61. パリ空港の人々
パリでもなく、ましてそれ以外の国でもない場所。それが空港である。パスポートを失い、身分を証明できなければそこを出ることはできない。美しい街パリを思い描きながらも、パリではない場所にいる人達の人間ドラマ。一人一人の人生が心に刻み込まれる、美しい作品。 [DVD(字幕)] 8点(2005-08-19 04:42:17) |
62. バンカー・パレス・ホテル
ヨーロッパの世紀末を重厚に描いた秀作。「カフカ」の様に気高く、「ブレードランナー」の様に観るものを引きずり込む。、、、と思うが好みの問題だろうか。 [DVD(字幕)] 7点(2005-08-19 04:37:45)(良:1票) |
63. マキシマム・リスク
エンターテインメントとしてよくできている。特に弟の死を悲しむ兄の悲しみがよく描けていて、楽しめた。 [DVD(字幕)] 6点(2005-08-19 04:34:16) |
64. DRIVE 破壊王
話は最低。途中の人間ドラマも、友情も愛情もまるで日本人が外国で映画を撮ったみたいな低級さ。最後までみるのが辛かったが、アクションシーンだけはこだわりを感じる。しかし映画としては、、、。 [DVD(字幕)] 2点(2005-08-19 04:28:42) |
65. 目撃(1997)
盗みの癖が直らず、家族をかえりみなかった父と、娘の絆が徐々に戻っていくさまが感動的。 [DVD(字幕)] 7点(2005-08-19 04:24:13) |
66. スティーヴン・キング/ナイトフライヤー
ラスト15分はみどころ。ありがちな話だが、無理なくなめらかに描写されており悪くない。 [映画館(字幕)] 6点(2005-08-19 04:22:08) |
67. ヴィレッジ(2004)
注意>この映画を見る前にあまりネタばれレビューを読むことはお勧めできません^^ 英国風ののどかな田園風景のなか、村で生活している人々。誰しも平和に生きられたあの時代、一生続けばいい、と思わずにはいられませんでした。まったく基礎知識もなく(あってもわからないと思うけど。ネタばれしない限りは)観たので、ものの見事に良い意味で期待を裏切ってくれました。あの人々の不幸を思えば、このひとときの幸せも、否定することはできないと思います。なにより、憧れますね。 [DVD(字幕)] 9点(2005-08-16 07:53:03) |
68. エイリアンVS. プレデター
プレデター2でも思ったけど、人間とプレデターの交流はよけいだと思う。一気に奴らへの畏怖が失せるし、滑稽で泥臭く思える。(T2のT-800然り)しかも、奴らが狩っている獲物を人間が狩ったといって、その名誉をもらってちょっと誇らしげにしている人間の心理はどこか空しく、馬鹿らしい。アメリカ的というか、アメコミ的というか、、。まあ、映像的には楽しめたのでこの点で。 [DVD(字幕)] 5点(2005-07-28 10:04:46) |
69. エクソシスト ビギニング
一作目を知らなければ、単なる普通のホラー映画だが、知っていれば少しは楽しめる作品であると思います。メリンの過去のシーンでは泣きそうになりましたが、それにつけいる悪魔の行動が少しおとなしめで、もっと発狂するぐらい演出しても良かったのではないかと思いますね。前作が名作だけに。しかし、エクソシストのテーマは、流して欲しかったなあ。 [DVD(字幕)] 6点(2005-07-21 04:42:12) |
70. 予言
《ネタバレ》 恐怖新聞の映画化としては面白い。しかしラストはいかにも映画用のオチでドラマチックすぎ。まあ、泣けたけど。しかし自己犠牲によるこのような解決法があるのなら、恐怖新聞そのものが恐怖でなくなるような気もする。そしてもうひとつ、「死亡情報新聞」なら、普段でも当たり前に見るし、聞き流すし、気にもしない、という人間がほとんどの筈。もし自らが無意識に壁に「他人の」死亡記事を書こうが、狂ったり自殺したりはしない。現在の風潮ではリアリティがない。悲しいことに。 [DVD(字幕)] 6点(2005-06-27 02:54:05) |
71. 感染
《ネタバレ》 つじつまが合わないとか、矛盾しているとか色々あるけれど、単純に怖くて楽しめる作品でした。むしろそういう矛盾点をわざと残したようにも思えます。なにせ、現在見えている色は本当の色とは限らない、と言っているんですから、、。 [DVD(字幕)] 8点(2005-06-24 17:37:01) |
72. メダリオン
《ネタバレ》 ワイヤーアクションは確かに多用されているが、他の韓・中国映画に比べて、使い方がましだと思う。質感、躍動感、重量感等々物理的にありえない使い方をしている映画が多すぎなので。それより超人となったジャッキーならではの自由な演出、縦横無尽に飛び回るあのアクションは見ていて気持ちが良かった。難を言えば、このごろのジャッキーはカンフー勝負にこだわっていないのか、最後の対決で勝負に負けて試合に勝つ、みたいなパターンが多いのは気のせいかな?あのへんだけスッキリしない。DVDメイキングで、もうひとつのエンディングがあるのでその辺も見所。本編自体カットしすぎているので疑問部分が解けるかも。 [DVD(吹替)] 6点(2005-06-22 14:42:23) |
73. クライモリ(2003)
《ネタバレ》 身のこなしとか挙動が、トムクルーズに似ている主人公がなかば強引に事件に巻き込まれていく。殺人者3人の個性がでていたり、逃げるシーンに起伏があったりとか、前述のレビュアーさんと同意見ですね。何も考えず楽しむ単なるスプラッターホラーとしてはよく出来ている。しかし、そこにもうひとつドラマがあれば(例えば死霊のはらわたなら、悪霊をとじこめた話、恋人を思う話等々)名作入りは間違いなかったでしょう。惜しい。 [DVD(字幕)] 6点(2005-06-21 13:19:15) |
74. ペイチェック 消された記憶
《ネタバレ》 なかなか創造性に富んだ作品でした。原作が「ブレードランナー」の作者というので納得。しかし消された記憶、とあるのにそれがメインで物語が進むのは映画前半だけ。後半は○○装置の話に取って代わる。まるで2つの別なドラマのようになる。詰め込みすぎるのがこの監督の悪い癖だ。前半部分だけで十分サスペンスで楽しめたのに、残念。まあでも、見ごたえはさすがジョン、なかなかエンターテインメントに仕上がっていて飽きさせません。原作ではどういう構成になっているのか、読みたくなりました。 [DVD(字幕)] 7点(2005-06-19 13:10:01) |
75. 狐怪談
《ネタバレ》 まず清楚な女子高の雰囲気に目を奪われる。黒髪の綺麗な娘ばかり。そこに場違いなように茶髪の太った娘。その娘がなぜかスリムになり、綺麗になったとき、恐怖の始まりとなる。、、、そこまではいいのだが、物語の主軸である二人の親友の愛憎劇が、どうも入り込めない。なぜなら主人公であるジンソンの感情が、第三者の視点で描かれているため、この娘の気持ちになれない。(本心は物語の最後にわかることになるが)そのため、3人の主な登場人物達の舞台劇を見せられているようだった。もっと感情の奥深さを見せてもらえれば、好きな作品になったのに、残念。 [DVD(字幕)] 4点(2005-06-17 11:30:16) |
76. 渋谷怪談2
《ネタバレ》 1の完全な続きで始まる。まるで長すぎるエピソードを二つに分けて出したような作り。その手法は、「呪怨」に似ているが、同じようにすれば売れるというものではない。なぜならまったくこの作品には監督の情念が伝わってこない。よく聞く怪談話をつなぎ合わせ、2流役者に演じさせているだけにすぎない。メイキングで監督自ら「ホラーは初めて」「ホラー映画を作りたかった」と1、2続けて言っているが、オリジナル演出の部分はあまりにも影が薄く目立たず、単なる一流ホラーの模倣だ。1のレビューで、「大化けするかも」と書いてしまったが、このままこういう作品を出し続ければ忘れ去られるのは必至かと。 [DVD(字幕)] 3点(2005-06-16 07:35:10) |
77. 渋谷怪談
《ネタバレ》 メインとなる見せ場シーンはありがちでまったく怖くありませんでした。しかし女性が深夜一人で道を歩き、一瞬車の喧騒がとだえ、まるで自分一人だけ、という錯覚に陥る時の恐怖。日常当たり前のように聞こえる、行き交う車の通りすぎるサブリミナル効果音の中に聞こえるありえない何かの声。日常の中、一瞬他のありえないモノが入り込んでくる違和感の恐怖。その演出は唯一の見所だと思います。しかし全体としてみるとリング、呪怨等演出をマネしただけのものなので酷評させていただきました。しかしまだ若い監督なので一皮向けると大化けするかも。 [DVD(字幕)] 4点(2005-06-15 07:17:47) |
78. ノッティングヒルの恋人
ラブストーリー映画はくさすぎるところがあってなかなか見ないのだが、この映画はありえない展開の中に一本気なところがあり純粋に楽しめた。とくにヒュー・グラントのあのさわやか笑顔には男の僕でも好感が持てる。常にヒューの視点で見、何度も挫折を繰り返す。しかしそこにとりまく暖かい人々達。ついほのぼのとして安心してみることが出来る。あとアホで友達思いのスパイク、いいね。 7点(2004-12-23 04:11:34) |
79. タイムライン
《ネタバレ》 けっこう楽しんで見れました。確かにタイムトラベルモノにしては荒がありまくりですが、マシン作った企業のほうも、偶然の産物だし、秘密保持の為に教授を連れ戻そうとするだけで、行った世界に「英仏戦争」が行われていることなんて知ったこちゃない、という風に言ってましたね。なので、あくまでも企業の保身が大事なのであって、歴史の調律など度外視されてたのでしょうね。そういう見方では、新しい。タイムトラベル時だけが見所かと思っていましたが、中世の生活観がちゃんと描かれていて、中世物として普通に楽しめました。特に屋根から逃げる所や川で桶つかまりつつ口説く所など。でもまあ、それぐらいなので5点。 5点(2004-12-01 08:32:30) |
80. シュレック
《ネタバレ》 なかなかレンタルで見る気になれなかったのでTVでやっと見れました。 あの醜いキャラがなんで人気なのか不思議だったのですが、一回見ただけで超好きになりました。浜ちゃんの声も手伝ったとは思いますが、あの生活感と愛嬌、まさにハマリ役。ある意味寅さんを連想させます。映画のほうは「美女と野獣&ノートルダムの 鐘」のような感じですね。美女と野獣のパロディ的演出、ノートルダム1のあの主人公の悔しさをこの映画で幸せに変えた、という印象で、なかなか爽快でした。なんといっても、途中にかならず入ると言っていいほどのミュージカルを、ロバが歌いそうになると「歌はやめい!」と言ってシュレックが止めるところがいい!まさにミュージカルで延々ごまかしてきたディズニーの一皮剥けた成長が伺えます。2、借りよう。 7点(2004-11-18 07:23:58) |