61. オール・ユー・ニード・イズ・キル
《ネタバレ》 IMAXで鑑賞。特に3Dでなくとも良かった感じ。 最初、主人公のダメっぷりといったらもう…。 その後、リセットを繰り返して強くなっていく様はまさにゲームそのもの。 タイムループはよくある話なのでB級などと言われますが、なかなか良く仕上がっていると思います。ラストはもうちょっと上手くできそうなところですけど。 ひっそり原作者は続編をつくると言っているようです。 [映画館(字幕)] 7点(2014-08-31 01:29:39) |
62. ルパン三世(2014)
男ばかりで映画館に連れ立って「カリオストロの城」を見に行った世代にとって、ルパン三世は世界観が出来上がっていて、受け入れられるのは難しいと思う。 むしろ、昔のアニメを知らない世代の方が評価は高くなるのでは。 出演者は、当然の逆風が予想される中、頑張っていると思う。オリジナルに対して敬意を表しているのが感じられる。 [映画館(邦画)] 4点(2014-08-31 01:09:05)(良:1票) |
63. LUCY ルーシー
《ネタバレ》 リュック・ベッソンが何やら哲学的になっちゃっています。 もっといつも通りアクションでいいのに。 序盤こそ期待させるつくりだったものの、「覚醒」してからは何がやりたいんだか分からない状態。 それに、敵役が弱い!弱すぎ! 予告編でも、脳が覚醒してもそれはできないと思ってましたが、地球誕生まで行ってしまうとは。細胞の記憶って言ったって、生物いないでしょ。もう設定に説得力なさすぎ。 「解釈の余地を残したエンディングで興行成績次第では続編も」なんて太鼓持ちの紹介記事があったけれど、ないない! [映画館(字幕)] 2点(2014-08-30 08:49:05) |
64. 思い出のマーニー
《ネタバレ》 原作未読。何の情報も入れずに見に行った。 根室本線のどこかの駅を降りたところにある湿っ地屋敷が舞台。 確かに瀬戸内あたりのピーカンの場所ではこの雰囲気はでないだろう。 そして、マーニー登場。 これは現実?いやいや、本人も私の想像の…と認めている。 でも、「あなたの目、青いね」で筋書きがピンときてしまう。(意外と、あの人形にミスリーディングさせられた人が多いようだけれど。) 私を置いていってしまったことを許すことにより、蟠りが消えていく。 王道な少女の成長ものだけれども、やはり原作がある作品なのでストーリーはしっかりしていると思った。 [映画館(邦画)] 6点(2014-07-21 23:47:43) |
65. アメイジング・スパイダーマン2
《ネタバレ》 公開初日に見てきました。満員でした。 3Dで鑑賞。こういったアクション映画は3Dだと迫力が違いますね。 内容ですが、おちゃらけキャラの主人公がちょっと気になりました。後のヒロインの死でシリアスになる場面との対比を描きたかったんでしょうけど、あまり成功していないですね。 グウェンも、息を吹き返し良かった良かったになるのかと醒めて見てましたが、意外にも本当にそのまま死んでしまいました。(原作通りですね。でも、原作でも原作者の休暇中に代役で脚本を書いた人が勝手に殺してしまったようですけど。) ハリーはそのままなのにエレクトロは意外とあっさりだったりと次回作をにらんだご都合主義が垣間見えます。 あと、エンドロールの途中で、他の作品の予告が入るのは非常に興ざめでした。 [映画館(字幕)] 6点(2014-05-01 22:03:42)(良:2票) |
66. ゼロ・グラビティ
IMAX3Dで鑑賞。 これは3Dで観ないといけない映画です。 3Dで、普通体験できない宇宙飛行を体験する映画です。 2Dで観ると、なにこれ?になってしまう恐れがあります。 2Dで観て話の筋がどうのこうのという映画ではないですね。 [映画館(字幕)] 8点(2014-01-13 17:20:44) |
67. レオン/完全版
《ネタバレ》 「ニキータ」で強烈な印象を残した掃除人・ジャンレノのためにリュックベッソンが書き下ろした作品らしいですね。 改めてみると、うわー、ジャンレノもナタリーポートマンも若い! ジャンレノ、牛乳ばっかりぐびぐび飲んでます。 暗殺者は体臭を消すために牛乳を飲むもんだとか。 観葉植物はなんなんでしょう? 俳優・女優のその年齢を切り取ったとも言えるような作品です。 [DVD(字幕)] 8点(2014-01-13 17:13:12) |
68. 清須会議
題名のとおりの会議劇。 意外にオーソドックスなつくりで、史実を踏まえた話になっています。 ひとり、滝川一益については息抜き担当になっていますが。 出演者の特殊メークが歴史上の人物に似せようと工夫がされていて、三谷監督の意気込みが伝わってきます。織田家一門は鼻に共通のメークをすることであんなに一族らしさがでるものかと思いましたし。 そんな中、これだけ芸達者がいるなかでも佐藤浩一の池田恒興は出色。今回も何か吹っ切ったようにオドオド恒興を演じています。 [映画館(邦画)] 6点(2013-11-10 18:42:07) |
69. 風立ちぬ(2013)
《ネタバレ》 本作は、飛行機設計に邁進する堀越二郎と堀辰雄の「風たちぬ」を融合させたものとのことでしたが、単に2つの話を合わせたものという印象が残りました。 菜穂子が結核であると分かっても、主人公は生活の軸足を飛行機設計から菜穂子へと移すか移すまいかと葛藤するようなことは全然なく、それぞれ独立したストーリのようでした。いくら昔のこととはいえ、やはり、結核患者のすぐ脇で煙草は吸わないでしょう。ここの違和感は強く残りました。 そんな主人公よりも、高原のサナトリウムで大人しく我慢して一寸長く生きるよりも、多少命は短くなるけれども一番居たい所にいる決意をする菜穂子とそれを理解して応援する周りの人々に共感しました。 この菜穂子は、意志の強さから、同じ堀辰雄の作品でも「風たちぬ」の節子でなく「菜穂子」の菜穂子でしょう。 エンドロールで流れる荒井由美の「ひこうき雲」は秀逸。この映画にベストマッチですね。まるで、タイアップ曲のようです。 [映画館(邦画)] 6点(2013-07-25 22:17:00) |
70. 丹下左膳餘話 百萬兩の壺
夭折の天才監督、山中貞雄の現存する数少ない作品の一つ。 昭和10年の作品にもかかわらず、中盤のテンポの良さ、笑いのお約束と珠玉の出来。 新橋の売れっ子芸者で歌手の喜代三扮する櫛巻きお藤は、本物が醸し出す粋でいなせな感じが流石。強面の傳次郎左膳の人の良さとお藤との掛け合いも絶妙。 戦地での病死により、監督生活がたった5年だったことが悔やまれる。 [DVD(邦画)] 10点(2013-05-06 12:30:33) |
71. アイアンマン3
《ネタバレ》 今作は、ユーモアありペーソスありの完成度の高い作品。 (ユーモアというよりギャグ?) 前作までの監督から交代したことが吉と出たようです。 主人公トニー・スタークは、おちゃらけキャラながらもパニック障害もちで、「困った困った。あれが無いとどうしようもない。」と全くだらしない。 でも、キリアンからの仲間にならないかという悪の誘いにはキッパリと拒絶。 そう、アイアンマンスーツがあるからではなく、彼こそがアイアンマン。 「I AM IRON MAN!」 かっこ良さ過ぎます。 [映画館(字幕)] 8点(2013-05-05 05:56:00) |
72. クラウド アトラス
《ネタバレ》 過去、現在、未来の、それだけなら明快な話が表現効果を狙ってバラバラにされています。そのバラバラにされた夫々に同じキャストが出ていたりします。 トム・ハンクスは6役。それでもトム・ハンクスは分かりやすい方です。 ペ・ドゥナのメキシコ人違法工場の女なんて全く分かりませんでした。ペ・ドゥナは本作で印象的でした。クローンソンミが着ていた服は紙だったそうです。服も使い捨てということでしょう。是枝監督の「空気人形」をみたウォシャウスキー監督から連絡があったようで、今回は複製人間でした。 [映画館(字幕)] 8点(2013-03-20 20:43:23) |
73. ダイ・ハード/ラスト・デイ
《ネタバレ》 いけません。これはジョン・マクレーンではありません。 ダイ・ハードっていうのは、超人ではなく普通の人がガンバってガンバって悪を倒すというものであったはずです。今作では、車を一般人から略奪して超人的に暴れまわっています。これは映画名だけを貰った、他のシリーズの映画とみた方が良い映画です。 1作目の出来に驚き、2作目以降を見てきた者としては、1点もあげられないような作品ですが、IMAX環境で見たアクションシーンは迫力があったので、4点にしておきます。 [映画館(字幕)] 4点(2013-02-17 08:55:28) |
74. レ・ミゼラブル(2012)
まず最初に、本作品はミュージカル映画です。 有名な作品なので、そういうことは少ないと思いますが、それと知らずにミュージカル嫌いの人が見に行くと悲惨な目にあいます。 通常、ミュージカル映画はアフレコですが、本作ではライブ録音で、ミュージカルとしての臨場感を高めています。時にイヤホンが外れたのかキーがおかしくなっていても、「舞台」と考えればそれもまた良しです。 映画では舞台と違って顔の表情をよく見られるという利点もありますし。 ジャンバルジャン演じるヒュージャックマンは、強制労働がいかに過酷であったかをその後の姿とで見事に表現しています。 レ・ミゼラブルというと、ミール・バヤールの木版画の少女コゼットのが絵が有名ですが、本作の少女・コゼットが生き写しでした。作品へのこだわり、愛情を感じました。 [映画館(字幕)] 8点(2013-01-06 15:56:21)(良:1票) |
75. ドラゴン・タトゥーの女
本作は、スウェーデンのスティーグ・ラーソンのベストセラーであるミレニアム三部作の第一作。スウェーデンでは既に三部作の映画化を終わっているが、これを「セブン」「ソーシャルネットワーク」のデヴィッド・フィンチャーがリメイクした。 経済ジャーナリストのミカエルが凄腕調査員のリスベットと大富豪から依頼された失踪事件の解明に挑む。リスベット役の女優が、「ソーシャルネットワーク」の主人公の恋人と同一人物とは…。 [映画館(字幕)] 8点(2012-02-12 22:54:37)(良:1票) |
76. ツリー・オブ・ライフ
芸術作品でした。芸術作品すぎました。父と子の葛藤という普遍のテーマを扱った作品という触れ込みで、もっと「世俗的」な映画を期待していました。映像の綺麗さや壮大さは認めますが、退屈でした。 [映画館(字幕)] 2点(2011-08-22 20:37:32) |
77. コクリコ坂から
今作のジブリは、冒険やファンタジーではなく、少女マンガ雑誌「なかよし」に掲載された作品を原作とした、高校生の淡い恋を描いた作品。下宿屋コクリク荘を切り盛りしている女子高生・松崎海が、学校新聞を発行している風間俊に惹かれ、ガリ切りを手伝うようになる、というのが話の発端。「ガリ切り」って分かる人は少なくなってしまったのではないでしょうか。うちにも鉄筆が何本か有りました。 東京オリンピック開催をひかえながらも戦争がまだ遠い昔のできごとになっていない昭和38年。横浜に路面電車が走り、オート三輪が街中を行きます。 監督は宮崎吾朗。近藤喜文が生きていれば本作の監督は彼だったでしょう。 [映画館(邦画)] 7点(2011-07-18 00:38:59)(良:1票) |
78. アンノウン(2011)
どっかで見たようなストーリーで、突っ込みどころ満載の内容です。でも、意外と楽しめました。他の方の評価を読んでみると、皆揃って酷評ですね。メタメタな評判ですが、演出なり編集なりに一工夫されれば評価が上がりそうな映画でもあります。これから見に行く人は、強引で都合の良い展開でも素直に流されながら見るのをおすすめします [映画館(邦画)] 6点(2011-05-15 23:00:46) |
79. ロビン・フッド(2010)
《ネタバレ》 良くできた映画です。 リドリー・スコット監督が、手堅い俳優陣を使って、中世から切り出してきたような映像をつくっています。 一つひっかかったのが、ロビンフッドの父が民衆の指導者たる石工という点。なんで石工? 東北大学の有光准教授によると、当時は石造建築の革新期で天井の重さを巧みに分散させて支える数学的知識をはじめ、高度な知的能力が必要とされる職業で、高度で複雑な最先端の知の世界に触れる存在として石工という設定が選ばれたのでは、とのこと。 [映画館(字幕)] 8点(2010-12-19 22:24:28) |
80. THE LAST MESSAGE 海猿
シリーズの今までの作品は未見です。今作の予告を見て、見に行ってしまいました。同じように、今作で初めて海猿シリーズを見ようという人がいるかもしれませんが、今までの作品を見ていなくても大丈夫です。ストーリーは、予告編のとおり、世界最大級の天然ガスプラント「レガリア」に船が衝突し不安定となっている時に、さらに超大型台風が直撃するため、プラントに残っている人を海猿が救出するために出動し…という話です。超大型台風が直撃してヘリも巡視艇も近づけない状況といいつつ、凪いだ海面や揺れないレガリアには多少説得力を欠きますが、そのかわり、流石にシリーズというだけあって、皆役柄に入り込んでいて、訴えかけてくるものが伝わってきます。 [映画館(邦画)] 6点(2010-09-20 08:23:28) |