861. ヒットマンズ・レクイエム
《ネタバレ》 殺し屋家業に手を染めたばかりの今どきの若者レイ。ボスからの指示でベテランのケンとコンビを組み、初仕事をこなした彼だったが、直後に取り返しのつかない過ちを犯してしまったことに気付く。なんと殺したターゲットの身体を突き抜けた銃弾が小さな男の子の額を直撃してしまったのだ。ボスからのさらなる指示で、ベルギーの古都ブルーシュへの逃亡生活を余儀なくされた彼らは、気持ちを切り替えボスからの電話を待つことに。レイは酒と女に明け暮れ、インテリのケンは古都観光を満喫する。だが、子供殺しの事実は容赦なく彼らの良心を蝕んでゆくのだった。そんな折、ケンにだけボスから秘密の指示が下される。「俺は筋を通す男だ。子供を殺すような奴は何があろうと許さねえ。必ずその街で奴を消せ。それまで帰ってくるんじゃねえ」――。内密に拳銃を手に入れたケンはレイを殺すチャンスを窺っていたのだが、レイもまた良心の呵責から死に場所を求めていたのだった…。ベルギーの伝統ある古都を舞台に、親子ほども歳の離れた殺し屋たちの葛藤と悲哀を屈折したユーモアを交えて描いたクライム・ドラマ。コリン・ファレルとレイフ・ファインズが共演、アカデミー脚本賞にノミネートされたということで今回鑑賞してみました。前半、正反対の二人の男が旅先で噛み合わないやり取りを繰り返すというありがちで冗漫な展開に、「え、これのどこが脚本賞?」と疑問に感じながら観ていたのだけど、相棒に殺されそうになる主人公もまた自殺を図ろうとしていたという事実が判明する辺りからこの作品の印象が一転して良くなっていきます。罪の意識から逃れられない若者、彼を更生させたいと願う初老の男、何よりもメンツを重んじるために若者を殺そうとするボス。なるほど、この三人の殺し屋たちの三者三様の思惑が交錯する心理ドラマはなかなか深い。また、取り留めがないと思われていた前半の小人や美人局のカナダ人といったエピソードが後半、奇麗に回収されていくという伏線の張り方もとてもセンスがいいですね。舞台となった伝統ある古都ブルージュの映像もスタイリッシュで美しく、クライマックスで男たちが自らのプライドのために命を懸けて戦う姿も悲壮感が画面から匂い経つようで素晴らしかったです。惜しいのは前半のあまりにも散漫な展開ぐらいかな。とはいえ、なかなか技ありな一本でありました。7点! [DVD(字幕)] 7点(2018-02-16 00:58:02) |
862. ピートと秘密の友達
《ネタバレ》 不幸な事故により、人里離れた森の中で独りぼっちとなってしまった少年ピート。そこで彼は、森の奥深くで人知れず暮らしてきた秘密の生物と友達になる。その生物とはなんと、全身が緑の毛で覆われたドラゴン――。持っていた絵本からエリオットと名付けたそのドラゴンと、ピートは6年もの間平穏な日々を過ごすことに。たがある日、森林伐採を目論む人間の目に触れることになってしまい…。少年とドラゴンとの交流を美麗なCG映像で描き出す、心温まる王道ファンタジー。そんないかにもディズニーらしいオーソドックスな作品なのですが、なんだかディズニーのダメな部分がこれでもかと目につく出来に仕上がってましたね、これ。もう最後まで予定調和の雨あられ。一ミリたりとも驚きといったものがなく、ストーリー展開も最後まで先が読めるので退屈極まりない。それに登場人物誰もが何処かで見たことあるようなステレオタイプの人間ばかりで、印象に残るような人物が一人も出てこないのもいただけない。ロバート・レッドフォードなんて単なるおじいちゃんだし。そんな薄っぺらい内容なのに、なんだか説教臭さだけがやたらと鼻につくという、ね。肝心のドラゴンの造形も特に格好良くもないし可愛いわけでもないという、一言で言うなら単純にセンスがない。だってこのドラゴン、よく見たら顔がおっさんじゃないですか(笑)。ま、結論を言うとよくあるタイプの凡作ですね。 [DVD(字幕)] 4点(2018-02-08 18:38:59) |
863. パラドクス
《ネタバレ》 到底説明できない理不尽な状況に追い込まれた二組の人々。9階から下っていったはずなのにいつの間にかまた元の9階へと戻ってしまう階段に閉じ込められた男たち。車で海への一本道を走っていたはずなのに気付いたらまた元の場所へと戻ってしまう家族。踊り場に置いてある一台の自動販売機や、道の途中に建っていた一軒の無人のコンビニから無限に食料が供給されるのだが、どこをどう探しても出口だけは見つからない。一見全く繋がりのなさそうなそんな二つの物語。驚くべきことに、彼らはそんな理不尽な空間で35年もの長い月日を過ごすことになるのだった。いったいここは何処なのか?彼らは何故、そんな不条理な事態へと陥ってしまったのか?そして、最後に明かされる驚愕の真実とは?そんなアイデア勝負のシュチュエーション・スリラーなのですが、これがなかなかよく出来ていてけっこう面白かったです!これまで似たような設定のB級スリラーは幾つも観てきたのですが、まさかこんな状況で35年も登場人物を閉じ込めてしまうとは。汚物やゴミでひたすら汚れてしまった階段で35年も過ごすなんて絶対いや(笑)。もう一つの物語で、頭のおかしくなった夫婦がただ惰性でカー・セックスするシーンだとか、全体的に変なユーモアが漂ってるのもいいですね。そして最後のオチも力技ながら、なかなかしてやられちゃいました。あの花嫁の物語もじっくり観たかったです。うん、けっこう面白かった!7点!! [DVD(字幕)] 7点(2018-02-07 23:15:58) |
864. ソーセージ・パーティー
《ネタバレ》 お客様に買われて外の世界に出てゆけば、きっと天国に行けると信じて疑わない食品スーパーの陳列棚に並ぶ食品たち。だが、なんとしてもパンの割れ目に挿入されたいソーセージのフランクはひょんなことから真実を知ってしまい…。というドタバタをフルCGアニメで描くブラックコメディ。え、なんか普通に面白かったんですけど、これ。ヒットラーザワークラフトに追い出されてBBQコーナーに収容されたユダヤベーグルとか、密輸入品ばかりのメキシコ食品コーナー等々、けっこう際どい政治ネタも面白かったですし、ドラッグでハイになってるダメ男の末路なんて普通に笑っちゃいました。悪役がビデなんて反則だし、奴が最後に店員を操る方法とか悪趣味すぎて最高です(笑)。そしてクライマックスの怒涛の展開なんてもう爆笑。何気に、物語が神と人間という普遍的哲学のパロディとなってるのもいいですね。惜しむらくは最後のオチ。あの変なメタフィクション的展開は正直いらない。最後、悪徳の限りを尽くす地となってしまったあのスーパーマーケットには、やはり神の鉄槌を下してもらわないとダメでしょ。最後、悪徳の限りを尽くす地となってしまったあのスーパーマーケットには、やはり神の鉄槌を下してもらわないとダメでしょ。そう、ソドムとゴモラのように、ね。 [DVD(字幕)] 8点(2018-02-04 23:26:09)(良:1票) |
865. 夜に生きる
《ネタバレ》 ベン・アフレック監督・主演で送る重厚なギャング・ドラマ。なかなか手堅く作り込まれていてそれ相応に見応えはあるのですが、いかんせん地味な印象。もう少しパンチの効いた演出が欲しかったですね。 [DVD(字幕)] 6点(2018-02-01 23:50:47) |
866. パッセンジャー(2016)
《ネタバレ》 コールドスリープされた乗員乗客5000人以上を乗せて、宇宙の彼方にある目的の星を目指して遊泳中の宇宙船アヴァロン。片道120年という長旅の最中、何の間違いかまだ30年しか経っていないのに、乗客の一人が目覚めてしまう。さまざまな方法で再び眠りに就こうとする彼だったが、どんな方法をもってしても再び冬眠状態になることは不可能だった。この先、90年もの長い旅路をたった独りで過ごさなければならない――。孤独感から精神的に追い詰められていく彼は、迷いに迷った末、禁断の手法を使ってしまうのだった…。という僕好みのSF作品だったので期待して今回鑑賞してみました。うーん、率直な感想を言うと何というか正直微妙な出来。存分にお金かけただろう映像もきれいで、大宇宙で独りぼっち(途中から二人ぼっちになるけど)という設定も充分魅力的なのに、なんだか演出が全体的に雑過ぎていまいちのめり込めませんでした。まあ最後までストレスなく観られるのと映像はすこぶる迫力があったので、観て損はなかったですけどね。 [DVD(字幕)] 6点(2018-01-31 22:16:40)(良:1票) |
867. 美女と野獣(2017)
《ネタバレ》 もはや王道のディズニーエンタメ。最新技術で描かれた、ゴージャスできれいな映像は見ているだけで楽しくなります。家具に姿を変えられた召使たちの造り込まれた造形美なんて凄いの一言。美女役のエマ・ワトソンも非の打ち所のない美女でさすがの貫禄でした。うん、なかなか面白かったですね。元のアニメは未見だけど、この機会に観てみようかな。 [DVD(字幕)] 7点(2018-01-31 21:43:19) |
868. ジョイ
《ネタバレ》 困窮した生活を送っていたシングルマザーが、自ら発明したモップの特許で大成功を収め、大富豪へと成りあがったお話を実話を基にして描いたヒューマンドラマ。毎度おなじみの豪華役者陣を揃え、いかにもこの監督らしい直球勝負の作品なのですが、なんだか良くも悪くもワンパターンなイメージ。もう少しパンチの効いた演出が欲しかったところ。可もなく不可もなくの優等生的作品で完成度は高いのでしょうけど、僕はそこまで面白くは感じなかったです。 [DVD(字幕)] 5点(2018-01-25 22:59:04) |
869. ドント・ブリーズ
《ネタバレ》 それは楽な仕事になるはずだった――。泥棒して得た金でその日暮らしの生活を送るケチなコソ泥三人組。ある日、彼らの一人が飛びっきりの情報を仕入れてくる。町の郊外にひっそりと建つ一軒家に盲目の退役軍人が一人で暮らしていて、交通事故で死んだ娘の賠償金をたっぷり貯め込んでいるというのだ。根が小心者のアレックスは良心の呵責から反対するものの、密かに心惹かれる仲間の女の子ロッキーの頼みもあって、「これで最後だから」と盗みに入ることを決断する。そして、迎えた計画の夜。楽々とその爺さんの家へと侵入した三人組。だが、彼らは予想外の事態に直面することに。なんとそのじじいが無茶苦茶強かったのだ!!あっという間に仲間の一人を殺されたロッキーとアレックスは、閉鎖された家の中で逆に追い詰められていく。そして彼らはすぐに知ることになる。地下室の奥で密かに実行されていた、じじいの狂気の計画のことを…。アイデア勝負のそんなB級ホラーなんですが、これがけっこう技ありな演出が冴えていてなかなか面白かったですね~。目が見えない分、研ぎ澄まされたそれ以外の感覚で家の中を駆けずり回るじじいと軽佻浮薄な今どきの若者たちの壮絶なかくれんぼは、見ていて楽しかったです。主人公たちが同情の余地のないちんけなコソ泥なら、本来は被害者であるはずのじじいもこれまたイカれたサイコ野郎なので、こいつらがどんな痛い目に遭おうとさして心が痛まないというのが本作のミソですね。てか、このじじいがキャラ立ちまくりでもうこの時点で映画として勝ち。じじいが自らのアレを入れたフロイトを喉奥にちょんばーされたとこはもう爆笑しちゃいましたわ。まあ目が見えない分研ぎ澄まされた感覚を持つというじじいが、侵入者の隣を歩いているのに気づかないという詰めの甘さはご愛敬(笑)。ゲームはまだまだ始まったばかりと言わんばかりのラストも良かったです。うん、僕はぼちぼち楽しめました。7点! [DVD(字幕)] 7点(2018-01-24 20:57:38) |
870. ある天文学者の恋文
《ネタバレ》 不治の病に侵され、余命幾ばくもない初老の天文学者。だが、彼には不倫の関係にある若い女性の存在があった。自分が死んでしまった後、彼女をなるだけ悲しませまいと天文学者はとある計画を立てる――。彼が亡くなったことを知り、深い悲しみに打ちひしがれる恋人。だが、そこに生前の彼が遺した大量のメッセージが、メールや手紙、動画やDVDとなって彼女の元へと届けられるのだった。まるでなくなってしまった後もその光を届ける宇宙の星のように…。という設定に興味を惹かれ今回鑑賞してみたのですが、いやー、これが見事なまでに気持ち悪かったですね~。「俺が死んだ後も俺のことを忘れんなよ、絶対」と言わんばかりの、この老天文学者のナルシズム全開のいたい暴走に僕は全く嵌まれせんでした。対する若い彼女もいかにも男が夢見そうな美化されたステレオタイプの女性像で、正直「こんな女いねーよ!!」と何度も突っ込んじゃったし。やっぱり僕はこの監督の感性とは合わないみたいです。すいません、4点で。 [DVD(字幕)] 4点(2018-01-22 23:16:58) |
871. ザ・ギフト
《ネタバレ》 何の落ち度もない主人公夫婦が、怪しい知人によって追い詰められていくというサスペンス・スリラー。最初はワイン、次はガラスクリーナー、そして鯉、…とどんどんとプレゼントされるものが豪華になっていき、最終的には…、というよくあるタイプのスリラーなんだけど、目新しいところは実は主人公の方が酷いやつで怪しい男の方が主人公によって人生をめちゃめちゃにされた被害者だったというところ。でもまあ、そこが映画として効果的だったかと言えば特にそうでもなく、逆に肩透かし&中だるみ感がちょっと。まあ結論を言うと、さして面白くはなかったです。 [DVD(字幕)] 4点(2018-01-14 15:12:48) |
872. メッセージ
《ネタバレ》 骨太のSFドラマ。淡々としていましたが、なかなか見応えありました。 [DVD(字幕)] 7点(2018-01-09 19:51:45) |
873. ラ・ラ・ランド
《ネタバレ》 映像や音楽のセンスが凄く良かったです!!ただお話的には普通かな。 [DVD(字幕)] 6点(2018-01-09 19:50:08) |
874. ムーンライト
《ネタバレ》 厳しい貧困の中に生きる、黒人で同性愛者の青年の半生を淡々と見つめたヒューマン・ドラマ。確かに良くできているとは思うのですが、話がこじんまりと纏まり過ぎていてなんか普通でした。アカデミー作品賞受賞ということで期待が高すぎたのかもしれません。 [DVD(字幕)] 6点(2018-01-09 19:48:17) |
875. ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち
《ネタバレ》 何度も何度も繰り返す、第二次大戦下のとある一日の中に暮らす“奇妙なこどもたち”。重い鋼鉄の靴を脱ぐと大空へと何処までも舞い上がってしまう少女、身体の中に蜂を飼う少年、頭の後ろに化け物の口を持つ女の子、服を脱ぐと誰の目にも触れることなく自由に動き廻れる透明少年、自ら手造りした心臓を埋め込み人形や死体を自由に動かすことが出来る青年、念じるだけで植物をみるみるうちに成長させることが出来る女の子、過去の記憶や未来に起こる出来事をスクリーンに投影できる少年、とある事情によりいつもマスクを被った双子、触れるもの全てを焼き尽くしてしまう若い女性――。保護者であるミス・ペレグリンとともに何者にも干渉されず、永遠の平穏の中に生きる彼らの世界へある日、ジェイクという名の青年が迷い込んでくる。謎の死を遂げた祖父の遺言を手掛かりにここまで辿り着いたといういう彼と、瞬く間に仲良くなる子供たち。だが、まるで狙いすましたかのように、平和だと思われていた彼らの世界にも邪悪な影が忍び寄ってくる……。ティム・バートン監督の最新作は、そんないかにも彼らしい奇妙な奇妙なファンタジー作品でした。舞台設定もキャラクター造形ももう抜群の安定感で、彼の信望者である僕は素直に楽しめました。さまざまな異能力を抱えた子供たちもさることながら、彼らの保護者であるミス・ペレグリンを演じたエヴァ・グリーンもなかなかのハマり具合。サミュエル・L・ジャクソンが集めた子供たちの目玉をパクパク食べるところなんて、毒気が効いてて最高でした(笑)。ただ、いかんせん原作ありきの作品なので、ストーリーが全体的に駆け足気味なのが惜しい。特に最後、主人公が世界を駆け巡って子供たちの元へと駆け付けるシーンはもっとじっくり時間をかけて観たかったです。とはいえ、僕は充分楽しめました。7点! [DVD(字幕)] 7点(2018-01-03 19:23:17) |
876. ダークレイン
《ネタバレ》 1968年10月2日午前0時37分、世界が滅びそうなくらいの強い雨が降りしきる真夜中のとあるバス待合室――。さまざまな事情を抱えた客たちがバスの到着を心待ちにしている。出産を控えた妻の元へと一刻も早く駆け付けたい炭鉱夫、暴力夫から決死の思いで逃れてきた妊婦、変な呪文を延々と呟く頭のイカレタ老婆、そしてもうすぐ定年を迎えるバス停留所職員…。だが、いつまで経ってもバスは辿り着かず、それどころか雨はますます強くなるばかりだった。そこへ雨に降りこめられた新たな客がやってくる。病弱な子供を連れた若い母親や、学生運動の集会へと駆け付けたい学生。待合室は異常な熱気に支配され、一触即発の張り詰めた空気が漂い始める。なのに、ラジオから流れてくるアナウンサーの声は「世界各地で謎の伝染病が猛威を振るっている!」と連呼するばかりで、バスは一向にやってくる気配はない。すると彼らのうちの誰かがおかしな行動を取り始め、やがて何かの感染症のように一人また一人とおかしくなっていく…。明らかに低予算で撮られただろうそんなB級映画なんだけど、1950~60年代に大量生産された怪奇ホラー映画みたいなこのおどろおどろしい雰囲気、けっこう嫌いじゃないですね~。例えるなら、ちゃんと練って創られたエド・ウッド映画のような感じ?途中から待合室の客がみんな、どんどんと髭面のおっさん顔になっていくのはなかなか笑える。超趣味悪いけど(笑)。と、途中まではこの独特の世界観と変てこなストーリーを素直に楽しんで観てたんだけど、惜しいのは後半の展開。ことの真相がいまいち腑に落ちないし、オチも弱い。ちょっと話を拡げすぎたんじゃないかな。でもまあこの唯一無二の独特の世界観はやはりいい。この監督さん、もしかしたら将来ばけるかも?!要注目ですね。 [DVD(字幕)] 6点(2018-01-01 23:16:28)(良:1票) |
877. キングコング: 髑髏島の巨神
《ネタバレ》 でっかい猿とでっかいトカゲ(あとクモやら鳥やらバッタやら笑)がひたすら戦ってるだけなんですけど、単純明快でめっちゃ面白かったっす!! [DVD(字幕)] 8点(2018-01-01 22:06:22) |
878. ハイ・ライズ
《ネタバレ》 超高層マンションを舞台に、そこに住む住民たちの些細な確執が次第に殺し合いへと発展していくさまを描いたバイオレンス・ドラマ。原作は一部でカルト的な人気を誇るJ・G・バラード。率直に言って、なんかすんごくつまんなかったんですけど、これ。一回目観たときは途中で寝落ち。次の日、続きから観始めたのにまたもや途中で挫折。その次の日にようやく最後まで観ました。都合三日かかって観終えた感想は、「時間と金返せ!!」(笑)。 [DVD(字幕)] 2点(2018-01-01 17:57:12) |
879. トランボ/ハリウッドに最も嫌われた男
《ネタバレ》 赤狩りの嵐が吹き荒れた東西冷戦期のハリウッドで、不当な弾圧に遭いながらも自らの信念を突き通した不屈の脚本家の生涯を描いた伝記映画。うーん、僕はなんかいまいち嵌まらなかったですね、これ。現実にあった出来事をただ時系列順に並べたみたいな本作の構成が正直微妙でした。ハリウッド映画らしく、もう少しドラマティックな見せ方があっても良かったのでは?でもまあ、このトランボという人の何処か飄々とした一筋縄ではいかない魅力は充分伝わってきましたけど。 [DVD(字幕)] 5点(2017-12-25 21:27:25) |
880. 高慢と偏見とゾンビ
《ネタバレ》 ジェーン・オースティンのメロドラマの古典的名作にゾンビという全く正反対のものをリミックス!!上流階級の優雅な恋の駆け引きに突如として迷い込むゾンビどもを、英国貴族たちが中国武術と日本刀でぶった切る!!果たして彼らの恋の行方と人類の道末は?とまあやりたいことは分かるけど、いまいち空回っている感が…。もうちょっとはじけてくれても良かったのにね。僕はそこまでのれなかったです。 [DVD(字幕)] 4点(2017-12-15 22:52:10) |