81. サンキュー・スモーキング
《ネタバレ》 面白いな~コレ。妙な元気が出てきちゃうよ。確かに吹き替えで観るべき。 1時間半というお手ごろな時間もいいですね。仕事に疲れたとき、職場の人間関係で疲れたとき、したたたか明るくなれるかんじ。 [DVD(吹替)] 7点(2007-09-13 00:20:26) |
82. プリティ・ヘレン
《ネタバレ》 くらーい気分の時に観たので、なんか明るくなれた。近所の奥さんやお姉ちゃんすごいわ。日本のおばさんもあれぐらい堂々とオバサンしてもいいと思うよ。相手を思っているからこそ、人にぶつかって行くのがカッコイイ。「デスパレートな妻たち」のリネット役の人や「SEX and the CITY」のエイダンの人が出ているのもちょっと発見でした。 [DVD(字幕)] 7点(2007-09-11 19:43:28) |
83. ボビー
《ネタバレ》 面白いですね、これ。出演している人たちも豪華だし。あまり話題に上らなかったのはなぜかしら?JFKやボビー・ケネディが生きていたらアメリカはどうなっていただろう?世界はどうなっていただろう・・?というのはよく語られますね。アメリカ人の中にしこりのように残る疑問であり叶わなかった希望のカケラなんですよね。それが良く現れています。ボビーは実写であるのも神話性を高めています。映画が終わったテロップのケネディ家のスナップまでじっくり観てしまいました。最後は説教くさい感じもしたけど観て良かったな・・と思う作品です。 [DVD(字幕)] 7点(2007-08-16 20:49:33) |
84. 善き人のためのソナタ
《ネタバレ》 東欧が舞台の映画は趣がありますね。「暗い日曜日」「第3の男」・・このあたりの雰囲気が好きな方にはお薦めです。 歯向かうものがあって、光るものがある・・というのも悲しいかな事実かもしれない。現代の日本でも同じかもしれないから。ショーウィンドーといたずら書きだらけの街並みに皮肉さも感じました。だた、2時間半の映画にしては、淡々としていて山場が欲しいなとは思いました。ちょっと、長いですね。 [DVD(字幕)] 7点(2007-08-04 01:52:59) |
85. クララ・シューマン/愛の協奏曲
《ネタバレ》 辛口コメントが多いので、どうかなーと思ったけど、そんなに悪くない。史実に忠実な伝記映画だと思う。まずはシューマンが「梅毒で死んだ」ことを、はっきりと病名は出さないのではあるが、病状をはっきり描いたことはよかったと思う。これまではやはり「聖楽・シューマン」という遠慮があったと思う。クララも40代の中年女性として等身大だと思う。天才で大スターとはいえ、シューマンとは大恋愛で結婚し8人もの子どもを次々に出産でこれだけ綺麗なら上出来です。衣装も品があってよかった。40代になって夫が精神病で、子どもが8人もいたら「手に職」があっても人生的にはどん詰まりですからね(クララ本人は「子どもは多くても4人程度で充分だ」と言っている)。それでも夫の曲を延々と弾き続けて、シューマンを「聖楽・シューマン」にしたのはシューマンの死後も続けられた、クララによる「シューマン演奏キャンペーン」の成果ですから、やはりすごい人だと思う。ブラームスも「天使のように美しい青年だった」とシューマン家のお子さん達が証言するよりは、ヤンチャな青年に描かれていますが、一生涯、クララとシューマン家のお子さん達への経済的な支援を続けていった一途さを表現しようとしたのがラストシーンなんだと思う。でもブラームスはこの映画では脇役ですね。主役はやはり、「強い40代女性のクララ」だと思う。ピアノの弾きっぷりも豪快でした。 [DVD(字幕)] 6点(2010-05-16 11:06:26) |
86. 僕はラジオ
《ネタバレ》 「障害のある人を受け入れる」ということが日本とアメリカでは大きく違うなーと感じた。日本なら「差別防止の法律と教育用冊子をつくって配布して」「障害者には手当てを出して」「福祉担当の公務員を増員」が受け入れのカタチ。アメリカでは「法律は無ければないほうがイイ」「変に手当てを出すより周囲からの善意の積み重ね」「公務員を増やすより、社会の中に居場所をつくって皆で見れば?」ということがあるべき姿なんだよね。どっちがいいかは文化・風土・歴史も関係するからジャッジはできないけど(この映画のように幸せな行方をたどるのは珍しいんだろうし)ある意味、うらやましいほど、豊かな文化だ。本当にアメリカらしい映画で、こういう映画は他の国ではありえないと思う。「ピューリタン映画」とでも呼びたくなる自主独立・自治・慈善・コミュニティと家族の物語ですね。 [DVD(吹替)] 6点(2010-05-01 23:26:59)(良:1票) |
87. エスター
《ネタバレ》 怖いよ~。。登場人物も限られているし、キャラがよく描けているので面白かったです。しかしパパも息子さんもだらしないなー。。 [DVD(字幕)] 6点(2010-04-11 00:15:49) |
88. ウルトラミラクルラブストーリー
《ネタバレ》 まず、DVDが字幕を選べるようになっていて良かった。津軽弁に馴染みがないので正直、助かりました。農薬をかけると「人(社会)に好まれる野菜」になる。社会の中で上手くいかない(たぶん、ADHDか自閉症?)の青年が農薬を浴びて「人(社会)に好まれる青年」になる。でも本来、持つ生命力を失い無機質になり心臓が止まる、でも一見すると「元気あるいは新鮮な野菜(人)」に見える。役に立つには食ってもらうしかない。ファンタジーであり現実でもあるかんじですね。松山くんは上手いですね。農協でパンフレット類をばら撒いてしまうところとか、本当に上手いと思った。 [DVD(邦画)] 6点(2010-02-21 00:04:49) |
89. 愛のむきだし
《ネタバレ》 ヨーコが聖書を一節を言うコトロ、あそこだけでも見る価値あるなぁと思う。あの部分は(古い言い方ですが・・)ROCKだね・キリスト!しかし、長いし、家族に見ているところを見られると超恥ずかしい部分も多く、4時間自宅視聴は疲れた。ちょっと気になったのがカトリックの信者を描いているのに「クリスチャン」というトコロ。私の知っているカトリックの信者さんたちは「クリスチャン」と呼ばれると真顔で「カトリックあるいは信者と呼べ」と訂正を求めてきます。「クリスチャン」ってプロテスタントの人のことなので、カトリックからすると「異教徒」だから、「クリスチャン」呼ばわりされると困るんだそうな。そういう経験が何度かあるので、台本に最初からひっかりまくって、気になりまくってしまった。細かいようだけど、主題の一つに宗教を置いたらこのあたり、正確にやって欲しかったな。 [DVD(邦画)] 6点(2010-02-12 21:51:24) |
90. レイクビュー・テラス 危険な隣人
劇場未公開作品ということですが、結構、面白かったですよ。よくあるご近所心理戦モノですが、「黒人女性と結婚した格下の白人男性」への露骨な見下し感が、これまでの人種感を覆す感じでそら恐ろしい。しかし・・この作品でも全裸になっているパトリック・ウイルソン!「オペラ座の怪人」と「アラモ」以外の作品では必ず、全裸になるのね。レイフ・ファインズを脅かす「全裸の実力派・しかも正統派白人」俳優ですね。最近はあなたが出てるといつ全部、脱ぐか気になってしまうようになってきたわ・・。自己嫌悪・・。 [DVD(吹替)] 6点(2009-11-25 20:10:20) |
91. ダウト ~あるカトリック学校で~
いやぁ、本当に演技対決すごいですね。皆様のおっしゃるとおり。私は修道院や学校の風景がとても好きです。派手で何でも大きなアメリカであるけど、必死に謙虚でいるんですよーとアピールしているような・・。綺麗なんだけど、必死に抑えている感じがピリピリとしてよかった。 [DVD(吹替)] 6点(2009-08-20 15:59:24) |
92. チルドレン・オブ・ホァンシー 遥かなる希望の道
実話の映画化ということだが、あまり肩肘はらずに見られる映画でした。ジョナサン・リス=マイヤーズが演じる普通の青年が子ども達と生きていく道を選ぶ様子が、自然でとても良かったです。 [DVD(吹替)] 6点(2009-07-25 21:21:33) |
93. ブラインドネス
《ネタバレ》 非常に宗教的というか、キリスト教の基礎知識を必要とする映画ですね。日本でも定着している「目からウロコ」という言葉の語源である「パウロの改心」が映画の基本テーマです。ローマ市民権を持ち、裕福で学歴もあるパウロが「突然・明るい光をあびて盲目となる」。そして苦しみの末、神の声を聞き、新たな人生を歩む決意をする。すると「目からウロコが落ちて」視力を回復し、まったく新たな人生を歩みだす・・というお話。途中、教会の場面でちょっと解説的な部分があるだけだし、途中、ソリッドホラー的な展開もするけど・・キリスト教の知識がないと、チンプンカンプンで未消化になってしまうと思う。しかし映像の残酷さや突き放した感じが、聖書的・キリスト教的かも。日本だともう少し、途中にホッとする場面を入れて緩和するもんね。ここまで徹底して「人間を試す」というのは「ノアの箱舟」的でもあり・・よくも悪くも徹底して聖書な映画だと思う。悪くないけど、疲れるな。 [DVD(吹替)] 6点(2009-07-04 10:23:29) |
94. マンダレイ
《ネタバレ》 人間が自ら自分を呪縛して、生活の安定を得ていることは確かだし 今みたいな「100年に一度の大不況!きゃー!」みたいな時代には なぜか「さらに呪縛を強めていく」のも確かだよね。 「私を柵で囲って!囲って!」と。 どうせ明日には「奴隷電車」に駆け込んで 「奴隷スマイル」を満面に、「奴隷仕事」に従事するのさ・・。 解っているよ・・解っているけどさ・・。 空しい・・。 [DVD(字幕)] 6点(2009-06-09 21:37:11) |
95. ハード キャンディ(2005)
いやぁ・・「気分悪く」楽しみました。パトリック・ウィルソン・・「オペラ座の怪人」での貴公子が・・ぁ・・。「ラウル様好き」のファンには刺激が強いだろうなぁ。しかしすごい俳優さんですね。「エンジェルス・オブ・アメリカ」のゲイの弁護士も良かったけど、この役も強烈。今後の作品も楽しみです。 [DVD(字幕)] 6点(2009-06-02 00:27:56) |
96. 受験のシンデレラ
え?和田秀樹がモナコ映画祭で複数受賞?と見て見ました。現代日本の階層社会への警告と言う一面と、その「階層社会を突破する方策(個人がしかける革命)としての受験」という彼のメッセージを分かりやすく映像化したとう感じでした。「金持ちや中高一貫校のやつらに負けるな」と言うセリフが全てかな?映画の出来としては「?」ですが、最後まで観れたのは「のだめ」でも熱血教師を演じた豊原功補のチカラによるところが大きいと思いました。林真理子がリッチな大学受験生ママの役で出ていますが、「こういう人いるなー」と思いました。ピッタリですね。 [DVD(邦画)] 6点(2009-05-22 08:26:52) |
97. わが教え子、ヒトラー
小ネタギャグを織り交ぜつつ、芯はしっかりと主張している映画ですね。でもこの解釈ではヒトラーはこれからも、どこかで出現するかもしれないですね。ちょっと怖いです。 [DVD(字幕)] 6点(2009-04-27 19:47:37) |
98. ブーリン家の姉妹
超豪華な「洋風大奥」でございます。ドロドロの煮込み具合も程よく上品で、後味にも気を使われていらっしゃいます。スカーレット&ナタリー姉妹の組み合わせで、このような豪華な一品を味わう機会は、そうそうないでしょう。是非、心してご賞味くださいませ。 [DVD(字幕)] 6点(2009-04-06 21:02:21) |
99. リダクテッド 真実の価値
鬱になる映画。心が痛い。どうしようもなく、怒りがこみ上げてくる。上映禁止運動が起きたのか・・日本でもネットとかでやらかしてしまいそうな馬鹿な行為だ。未来永劫それが宣伝になってしまうのに。しかし、デ・パルマの表現方法を切り拓いていく姿勢はすごい。 [DVD(字幕)] 6点(2009-03-24 08:08:44) |
100. Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼
《ネタバレ》 依存症・・なんですね。連続殺人vs女性捜査官ということで「あのシリーズ」に肌触りは似てますけど、主人公が一般人っぽく集団カウンセリングに通って、それなりに成果を実感しているところが「狂気」が薄まっているのかな。でもこのほうが、こういう人が実際にいるかもと思えて怖いと言えば、怖いんだよね。 [DVD(吹替)] 6点(2009-03-23 00:32:05)(良:1票) |