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TERRAさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 490
性別 男性
年齢 60歳
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61.  推手
老いるってなんだろう……。70歳と言えども矍鑠とした主人公は、太極拳の達人で書も達筆、中医にも通じている。しかし、言葉が通じないために家では居場所が無く、慣れない皿洗いを始めたら作業の遅いジジイ扱い。世間は、人生の先達にしてまだまだ現役の人達に、少々リスペクトが足りないんじゃないだろうか? そんなメッセージが押し付けがましくなく語られる。淡々と進みつつもクスりと笑える前半に、後半はけっこう動きのある展開で、観ていて飽きさせない作りもお見事。さらに、ラン・シャンはもちろん、嫁と父の間で板挟みになる息子も堅実な演技で良い。一つ残念なのは、最初の1ヶ月が語られないために、どうしても嫁のマーサが我侭に見えてしまうこと。おそらくそんなことは無いのだろうと思いつつも、中国人である義父を理解しようとせず、仕事の邪魔者としか見ていない様子が強調されて目に付く。また、せっかく太極拳を大きなモチーフに使っているのだから、それ(特に推手)を使って義父と嫁の和解もあって良かったんじゃないだろうか。その上で別々に暮らす方が後味はより良くなった気がする。
[DVD(字幕)] 7点(2008-05-10 13:17:08)
62.  クリスマス・クリスマス
今やメジャーでありながらも、どこかアングラな匂いを残した役者ばかりを集めて作った傑作喜劇。その空気感を楽しむ映画なんだろうな。でも好きだなぁ、このセンスは。設定からして小劇団風のナンセンスに満ちていて、前半はバカバカしく笑わせて、後半はちょっとイイ話に。はっきり言って、お話としては大した話じゃないけれど、それでも役者の力量があるから、しっかり観られる作品に仕上がっている。
[ビデオ(邦画)] 7点(2008-05-06 17:01:05)
63.  デンジャラス・ビューティー
ストーリーと言い、展開と言い、特に目新しい物は何も無いけれど、気楽に観られて楽しく笑える佳作。脚本も演出も、過不足無くまとまってテンポも良い。最近、妙に凝っちゃって大風呂敷を広げ過ぎて最後に畳み切れない、製作者の独り善がりとも言えるような作品が多い中、こういう王道的コメディは安心感があってイイね。
[ビデオ(吹替)] 7点(2008-03-07 19:49:45)
64.  壬生義士伝 新選組でいちばん強かった男〈TVM〉
ドラマとしては良く出来てます。浅田次郎作品のワザとらしい泣かせが嫌いな自分でも、ドラマとしてかなり楽しめました。さすがに10時間もの尺があれば、細かい所まで描きこまれてますし、見応えも充分。渡辺謙もさすがの熱演。脇も手堅い。ただね……、新撰組の話としては嘘八百。これは原作からしてそうなんだけど、許される範疇を越えてます。様々な隊士のエピソードが全部吉村の話になっちゃってて、かなり鼻白む。『新撰組で一番~』というサブタイで嫌な予感はしましたが……。実際には死に様しか明確な記録が残ってないような極目立たない隊士だったからこそ、ココまで大胆なアレンジができたんでしょうけどね。まあ、どこか違う世界の、パラレルワールドの新撰組のお話として観ておきましょう。というワケで、泣かせるSF大作としてはお薦めです。
[地上波(邦画)] 7点(2007-11-09 22:20:44)
65.  フィラデルフィア・エクスペリメント(1984)
何故かこの当時ってモントーク・プロジェクトネタの映画が続いたんだよなぁ。80年の『ファイナル・カウントダウン』と84年のコレ。あともう1つメチャクチャC級のが1本あった気がする。その中で、戦争自体に終点を当てた『ファイナル~』に対して、実験に巻き込まれた若い水兵の冒険話がメインのコレは、当時売り出し中で勢いがあったマイケル・パレと、デ・パルマ婦人だった実力派のナンシー・アレンを使って、低予算ながら力の入った作品だった。映画としても謎、冒険、恋、追われるサスペンス等の要素が上手くまとまって良い作りだと思う。マイケル・パレはカッコ良いんだけどなぁ~。いま1つ波に乗り損ねてトップスターに成り切れなかったんだよなぁ、もったいない。
[ビデオ(字幕)] 7点(2007-10-29 15:03:28)
66.  閉ざされた森 《ネタバレ》 
面白い。よく出来た脚本だと思う。まぁ、けっこう無理矢理な力技ではありますが……。w でも、こういうコンゲーム物は細かいこと考えちゃダメなんだろうな。後々考えたらおかしな事ばっかりだからね。あの連中、任務じゃない時は何してんだろ? とか、S.L.ジャクソンはこの作戦のために何年あの基地で軍曹やってたんだろ? とか……。www でもそんな事は考えちゃいけない! 2転3転と転がる展開に、「なんじゃ、こりゃ?」「どゆこと?」と“?”を連発しているうちに、グイグイと話が進んでいく。1つ残念なのは、兵士たちの名前と顔が判り難いこと。名前のすり替えなどのトリックを使うのに、誰が誰だかよく判らんというのはちょっとね。前半にもう少し兵士達一人ひとりを印象付けるシークエンスがあった方が、より面白くなったんじゃないかな。
[ビデオ(字幕)] 7点(2007-10-26 20:37:23)
67.  ギャザリング 《ネタバレ》 
時空を越えて悲劇の瞬間に必ず居合わせるギャラリー、というのはSFではよくあるモチーフ。大抵、未来からのタイムトラベラーなんていう設定なんだが、そんな素材をこう料理しましたか! という技アリの設定に拍手(まあ、芥川の『さまよえる猶太人』の方がアイデアとしては先ですが)。また、程好いタイミングで少しずつ謎が解かれていくから、それほどストレスも溜まらず楽しんで観られる。主人公キャシーの孤軍奮闘が健気ですな。ラスト近く、キャシーの口から語られる、なぜに彼女がギャザリングになったか……。それを聞くと、イエスって結構ケツの穴の小せぇ野郎だな、なんて思っちゃったりして。www クリスティーナ・リッチは大人になっても可愛いね。彼女のおでこに+1点!w
[ビデオ(字幕)] 7点(2007-10-25 20:23:05)(良:1票)
68.  セルラー 《ネタバレ》 
全く予備知識なし、期待ゼロで観たら…………面白いじゃないかっ、これ! 特に奇抜なアイデアや大きなどんでん返しなどは何も無く、ものすごくオーソドックスな作りのサスペンスなんだが、テンポが良いから引き込まれるし、丁寧に作られていて好感が持てる。すっとぼけた弁護士の使い方も、ちょうど良い息抜きになっていて上手い。この映画で最も大きなスペクタクルは、警備会社の車にトレーラーがぶつかる所くらい? つまり、大掛かりな発破などは一切無し。でもこれだけ面白い。良い脚本と真面目な演出があれば、面白い映画は作れるんですよ。なんかね、アホほど金掛けて、どっかんどっかん爆破さえしてりゃ盛り上がると思ってるようなバカ監督達の目の前に突きつけてやりたくなるような映画だね。
[地上波(吹替)] 7点(2007-09-03 01:14:30)
69.  輪廻(2005) 《ネタバレ》 
うん、よく出来てる! あの呪怨の監督とは思えないくらいに。www 呪怨はなぁ……、怖いどころか滑稽だったからな~。それに比べてこっちは話も良く練れてるし、演出もしっかりと芯が通ってる。最後の‘そっちやったんかいっ!’的なオチもスパーンと決まってお見事! ただね、下のセンブリーヌさんが仰るように、渚がリハで教授の幻影を見るのは、最後のどんでん返しを考えるとちょっとアンフェアかな。でも、それを差し引いても、現実と前世と教授の残したフィルムが混然となってメタフィクション的に進行していく様はなかなかにスリリング。優香の演技も、拙さ・ぎこちなさが返って戸惑い恐怖する味となって良い効果が出てる。これはかなりの力作、人にお薦めも出来ます。
[DVD(邦画)] 7点(2007-03-23 11:13:49)
70.  ストリート・オブ・ファイヤー
公開当時に劇場で観て、そのカッコ良さに大興奮したのを覚えてる。ライ・クーダの音楽は秀逸! バスの中でのドゥーワップ・アカペラコーラスなんか鳥肌モンだね。懐かしいなぁ~。w その後も何度もテレビで観たが、さすがに大人になってからだと学生時分ほどはノれなかった。魚屋の兄ちゃんみたいなゴム(?)のオーバーオール着たウィレム・デフォーとハンマー振り回す決闘も、ナンかのんびりしてて笑っちゃうんだよね。w  観ている間は楽しいが、後に残るものは何も無い。まあ、ある意味潔い「娯楽活劇映画」のあるべき姿ではある。それにしても、マイケル・パレはカッコイイのになぜかB級路線まっしぐら。前線に上がって来れないなぁ~、もったいない。
[映画館(字幕)] 7点(2007-02-27 02:44:06)
71.  ソウ 《ネタバレ》 
 途中まではすっごい面白かったんだけどねぇ……。あの結末は飛び道具だよな。  ジグソウは8時間近くもの間、ジッと倒れて死んだ振りしてたのか? そりゃすげぇ! なんて違う所に感心しちゃったりして。電流のスイッチを押す時もピクリとも動かなかったのかなぁ。だって生きてることがバレたら、そこで計画は破綻しちゃうもんね。しかも、あいつ病院の入院患者だろ? ジグソウの犯行の下準備って、結構掛かりそうじゃん? 場所探しやら、部屋中にワイヤー張ったり顔に取りつける道具の準備したり、被害者の拉致もしなきゃいけない……。その度にあいつは病院を抜け出さなきゃならんわけでしょ? もう病院内、特に看護士さんは大騒ぎだよね。「またジョン(だったっけ?)が消えた! 今日の担当は誰っ! 目ぇ離しちゃダメでしょ!!」っつって。www  あとさ、冒頭でアダムがテープレコーダーを取るときに、医者が「シャツを使え!」って言うじゃん? お前もだよ! 電話取るとき、シャツ脱いで足縛って斬るくらいならそのシャツで電話取れよ! あの伏線ハズしは狙った演出なのか?w  でもまあ、全てが予定調和的でミエミエだった「CUBE」なんかよりは全然面白かったんで、7点差し上げます! が、話自体はホント面白かったんだから、後はもう少し現実的な結末と犯人を考えて欲しかったなぁ。
[DVD(吹替)] 7点(2007-02-01 20:18:34)
72.  フロム・ダスク・ティル・ドーン
以前から好評価は聞いていたのですが、なぜか観る機会の無かった作品でした。が、観て納得。コレは面白い。ちょっと『パルプフィクション』にも似たごった煮感覚がタランティーノらしいね。皆さんも書いておられるように、前半と後半の落差がすごい。前半はかなりハードなクライム物。クエンティンのバカっぷりがイイ。ハーヴェイ・カイテルが吸血鬼の親玉でもやるのかと思ってたら、信仰を失くした牧師とは……。また、チーチ・マリンのさして意味があるとは思えない悪ノリ的1人3役。この辺りのキャスティングも面白い。そして後半、吸血鬼との戦いは、徹底的にドタバタアクションに終始する。ただ、ホラーとしては全然ダメ。だって吸血鬼が全く怖くないんだもん。あいつ等だったら俺でも勝てそう、なんて思っちゃう時点でホラーとしては失格だな。ドタバタアクションに徹底するのもいいが、もう少しおどろおどろしい演出も欲しかったかな。
[地上波(字幕)] 7点(2007-01-12 17:57:03)
73.  007/カジノ・ロワイヤル(2006)
最近マンネリ化してきて話にも華の無かった007モノとしては、よく出来てる作品。原点回帰を狙ったという触れ込みだが、原点回帰と言うよりは新たな007像をリメイクしたと言う感じだけれど。クレイグ版ボンドは、ダルトン版ボンドをさらにシビアにした感じで好感が持てる。個人的な感想だが、私の中ではダルトン=ボンドは非常に高評価なのです。ズルズルと本数だけ重ねてコメディ化してしまった007を引き締め直し、ある程度のリアリティを持ち込んだダルトン=ボンドだが、時期が悪かった。ブロスナン=ボンドはカッコは良かったが、どれもお話がお粗末。そんな007シリーズに於いて、原作を現代に置き直したストーリーは、元が長編だけにプロットがしっかりしていて、ある程度のリアリティもある。賛否の分かれる、SFじみたグッズに頼るところが少ないのも、私的には高ポイント。まあ、さすがに全く出番が無くぶっ壊されるアストン・マーチンは勿体無さ過ぎだと思ったけどね。後はオネーちゃんがもう少し美人だったら、もっと良かったのに。ところで、序盤のビル建設現場での追いかけっこ。あれはボンドよりも逃げる黒人に「スゲぇ! ヤマカシかよ?!」と思ったのは俺だけ?
[映画館(字幕)] 7点(2007-01-06 18:14:10)
74.  スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー 《ネタバレ》 
くっだらないバカ映画だねぇ~! ほんと、昭和30年代の少年マンガの世界。でも、こういうの好きだよ。全編CGの背景と実写の芝居の合成なんだが、狙い澄ましたチープさは、変な力みが無くて好感が持てる。話が明るく単純なせいか、「キャシャーン」と違って気負わず観られるのも俺的には高ポイント。また、「ゴジラ」、「インディ・ジョーンズ」シリーズや「スター・ウォーズ」シリーズ、「サンダーバード」、ジャパニメーションの各映画等々など、いろんな映画へのオマージュが、これでもか! とばかりに盛り込まれているサーヴィス精神も楽しく、作り手のオナニーに終わってしまった「キャシャーン」とは大違い。さらに言えば、粋を通り越してコテコテの夫婦漫才になってしまったヒーローとヒロインの掛け合いのユルさもいい。まかり間違ってもコレの続編などを作って欲しくは無いが(笑)、このテイストでもっともっと練りこんだストーリーであれば、この監督の次回作には期待したい。
[DVD(吹替)] 7点(2006-06-15 00:41:31)
75.  カンフーハッスル
 チャウ・シンチーの、カンフー映画に対する愛情がビシバシと伝わってくる。自分のようなカンフー映画マニアには大ウケなんじゃない? 懐かしい顔ぶれが次々に登場して、「ああ~、この人まだまだ元気なんだぁ」と喜ばせてくれました。自分的には、ティ・ロンやチェン・カンタイ、チー・クァンチュン等などもっともっと見たい顔がたくさんあって、なんならいっそアパートの住人全員が達人でも……。ま、そんなことしたら話なんて成り立たなくなりそうだけど。(^^; 映画としては及第点の出来。ストーリーは薄っぺらいんだけど薄いなりに纏まってはいて、「少林サッカー」よりは全然良かった。ラブストーリーもクド過ぎずイイ感じ。賛否両論の大袈裟過ぎるCGアクションは、まあ時代の流れだからしょうがないか……。シンチー自身はマジに技術を見せられるほどの武術家じゃないからね~。戦う3職人やB.リャン達“本物”が披露してくれる素晴らしい技を堪能しましょう。
[DVD(吹替)] 7点(2005-08-21 00:16:45)
76.  HERO(2002)
 少々話はくどいが、それなりに深みもあるし、良い作品だと思う。アクションも話も、超駄作「グリーン・ディスティニー」の100倍イイ! 評価の高い映像美は、大陸の雄大な風景と相まって圧巻。さらに、トニー・レオンの苦悩の演技も素晴らしいし、マギー・チャンの3種類の演技も良い。主役はジェット・リーではなくトニーだね。チェン・ダオミンの始皇帝もカッコイイ。  話が判り難いという人も居られますが、早い話が、リーが「彼此云々でした」と言うと、王が「嘘吐け! ホントはこうこうだろ?」っつって、リーが「いや実は、こうでした」っつーだけのお話。至ってシンプルだからこそ、トニー&マギーの3種類の演技の差が楽しめる、と。  欲を言えば、クンフー映画マニアとしてはもう少し徒手空拳でのクンフーアクションを観たかったが……。
[DVD(字幕)] 7点(2005-07-25 15:08:29)
77.  リトル★ニッキー 《ネタバレ》 
バカバカしい! バカバカし過ぎるッ! 堪らんっ! あまりのバカバカしさに、立て続けに2回も観てしまったじゃないか!(^^; ヘビーメタル=バカという嬉しくない図式がある意味確立しているアメリカでは、時折この手の開き直りが効を奏して、ビル&テッドシリーズやこの作品のようなC級的傑作が出来る。まずは、この豪勢な顔ぶれでこの下らない映画を作ったことに拍手喝采。ギャグのタッチとしては「裸のガン~」シリーズに通じる物がある。いろんな映画を茶化し倒し、とことん下らないネタを「これでもかっ!」とばかりに連発して笑いを獲る…。個人的には2階建て、3階建てに弱いので、電車に轢かれ、バスに轢かれ、トラックに轢かれた辺りでもう大爆笑。また、ウェザースの「rollig hip! rollig hip!」も妙にウケた。あのアポロが~……。さらに、ふつーの映画なら終盤の大見せ場になるはずの長男との決闘が、スキットルが跳ね回って終わりという狙い澄ました肩透かし攻撃! 止めのOzzyに至ってはもう感涙もの。ただね~、今の若い人達は、オジーの鶏の首を噛み切る(もちろんフェイクですが…)ステージパフォーマンスを知ってる人がどれくらい居るのかな…。ところで、下の方がタランティーノは何所に? と仰ってますが、貴方がツボだったと言っている盲目の宣教師がクェンティンですよ~。
[映画館(字幕)] 7点(2004-07-05 23:34:40)(良:1票)
78.  リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い 《ネタバレ》 
かなり頑張って作ってる作品だと思う。話が安直との声もあるけれど、この手のバカ話は安直な程度で丁度イイでしょう。あんまり凝ったストーリーだと気楽に楽しむという部分がスポイルされてしまうしね。確かに少々人物の描き込みが浅過ぎるという難点は気になったが、まあそんな所を見る映画でも無いし、総合的には僕は楽しめました。ただ、登場人物の性格や能力が大幅に改竄されてるのが、やっぱりマンガが原作だな…、と思う部分。ミナにあんな能力は無いはずだし、ドリアンは絵を傷つけられたら死ぬんであって、本人が見ただけで死ぬわけじゃない。ジキルは性格が狂暴になるんであってハルクに変身するわけじゃあない。ネモ館長はいつからインド人に? その他にも洒落たつもりなんだろうけれどイマイチ垢抜けないセリフや、洋上でどーやってノーチラスの外装を修理したんだぁ~! パテ埋めか? などなど突込み所も多数。でもそれもまた楽しい所なんだけどね。個人的には、敵のMがモリアーティってのは結構喜んでしまった。ヒーロー達がレジェンドなら、敵もまたレジェンドなのね。あとは、格闘シーンになると画がバタバタして見難いのが残念。
7点(2004-04-19 04:25:53)
79.  レモ/第1の挑戦
ガイ・ハミルトンらしい、奇想天外、荒唐無稽な映画。こういう映画は、突っ込み入れながらワイワイ言って見てると楽しい。
7点(2004-03-14 03:28:57)
80.  ラスト サムライ
アメリカ人にこそ作れたサムライ映画だと思う。日本人なら、逆にあそこまで侍を美化はしないだろう。また、あの時代に忍者が出て来たり、風景がどう見てもニュージーランドだったり、侍側が古臭過ぎるとか、???な点はいくつもあるが、根底にあるテーマが良いし、役者陣も、見せ方も上手いので2時間半の長さが気にならない。また、最後の戦いでヘンにCGを使わなかったのも好感が持てる。それにしても、監督はマニアだねぇ~。日本刀を打って、銘を彫り、柄を着けて目釘で留める…。そんな細かいシーンが何気な~く挿入されてる。トム・クルーズが村の子供達と野球をしようとする如何にもアメリカ人! という笑い所も結構好き。あと、もう一つ気になった点が忠信(逆だっけ? 息子は)が、小雪を「タカ」と呼ぶんだな。あれ、将軍家でもない限り普通は「伯母上」だろ? 叔父さんの嫁なんだから。ちょっと気になりました。…………と言うのが、公開当時に劇場で観た時の感想だった。しかし、改めてDVDで観てみると、劇場では気にならなかった部分がチラホラと…。日本が舞台だから、日本人として、最初はどうしても歴史観とか時代考証に目が行ってしまったが、そんなモノはオマケであって、早い話コレは10年前ならケビン・コスナーが、20年前ならクリント・イーストウッド辺りが作ったであろう「アメリカ男児たる者、如何に生きるべきか」っつー映画なんだな。「本物の男なら、こう生きるのがアメリカン・ウェイだぜぃ!」と。アメリカ流正義の貫き方の映画。まあそれでも、やはり日本の描写に関しては、これまでのハリウッド映画に比べれば格段に良く出来てるのは間違いないワケで…。この映画の場合、1度だけ、迫力ある大画面の劇場で、細かい事は気にせずに観て騙されるのが幸せな観方かも。TV画面で繰返して観ると、アメリカ的なイヤラシさが鼻についてきてしまう。
7点(2004-02-17 20:10:10)
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