81. ロスト・イン・トランスレーション
ビル・マーレイの乗ったタクシーの窓から見える、新宿繁華街の「アコム」(だっけ?)の看板。ハリウッドのスターが日本の見慣れた風景と同化する瞬間は「おお!」と思いました。でもただそれだけ。CM撮影シーンやカラオケボックスでのバカ騒ぎ、ついでにマシュー南(笑)のバラエティ番組といった、「日本の文化」の表層を軽くなぞっただけの映画。多分外国人から観たステレオタイプな日本観というのはこういうものなのかもしれません。それは逆に、日本人が外国を舞台にした映画を撮るとしても、これと同じ現象になるんじゃないかという危惧を抱いた作品でもありました。 [DVD(字幕)] 5点(2007-07-08 22:33:55)(良:1票) |
82. ホテル・ルワンダ
部族の争いがもとで隣人が死んで行く、八方塞がりの絶望的な状況。端から見れば遠い国での出来事ですが、画面を通して伝わってくる「何か」が勉強になりました。主人公の支配人は劇中のやり取りを察するに、決してヒーローではないのだろうけど、それもまた人間臭いです。 [DVD(吹替)] 7点(2007-07-08 22:26:29) |
83. スパングリッシュ 太陽の国から来たママのこと
コメディとしては上質。でもそれだけにシリアスな部分がどうにも私にはしっくり来ませんでした。ママ役の役者さんが美しかったのは印象的。 [DVD(字幕)] 6点(2007-07-08 22:21:15) |
84. ブロークン・フラワーズ
「アメリカ、家族のいる風景」を観たすぐ後にこれを観てしまった私は、激しいデジャブ感に襲われたのでありました。話としてはこっちの方に引き込まれはしましたが、謎解きの要素を最後の最後で投げっぱなしにしてしまったので減点。 [DVD(字幕)] 6点(2007-07-08 22:17:28) |
85. キンダガートン・コップ
この作品然り、「ツインズ」然り、ちょっと世間ずれしてる間の抜けた、でもどこか優しい主人公を演じるシュワちゃんは結構好きです。またこういう作品に出てくれないかな。無理か? [地上波(吹替)] 6点(2007-07-08 22:12:45) |
86. クレイマー、クレイマー
フレンチトースト一枚で分かる父親の成長した姿。心に残る作品でした。 [地上波(吹替)] 7点(2007-07-08 22:04:06) |
87. トッツィー
ダスティン・ホフマンの女装のオバサンっぷりに脱帽。後の作品の「ミセス・ダウト」と比較されるのも分かる気がします。一見面白いだけのコメディに思わせておいて男女問題を皮肉ったりしているのは当時の世相なんでしょうか。ホフマンに言い寄るジュリーの親父さんがナイス(笑)。 [地上波(吹替)] 6点(2007-07-08 21:59:50) |
88. ホリデイ
アメリカでは家を一週間ほど交換して暮らしましょう!っていう文化があるんでしょうか。まずそれに驚き。物語はメインキャラ四人の純愛ストーリーといった趣きで、まあ特に語ることはあまりないんですが、幸薄そうなケイト・ウィンスレット、面白いんだけどフツーのいい人(笑)のジャック・ブラックの二人が好演。キャメロン・ディアスはちょっとテンパリ過ぎだった気も・・・。 [映画館(字幕)] 6点(2007-07-08 21:53:04) |
89. リーサル・ウェポン4
相変わらずのリッグス&マータフのハイテンションな掛け合い、そして破天荒なカーチェイス(ビルの中を突っ切って走るパトカーってどうなのよ?)、ジェット・リーの新鮮味を感じるカンフーアクションが良い味付けとなって、ついに完結(?)の第4作目。もう第1作目と比べるとあらゆる意味で違いすぎる映画になってしまったわけですが、最愛の妻を亡くし死に場所を探していた一人の刑事が家族を持つに至るまでの過程を描いたシリーズ・・・と思えば納得の終着点です。ちなみに私は最後の最後でレオが大好きになりました(笑)。リーサルファミリーよ永遠なれ! [DVD(吹替)] 7点(2007-07-08 21:48:14)(良:1票) |
90. リーサル・ウェポン3
シリーズ3作目。ここまで来るとリッグスもレオに感化されたか(?)相当おちゃらけキャラになっている模様。でもそれが良い(笑)。今作の一番ダークな部分はマータフが息子の友達のギャングを射殺してしまうところだと思うんですが、ポイント的に暗いだけで基本的には明るいノリで終始振り切ります。それもまた良しかな? [地上波(吹替)] 7点(2007-07-08 21:41:43) |
91. リーサル・ウェポン2/炎の約束
全体的にどこか暗い雰囲気の第1作に比べ、コメディ部分が大幅にパワーアップ。これもひとえにジョー・ペシのおかげでしょう。彼の投入はその後一気に原色化していくこの作品のキモだったと。 [地上波(吹替)] 6点(2007-07-08 21:37:56) |
92. リーサル・ウェポン
久々にテレビで観てビックリ。第1作目はこんなに暗かったのか。リッグスの初期設定なんて奥さんのこと以外はほとんど後のシリーズでは忘れ去られている気がします(笑)。ですがこのシリーズ、バディームービー映画の中では私の最も好きな作品なのは間違いないです。 [地上波(吹替)] 6点(2007-07-08 21:32:00) |
93. スパイダーマン3
《ネタバレ》 「1」「2」はテレビ、DVDで観ましたが今回はとうとう映画館まで足を運びました。今回は「許し」がテーマということで、それぞれのキャラの葛藤、誤解、そして和解が盛り込まれていて、今までで一番ストーリーに重きを置いた作品ではなかったでしょうか。アクションシーンも更にパワーアップしていて、特にサンドマンの変幻自在ぶりは絵的にも面白かったし、ハリーの終盤の大活躍はかなり燃えましたね。おまけとして(?)謎の生命体に寄生されて悪ノリするピーターには失笑。さて、この三部作でほとんどの伏線を消化してしまった「スパイダーマン」シリーズ。果たして第4作はあるんでしょうか?あったらまた観に行くと思いますが、個人的にはここで完結したほうが良いような気も・・・。 [映画館(字幕)] 8点(2007-07-08 21:26:41) |
94. 主人公は僕だった
《ネタバレ》 予告編で「私好みの面白そうなコメディだ!」と確信して観に行きましたが、感想はどこかイマイチな感があり。序盤の腕時計ストーリーテリング(?)の部分は結構面白かったんですが。アイデアは良いんですが後半は展開が混沌としすぎて辛かったです。あと、ダスティン・ホフマンの役割はヒドい。あれだけ手を貸していたのに最後の最後で「君が死んでこそ最高傑作の小説が完成するから、君を救うことはできない」ってアンタ(笑)。 [映画館(字幕)] 6点(2007-07-08 21:17:43) |
95. 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(2007)
基本的に時系列で話が進んでいき、マー君とオカン、そして二人を取り巻く人達の絆を徐々に描いていった連ドラ版に対して、映画版では「今」と「今に至るまでの経緯」を交互に積み上げていく構成。限られた上映時間を上手く使ったな~と思います。連ドラ鑑賞後に観たのでどうしても映画鑑賞中に比較してしまう私の悪い癖が出てしまったのですが、同じエピソードでもキャラクターの違いで似て非なるものになっていて、完成度は映画もドラマも甲乙つけがたい作品だと思いました。残念な点といえば、下にも書かれている方がいますが、オカンが上京してから、彼女が周りの人達にどんどん慕われていく経緯をもうちょっと観たかったかな。ちなみに小林薫のオトンは役作りにリアリティが有り・・・こういうオッサン、私の近くにもいそうな気がするなぁ(笑)。 [映画館(邦画)] 7点(2007-07-08 21:09:49) |
96. ALWAYS 三丁目の夕日
舞台は昭和30年代。その時代には生まれていなかった私。この映画のメインターゲットは明らかに私の父親ぐらいの世代(作品中では一平君ぐらい?)に向けてのものなのでしょう。多分、映画では「陽」の部分を全面的に描いていて、↑の世代には「古き良き」ノスタルジーを喚起させる効果があるんじゃないかなぁと思います。当然、実際はこんなほのぼのとしたエピソードだけではなく、文明に捨てられた氷屋の冷蔵庫や戦争で家族を失った宅間医師の話といった「陰」を感じさせる部分もあるにはあるのですが、そこは割りとさらりと流してしまっている印象を受けました。「あの頃は良かった・・・」と懐古するには良い映画だと思います。ただ、この作品の続編が今年末に公開されるそうですが、その時はまたちょっと違う切り口で観てみたいかな、と。 [地上波(邦画)] 7点(2007-03-18 23:18:58) |
97. プルーフ・オブ・マイ・ライフ
キャサリンにあんまり感情移入できなかった。精神に異常をきたして亡くなった父親の娘であり、父の影響を色濃く受けた数学者でもある点から、証明の件のいざこさの他にも常に様々な場面でストレスとプレッシャーに悩まされていたのは分かるんですが・・・終始ヒス気味で当たり散らしていた印象が否めません。それだけグゥイネスの演技が迫真のものだったということは分かるんですが。ただ、父親の遺した詩は良かったかな。 [DVD(字幕)] 6点(2007-03-18 22:54:08) |
98. 隣のヒットマン
《ネタバレ》 クスリと笑えるクライム+コメディムービーってとこでしょうか。主人公のテンパリ具合が面白かったです。マイケル・クラーク・ダンカンが最後撃ち殺されちゃうのはなんか勿体なかったなぁ。 [地上波(字幕)] 6点(2007-03-18 22:48:38)(良:1票) |
99. Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?(2004)
「どうしても日本版と比べながら観てアラを探しちゃうんだろうなぁ~」と思って鑑賞しましたが、なかなか良いリメイクでした。確かに日本版特有のワビサビや「ダンスを習うことの気恥ずかしさ」というものはさすがにお国柄の違いか演出することはできなかったんでしょうが、逆に日本版で物足りなかったラスト近くの「妻を同伴して先生のお別れパーティーに行く」経緯が(たとえアメリカ的、ハリウッド的と言われても)すごく良かったです。役者さんもそれぞれの元キャラの雰囲気を損ねていなかったのも好印象(ただ、スタンリー・トゥッチは竹中直人の物マネしてる?みたいなシーンがありましたが(笑))。リメイク映画も料理次第ではイケる!と思った次第です。 [地上波(吹替)] 8点(2007-03-18 22:45:31) |
100. ゆれる
う~む、これは私にとっては一度観ただけでは半分ぐらいしか理解できないような映画でした。香川照之とオダギリジョーのギラついた演技力に観ていて呑まれてしまった感じ。ストーリーを追うのに精一杯で、兄弟の感情の機微や真実については与えられた映像を観ていて「え?え?」みたいな(笑)。これはもう一度観直さなければ。とりあえず6点つけときます。 [DVD(邦画)] 6点(2007-03-18 22:35:40) |