701. さらば冬のかもめ
《ネタバレ》 あぁ〜、アメリカンニューシネマなのですね。なるほど、、、。 まさしく自由な作風ではありますが、正直意図するところがイマイチ読み取れず、、、、(笑)。 8年の刑期に入る前にいい思いさせてやろうという、まぁそれだけの話なんですが、 ナンミョーホーレンゲキョーのシーンだけはちょっと面食らいましたね。 もうこの時代から某団体はアメリカで布教活動がなされてたのだなぁ。 ジャックニコルソンの、ヤンチャで鬱憤を抱えつつ優しい男のキャラは実に良かった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-01-23 21:21:47) |
702. フリー・ファイヤー
《ネタバレ》 下っ端の二人がいきり立ってそれぞれのグループが不穏になり、 そして銃撃戦になる最初の展開は良かったです。 ただ、それ以降はひたすら逃げと撃ち合いだけで最後まで押し通してるんですよね。 ものすごく命中率の低い人たちです。あるいは逃げるのがうますぎるのか? もうちょっと心理戦やら駆け引きがあればと思ったのですが、 彼らの馬鹿っぽさを見所にしたかったのかな。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2018-01-16 19:28:18)(良:1票) |
703. ジョン・ウィック:チャプター2
《ネタバレ》 冒頭のカーアクションからお〜すごいなぁと。 その後、銃撃シーンが度々ありますがどれも映像的に凝ってるし迅速に一人また一人と倒していく様が実にかっこいい。 特に終盤の美術館のシーンは見ごたえありましたねぇ。 そんなわけでスケールアップはしてます。 ただ、前作は愛犬が殺され車を盗まれたことによる強い怒りというのが動力源でした。 それが作品の持ち味になってましたが本作はそういう意味でいうと動機がちょっと物足りないかなと。 目の前で殺し合いがなされているのに周りの人は全然気に留めてなかったり、 かと思いきや街の人たちはどいつもこいつも殺し屋だったり組織の人間だったり、 なんだか不思議の国のアリス的ファンタジーの世界に入り込んだかのような感じ。 良くも悪くも独特な世界観のアクション映画でした。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2018-01-13 20:37:56) |
704. 帝一の國
《ネタバレ》 結構面白かったので8点つけちゃいます(笑)。 やっていることは政治の世界そのものなんだけど、それを学園内で大真面目にやってるのが面白いですね。 海帝高校のスタイルというんですかね、あのクイックリーな拍手の仕方が個人的にはツボです。 学園祭ではふんどし姿で太鼓やってるシーンもほんとバカらしくて笑える。 この学校の人たちは、全てにおいて全力投球。そのまっすぐさが見ていて気持ちいいし面白さにしっかりと昇華されてる。 テストを自分でやって父親と対峙しながら全力で勝った負けたの雄叫びをあげてるシーンも最高でした。 あとはマイムマイムのシーンですかね。ああもう、印象的なシーンがたくさんある。 ギャグ漫画の実写化というのはなかなか難しいけれど、本作は珍しく成功した一本じゃないかな。 [ブルーレイ(邦画)] 8点(2018-01-01 17:01:48) |
705. カーズ クロスロード
《ネタバレ》 フロリダのレース場がとても美しいかったですねぇ。風景的なショットはどれもリアルでした。 個人的には1作目が大好きですけど、2作目は普通に楽しい、てな感じであれもまた良し。 3作目である本作は、どちらかというと子供より大人の方がより楽しめるのでは、と思う内容でした。 テーマは世代交代。気持ちは負けてなくても、最新の若い奴らに勝てない。 どういう風に話を着地させるのかと思っていたら、ああいう風に持っていくとは。 考えうる限り、一番爽やかで幸せな引き継ぎ劇でしたね。 [ブルーレイ(吹替)] 6点(2018-01-01 14:12:02)(良:1票) |
706. ウィッチ
《ネタバレ》 17世紀のニューイングランドが舞台。信仰心の強い一家に謎の災いが次々と襲う、、、というお話です。 自分にとっては、「過去への誘い」という感じの作品でした。 神だの悪魔だのと言って右往左往する家族は今では馴染みない光景ですが、 この時代にとってはこういう家族の姿が普通だったんだろうなと。 魔女の姿も出てきますが、どうも本作は魔女そのものよりも贖罪とか、 ある種の価値観そのものの恐ろしさを描いているのかなという気もします。 悪魔的なものは、教えとか内的な感情から生み出されてる、という様な。 ラストの儀式と彼女の表情は、そういう縛りからの解放の様にも見えます。 子供達がみんないい演技をしてましたね。 [DVD(字幕)] 6点(2017-12-31 16:37:19) |
707. 黄金(1948)
《ネタバレ》 面白かったです。 主人公と、若いにいちゃんと、金鉱脈に詳しいおじちゃんの3人で金探しに出かけるわけですが、 まさに三者三様といった感じなんですよね。 主人公のおっさんは欲が深く、そして猜疑心が強い。 若いにいちゃんは良心や正義感が強い。 おじちゃんはとても博識でひょうひょうとしたキャラ。 二枚目のハンフリー・ボガートがそんな主人公を演じてるわけですが、このロクでもないキャラを見事に演じていて 本当に名優さんだなと感心。おじちゃん役のウォルター・ヒューストンも完璧。そりゃ賞とりますわ。 おじちゃんが最初に「金は魔物だ」と言ってましたが、採掘してそれを持ち始めるとだんだん疑心暗鬼になっていく様が 見てて辛い。心が貧しい人が財産持つとああなっちゃう。人の真理を描いてますねぇ。 ラストで大笑いするおじちゃん。10ヶ月の苦労が水の泡だから、自分ならあれはできないだろうなぁ。 でも、ああやって笑い飛ばせる人が、結局は幸せになれるのだろうな。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-12-31 15:24:30) |
708. ダンケルク(2017)
《ネタバレ》 やはりクリストファーノーランですねぇ。話も画像も、とにかくクールね。 冒頭のシーンの展開で、何じゃこりゃって面食らいましたが、 あの辺の説明のなさがいかにもノーランらしい。 退屈せずに見ることができたので7点献上いたしますが、人を選ぶ作品になってるのもまた事実です。 3箇所で繰り広げられる死闘が、それぞれ一つに盛り上がって危機一髪と生還を繰り広げる様がとても良かった。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-12-30 20:42:36) |
709. チャイルド・プレイ/~チャッキーの狂気病棟~
《ネタバレ》 映像のクオリティ的には、シリーズ一番の出来だと思います。 安っぽさはあまり感じさせないし、何よりチャッキーの表情がすごくナチュラル。 CGに違和感がありません。 しかしながら、です。面白さはというと、正直行ってシリーズで一番のつまらなさだったと思います。 これまでは、怖さがなかったらせめて笑いがあったと思うのです。 しかし本作は、怖さどころかその笑いさえも乏しく、 頭のイカれた人たちだらけで繰り広げられる陰湿シュール劇といった様相。 ブードゥー教?の呪文だか何だかで、チャッキーが3つに増えるという設定もどうなんでしょう。 これを許してしまうと何でもありな気になってしまう。7作目だからこうでもしないと話広げられないのかな。 個人的にはずっと続いて欲しいシリーズなのですが、やはり陰湿路線ではなく、 チャッキーには怖さと笑いで突き抜けて欲しい、と思う。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2017-12-29 23:44:54) |
710. 無限の住人
《ネタバレ》 キムタク結構良かったんじゃないかと思います。 原作は知りませんが人気漫画だそうで、一本の映画して見ると時代劇に コミック的なファンタジー要素が加味された新しい切り味の作品というように感じました。 杉咲花さんもなかなか良かったんじゃないかな。 一つ気になったのは万次が毎度敵と戦うと必ず最初にざくっと刺されてそれで傷口が元どおりになるっていう。 こいつ実はめちゃ弱いんじゃないのって思っちゃいましたね(笑)。 [ブルーレイ(邦画)] 7点(2017-12-28 21:16:57) |
711. ノー・エスケープ 自由への国境
《ネタバレ》 密入国の一団が、スナイパーのおっさんとその飼い犬にひたすら追いかけられ殺されていくという展開。 冒頭から次々と銃殺していくおっさんの腕と狂気に驚く。ワンコの忠実さと頭の良さに驚く。 さほど重要でない人たちから死んでいき、主役級の彼らが残っていく。 ただただ逃走劇というだけで一本作り上げたそのシンプルさ。娯楽作として普通に楽しめた。 [DVD(字幕)] 6点(2017-12-27 22:10:06) |
712. メッセージ
《ネタバレ》 リアリズムSFとしてとても楽しめました。 アーサークラークの「宇宙のランデブー」とか、カールセーガンの「コンタクト」に通じるような設定。 印象的なシーンは、最初に言語学者の主人公があの物体の中に乗り込むとこかな。 入り口のところで、重力に逆らい出す様子とか、中に入ると霧の中からボワーンと異星人が登場してくるところとか、 ミステリアスな雰囲気がとても出ていて良かったですね。 異星人たちも、よくあるグレイタイプみたいなのじゃなく、巨大なタコ足みたいな形相で しかも墨のようなものを出して意思表示するという。なんか新鮮でしたね。 世界平和を訴える内容になってると思いますけど、今までの宇宙人映画って 宇宙人と戦うことで人類が一致団結するみたいな、そういうスタイルで人類の調和を描くのがほとんどだと思うけど、 本作はそれとは逆の切り口で訴えてる。それもまた新鮮で良かったと思います。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-12-25 23:06:30) |
713. ハードコア(2015)
《ネタバレ》 どうやって撮ったんだろうと思うような映像の連続で、序盤からずっと釘付けになっておりました。 しかしながら、しかしながらですよ。ここまで画面が動き回る映画は初めてみました。 私は元来、乗り物酔いしやすいタイプなのですが、途中から凄まじい吐き気がこみ上げてきて、 「おえー!」「おえー!」とえづきながらの鑑賞。 なんとか耐えてはいましたが中盤で一度再生停止して、1時間ほど目を閉じて休む必要がありました。 笑えるシーンも度々あり、音楽の使い方なども気が利いててよかったです。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2017-12-23 21:07:53) |
714. スパイダーマン:ホームカミング
《ネタバレ》 なんの予備知識もなしに見たので、序盤からいきなりマイケル・キートンが出てきてびっくり。 昔のバットマンやってた人じゃん!って。そうこうしてるうちに、今度はロバート・ダウニー・Jrが。 え!?どういうこと!?なんでアイアンマンが!?と驚きの連続でありました。 ついにスパイダーマンも、様々なヒーローが一つになる世界観に組み込まれたのですね。 想像してなかっただけに新鮮で面白かった。 船が真っ二つにされた時に蜘蛛の糸で一つに保とうとするもダメで、 アイアンマンがやってきて溶接して帰るのにはやられましたね。 青春ものとしても普通に楽しめたし、あのラストも好感持てるね。 新シリーズとしてこれは成功。また続編も見て見たいですね。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-12-22 21:39:35) |
715. キング・アーサー(2017)
《ネタバレ》 キングアーサーということで、史劇を楽しもうと思ってたら冒頭から超巨大なゾウが出てきて面食らいました(笑)。 ガイリッチーらしいスタイリッシュさが存分に発揮されてて、そのポップさと荘厳さはいい塩梅だったと思います。 最初の方なんかは映像美が素晴らしくて見とれておりましたが中盤はそうでもなかったかな。 聞いた話ではなんと全6作のうちの1作目ということで作られたとか。そこまでの広がりのある世界なのかなとちょっと思っちゃう。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-12-22 14:40:03) |
716. シン・ゴジラ
《ネタバレ》 ほんとエヴァっぽかったですねぇ。やっぱ庵野監督ですわ。 字の出し方とか音楽の感じとか。 全ての登場人物が早口で捲し立てるのとか普通に考えると変なんですけど、様式美みたいなもんなんでしょうか。 今回のゴジラさんはモデルが深海魚のラブカだそうで、ヒダヒダのあの気持ち悪いところとかそのまんまでしたね。 ゴジラ自体は世界的にメジャーなモンスターだけど、本作は世界視野での映画としては真逆のスタイルと言っていい。 多分日本人しか見てて楽しめないんじゃないかな。それが日本でヒットした要因なのかも。 [地上波(邦画)] 6点(2017-12-19 20:57:28) |
717. 青い山脈(1949)
《ネタバレ》 60年代に作られた方を私も先に見ておりました。あちらの方が見やすかったなとは思うけど、 主題歌も含め、そのまま焼き直しだったのですね。ただ本作は49年制作ということで、 その当時の時代背景といいますか、そういうものに思いを馳せながら見ることができました。 新しい時代の幕開けであるとともに、それまでの封建的な風土も強くあり、 その狭間で生きている感じというのがよく伝わってきます。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2017-12-19 17:38:58)(良:1票) |
718. パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊
《ネタバレ》 映像的にはほんと抜かりなかったと思います。CGの進化をまた見せつけられた思い。 若い頃のジャック・スパロウもほとんど違和感のない仕上がりだったし。 十戒を思わせるような海の分裂から、錨で救い出すシーンのスペクタクルさも良かったです。 あとはギロチンのシーンが笑えたかな。 内容はいつもの感じですが、映像良しで6点としときます。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2017-12-19 17:28:45) |
719. 海底47m
《ネタバレ》 なかなか面白かったと思います。 「動物園の逆バージョンだ」みたいなセリフありましたけど、まさにその通りで、 海の中は完全にサメさんのフィールド。人間にとっては不自由この上ない世界。 サメさんは襲撃の仕方がいつも唐突で驚かされますが、それよりも窒息の恐怖の方が恐ろしかったです。 そして地に足がつかないところに出て、迷子になるシーンなんかも海中の怖さがよく表現されていた。 ちょっとひねりのある終わり方も良し。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-12-19 14:09:25) |
720. ザ・マミー/呪われた砂漠の王女
《ネタバレ》 ええっと、良く言えば独創的かなと思いました。 もちろん、ミイラものの映画自体はよくありますが、なんというかシュールすぎちゃって、良くも悪くもB級感満載で。 トム・クルーズやラッセル・クロウといった一流のスターたちが、大量に作られる巷の低予算ムービーに出てみましたみたいな。 中身は超低予算なんだけどそれをすごくお金かけて作りましたっていう。なんだか不思議(笑)。 色々とぶっ飛んでて、ついていくのもやっとでしたが、美術なんかは眼を見張るものがあったと思います。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2017-12-17 01:23:11) |