこしくしてしまった感はある。 『ゴースト・プロトコル』のほうを先に観てしまったけど、迫力ではそちらのほうが上。
[地上波(吹替)] 5点(2014-12-31 21:58:25)
687.  パラサイト・バイティング 食人草 《ネタバレ》 
特別ハッとするようなものはなくシンプルな話だったけれど、B級ホラーとしては悪くない出来栄え。 役者もなかなか粒ぞろい。この手の作品は襲われる側に魅力がないと興ざめ極まりないことになるが、その点はクリアされている。 特にローラ・ラムジーがエロかわいくて、一瞬だけど全裸シーンもある。 そのラムジーが、侵入した食人草を取り出そうと自分の体を切り裂くさまは狂気を感じる。 魅力的だし演技もいいのに作品に恵まれていないのか、これといった代表作もなく活躍してないようなのがもったいない。 井戸に落ちた男は、運ばれる際に損傷した骨がボキボキ折れるは、敗血症の治療で骨を砕かれ足を切断されるは、呪われたかのように散々の目に。 かなりグロくて痛さが伝わってくる映画。後に何か残るかといえばなさそうだけど、退屈せずに暇つぶしには十分。
[DVD(吹替)] 6点(2014-12-31 21:56:05)(良:1票)
688.  LIFE!(2013) 《ネタバレ》 
吹替え派なので本作も吹替えで見始めたが、ナイナイ岡村の声に著しく違和感を感じ、それが気になって映像に集中できず。 こんな酷い吹替えは初めてかも。 途中で我慢できなくなり、結局字幕で観ることに。 ベン・スティラーが猿顔の小男で、妄想壁のある変わった男という役柄なので、岡村に白羽の矢が立ったのだろうが、話題性を狙ったとしても安易すぎる。 声質が本人のスマートさからかけ離れていて、もっちゃりした大阪弁での素人丸出しの棒読みではぶち壊しもいいところ。 別にアンチ岡村というわけではなく、芸人としてはむしろ好感を持っているほうだが、もっとまともなプロの声優をあてるべきだった。 岡村を起用したスタッフのセンスを疑う。  映画の内容では、欠けていた写真のネガに一体何が映っていたのかで引っ張られる。 映像美はすばらしく、映画館ならもっと圧倒されたはず。 絶景の中をスケボーで山を下るウォルターが、めちゃくちゃ気持ち良さそうだった。 ウォルターはようやく探していた写真家に会うことができるが、そこでの二人はまさに「生きて」いる。 待ちに待ったユキヒョウの出現にも、シャッターを切らない写真家の姿が印象的。 その瞬間が心から気に入ったら、カメラを通さずただ見ていたい。その瞬間に浸っていたい。 それは、どんなときでも何かあるとすぐに携帯のカメラで写そうとする現代人へのアンチテーゼのよう。  雑誌の表紙になったウォルターの写真も、それほど感動はしなかった。 最後まで引っ張った分ハードルが高くなりすぎたというのもあるが、紙面作りをするウォルターの描き方が不十分で物足りないのもある。 そこの熱意が伝わるようにシーンを積み重ねて描いていれば、ラストの表紙の写真にもっと感動できたと思う。
[DVD(吹替)] 5点(2014-12-31 21:49:26)(良:1票)
689.  北北西に進路を取れ 《ネタバレ》 
敵方のスパイと勘違いされて殺されそうになる、ヒッチコック得意の巻き込まれ型サスペンス。 二重スパイのヒロインとのロマンスが華を添える。 結局、国家機密の内容は最後まで明らかにはならない。 架空スパイというのも、わかったようなわからないような設定。 カプランが架空の人物だということがバレれば潜入して敵の近くにいるスパイが怪しまれて殺させるというのも、なんだかこじつけのような。 ヒッチコックのいうマクガフィンに関する基本姿勢で、そこはサスペンスに導く口実だけで具体的な描写は必要ないとのことなんだろうけど、いまひとつピンとこなくて食い足りない。 それでも、後にお手本になるようなしっかりした構成で、惹きつけられるものはある。  ナイフを引き抜いた場面を目撃されての殺人嫌疑、列車での逃亡とロマンス、飛行機での襲撃、空砲のトリックなど、次から次へと見せ場があって飽きさせない。 敵が迫って逃げられない状況で、セリをわざと妨害して警察を呼ばせたのはうまい手だった。 絶体絶命の危機の連続を間一髪で切り抜けていくのはサスペンスの王道。 印象に残るシーンが多いのは、見せ方が巧みだから。 クライマックスとなる巨大オブジェでの逃走劇は、インパクトも見応えもある。 崖から引き上げるシーンが寝台車に飛ぶラストは、オシャレなオチでニンマリ。  ケイリー・グラント演じる主人公には、それほど好感を持てない。 タクシーに平気で横入りしたり、バツ2で妻に逃げられていたり、どうもろくでもない男の臭いがする。 愛する女を命をかけて助け出したのはカッコいいのだけれど、燃え盛った恋の炎が冷めればまた愛想を尽かされるのが目に見えるよう。
[DVD(字幕)] 6点(2014-12-29 20:24:51)(良:1票)
690.  狼よさらば 《ネタバレ》 
ヒャッハーな暴漢に妻を殺された男の復讐劇。 ブロンソンが渋くてかっこいい。 娘は生きてはいるが陵辱されて精神的には殺されてしまったような状態。 なのに犯人は捕まらず、憎悪の対象はニューヨークで悪事を働くゴロツキどもへ。 一人で出かけては犯罪者どもをおびきだして狩っていく。 ゴロツキどもへの今までの鬱憤もあって、私刑が流行るのは共感できる。 ただ、家族を襲った犯人に復讐できなかったのはスッキリしない。
[DVD(吹替)] 5点(2014-12-29 20:22:06)
691.  愛の神、エロス 《ネタバレ》 
三人の監督によるオムニバス。 ウォン・カーウァイ「若き仕立て屋の恋」は、裸は出てこないのだがエロい。 高級娼婦役のコン・リーが女王様のように若い仕立て屋に性的な手ほどきを。 女の手で翻弄されて、ウブな男はすっかり虜になり、彼の人生を変えてしまう。 パトロンにも捨てられすっかり落ちぶれてしまった女にも忠実に尽くすさまに、思いの一途さを感じる。 男が仕立てている女のドレスを一人まさぐり恍惚となるシーンが印象的。 直接的な性描写はないのだが、エロティシズムあふれる作品。  ソダーバーグ「ペンローズの悩み」は、カラーとモノクロで構成されたコミカルな作品。 毎日エロティックな同じ夢を見る男と、それを診察する精神科医だが、この精神科医がなかなかふざけている。 男を瞑想させて夢の分析をしながら、窓の外をのぞき見したり紙飛行機を飛ばしたり。 モノクロからカラーに変わって、夢の女が男の嫁で、精神科医がカツラの同僚に。 どこまでが夢でどこまでが現実なのか、ごちゃごちゃになってしまうような不思議なテイスト。 エロスとはあまり関係ないようで、オムニバスの中では少し浮いて見える。 ヌードは出てくるが、エロスというテーマに無理やりくっつけた感がある。  ミケランジェロ・アントニオーニ「危険な道筋」は、一番裸が出てきてストレートな性描写が多い。 1本目の「若き仕立て屋の恋」とは好対照で、東洋とイタリアの違いを見るような。 セックスレスに陥ったクリストファーとクロエ夫婦に絡みはないが、夫が出会った若い女リンダとは濃厚なベッドシーンも。 夫とやり直そうとするクロエと、リンダが浜辺で素っ裸で向かい合う、なんだかよくわからないシュールなラスト。  三本の中で一番格調を感じるのは一本目のカーウァイ作品。 三本目がソフトポルノを見るようなのに対し、妄想にいざなう官能小説のようにイメージに訴えるエロス。 ただ、三つまとめてオムニバス全般の印象でいえば、それほどいい出来とは思えず消化不良の感が残る。 オムニバスの傑作というのは難しい。
[DVD(字幕)] 5点(2014-12-29 20:20:10)
692.  ダイ・ハード2 《ネタバレ》 
管制塔のシステムを乗っ取って、着陸待ちの航空機を次々に墜落させていくテロ。 鎮圧に向かった特殊部隊との激しい銃撃戦も、空砲を使った偽装戦闘だったことから、すべてテロの一味だと発覚。 そんな窮地の中、主人公が前作に続いて獅子奮迅の救出劇。 インパクトのあった前作を見ていれば、戦闘はマンネリ気味で新鮮味は感じないものの、エンターテイメント性は変わらず。 真っ暗な雪の中を何を目印に着陸させるのかと思えば、テロ一味の乗った機の爆破炎上が誘導灯の役目とはうまくできている。 序盤にテログループに一機墜落されているので万々歳ではないはずだけど、オールオッケーのようなエンディングがハリウッドらしい。 前作の尾を引いた嫁と嫌味なTVレポーターのバトルが地味に笑える。
[地上波(吹替)] 6点(2014-12-27 00:12:59)
693.  汚れなき悪戯 《ネタバレ》 
モノクロの古い映画でキリスト教色が強い。 悪戯ばかりの「悪い子」マルセリーノが、イエスの祝福を受ける。 マルセリーノの歌は子供の頃に聞き覚えがあったが、この映画の主題歌だったとは。 天に召されたマルセリーノに喜びを感じるのか悲しみを感じるのか、宗教観によって違ってきそう。 心温まるファンタジーになるかと思ったが、無宗教の人間にとってはなんだか複雑な心境に。 ハッピーエンドには思えず、切ない余韻が残った。 この先、天国があると信じるようになれば、珠玉の作品に変わる可能性はあるけど。
[DVD(字幕)] 5点(2014-12-27 00:11:38)
694.  ちょっとかわいいアイアンメイデン 《ネタバレ》 
女子高の拷問部を舞台とした、SMレズのソフトポルノのような作品。 4コマ漫画が原作だけに、コミカルな仕上がり。 アイアンメイデンって何のことかと思ったら、拷問用具の名前だった。  以前は今まで脱いだことのないスター女優が、主演で濡れ場を披露なんてことが割とあった。 最近はそういうのをあまり見かけなくなったが、その代わりに、グラドルやイマイチ売れない清純派女優が、主演と引き換えに裸になるケースが目に付く。 木嶋のりこもグラビアでセミヌード止まりだったのが、ここではフルヌードで、しかも同性愛にSMプレイ。 そこがこの映画の売りで、グラドルだけに見事なプロポーション。 でも、それほどハードな濡れ場はなく生温いし、ストーリーはAVのドラマ仕立て部分とさほど変わらないほど陳腐で早送りしたくなるほど。 他の三人の拷問部員、吉住はるな、間宮夕貴、矢野未夏もグラドル出身で、狙いはわかりやすい。 女子高生役はどう見ても無理があり、特に一番裸を晒している矢野は場末の風俗嬢にしか見えない。
[DVD(邦画)] 4点(2014-12-27 00:10:10)
695.  恐怖の報酬(1953) 《ネタバレ》 
油田火災を爆薬で消火するため大量のニトログリセリンを運ぶという、いたってシンプルで地味っぽい話。 ところが、これがおもしろい。 少しでも衝撃があると爆発するという緊張感が伝わってくる。 怖いもの知らずと思われたジョーが、意外な醜態をさらしてマリオに罵られる姿が切なかった。 挙句の果てには、油の沼を抜け出すのに足を轢かれてブランブラン、もう人生散々の大暴落状態。  一人大金を手にしたマリオが浮かれて調子に乗った蛇行運転をしていたので、これは事故ると思っていたら案の定。 壮絶なサバイバルゲームを勝ち抜いたにしてはあまりにも幼稚でバカっぽくて、もう少しマシな死に方がなかったか。 序盤が少しだるかったのと、ラストが違っていれば傑作になったのに。 スーパーマリオのモデルだったとは知らなかった。
[DVD(邦画)] 7点(2014-12-22 22:29:37)
696.  最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。 《ネタバレ》 
いかにもアキバ系の臭いがプンプン漂ってくると思ったら、やっぱり原作がアニメだった。 なんだか薄っぺらくて、エロも中途半端。 実写でエロを追求するならAVがあるし、萌えを追求するならアニメがある。 内容は陳腐な幽霊もので、ストーリーで魅せるというよりキャラと設定がハマるかどうか。 これを実写でやりきるのは、キャスティングも含めて難しい。
[DVD(邦画)] 3点(2014-12-22 22:28:27)
697.  グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち 《ネタバレ》 
マット・デイモン演じる主人公には、イライラさせられる。 頭でっかちで捻くれた理屈ばっかりこねて、ああいえば上佑状態の憎らしさ。 人を小馬鹿にして苛立たせる天才のようだが、それは児童虐待の体験による人間不信から来るもので、傷つけられるのを極度に恐れる防御反応でもあった。 その閉ざされた心をどうやってほぐすのかが見どころ。 主人公にハートでぶつかっていくセラピストは、いかにもロビン・ウィリアムズらしい誠実な役どころ。 誰もが手を焼いた青年の心を、そのセラピストだけが解き放つ展開になることはわかりきってはいたが、それでも最後まで目が離せなかった。 それは、人物造形がしっかりしていたからだろう。 青年を背中を押す悪友たちの友情も微笑ましい。 ただ、結局自分の特異な才能を生かす道を選ばないのは、やっぱりもったいない。 ヒロインがもっと魅力的だったら、女を選択した行動にも説得力が増したのに。
[DVD(吹替)] 6点(2014-12-20 00:01:51)(良:1票)
698.  狂気の愛
やたらテンションが高くて騒がしいけど、エキセントリックで一向に内容が頭に入ってこない。 叫んでばかりのアングラ劇を見るようで、完全に置いてきぼりに。 野暮ったかった「ラ・ブーム」のソフィー・マルソーが、すっかり落ち着いた大人の色気。 18歳になったソフィーの脱アイドル初ヌードに+1点。 この作品にそれ以外の価値はない。 それもわずかな時間だし、話の流れにまったく乗れないためにエロスも感じないので、それ目的でも後悔するだけ。 こんなため息の出る映画を撮りながら、26歳下のソフィーを私生活でのパートナーにしてしまったズラウスキ監督。 監督っていい職業だな。
[DVD(字幕)] 1点(2014-12-19 23:59:31)
699.  フレンジー 《ネタバレ》 
ヒッチコック得意の巻き込まれ型サスペンス。 連続ネクタイ殺人犯に間違えられての不利な状況をどう脱するかだが、ストーリーが平凡。 脱獄して復讐に訪れたところ、たまたま犯行現場に遭遇しただけで、主人公が解決したわけでもない。 真相を解明する警部も、前半はほとんど話に絡んでなくて存在感がなく、終盤で急に出てきた印象。 奥さんの料理のシーンはブラックでユーモラスだった。
[地上波(吹替)] 5点(2014-12-16 00:39:00)
700.  狩人の夜 《ネタバレ》 
ハードルが高くなりすぎたのか、完全に拍子抜け。 ロバート・ミッチャム演じる牧師に怖さを感じなかった。 子役の演技もうまいとは言えず、殺人鬼もいろいろ間が抜けていて迫力不足。 ジョンが捕まったハリーを庇おうとするのも理解できない。 父の姿と重なったという演出だろうけど、母を殺され自分たちも殺されかけてるのに突飛に感じる。
[DVD(字幕)] 3点(2014-12-16 00:37:19)
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