61. スウィート・ノベンバー
《ネタバレ》 死を目前にした女性が、幸せな思い出を残したい気持ちはわかるけど、なぜ1ヶ月だけなの?そこのところの説明が特になく、納得いかないのです。命がもう少し永らえたら、キアヌも1ヶ月でバイバイしちゃうのかな。では、それまでの切なくも蕩けそうなロマンスは、どうなっちゃうのかな。来月は別の男性とラブラブなのかな。やっぱり、納得いかないのです・・・。 4点(2004-04-26 22:56:52) |
62. 宇宙戦艦ヤマト 完結篇
《ネタバレ》 う~ん、なんで沖田艦長だけ生き返ったのかなぁ。徳川さん(親父のほう)はいらなかったの? あれ、デスラー総統、生きていたのね。地球に核爆弾バンバンぶち込んでいたのに、いつの間にか仲良くなっちゃたのね。自爆するのに、なぁ~んでターゲットスコープをオープンし、力んで照準合わせるのかナあ? 完結編だけど、何が完結したんだろう。まあ、いいか。 4点(2004-04-03 02:40:09)(笑:3票) |
63. ジョイ・ラック・クラブ
《ネタバレ》 自分の辛く悲しい青春時代を娘に繰り返させたくない。母の期待に応えたいけど、同じ道を辿ってしまう。そんな親子のやり取りからさらに強くなる絆。どの場面でもまるで希望が無いようなシーンが続くけど、魂の力強さや、労わり、愛情を感じ、救いようの無い映像として映らない不思議な映画です。ラストの再会シーンで号泣してしまったのは、映画を観ながら4家族、8人の女性の人生を一緒に体験できたからなのでしょう。 9点(2004-03-28 15:21:10)(良:2票) |
64. 家路(2001)
若い頃見てもよく解らなかった映画だと思います。実年齢が主人公に近づきつつある今は、自分もこうなるのかなあと予想できる気持ちがあります。自分のリズムを崩したくないという頑固さと、いつまでも社会に認められたいと思う気持ちは、年を重ねるに従って強くなります。そんな気持ちを、優しく、ちょっと寂しく映像にした作品です。観終わった後、「はぁ・・・」と、ため息をしてしまいました。 8点(2004-03-16 17:53:14)(良:1票) |
65. アバウト・シュミット
《ネタバレ》 アメリカ社会にも本音と建前が存在しているのだと、改めて認識しました。社会の一員として世の中に貢献してきたと自負していた主人公が、定年退職後、実は自分は何の役にも立たない人間だと感じ始め、ジレンマに悩まされていきます。ジャク・ニコルソンの演技から、そんな悲しさがひしひしと伝わってきました。(自分にとって)納得のいかない娘の結婚をも正してやれない無力感に、壊れてしまいそうな悲しい心をどう癒していくのか、観ていてやりきれない思いでいっぱいになりました。エンディングは多くを語らず、観ているものの想像に任せる形で終わりましたが、優しい余韻にあふれて感動的でした。 9点(2004-03-11 01:55:11)(良:1票) |
66. たそがれ清兵衛
次代背景を考えると、どうしても「壬生義士伝」と比較してしまいますが、まったく違う映画でした。息子の目を通して見た父と娘の目を通して見た父では、「誇らしい父」を語るのにも、こうまで色彩の違いがあるのかと感じました。殺陣の迫力や映画としてのダイナミックさは個人の好みの分かれるところではありますが、静かな展開の時代劇も良いものだと感じることが出来る秀作だと思います。また、宮沢りえが、幸薄い女性役を綺麗に演じていました。 7点(2004-03-06 11:36:39)(良:1票) |
67. ノイズ(1999)
地上波でやっていたのと、ジョニー・デップが出ていたのでチャンネルをあわせました。最初は、この後どんな恐ろしいことが起こるのかワクワクしながら観ていました。映画を解説していた俳優さんも「最後に・・・」と意味深な言葉を言っていたので、それを期待していました。あの「2分間」はかなりサスペンスのポイントとなるはずなのになんだか置いてけぼり食らっているし、ジョニーは相変わらず危ない顔しているし、観ているだけでネタばれ状態で最後にどんなどんでん返しがあるのかと思ったら・・・、最後で解りました。「この映画を観たのは2度目だった」ってことが。それほど印象になかったのです。 3点(2004-03-01 11:34:32)(笑:1票) |
68. アメリ
まだうら若き乙女だった頃、授業中、窓の外を眺めては、王子様が迎えに来てくれることを夢見ていました。・・・というのは冗談ですが、そんな目が虚ろになりがちな若い乙女の日常を、絵本のようにした映画ですね。観ている私は、アメリと一緒に、空想と現実が入り混じった不思議な空気を吸っていました。最近SFやファンタジー映画にふんだんに使われているCGも、ここでは実に効果的で良かったです。個人的には、CGの使い方はこうあるべきだと思っています。(あくまでも個人的です) 8点(2004-02-20 12:45:02)(良:1票) |
69. ポーリー(1998)
《ネタバレ》 動物ものは哺乳類が多い中、オウムというところが目新しいです。観ていると「オウムってこんなに表情豊かなの?」って思い、ペットショップに行くとオウムがショック死しない程度ににじり寄り、じっくり観察してしまいます。ついでに会話が出来るんじゃないか確かめたりもします(うそ)。それだけポーリーが魅力的で、愛らしかったのです。観たらきっと幸せな気分になれると思います。 //あ、インコだったんですね・・・。ごめんなさい! 8点(2004-02-19 22:40:39) |
70. 汚れなき悪戯
もう随分前に観た映画ですが、「おはようマルセリーノ」の曲は今も私のハートで流れています。宗教映画にありがちなマルセリーノの奇跡は、若かった私にとって遠くで起こった御伽噺のような、軽い気持ちで鑑賞していました。しかし、数年前に訪れたポルトガルのファティマで、数々の奇跡の物語を聞いていると、信じる心を持っていることが人生でもっとも大切な宝なのだと感じました。今では、マルセリーノの奇跡は、信じる心という抽象的なものを映像化した、世にも美しい物語だと思っています。 10点(2004-02-19 18:00:48)(良:2票) |
71. ジャンヌ・ダルク(1999)
純粋な乙女が自己暗示によってどんどん深みにはまっていく様を、ミラ・ジョヴォヴィッチは好演していたと思います。当時の魔女狩りがどんなであったかは文献と想像でしか判断できないけど、純粋な乙女のこういった思想も、一種の「憑依現象」のように取られていたのではないでしょうか。 7点(2004-02-18 01:46:19)(良:1票) |
72. シッピング・ニュース
《ネタバレ》 暗くて重い映画ですが、人間が家を引っ張って移動するシーンが頭から離れません。実際にこういった引越し風景をニュース映像で見たことがありますが、もっと和気藹々と、大騒ぎして楽しそうでした。それに比べると、この映画では、まるで人生の重みそのものを引っ張っているようです。そして、暗くいつも俯き加減の主人公が徐々に殻を破り、少しずつ胸を張っていく様は、観ていて、失いかけていた夢をもう一度見たくなるような気分になりました。 8点(2004-02-17 18:32:51)(良:2票) |
73. あなたのために
《ネタバレ》 寂しい身の上の主人公が臨月に男に捨てられるというだけでも、かなり「ひどい!!」って言いたくなる映画です。それなのにいたってポジティブで、健気で、努力家の主人公に皆が魅了されていくあたり面白いですね。捨てる神(はらませた男)あれば、拾う神(ガラスを破って助けに来た男)あり。私もこの「拾う神」に回り逢えるならば、多少(あくまでも多少)の苦労は厭わないでしょう。 7点(2004-02-17 18:23:06)(笑:1票) (良:1票) |
74. ツイスター
竜巻の観測で映画と同じ事をやっていたと私も聞いたことがあります。そこそこ面白かったです。「飛んでゆく牛ちゃんに5点。」 の【ひのと】さんと歩調をあわせました。(^o^) ///今日、地上波でやっていたので、また観ちゃいました。いろいろ疑問が出ました。主人公の女性は、泥だらけになっても、シーンが変わるたびに真っ白のタンクトップで現れます。同じものを何枚も持っているのかなぁ。家が飛ばされて道端に転がっているけど、革のベルトでくくりつけた人間は無傷なの?脱臼もしなければ、サバ折り状態でちぎれもしない・・・、強靭だなぁ。車で走っても逃げ切れないのに、二本の足で走って逃げられちゃうの?俊足だなぁ。でも、面白かった。 5点(2004-02-11 17:28:53)(良:1票) |
75. ファイナルファンタジー
この映像を見て、どんなにCGが発達しても、いかなる大根役者の演技にも叶わないものだと認識しました。ファイナルファンタジーという大人気のゲームは、技術の進歩とともに映像が向上し、実写に限りなく近いものでプレイできるようになりました。そのことで本来のファンタジー性が失われていると感じても、多くのファンの間では高い評価を受けています。オープニングやエンディングの画面が凄いと褒められたゲームメーカーは、なにを勘違いしたのか、おだてられて木に登り、こんな映画を作ってしまったのでしょう。いくらフルコースのデザートのケーキが美味しかったからといって、前菜からデザートまでケーキにするシェフはいないと思います。シナリオもゲーム並みかそれ以下で、映像も観ていて気分が悪くなりました。クリエーターが過労死ぎりぎりの作業で作ったことと思いますので、その努力に1点のみ献上いたします。 1点(2004-02-11 14:45:48)(笑:2票) |
76. パール・ハーバー
映画を観ないで文句を言うのはいけないから、とりあえず観ました。試写会を観た感想を予告フィルムで流していましたが、「感動しました」「泣きました」と言っていた人の神経が理解できません。これが米作品ではなく日本で作られたものだったら、もう少し感情の矛先も変わっていたと思います。ハワイの真珠湾に観光で行って楽しんで、この映画を観て感動した人がいたとしたら、むしろ尊敬しちゃいます。付けた2点は、空爆シーンだけです。 [映画館(字幕)] 2点(2004-02-11 13:44:46) |
77. ブリジット・ジョーンズの日記
《ネタバレ》 なかなか楽しかったです。十代、二十代では「気取りの重ね着」をしていた女性も、齢を重ねるに従って衣を一枚一枚剥いでいくようなものです。見た目は、それこそ映画のブリジットのように、大雑把でだらしなくなるかもしれません(ブーイングの嵐を感じますが・・・)。でも、ブリジットが最後に下着姿で飛び出したシーンを観て、最後の衣、つまり、心の中に残っていた「乙女心」がロマンスを求めて飛び出したように感じました。きわどい世代の女性像をかなりデフォルメして演じたレニー・ゼルヴィガーの体当たり演技は、なかなか見応えありました。 8点(2004-02-10 17:29:52)(良:1票) |
78. ソラリス
《ネタバレ》 主人公が幻想と葛藤しているときに、私は睡魔と葛藤し、惜しくも敗れてしまいました。 2点(2004-02-08 15:37:53)(笑:2票) |
79. ロボコップ3
《ネタバレ》 第1作目はちょっと悲しくて、単なるロボット映画ではないような気がしました。でも、このシリーズは回を重ねるごとにコメディータッチになっていますね。あのぎこちない動きのマーフィー君。敵はターミネーターのようなのに、なんでこんな旧型なの?国家予算での開発は民間に劣るのかしら?マーフィー君は別の意味でかわいそうでした。 4点(2004-02-06 15:43:03) |
80. 穴(2001)
《ネタバレ》 う~ん・・・。こういった(もてないけどもてたい?)女の子のダークな部分を表現したと言う点では、よくできていたかも。だけど、ストーリーを考えると、この事件の結末を、特に最後の殺人を、誰も気がつかないなんてお粗末です。映像は全編にわたって汚く、ものを食べながら観ることはお勧めできません。 2点(2004-02-04 21:54:27) |