821. 許されざる者(1992)
ウエスタンのスタイルをとりながら、手法的には現代サスペンス・アクション風に場面が進んでいく。そこがこの作品の新鮮なところだったのだと思う。ところどころ照明が異様に暗くて、せっかくのハックマンやフリーマンの演技を堪能できなかったのが残念。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2003-11-29 04:37:00) |
822. 愛と精霊の家
これこそ大河ドラマです。特にクライマックスがあるとか決めのシーンがあるとかいうわけではないのですが、常に先の展開が気になる作りになっていて、長尺にもかかわらず最後まで一気に見ることができます。が、人物描写が今一つ十分でないのと、肝心のメリル・ストリープがあまり役に合っていないのが難点です。 6点(2003-11-27 02:15:55) |
823. ミストレス
脚本が全然整理されてない上に、センスがありません。ただ単に話が進んでいっているだけです。 2点(2003-11-26 22:44:50) |
824. 愛という名の疑惑
序盤の雰囲気はまあまあだったのに、やたら間延びしている脚本のために価値が半減し、終盤はその辺のサスペンスと同じでした。仰々しい邦題に+1点。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2003-11-26 02:25:14) |
825. バッドボーイズ(1995)
説明台詞のオンパレード、陳腐な場面の連続もひどいが、あのギャーギャーうるさい上に足を引っ張りまくり、頭も悪そうなヒロイン(と呼びたくもない)は一体何なのか。はっきりいってひどい内容です。 [ブルーレイ(字幕)] 2点(2003-11-25 00:19:52) |
826. グリーンマイル
やっと分かった。これって、ポンテオ・ピラトとキリストの物語だったのね。映ってないシーンでも、確実に一番奥の独房にいる空気をじわっと感じさせるマイケル・クラーク・ダンカンの存在感が素晴らしい。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2003-11-24 17:48:34) |
827. フェア・ゲーム(1995)
相手方があまりにも弱すぎて(追っかけ能力以外)、そもそもアクションになっていません。 2点(2003-11-19 03:34:21) |
828. ジキル博士はミス・ハイド
この種の作品はどれだけネタを案出できるかが勝負なのですが、あまりにもアイディアが貧困でした。 2点(2003-11-19 03:32:51) |
829. エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事
もっと、華麗な衣装にも劣らないほどの燃え上がるような不倫の恋を期待していたのに、出てくる人がみんなえらく品行方正で、何の衝突も葛藤もないでははないですか。これでは面白くありません。大事なところを全部ナレーションで済ませてしまっているのも問題です。 [DVD(字幕)] 6点(2003-11-18 01:36:12) |
830. BOYS
《ネタバレ》 ある日突然自分の生活圏内に飛び込んできた謎の美女。その人は過去が不明である上に、状況的に守ってやれるのは自分だけ。こういうシチュエーションには、少年だった頃には誰もが憧れた(妄想した?)はずだ。それをこのようにきっちりと表現されては、素直に降伏するしかない。前半の寮の描写も「こんな感じだよなー」と頷いてしまうし、途中でいったん相手を目の前から消えさせて、「あれはやっぱり幻だったのか?」という空虚な気分にさせておいて、再びラストへと向かう展開も心憎い。最初から最後までが推定26時間前後という丁寧さも好みです。 [DVD(字幕)] 8点(2003-11-17 01:44:33) |
831. ダイヤルM
なんか、その辺の2時間ドラマとあまり変わらなくないですか? 3点(2003-11-16 23:09:02) |
832. 恋愛小説家
やはり、一番致命的なのは、主人公に人物としての魅力がないこと。こういう役をジャック・ニコルソンにやらせると、アクの強い部分ばかりがやたら強調されてしまうのだ(その中から素直な部分とか純朴な部分が凌駕してくるところに面白みがあるはずなのだが、そうならない)。ヘレン・ハントはそれなりに魅力的だが、ニコルソンとの演技の相性は良いとはいえない。よって、双方が互いのどこに惹かれたのかも分からない。 [DVD(字幕)] 4点(2003-11-16 01:06:34) |
833. ジュニア
こんな難しい役が彼にできるわけがありません。 2点(2003-11-14 00:49:37) |
834. マーキュリー・ライジング
そこそこ面白い話にはなりそうなのに、内容がしょぼすぎです。暗号を解読する過程も安易。敵の対応もワンパターン。最後も盛り上がりなしに終わってしまいました。 3点(2003-11-09 02:06:33) |
835. リーサル・ウェポン3
あれこれ凝ろうとした1や2と違って、アクション・コメディの定番のようなオーソドックスな作り。しかし脚本は割と頑張っていて、小ネタがずらっと並んだ幕の内弁当のような感じです。難点は、1も2もそうだったんだけど、尺が妙に長くて、ともするとすぐにダレる方向に行ってしまうこと。この種の作品の基本は100分以下でしょ。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2003-11-08 23:39:38) |
836. ラピッド・ファイアー
突っ込みどころが多すぎです。 1点(2003-11-04 03:56:29) |
837. ジキル&ハイド
このジキルは全然人格高潔に見えません。単に不気味なだけです。ハイドの方も、特段邪悪にも粗暴にも見えず、その辺の変な人というだけです。なので、そもそもジキルとハイドの話になってません。 4点(2003-10-30 00:24:32) |
838. ボディ・ターゲット
《ネタバレ》 これ以上ないくらいシンプルでありがちな内容なのに、なぜか何回見ても飽きないという不思議な作品。冒頭、固定カメラで護送車を捉える静かなロングショット、そこから一気に脱獄課題を片付ける手際の良さといったあたりで、すでに類例アクション作とは異なってくる予感が漂う。また、この護送車の中の映像に始まり、光と影の使い方が、意外とどのシーンでも丁寧なのです。さらに、シンプルな中にも脚本も丁寧であり、言葉少なにすべてを語り尽くす主人公2人、そしてヒロインがヴァンダムと寝てしまう「ステップアップ」の自然さ(恋敵的保安官の暴走行動が、知らずして逆に後押しになっているという皮肉も込み)といった点も特筆すべきです。逆に、主人公が実は脱獄犯という要因は、ネタとして広げようとすればもっと使えたんだろうけど、あえてそのポイントは最低限に絞ることによって、流れを削がないことに成功しています。最後は冒頭に回帰する(外した手錠がまたかけられる)というラストも、運命と切なさを感じさせて、好感度アップ。そしてそして、忘れてはならない功労者は、ロザンナ・アークエットでしょう。こんな感じの、行動力も意思の強さもあるんだけど、でもちょっと疲れてきちゃった2児の母、という設定に、彼女はずばりはまっています。 [DVD(字幕)] 8点(2003-10-28 02:30:34)(良:1票) |
839. ニードフル・シングス
序盤は登場人物が錯綜していて分かりにくかった。それが筋として一体化していく中盤は良かった。ラストはあっけなかった。 3点(2003-10-27 02:59:44) |
840. アンドリューNDR114
《ネタバレ》 見ているときは冗長だと感じていたのですが、終わった後は意外なほど心に残りました。わざわざ親子二代にする必要はない(1人の相手だけでも、必要な要素は全部表現できる)と思ったのですが、よく考えると、そのように長い時間を「生きなければならなかった」(途中での退場も終了も許されなかった)ことこそが、彼の最大の哀しみだったのかもしれません。 [DVD(字幕)] 6点(2003-10-25 02:44:28)(良:1票) |