Menu
 > レビュワー
 > 亜酒藍 さんの口コミ一覧。4ページ目
亜酒藍さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 271
性別 男性
年齢 82歳
自己紹介 定年後、以前にまして映画を観るようになりました。シニア料金制度万歳です。やや人とは異なったと自覚する死生感を持っているので、少々変わったコメントをアップするかも知れません。
宜しくお願いいたします。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1234567891011121314
投稿日付順1234567891011121314
変更日付順1234567891011121314
>> カレンダー表示
>> 通常表示
61.  利休 《ネタバレ》 
勅使河原宏監督の「利休」です。さすがに活花が違います。ワダエミさんによる衣装は日本の美しさを凝集したような素晴らしさと斬新さで、ハリウッドが認める世界の衣装芸術家だと思いました。山崎努の下卑た秀吉は「さすが!役者」と思わせる芸達者ぶりでした。三国連太郎の利休は、小生の利休像にかなり近いものと感じていました。この二人の白熱した演技は当然のことながら、家康(中村吉右衛門)と利休との二人のみの茶会での緊迫感は稀にみる名優同士の対決とも感じられました。ただ、分けの判らない雑魚どものちゃらちゃらしたシーンが幾つか挿入されていたために、緊張感が一気にダラケタものに成り下がり、マイナス点となりました。
[ビデオ(邦画)] 8点(2007-09-28 17:29:53)
62.  スペースバンパイア 《ネタバレ》 
▼あのおぞましい「悪魔のいけにえ」の監督、さらには最近の「テキサスチエンソー・ビギニング」の製作者であるトビー・フーパが監督をしたSFものということで、1985年に劇場でみて、腰を抜かすくらい怖かったのを思い出しました。最近DVDを入手し、再見して違った意味で驚きました。▼あの頃、人間の奥底に潜む欲望の化身のような捉え方をしてしまいましたが、あながち間違いではなかったと思っています。▼音楽がヘンリー・マンシーニということが判り、あの印象的な音楽はさすがだと感じました。▼ハレー彗星状の宇宙船に人間の生命を集めるといった秀逸なアイデアに脱帽です。▼その命の収集器(?)のオスのバンパイアがカテドラルの前に立ったイメージは、11月に発売予定のPCゲームHellgate Londonを思わせ、そのゲームが真似をしたのかな?などと邪推しています。▼それにしても、人間が見る見るうちにミイラになり、逆に吸い取ったミイラが生き生きしてくるというアイデアはすばらしいです。
[DVD(字幕)] 8点(2007-08-31 18:09:07)
63.  ピースメーカー 《ネタバレ》 
この映画に対しては、種々のコメントがありますが、小生の感想は以下のようです。 1 一言で言えば、よく練りこまれたシナリオのポリティカルアクション映画と思いました。シナリオはマイケル・シーファーと言う「クリムゾン・タイト」や「サハラに舞う羽根」を書いた人とのことで納得しました。 2 かなり大掛かりなロケを行っており、臨場感を高めるのに役立っていた。 3 小生の大好きな映画音楽家であるハンス・ジマーの音楽で、冒頭のロシア軍用列車の驀進するバックに流れていた悲しげなロシア民謡風音楽で思わず唸りました。さらに、テロリストの外交官が弾くショパンの「遺言」は、本当にこの映画の主題歌と言ってもよいくらいぴったりでした。その他、民族音楽風の音楽には流石ハンス・ジマーと感嘆しました。 4 ニコール・キッドマンは、知性溢れた女優さんで、役にぴったりでした。クルーニーとの関係も、仕事仲間という感じで好感を持てました。ただ9人の兵士が亡くなったと泣いていたのは、監督が女性だから?とやや白けました。 5 サラエボでは、墓石に亡くなった人の写真を挿入するという事も初めて知りました。 6 色々解釈はあるようでしたが「ピース・メーカー」とは、国連を指しているような気もしました。それ故、テロリストが国連会議場のあるNYを狙ったように小生は感じました。
[DVD(字幕)] 8点(2007-08-22 19:26:06)(良:2票)
64.  RETURNER リターナー 《ネタバレ》 
邦画にしては、テンポも速く、時代設定よりはさらに遡った日本での出来事?と思えば、それなりに流れも理解しえたので、お気に入りの邦画の1つです。3回目の鑑賞ですが、新鮮味は落ちていません。鈴木杏さんという女優さんのちょつと中性的なところが生きていた映画でした。
[DVD(字幕)] 8点(2007-08-21 00:56:17)
65.  X-ミッション 《ネタバレ》 
スタントが物凄いとの評判を聞き、3Dで見ました。噂にたがわず、凄い映像で、OOがちじみ挙がるような感覚に囚われました、特にオザキの7番目「六命の極意」のロッククライミングでは、今までの映画では味わったことにないような恐怖感(?)に囚われました。その「オザキ8」の悟りの意味がよく理解できませんでした。これはDVDを購入し、繰り返し観てみないと理解しがたいと感じました。「禅」の悟りとはやや異なっていると思います。監督であるコアは、「武士道に通じるもの」と述べていますが、その辺は小生には理解しがたいところです。CGなしのスタント映像も凄かったのですが、1番のお気に入りは、イタリーの山の上の銀行強盗の場面でした。かなり激しい銃撃戦で、多種類の銃器が出てきており、思わずニヤリでした。その後の、ロープウエイでの格闘も中々でした。続編の話もあるや否やですが、また違った続編に期待しています。
[映画館(字幕)] 7点(2016-02-22 16:33:45)
66.  タイムライン 《ネタバレ》 
タイムマシンで中世に送り込まれた事は、ほとんど無視して、中世での異端者が、これから起こることを知りながら、話が進んでゆく、ラブストーリ-と捉えれば、かなり面白かったです。カナダロケの映像も美しく、ラロック城を巡る攻城戦も迫力が有り、大満足でした。 大好きなリチャード・バトラーを主人公として観ていたので、右耳を削がれた時に、「あれは僕だったのだ!」というセリフで思わずウルウルとなってしまいました。▼難を言えば、女優陣がもう少し華やかであったら更に高得点となった事でしょう。それにしても英国の領主は 迫力がありました。
[DVD(字幕)] 7点(2013-07-06 19:14:47)
67.  悪の教典 《ネタバレ》 
殺戮場面の多さに、色々なご批判はあるようですが、これも架空世界の娯楽(?)の一部と捉えれば、それなりの面白さはあると感じました。▼サイコパスを主人公にした映画は幾つか有るみたいですが、小生がみた「ハンニバル・シリーズ」の他に、史上最大の反社会映画と評されたカナダ製の「ザ・テロリスト」があります。本作も「ザ・テロリスト」 程過激ではありませんが、あの一見爽やかな「伊藤英明」が殺戮者を演じた面白さがありました。彼の「くず弁」でみせたコミカルなイメージがあったので、尚更その役者資質に驚嘆しました。▼ラストの「To be continued」について、パンフには原作者・貴志祐介氏が次のように書いていましたので一部御紹介を。「蓮実が捕まった後で・・・、問題はクライマックスなんですね。・・・それが私の中で成立した時、続編を書けると思います」。あの「羊たちの沈黙」では、途轍もない厳重な拘禁状態から、見事に抜け出してしまったハンニバル・レクター博士の例もあるので、大いに期待したいと思っています。
[DVD(邦画)] 7点(2013-05-26 07:32:42)
68.  エージェント・マロリー 《ネタバレ》 
脚本がぶっ飛んでいて、やや支離滅裂なところもありますが、ヒロインの捨て身の凄まじいアクションとハリウッドでも主役級の男優達が嬉々として(?)若いヒロインを盛り立てている事に加点です。スタントなしであそこまでやるのには大変な練習と生傷があったものと思います。確かに今までにはなかった女優さんのデビュー作でした。最後の方のあのアフロヘァーは好みではなく、ポールの妻役でいた時の佇まいの方が小生好みでした。しかし、夫婦役のエンディングの凄まじさには少々ビックリしました。頭を撃って殺してしまうとは・・。▼愛情と理解力に富んだ父親役の俳優が、あの「エイリアン2」でギャギャ喚いていた兵隊を演じていた人とは想像出来ませんでした。26年前の映画でしたからね。▼ケネスの最後が、割とあっけなかったのは一応「元カレ」だったからなのでしょうか。もう少し生々しく拷問的な傷を負わせてからの死というのがリズナブルな気がしました。▼最後のバンデラスが「シット!」で終わったのは結構おしゃれっぽかったです。
[映画館(字幕)] 7点(2012-09-28 15:56:10)
69.  バトルシップ(2012) 《ネタバレ》 
海戦映像を楽しむだけの映画と割り切れば、人型エイリアンのうそ臭さや、海戦そのもののゲーム臭さ、筋書きのいい加減さなどは気になりませんでした。CGの凄さにはあっけに取られ、その進歩のお陰で、こんな映画も楽しめるのだなと、感慨深かったです。▼一番感動したのは、あの両側義足の俳優さんでした。目や全身から醸し出される迫力と、凄まじい殺気を感じていました。其れもそのはず、元米軍陸軍大佐で、バグダットでの砲撃により両脚を本当に切断していたグレゴリー・D・ガドソンという俳優だとは思いも しませんでした。彼のファイティングスピリッに加点です。▼エンドロールが終わり、立ちかけたら、追加映像があったとは??これからご覧の方々は、決して明かりが点くまで席を立たないように。
[映画館(吹替)] 7点(2012-04-14 17:04:13)(良:1票)
70.  ムカデ人間 《ネタバレ》 
映像が妙に美しく、ただただあっけにとられました。こんな映画はまったく初めてです。最後に一人生き延びた真ん中の女の子はこれからどうなるのでしょうか?? でも、つなげてみたい!!
[DVD(字幕)] 7点(2012-02-11 03:10:14)(良:1票)
71.  ヒトラー 最期の12日間 《ネタバレ》 
自国が滅びてゆくときの悲劇は、その滅びるものの大きさが、1国であったり、1領地であったりとの差はあるでしょうが、ほぼ同じような終末であることは、多くの歴史小説や映画で語られてきました。第三帝国の終焉も同じようであったと改めて感じました。 ●印象に特に残ったのはエヴァ・ブラウンの心からの明るさと、ゲッペルス夫人のりりしさでした。同様な終戦ものの「日本のいちばん長い日」では見られなかったドイツ女性の強さみたいなものを垣間見させられた気がしました。ベルリンの壁崩壊の2年前にベルリンを訪れ、いくつかの戦争記念物・建物などを見学したことを思い出しました。戦争の残虐さは広島・長崎に及ぶべくもなかった印象をもったものでした。
[DVD(字幕)] 7点(2011-11-14 02:51:24)
72.  完全なる報復 《ネタバレ》 
米国の司法制度が分からないので、どうして殺人者の1人が死刑(米国の薬物による死刑の場面は初めて見ました。心停止を起こす薬物も使用していたみたいでした)になり、実際の殺人者が懲役3年なのかが理解できませんでした。その為か、単なる手の込んだ復讐劇としてしか捉えられませんでした。しかし、同じ復讐劇でも「ブラック・サイト」のような厭らしさはなく、むしろ頭脳明晰なハイテク機器を駆使した殺しのオンパレードで、ある意味でのそう快感(?)もありました。最後のジェラルド・バトラーがナパームの炎を背負った姿は、地獄での仁王様を観ているようで、初めての感覚でした。
[DVD(字幕)] 7点(2011-10-24 01:09:44)
73.  トゥルー・グリット 《ネタバレ》 
お気に入りの「マット・ディモン」がまったくの脇役で、少々がっかりした映画でした。また、コウエン兄弟監督の「ノーカントリー」が理解できず低評価をしたので、この映画の封切り時にも映画館に行く気が起こらず、DVDで観ることになってしまいましたが、非常に後悔いたしました。雄大な西部劇らしい映像は大画面で観るべきでした。カメラワークも斬新で、特に最後の1対4の決闘シーンを斜め俯瞰からとらえたショットは今までの西部劇では観たこともないような素晴らしさでした。その敗者の脇を通りながら、馬上から見下ろした少女の眼が、やや虚ろで悲しげであったのは、ヘィリー・スタインフェルド嬢の演技力のせいだったのでしょうか?強く印象に残りました。それとは逆に、最後の丘の上のお墓のシーン後、立ち去る後ろ姿には、生きる力強さを感じました。
[DVD(字幕)] 7点(2011-09-17 10:34:39)
74.  ニンジャ・アサシン 《ネタバレ》 
また、新しいカンフー俳優が出てきたと思った位、凄いアクションでした。調べたら、Rainとは韓国の人気歌手ということで、さらに驚きました。B級映画ぷんぷんでしたが、生温い殺陣ではなく血しぶき飛び散る殺陣で、私は大好きです。ベルリンが舞台であることは分かるのですが、皆、英語が上手くて何処を舞台かも分からなくなってしまうところもB級で嬉しくなりました。「役小角;えんのおずぬ」などという古い古い日本語が出てきたのには、驚きました。脚本家がよく勉強しているということでしょうか?いずれにしろ、生々しい殺陣が多くて、お気に入りになりました。
[DVD(吹替)] 7点(2011-08-08 20:01:32)(良:1票)
75.  バイオハザードIV アフターライフ 《ネタバレ》 
先行上映で観てきました。今までのⅢまでの暗さが無くなり、非常にスタイリッシュに感じました。3Dの魅力を満喫したのは、まさか縫いぐるみを着けた人間が演じているとは信じがたい怪物処刑人・マジニとの戦闘場面で、水滴の量感、飛んでくる戦斗斧の凄まじさなどでした。さらに飛行機がビルから落ちそうになる場面などなど、次から次と出てきて満喫しました。ゾンビとの鬼気迫る戦斗はやや少ないのが残念でしたが、アンブレラ社の黒尽くめの兵隊は、やや弱いものの新鮮でした。▼後半は、白に満ち満ちた、近代的室内(設定は巨大タンカー内)での戦斗で、犬のアジュンの顔が割れたのには、Ⅰみたいな恐怖はまったくなくむしろお笑いでした。女優さん達もミラをはじめとして魅力的な美人が多く(初感染者が中島美嘉とは気づかなかったので評価はなし?)、満足しました。▼映像的にうれしくなってしまったのは、東京の地下にあったアンブレラ社・本社の自爆場面でした。プラズマ爆弾(?)のような閃光を見たとたん、思わず「ううう・・」と唸ったくらい素敵でした(StarcraftⅠのシネマみたいにカッコよかったです)。
[映画館(吹替)] 7点(2010-09-04 14:19:28)(良:2票)
76.  ハイランダー/悪魔の戦士 《ネタバレ》 
初めて観たときには、悪役クルガンの圧倒的な強さ、不気味さ、コスチュームのおどろおどろしさにビックリしましたが、何回観直してもその印象は薄れません。私のなかではクルガンの方が主人公(?)でした。時空を超えてライバルが戦い続ける、という設定は大好きです。ハイランダーの妻ヘザーも儚げでかつ純粋で美しかったですが、ドイツ女性のレイチエルも耐え抜くタイプの女性で惹かれました。それにしても日本刀の「正宗」がかなりの比重を占めた小道具として出てきて、日本文化を知らしめるのに少し役立ったかも?
[DVD(字幕)] 7点(2008-05-07 22:58:14)
77.  ザ・パッケージ / 暴かれた陰謀 《ネタバレ》 
89年製作のポリティカル・サスペンス物でした。結構スケールも大きく、あまり華やかな配役ではありませんでしたが、渋い上手い俳優さんを使っていました。特にシカゴ警察の唯一の味方「マイラン」は、ある意味では理想の友人とも感じられる程素敵な人柄で、何回観ても大好きになります。大統領の車列の方向から観ると、シカゴ美術館からシカゴ・ヒルトンまでの方向は、着陸した空港がオヘア空港ではないことなども分かり、シカゴに居住していた私にとっては非常に懐かしいショットでした。ループも、シアーズタワーも出てきて楽しかったです。
[DVD(字幕)] 7点(2008-05-06 00:16:05)
78.  ブルー・マックス 《ネタバレ》 
空中戦の迫力もさることながら、平民出のパイロットが嫌われても嫌われても貴族に近づきがたいが為に、苦闘し、やっとブルーマックスを手に入れた途端、ごまかし・その他を隠蔽する為に敢えて危険なテスト飛行を行わせられて、墜落・激突してしまう、といった話でした。育ちの差は現代社会でも遺憾ともしがたいものがありますが、あの当時の貴族との差は想像以上のものがあったものと推測します。しかし、目標に向かって、どんなに嫌われても出世第1と言う人間は存在しますし、その為にそれなりの努力もするのであれば、許されるような気もしています。CGも無い時代の映画としては、良くもここまで作ったと賛美したいと思います。地上戦の映像も迫力満点でした。
[DVD(字幕)] 7点(2008-05-03 22:32:38)
79.  紀元前1万年 《ネタバレ》 
古代原始時代を舞台にした映画では、ジャン=ジャック・アノー監督の「人類創世」 があり、それは紀元前8万年前の「火」を求めて彷徨う冒険物語でした。あの時にも マンモス、剣歯虎が出てきていましたが、今回の映画では、CGによって見事に 迫力ある古代動物が画面に甦っていました。さらに巨大恐鳥も狂暴さを増して、 人間を追い回していました。それにしてもロケによる風景は何れも見事で、話のすじ のいい加減さを吹き飛ばすようなものでした。特に雪に覆われた高山が連なる ニュージーランドロケの素晴らしさは、観ているだけでこの映画の価値があったような? 話は、かなり「アポカリプト」と類似点があり、奴隷を集めて巨大ピラミッドを立てる、人身御供が必需品(?)、などなどでした。まあ、広漠たる原始大陸を旅する民族大移動、画面を埋め尽くす人、人、人のピラミッド建築場面、奴隷の反乱場面(特に巨大ドックの崩壊場面)、などまさにスペクタクルシーンのとてつもない迫力場面が主役たる映画でした。その心算で観ていたので、主人公を巡る話のいい加減さは気になりませんでした。 映像の迫力に高得点です。
[映画館(字幕)] 7点(2008-04-26 16:47:28)
80.  大いなる陰謀 《ネタバレ》 
この映画を見る前に、まず他の「・・・の陰謀」といった映画のように大統領側近(?)の金、 権力、他を目的とした陰謀と戦うとゆうものではないという予備知識を持って観ました。 従って、考えさせられる映画と覚悟して通常の気構えとは異なった気持ちで観ました。 それにしても現実に大統領選が行われている最中に、堂々の共和党批判、アフガン・ イラク戦争の批判をしている映画を公開させる米国は、まさに恐るべき民主主義の国 であるという事を実感させられました。▼原題は「Lions for Lambs」だそうで、本来は 「戦争とは、雄雄しく前線で戦う兵士達はライオンだが、指揮官は子羊のようなものだ」という 台詞からきているみたいです。他の方々も各々が何をさしているかを述べておられますが、 私はLionsは戦死した兵士達と政治的権力に屈した女新聞記者で、Lambsは、 上院議員と学生を導けなかった大学教授で、無気力な優秀な学生は、現在は中間にいて も将来はLambsの仲間入りの可能性が高い、と解釈しました。 ▼最後にジャニーンがタクシーでワシントン市内を移動しますが、ホワイトハウス、第二次世界大戦記念碑、 アーリントン国立墓地と戦争に関連した景色を写し、無限に近く並ぶ白い墓標を見ながら流す涙は 、新たな作戦で兵士が犠牲になっていても、虚偽の報道をしなければ生きて行けない自分の 無力さと情けなさに思わず流れ出た涙であった、と解釈しました。▼このように重い映画は、 久々で、多くの問題を突きつける映画でしたが、ある意味で充実感があり、評価したいと思います。 
[映画館(字幕)] 7点(2008-04-21 17:03:45)(良:1票)
041.48%
1103.69%
2238.49%
33211.81%
42910.70%
54315.87%
63211.81%
73412.55%
8279.96%
9217.75%
10165.90%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS