61. 時をかける少女(2006)
僕はこのような高校時代をすごし損ねたタイプの男だったので、今になって疑似体験できて、しかもタイムリープしまくりでなんども体験できて、心地よかったです。 映画って、いわゆるタイムリープなんですね。 [映画館(邦画)] 9点(2006-09-06 22:10:48)(良:2票) |
62. カーズ
車に泣かされるなんてっ!! [映画館(字幕)] 9点(2006-07-31 22:54:56) |
63. 明日の記憶
香川照之の、電話での励ましがとても泣けました。奥さんの無償の愛に泣きました。 娘がああいう風にやさぐれていった家庭の過程をもっと描けば結婚式での娘の「ありがとう」で泣けるのだろうな。 [映画館(邦画)] 9点(2006-07-31 22:53:10) |
64. 嫌われ松子の一生
リュウが「自分がやりました!」と叫んで、警官に近寄っていき、警官をぶん殴ったとき、強い風が吹いた。あれはきっと松子だろう。 刑務所生活のモンタージュのシーンがチョーかっこいい。 [映画館(字幕)] 9点(2006-06-06 22:15:23) |
65. いま、会いにゆきます
会いに来た竹内は、本当は竹内ではないほうがよかった。なんか知らんが、神というか、幸せを運ぶ天使というか、とにかく死んだ奥さんで無い誰か。そんな赤の他人が、愛する母を失った哀れな父と子を救済に来た、という映画なのではないか。だから記憶喪失ではなく本当に知らないし、日記を読んで状況を把握した後も、中村を愛するのは、父子を救済するための芝居なんだ、そう考えていた。・・・で、それで自立していく父子の映画なんだ、良い映画やなあ、と、思っていたら、おやまあ、あの竹内は本当にタイムスリップしてきたのかいな、うそじゃなかったんだーーーと、勝手に少しさめてしまった。しかし驚きの感動があったので、僕は好きです。セカチューよりも志の高い映画。あ、思い出した、白い犬とワルツをに似てるんだ。 [DVD(字幕)] 9点(2005-10-18 02:48:21) |
66. ビッグ・フィッシュ
映画自体、作り物を撮影して入念に編集されているのだから、ある意味ホラ話。だが、この映画の中で爺さんはそのホラ話に包まれ死んでいく。映画って僕にとってワンランク上の世界、桃源郷。そこに旅立つことが出来た爺さんがとてもウレシそうだった。全てのロマンティストが望む最期であろう。 [DVD(字幕)] 9点(2005-09-30 22:56:33) |
67. 下妻物語
《ネタバレ》 土屋アンナがたまらなく素晴らしかった。最初の登場の時に、ようするにあのヤンキーの人生(田舎者でイジメの過去を持ち小池栄子に憧れ、やがて男に惚れていく)をすべて背負っている。なのでベル●ーチにすげーすげーと騒ぐ姿や、喫茶店で自らの理想を語る時の目線の仰角や、利根川河川敷での「花とアリス」での鈴木杏を凌駕する失恋泣きなど、絆創膏だらけの女の子を見事に誕生させた。皮肉にもロリータファッションは深田よりも土屋のほうが格段に似合っている。その様子から見ても、この映画は土屋が主役であった。 最後の後日談は説明しすぎですよ。 [DVD(字幕)] 9点(2005-09-19 00:40:39) |
68. チャーリーとチョコレート工場
演出で映画館がチョコレートの香りで包まれていましたが、そんなことせずとも十分映画からチョコレートの香りが薫ってきました。昔ジョニーデップがショコラっていう映画出てましたが、チョコ好きですねえ。工場内の夢と魔法の世界と、寒々しい外界との対比。特にチャーリーの家ははやく生活保護を受けさせろって感じで、斜めってておもしろい。でも被害にあった子供たちかわいそうですよ。 [映画館(字幕)] 9点(2005-09-14 00:32:18) |
69. 花とアリス〈劇場版〉
三角関係の様相を呈してきた頃から映画の深みがぐっと増し、それに負けず劣らずハナとアリスも輝き始める。それぞれハナはドアップ泣き、アリスはバレエ披露といった山場が与えられていてこの映画がハナとアリスであったことを再びソシャクできる。話的には都合がよすぎるせいか薄い印象を受けるが、それはシンプルという言い方にすれば、いくらでも応用が利くといううこと。こういう点でとてもイマジネーションが感化される。岩井ブランドのぼやけた映像やピアノやカットや光がそれをさらに滑らかにし、極上の後味をのこす。岩井の次回作を待ってならない。 [DVD(字幕)] 9点(2005-08-28 12:33:06) |
70. チーム★アメリカ ワールドポリス
人形でやったのは俳優に対するアンチテーゼか、確かに実在する俳優をばらばらに打ち殺しているところからして、悪の枢軸国よりも俳優達に対しての方に対する怒りを強く感じました。笑ってみていられる今の世の中、平和ですねえ。金正日を怒らせて痛い目にあうのは日本ですから、すこしハラハラしました。拉致被害者はスタンディングオーベーションですかね。ファックムービーです。 [映画館(字幕)] 9点(2005-08-11 00:36:17) |
71. ショーン・オブ・ザ・デッド
イギリス映画にでてくる人々はなんかタンパクで僕の肌に合わないのですが、やってることは面白かったです。必死さがないのがいいね! [DVD(字幕)] 9点(2005-08-11 00:26:05) |
72. ノー・マンズ・ランド(2001)
あの二人が、あの時、仲良くなれたら、きっとそんな感じで戦争はなくなり世の中は平和になっていくのでしょう。でも、ヨーク考えると、あんな状況であの二人が仲良くなれるわけない。だからこの戦争はおわらないんでしょう。それくらい平和って難しいことなんですな。報道陣が一番無関心で最前線の連中に感情移入している我々にはうっとうしい存在に見えるが、かれらがテレビで世界にブロードキャストすることによって彼ら最前線の皆さんは存在が確認できる。その網にかからない人たち(この場合地雷男)に一番の悲劇があることを知らず。くだらねえ。 [DVD(字幕)] 9点(2005-08-06 20:40:49) |
73. 大いなる休暇
クリケットがどういうスポーツなのか良く知りませんが、あれだけ笑わせてくれるのは嬉しいです。良かれとしてついたウソは、どんなに罪のないことであっても、どこかしらで後悔が残る。そんなこともわからずにその場しのぎのウソをつく頭の悪さが面白かった。 [映画館(字幕)] 9点(2005-07-29 00:50:39) |
74. 鬼が来た!
僕は理系進学だから日本史や世界史はわかりません。まして近現代は教育すら受けていません。 だから日本が中国に迷惑かけたとかよくわからないし、靖国神社とかもよくわかっていないし、反日デモとかなんで起こるかよくわかっていません。 でもこの映画はむちゃくちゃ面白かったです。爆笑しましたし、そうだよなあそうだよなあと共感できました。花屋の感激する表情とか号泣する顔とか、もう脳裏から離れません。日本が忘れてはならない過ちをテーマにした映画なのでしょうが、日本人にはこういう映画をエンターテインメントとして捉えても良い自由があるはず。 歴史を勉強して、いつかもう一度見直そうと思います。 [ビデオ(字幕)] 9点(2005-06-09 01:16:20) |
75. レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語
まづ述べたいのは、オープニングとエンドクレジットが最高のアニメーションであるということ!とくにエンドクレジットの影絵チックの雰囲気は懐かしくもあり摩訶不思議な暗さがある。このアニメーションで作られた映画があればぜひ見たい。 3人の子どもがいいバランスで、ものすごくかわいいしいい感じでだらしなさが魅力的。極めて文学的な雰囲気で、まるで本を読んでいるような気持ちになる。というのは見ていてイメージの仕方が読書に近かったのだと思う。 ただお話の最後を感動的にする必要はなかったと思う。よくわからない感じであいまいに終わらせてしまえばその違和感がエンドクレジットのテイストと混ざり、至高の余韻を得られたと思う。 [映画館(字幕)] 9点(2005-05-18 02:12:00)(良:1票) |
76. レーシング ストライプス
元調教師の農家の愁いを帯びた演技がよかったです。シマウマとしてのアイデンティティを得た瞬間が大好きです。競馬に興味がないのですが、シマウマが一生懸命馬に囲まれて走る姿は本当に感動しました。 9点(2005-03-15 20:28:19) |
77. ベルヴィル・ランデブー
日本はアニメが凄いと言われていますが、日本人にこのような作品を創ることが果たしてできるのでしょうか。こんなアニメはじめて見ました。びっくり。大型船とかフランス人独特の顔つきとか四角い肩の男達とか、かなーり無理のある造形ですが、ああやってこそ出てくるリアリズム、匂い、空気がたまらなくおいしい。つっこみどころ満載の傑作。 9点(2005-02-02 00:27:38)(良:1票) |
78. 岸辺のふたり
《ネタバレ》 8分がどうのこうのではなく、もうこれは僕自身のこれからの人生を考える上で欠くことのできない映画になりました。時代が変わり、岸辺が枯れてしまっても、(あるいはコンピューターに人類が支配されても)本当に大切なものを忘れないでいたい。ただ遠くを見晴るかすだけでもいいや。あの娘は父と離れて以来、たびたび寂しい想いをしていただろうが、友人や家族、大切な人たちに囲まれて、そしてあの木陰を通るたびにほのかに父を感じて、幸せだったと思う。スクリーンの水彩画はそこまで説明してくれないから、そう勝手に鑑賞してもよいではないか。 ですが、。 上映時間が短いからなのかさすがにチケット代は遠慮していたが、2回上映したのは蛇足に思えた。しかもその幕間に、この映画を観た著名人たちの感想が流れ出す始末。僕はそれまでの至高の8分間で最高の気分になっていたというのに、誰だか知らないが他人の価値観を流し込まれ、それをふまえた上でもう一度ご覧下さいというのはいったいなんなんだ、そうやって上映しろと誰が言い出した。1回観させていただいたので本当に満足していますから。上映方法にマイナス1点・・・ 9点(2005-01-24 01:09:26)(良:1票) |
79. ブラウン・バニー
《ネタバレ》 テンションの超低いギャロの横顔が続く前半である、退屈なのはしかたがない。あれだけ時間をかけて淡々と描かれた喪失感は他の映画にはない稀な感覚。エンターテイメントからは逸脱している。 おとこは女の死を受け入れることが出来なかった。狂人一歩手前まで苦悩しのた打ち回った。ある日の夜のホテルにて、自分の中の女と真正面から向き合い、ついに想いを断ち切った。いや、断ち切れたのかな?断ち切れるもんなのかな?そんな煮えきれない余韻。決して僕はあんな境遇に陥りたくはない。そのためにも僕は頑張りたいと思った。 9点(2005-01-04 17:48:39) |
80. カンフーハッスル
今年最初の映画でした。 キューブリックのパクリは少林サッカーのオープニングでもやってましたが今回も血のエレベーターやりやがって、ああそうか中国人もみんなキューブリックが好きなんだなあと思った。 あんなに強いのに、衣装がだらしないから面白いのだと思います。 9点(2005-01-04 17:10:27) |