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81.  椿三十郎(1962) 《ネタバレ》 
痛快時代劇ですね。話の粗などは承知の上で、あくまで痛快な話運びを重視して作られた物語のように感じました。あまりにもするすると流れるように話が展開するので、物足りない部分が多少感じられました。そういう意味では用心棒の方が個人的には好みです。魅力的なキャラクターやセリフがたくさん出てきますが、中でも城代家老の言葉には唸りました。証拠を掴んだうえで、三人とも隠居させて済ませるつもりだったのに・・・と。長年組織の中で生きてきた円熟した人柄でこそ出てくる言葉のように思えます。さらに若者たちの暴走は自分の人望のなさと言い切るところもまた懐の深さ。三十郎や室戸のような一匹狼型の人間がどれほど年齢を重ねても出てこない言葉のようにも思えます。
[DVD(邦画)] 6点(2015-01-09 21:41:17)
82.  南極料理人 《ネタバレ》 
登場人物のほとんどが髪ぼうぼうの小汚いおっさんたち。ですが、実際は各分野のエキスパート。その実力を見せる場面が・・・ほぼありません。地下の氷採取くらいですね。あくまでのんびりまったりと基地での暇つぶしと食事の楽しみを描いた映画です。精神的に追い詰められ、おかしくなりかけている隊員も出てきますが、あくまでライトにコメディテイストで済ませます。ずっぱり割り切ったことは英断だと思います。観測対象のオーロラが出現しても一瞥もせず一心不乱にラーメンを食べ続ける場面など、映像作家ならオーロラの場面は挿入したいものだと思いますがそこもずっぱり割り切っています。ただすこし尺が長く感じられたのは話にしまりがなかったせいのような。最後、遊園地で食べたファストフードのハンバーガーで、うまいなぁ、と漏らしたセリフが真に迫っていて笑ってしまいました。
[DVD(邦画)] 6点(2015-01-07 15:03:59)
83.  ソナチネ(1993) 《ネタバレ》 
ストーリー自体はあってないようなもの。計算や時間配分などはせず、監督の感性で作られたような映画でした。間の取り方や転調などが絶妙で、間延びしたような大人の休日シーンの長さにも関わらず飽きさせない。時々挿入される死を想起させるシーンのせいでしょうか。独特の感覚で作られた画で魅せる映画だと感じられました。 映画作りのイロハを正式に学んでいない、素人臭さを突き詰めていったのが武映画独特の味なのだと思います。
[DVD(邦画)] 6点(2014-12-31 01:30:52)
84.  カールじいさんの空飛ぶ家 《ネタバレ》 
なんとも挑戦的な映画でした。普通の物語の組み立てなら目的地に到着するまでのあれこれを描くところですが、この映画の構成は逆。比較的あっさりと目的地に到着してから物語が展開します。敵役の描き方もディズニーらしくない部分。とはいえ、それが成功しているかと言えばちょっと?で、違和感の方が大きくなってしまいました。ただしこういう挑戦的な姿勢は諸手を挙げて応援したいと思います。何よりも冒頭。エリーとの思い出に関する部分。言葉がないながら、あれほど情感豊かに物語を描けたことには脱帽です。ピクサーの実力をまざまざと実感させられました。
[地上波(吹替)] 6点(2014-12-21 01:43:37)
85.  ランボー/最後の戦場 《ネタバレ》 
1.2.3というシリーズを通じて20年来の放浪を経てようやく故郷へ戻る決心をしたランボー、という話でしょうか。無謀なボランティア集団と関わることで、どこにいたってたいして変わりはない。やらない偽善よりもやる偽善の方が少しはまし。という諦念をようやく受け入れられたようで、最後の最後でランボーは故郷へと戻ります。長いシリーズもこれで終わり(にしてほしい。間違っても続編は作らないで欲しいと願います)話自体もミニマムですが、心境の変化や現地の悲惨な様子や人々の思惑が解りやすく描かれているので飽きずに見ることが出来ました。
[地上波(吹替)] 6点(2014-11-30 01:13:22)
86.  卒業(1967) 《ネタバレ》 
この映画でもっとも印象に残っているシーンと言えば、エンディングでバスに乗っている二人の曇った表情だと思います。ガチガチに自分たちを取り巻くシステムから逃れてはみたものの、あくまでそれはシステムに対する反発や将来への不安から来る突発的な逃避に過ぎない。本人達にしてみても勢いでやってしまったことであって、将来への展望や計画などまるでない状況。強奪というドラマチックな興奮が冷め、改めて冷静になってみればなぜあんなことをしてしまったのか自問自答している、迫る現実が見え始めたという憂いの表情だと思います。個人的にはこの憂いがクレイマークレイマーの離婚問題に繋がっているようにも思えます。
[地上波(吹替)] 6点(2014-11-03 15:10:45)
87.  アバター(2009) 《ネタバレ》 
一流の料理人お手製のお子様ランチのような映画です。筋立ては単純。捻りも深みもない一本道。ただただ世界観を楽しませることがメイン。アクセントとしてちょっぴり魅力的なキャラクターが華を添えています。ただし、ここまで突き詰めて作り上げればそれはもう立派な一ジャンルとなり得ることを証明したような作品です。監督は自在に映画を作れるだけの手腕があった上で、あえて取捨選択をしてこのような形にしたのでしょう。漫画チックですが、見応えのある映画でした。
[地上波(吹替)] 6点(2014-10-13 15:30:55)
88.  かもめ食堂 《ネタバレ》 
かもめ食堂に集う女性たちの織りなす穏やかな日常を淡々と追う映画、というか環境ビデオですね。様々な偶然によって集った女性たち、それぞれが小さな問題を抱えていています。しかし互いに押しつけることなく、かといって拒絶することもなく、心地良い空気の中で日常を過ごしていく中で自然に癒されていく。疲れているときに見ると癒されます。ただトランクの中身のエピソード、突飛過ぎるファンタジー展開に興ざめしてしまいました。全般的に現実味のない話でも、まあなくはないかな、程度の落としどころで進んでいた物語が一線を踏み越えたので落とし穴に落ちたような気分です。それを差し引いても小林聡美さんの持つ自然な空気感に見ほれてしまいました。
[地上波(邦画)] 6点(2011-02-28 11:17:48)
89.  アイアンマン 《ネタバレ》 
リアリティ? 複雑な人間関係が織りなす物語の深み? どんでん返しに次ぐどんでん返し? 主人公の深い苦悩? 関係ないね。ヒーローには格好良い装着シーンと強力な敵、ピンチと必殺技がありゃいいんだという古き良きヒーロー物のお約束で作られている映画です。冒頭の洞窟で新型リアクターを作った時点で、こりゃこういう映画だ。こまけえこたぁ良いんだよという制作側の声が聞こえてきそう。ストーリーも行き当たりばったりで都合良く転がっていって深みなんかありません。行動する。都合良く次の課題が示される。行動するの繰り返しですが、その割り切りが気持ち良い。徹頭徹尾この調子で変な色気を出そうともしていないので安心して最後まで見ることが出来ました。
[地上波(吹替)] 6点(2011-02-21 14:51:44)
90.  マレーナ 《ネタバレ》 
戦争に翻弄されたマレーナという一人の女性を、少年の目から描いた映画のように感じました。様々な要素が含まれていると思いますが、やはり人間の生々しさにはちょっと目眩がしますね。未亡人になったマレーナに手を出そうとした男たちが俗に言うエリート階級の人間だけであったり(あれだけ野次っていた町の男たちは手を出せず)、娼婦に落ちてからようやく町の男たちが手を出せるようになる。最終的にはドイツ軍の軍人まで相手にするようになる。ころころと転落していった後、ドイツ軍の敗北でとうとう女たちの嫉妬が爆発してリンチを受ける。とばっちりを恐れる男たちは傍観するだけ。という転落の構図の悲しさを、性欲と愛情の区別のつかない少年の目から見ることでコメディ的に見せたのは監督の手腕だと思います。最後、リンチをした女たちが市場でマレーナに声をかけますが、娼婦に転落しただけでなく、容姿も衰え、体型も崩れた上に負傷兵である夫を抱えたマレーナが地べたに這いつくばるような立場になって初めて施しという名の受け入れを与える人間の醜悪さ。冒頭、レンズで焼き殺されたアリはマレーナの暗喩ですよね。対等ではまだ足りず、蔑まれるような立場にならなければ受け入れないという場面には嫌悪感しか残りませんでした。
[地上波(吹替)] 6点(2010-11-19 14:08:38)
91.  コントロール(2004) 《ネタバレ》 
中盤から終盤にかけての味付けさえ間違わなければ傑作になり得たかもしれない映画でした。序盤のじっくりと描かれた人間ドラマに感情移入しながら見ていて、マフィアとの追いかけっこから徐々に頭を傾げたくなって、最後、会社の人間との追いかけっこに関してはうーんという感じでした。安直な方に逃げてしまったという印象です。皆さん触れられていますが、ここのさじ加減を間違えず、頭を撃たれた被害者と絡めて罪と人、という社会的な問題提起にまで持って行ければ傑作になったかもしれません。最後の最後、博士が元妻とともに運営している施設を見る限り、人は人との出会いによりどのようにも変われる。悪い環境との巡り合わせが人を歪めるという結末と感じましたが、ちょっと弱いですね。
[地上波(吹替)] 6点(2010-11-11 01:48:25)(良:1票)
92.  ノッティングヒルの恋人 《ネタバレ》 
離れたはずが、偶然と必然によって何度も顔を合わせてしまうという腐れ縁で繋がった男女と、彼らを見守り励ます良き友人たちの映画ですね。本筋である主人公の恋愛は王道パターンでそれほど目新しい物ではありません。主人公とヒロインの成長もほとんど感じられません。最後の最後で少し勇気を出して停滞から抜け出したといった印象です。ですが脇役である友人たちは個性的で楽しく、そして理不尽な世界に暮らしながらも強く人生を生きている姿を見ているとそのような友人を持つ主人公が羨ましくなります。本筋とは離れた友人たちとの交流に対して6点を。
[地上波(吹替)] 6点(2010-09-20 00:57:59)
93.  ルームメイト(1992) 《ネタバレ》 
今となっては話の筋も少々緩く、特に中盤から終盤へかけてはだれてくるような場面も見受けられます。サスペンスとしては凡庸というしかありません。ブリジット・フォンダの身勝手さから自業自得と思わないでもない部分もあります。ですが、ジェニファー・ジェイソン・リーが真骨頂を見せ始めた憑依されたような演技の恐ろしいこと。皆さんおっしゃっていますが、髪型を同じにして姿を見せたときのぞっとする感覚は何とも言えません。完全に主役を食っています。その存在感だけでも見る価値のある映画です。
[地上波(吹替)] 6点(2010-02-09 23:27:58)
94.  雪に願うこと 《ネタバレ》 
失礼なことをいいますが、この監督は凡才だなあと思いました。それも真摯に映画と向き合って自分なりに映画作りの方式を作り上げるまでに至った努力する凡才。何もかもこぢんまりとまとまってはいるものの、特にこれといって目を惹く部分もなければ大きな欠点もない。天才的な煌めきがなく、良くも悪くも教科書通りの映画しか作れないのが凡人の限界なのかなあと。方式を用いて作られた映画なので随所で計算や作為的なものを感じてしまうのでしょう。佳作ではあっても傑作ではない。まさにこの映画がそれを体現しています。こういうタイプの映画もあるとは思いますが、好んでみたいとは思いませんでした。
[地上波(邦画)] 6点(2010-01-28 14:42:56)
95.  モンスターズ・インク 《ネタバレ》 
子供だましと子ども向けの映画はまるで違う物であることを教えてくれる力作です。何よりCGを表現方法の一手段と捉え、子ども向けの映画という制約の中で、何でも自由に表現できるその手段を最大限に生かすような脚本を練り上げたことが見事。この作品を見る直前に日本製CG映画を見ており、その作品はCGが表現の一手段ではなく、CG映像を見せることを目的にしてしまった子どもだましな映画だったので余計に悔しい思いをしました。
[地上波(吹替)] 6点(2010-01-06 13:26:27)(良:1票)
96.  アリータ:バトル・エンジェル 《ネタバレ》 
これは色々ときついですね。  あのグログロで疾走感溢れるサイバーパンクの原作を期待して見てみたのですが・・・。 どうやら原作の本ではなくOVAを元にして作った作品のようですね。 話の筋書きや流れ、人物設定がOVAそのものでした。  そのOVA自体の出来が良ければまだ救われたのでしょうが、 この作品の出来を見るとお察しの出来。 イマイチなモノを原作にしても出来るモノがイマイチなのは当然と言えば当然。  出来れば原作を元に脚本を練り上げて作って欲しかった。 その一言です。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-03-24 20:36:11)
97.  ターミネーター:ニュー・フェイト 《ネタバレ》 
5点。テレビ放映で見れば十分。 映画館で見るまでもないといった映画でした。  前半は ストーリーはT2の焼き直しで面白みがない。 しかしアクションはまあまあ派手で見ていられないほど酷くはない。 懐かしのサラもでるしね。 という感じなのですが…。  カールおじさんが出て来てからはまあ酷い。 シュワちゃんを無理矢理ねじ込んだものだから、ストーリーが完全に崩壊。 T2の続編と言いつつも、今まで積み上げてきた設定も何もあったもんじゃない。 リンダハミルトンとシュワルツェネッガーが出演しているというだけで続編を 名乗っているのか?との疑問が。  何よりも新救世主ダニの存在がイマイチ。 カリスマ性0。なぜこの女優が選ばれたのか。 グレイスの女優の方がよほど華があります。  本当にキャメロン本人が絡んでこれなのか? と疑いたくなる映画でした。
[映画館(字幕)] 5点(2019-11-17 18:35:16)
98.  X-MEN:ダーク・フェニックス 《ネタバレ》 
シリーズ最後の締めがこれなのか?という残念な印象しかない今作。  ストーリー自体はアメコミのテンプレ。 事故に巻き込まれてスーパーパワーを得た人物が、 その強大な力を制御しきれず暴走する、というもの。 もう何度この手のお話を見たことか。  しかも、今作の敵。 良く解らないポッと出の宇宙人です。 たいした背景が語られる訳でもなく、スパーパワーを得るために 主人公を付け狙うだけ。ストーリーを動かすための設定以上のものはなし。  シリーズの締めとして今エピソードがまったく機能して いないので、完全に消化不良。  ミュータントの誠意が人間に受け入れられた矢先、 ジーンが暴走して人間に危害を加え、ミュータントは完全に敵視される。 という絶望的なストーリー展開にも関わらず、エンディングでは何事も無かった かのように普段の生活を続けているミュータントたち。 どうやって人間の信頼を取り戻したのかも描かれず。  そもそもこのお話、今までのシリーズのどことも繋がっていません。 さすがに投げっぱなしすぎるのでは?  どう考えても中盤で語られる エピソードのひとつ程度の作品設定です。  マーベルスタジオのシリーズ構成の巧みさを考えると こちらはまったくナンセンスそのもの。  どう考えてもこのシリーズの締めはローガンだと思うのですが。 なぜいまとなって今作を作ったのか解りません。
[映画館(字幕)] 5点(2019-06-30 19:06:50)
99.  メアリと魔女の花 《ネタバレ》 
「人」の存在しない映画でした。  駄作というほどではないものの、ひどく薄味な物語であることは確かです。  ヒロイン(女性主人公メアリ)とヒーロー(男性主人公ピーター)の絆が まったく描けていないのが致命傷。ほぼMOBのような扱いしかされていなかった ヒーローを命がけで助ける、とヒロイックに力説されても白けるだけ。  さらに、魔法大学が物語の大半を占める舞台ですが、 あくまで物語が展開するための舞台に過ぎず、そこでどのような生活が営まれて いるかがこれまたまったく描かれていません。そこが物語の要だと思うのですが。  特に後半、大学が大騒ぎになっているにも関わらず まったく生徒の姿がないというのは? 彼らはどこに行ってしまったんでしょう。  さらにちょいちょいジブリの映画から拝借してきたような 場面が見受けられますが、これまたノスタルジックなだけで内容がない ので興ざめ。  この監督はどうも「人」を描くのが苦手なようで、 この先どうなるのか心配になるような映画でした。  正直この監督は作画に専念した方が良いような気がします。
[映画館(邦画)] 5点(2018-03-14 18:17:28)
100.  ブレードランナー 2049 《ネタバレ》 
黄砂が舞い飛ぶような独特の映像美はこの監督の持ち味でしょうか。  その反面で、思わせぶりなモノや人を出すものの、ほとんどが出オチで、 有機的に物語に絡んでこないのもこの監督の特徴のようです。  この映画に関してもそう、沢山の思わせぶりなモノや人が出てくるが、 出オチばかりで、役目はそれだけなの? 映画上でその役目を果たすためだけに 設定されたキャラクターなの? と何度肩すかしを食わせられたことか。  貧相な骨格に、無理矢理肉を貼り付けてでっち上げたような 映画全体を貫くチグハグ感がとても残念な映画でした。  最後の最後のセリフ 「(オレは)お前の何なんだ?」に習い、 この映画に「この映画は何なんだ?」 という言葉をおくります。
[映画館(字幕)] 5点(2018-01-07 14:09:24)
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