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 > ムラン さんの口コミ一覧。5ページ目
ムランさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 300
性別 男性
年齢 41歳
自己紹介  点数が低い作品に関してはかなりボロクソに書いてありますのでお読みの際はご注意を。
 私の駄文が皆様の映画ライフの助けになれば幸いです。

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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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81.  ザ・ウォーカー 《ネタバレ》 
 雰囲気的には、『荒廃したアメリカ』『銃が貴重品』『荒くれ者がのさばる』等ゲームの『フォールアウト』に近い印象を受けました(流石にミュータントは出ませんが)。  結局世界に何があったかは明確にしてませんが、話の節々から『過去の出来事』と『現状』を説明したり、先頭部分のテンポはゆっくりにすることで緩急を付けたりと演出は結構面白かったです。  『世界観の演出』『人間ドラマ』『戦闘』等、まぁ『傑作』ではありませんが全体的に作りは丁寧ですし、デンゼルファンや上記したゲームの設定が好きな方なら見て損はないと思います。  ただデンゼルワシントンが強すぎ強運過ぎて、それに対する説明も神の声的なものが『大丈夫』と言っているだけとイマイチ。  個人的にはあらゆる方法を用いて『本と本の内容』を守るために作られたサイボーグみたいな設定にした方が、『その本は戦犯物として全て処分された』とか『天の声もプログラムの一種』みたいに設定を活かせた気もします。ついでに『ムチャ強なデンゼル』の説明にもなりますし、じゃなかったらどてっ腹に弾ブチ込まれたのに生き過ぎだろ。
[DVD(吹替)] 6点(2011-03-13 09:31:06)
82.  RED/レッド(2010) 《ネタバレ》 
 一言で表現すれば『エクスペンタブル』のグレードアップ版『スーパーハリウッド大戦』。  本サイトのキャスト欄で上から6番目くらいまでに好きな俳優がいて、尚且つその方と他の豪華俳優陣の共演を見てみたい(実を言うと約一名出番がチョイ少ないですが、十分活躍はします)。もしくは『ダイハード4』『ランボー4』『まだまだあぶない刑事』みたいな『オヤジやオバサン達がいぶし銀の活躍を見せるエンタメ作品』が見てみたいと思う方なら損はないと思います、  ストーリーは・・・・まぁ・・・・小難しくするよりかは単純明快ご都合主義にして、俳優達の共演を堪能する事に集中できるようにしてくれたと考えれば及第点かな?少なくても『エクス・・・』よりは良かった。  アクションに関しては主要キャストが『平均年齢約56歳』と言うのを考慮しなくても相当頑張ってます。『スピンしてる車からスマートに降車』『ロケット弾を拳銃で迎撃』『機関銃を撃ちまくるヘレン・ミレン』等オリジナリティもまぁまぁ。  テンポもかなり良く、前述したようにアクションが派手なので所々ある突っ込み所も気にしてる暇ないのでそこは良く分かって作ってると感じました。  ただヒロインが『退役諜報部員に惚れられた一般社員』の割には戦場に対する順応性が高すぎる気がした。個人的にこういったケースでの活躍具合は『トゥルーライズ』が丁度良いと思っているので、もうちょい『巻き込まれた一般市民』感を出して欲しかった。  『アクション映画』として見れば良く言っても『佳作』レベルだが、子供の頃から見ている色んな映画に主演していた『ヒーロー』達が1つのスクリーンに集う様は感涙もの。掛け合いも多いし面白いので言うこと無し。
[映画館(字幕)] 6点(2011-02-06 02:37:16)(良:1票)
83.  グリーン・ホーネット 《ネタバレ》 
 正直ストーリーは褒められたものではない。ヒロインが(知らない内とは言え)主人公達の行動目標を決めたり、敵幹部の作戦を読んだりするが、それを可能にする理由が『犯罪学を学んだ』のみ。こんな感じで『何故そんなことを考えたりできるのか?』の原因が全て『実は俺は○○の才能がある』的なお粗末設定。  話自体も『秘密のヒーロー結成→マフィアと敵対→仲間割れ→でも仲直りで敵撃破』と二昔前の内容。敵に魅力がないのも痛い。  だがそれでも光るものは確かにある。  主人公が『大金持ちでその資金を使ってヒーロに・・・』と言う設定はバットマンに似ているが、メカニック技術・戦闘等目立つ担当は全て相棒で、肝心の彼は『一般男性の平均』的戦闘能力と『一般男性の平均以下』なお頭で足を引っ張る活躍が多め。ほかにボンドカー的ビックリマシンも出るが、正直007程凄くない。と、なんかイマイチな印象を受けるが、コレが逆にオーバーテクノロジーや超能力を使わない『庶民的ヒーロー』っぽく見え、そんな彼らが頑張る姿は非常に応援したくなる魅力がある。二人の喧嘩シーンも内容からして下らない上、大抵他の映画ではこんなシーンは暗くなるが、一方的に主人公がボコボコにされるため上手く笑いになっている。  アクションの合間にある二人の掛け合いも面白く、ヒロインも良い意味で現実的なのでその場の雰囲気に流されずグッド(笑)。  人間アクションとカーアクションのバランスは半々だが、コレは人によっては多すぎると感じるかも、個人的には良かったです。  ただ内容にギャグがかなり含まれているので、出来れば死人は本当にラスボス飲みとかにしてくれた方が良かったかな。  『『金』意外何の才能も無い主人公が、超ハイスペックな相棒と、時に喧嘩をし、時に恋をし、時に昏睡状態(笑)になりながらも一所懸命バッドマンを目指し頑張る』『ギャグ:アクション:シリアス=5:4:1』そんな映画を見たい方にはお勧め。
[映画館(字幕)] 6点(2011-01-23 18:02:10)(良:1票)
84.  トロン:レガシー 《ネタバレ》 
 デザイン、音楽、演出はかなり良し。ファミコン時代の粗いドットで描かれたキャラクターやメカ、テクノ調のサウンド等を最新技術で再現させたような、懐かしくも新しく、非常にセンスを感じた。演出はNPCの靴音とBGMをリンクさせたり、アクションシーンもこれまたレトロゲームを映画的にアレンジさせたような展開、中盤のバイクバトル時はその見事さに思わず唸りました。  主人公に変な特殊設定を入れないのも、演出と相まって『説明書を読まずいきなりゲームをクリアしなければならないプレイヤー』的な視聴者とリンクしやすい作りになっているのも○。年齢も27歳と高めだが、その事が逆に大人になり切っている説得力になり、大抵ひと悶着ありそうな父親との再会も素直に喜びその後協力関係を形成したりと結構珍しく面白かった。   構成も悪くない。ゲーム世界に行く前の序盤にそこそこ尺を設けてるので、今後の展開への期待度も高まりました・・・・・が、残念ながらその後のストーリーが期待に応えられなかった。  最初に尺を掛けたせいで後半尺が不足、途中変なAIとのイベントも入っており、さらに本筋が早足気味に。しかもそんだけ時間割いても、主要キャラはおらず主人公以外全員フェードアウトかデリート。  あと、『人間が体ごとゲーム世界に行ける』『ゲーム世界のプログラムも現実世界に行ける』等、SFと言うよりはファンタジーに近い設定も微妙。他にもプログラムがあまりに人間っぽ過ぎる。本物のゲーム内で人間みたいなキャラが出れば凄いが、それを映画(人間のキャスト使って)でやってしまうと一周してただの人間。むしろ映画的にはもっと機械的な動きにして欲しかった。  詳しく書かないが、終盤特に『?』的演出や展開が多く強引にまとめた感が強い、親父に至っては格好や能力からしてライトセイバー持ってないジェダイ。てかそんだけ強ければ隠れる必要無くない?  決して悪くないが、『もう少しココをこうすれば・・・』的な部分がチラホラある非常に惜しい作品。個人的には惜しい部分を無くすか、後30分伸ばして本編を描いていれば間違いなく傑作には入れた分類(3時間近くになってしまうが、視覚的快感が凄いのでたぶん問題無く見れる)。  ただ見に行って損は無いだろうし、ゲーム好きな方なら単純に『レトロゲームを最新CGで映画風にアレンジした』と言う部分で観に行っても良いと思います。
[映画館(字幕)] 6点(2010-12-17 18:30:05)(良:1票)
85.  劇場版TRICK トリック 霊能力者バトルロイヤル 《ネタバレ》 
 トリックは劇場版のみ視聴してます。  前2作に比べると良くも悪くも無くほぼ同レベルかな?  トリックの内容も目新しくも無かったり『馬鹿だ!』と笑えるものがほとんどですが、女の子のトリックは少し悲しく、マツケンさんの行動理念も少しだけグッと来てしまいました。  個人的には気にしなかったが、一応前2作は『超能力者は存在しない(少なくても劇中には登場していなかった)』がスタンスだったが、今作はチラッと超能力者の存在が確認でる描写があるので、ファンの中では不評の対象になるかも。  ただ残念なことに、上田さんの大活躍シーンが少なめ。ゴムゴムの能力も使わないし、ベストを尽くして窮地を脱出もしませんでした(相変わらず村民の戦闘能力は高めですが)。  総合評価。これまでの劇場版を見て面白かった人にはアリだと思います。阿部さんと仲間さんは本作の役柄が一番好きなので、下の方同様今後もシリーズ化を熱望します。   もう一つ希望を、劇中に登場する上田人形。あれSD化してストラップとして販売しないかなぁ。お腹押して『なぜベストを尽くさないのか?』とか言ってくれたら2千までなら出せます!!
[映画館(邦画)] 6点(2010-06-02 12:36:21)
86.  いばらの王 -King of Thorn- 《ネタバレ》 
原作未読で予備知識も無しで観に行ってきました。 基本的な作画はもちろん、バトルシーンの迫力やヒロインのあざとくなり過ぎず程良い可愛さ等は流石天下のサンライズ。声優さんも皆プロなのも好感持てました。 『冷凍睡眠の時間』を筆頭に裏を掛かれる展開や伏線の張り方など構成も非常に良く出来ております。 難点を挙げれば、中盤はモンスターとの戦闘がメインで、後半伏線の回収や謎の解明がものすごい早口で一気に説明してしまうので、視聴者の中には理解できずに物語が進んでしまう可能性があります。 もう一つは『幻覚攻撃』、場面展開や現実と虚像の繰り返しがある場面で頻繁に起こるので把握がし辛い。 そして何と言ってもラストのオチ。コレをやるために『メデューサの正体』が強引に設定されている気がしますが、それを差し引いても確かに面白かったです・・・・でも暗い、凹む、キツイ。 序盤とは打って変わり前向きに一人で生きていこうとするヒロインの性格の変化も『これが彼女の理想』と考えれば理解できるが、でもあなたって違うんですよね?せめて生存者がもう少し生き残ってくれればココまでへこまなかったと思うのですが。 観に行って損は無かったですが、もう一度観るかと聞かれたら遠慮します(私的にハッピーエンドではなかった(結局物語内でも病気の克服など進展が一切無い)ので)。 ネットで軽く調べた程度ですが、コミック版とは登場人物や設定の削除や変更などがあるみたいですが、大きな矛盾や無理な編集等も感じられなかったのでマイナスにはしませんでした。
[映画館(邦画)] 6点(2010-05-07 12:21:13)
87.  リベンジ・リスト 《ネタバレ》 
とある陰謀により妻を殺された主人公が相棒と敵を殺しまくるというベッタベタな復讐アクション。 目新しさこそ無いが、無難にまとまっており、2人の初老のおっさんが憎い若者共をボロ雑巾にしていくのは痛快。 ただ惜しむべきは、終盤娘が狙われているのを知っていながら護衛や監視もつけず、『ホテルに避難しろ』と言って放置するのがあまりにご都合展開と言うか主人公が馬鹿すぎて一気に冷めてしまった。結局ホテルに行く準備中教われて一人殺されるし。 そこはせめて護衛を付けていたが、敵の数が多過ぎてピンチになるとか魅せ方を考えて欲しかった。
[インターネット(吹替)] 5点(2021-12-30 21:05:13)
88.  ゴースト・エージェント/R.I.P.D. 《ネタバレ》 
MIBの幽霊版みたいな内容。 コンビのキャラクターはこっちの方が好きだが、MIBがあらゆるトラブル(お産等)を解決するのに対してこちらは悪党専門なためバラエティさに欠けている。 悪霊も見た目はともかく、攻撃にド派手な超能力を使うわけでもなく、敵味方共通のピストルを使うだけなので全体的に地味。 更にこの銃に使用されている弾が現実のものには影響をあたえないらしく、壁をえぐったり車を爆発させたり等銃撃戦でのお約束のド派手な演出が無く地味。 中盤の追いかけっここそ、そこそこ演出が頑張っていたが、ここで力尽きたのか、最終決戦はとにかく地味~な銃撃戦。 話や設定の壮大さに対して画的な演出が地味過ぎて非常にアンバランス。 上述したようにコンビの性格や生きてる人間には違う見た目に見える等光る部分こそあっただけに、もう少しお金掛けて派手な戦闘シーンにしてくれれば文句なしなのが非常に残念。
[インターネット(吹替)] 5点(2021-12-20 04:23:01)
89.  アメリカン・アサシン 《ネタバレ》 
『恋人を殺されて復讐鬼となった主人公がCIAにスカウトされ核テロリストと戦う』と言うベタな設定ながら、穏健派のイラン政府が味方になるというのは面白い設定。 ただいかんせんボーンシリーズやM.I.Pシリーズに比べるとミステリー要素が無かったり、アクションに迫力が劣ったりと、決して悪い出来ではないのだが、似た設定の大作映画に比べると見劣りしてしまう。 特に人質になったヒロインが自決することでテロリストの隙を作ったのにあっさり逃がしてしまったのは失笑もの。せめてあのシーンはラストに持っていってラスボスを倒せる要員にすべきだったと思う。
[インターネット(吹替)] 5点(2021-03-01 20:11:22)
90.  ハンターキラー 潜航せよ 《ネタバレ》 
序盤の最新鋭潜水艦による水中戦は見応えがあり、『消息不明になった味方潜水艦調査のため現地に向かう米潜水艦』と『ロシア内を偵察していた米特殊部隊がそのまま敵基地かの用心救出任務へ』と言う陸海同時に進行する展開は中々良くできていたが、後半盛り上がる陸上部隊に対して、海中の方は序盤の戦闘以降は沈没した潜水艦からの救出作戦や機雷回避しながら敵侵入等地味なシーンばかりで退屈。 終盤は潜水艦映画お約束の敵艦からの対潜攻撃を受けるが、『限界深度を超えた潜航』や『船体損傷とそれを修理すべく奮闘する船員達のドラマ』等の見せ場はなくあれよあれよと上手くいき、結局戦闘無しのまま終劇。できればラスボスが潜水艦に乗って最終決戦とか最後にヒト盛り上がりが欲しかった。 陸と海という二面展開は良いアイディアだったが、それぞれの尺が1時間ずつしかなかったためどっちも中途半端な掘り下げしかできなかったのは非常に勿体無い。
[インターネット(吹替)] 5点(2020-10-08 21:40:27)
91.  パッセンジャー(2016) 《ネタバレ》 
内容としては予告やHPのあらすじを見ればオチまで想像通りの無難な作品。 私の世代としては、『地獄先生ぬ~べ~』で、洞窟に閉じ込められたぬーべーが孤独に耐えられずに、たまたま洞窟で自殺していた白骨死体を蘇らせてしまうお話にそっくりでした。 まぁそんなわけで無難な内容なんですが、あちこちに『こうすればもっと良くなった気がするのに』と思えるシーンが多い。 例えば、真実を知ったヒロインが一度は主人公を拒絶するが最後復縁するのだが、せっかく起きた三人目の男に『彼の行いは許せないが理解は出来る』みたいな事を言わせたり等もう少し主人公を許せる要因を入れて欲しかった。 他にはプールで溺死しかけるシーンで主人公がヒロインを助けに来て、『あのまま死なせて欲しかった』的な事をでひと悶着起こしておけば、終盤の蘇生シーンと絡めて面白く出来たと思う。 最後もどうせなら、起きたクルー達を主人公達の子供(近親相姦NGにすると老人になってしまうが)達が出迎え、本作のテーマである『新しい文明』を船内でも築けていればよかったかな。 総評 詰めは甘いがそこまで酷くもない無難な作品。ゼログラやインターステラーと比べると数段落ちるが、宇宙ものに飢えている方なら観ても損は無いかも。
[映画館(吹替)] 5点(2017-03-26 00:23:26)
92.  GODZILLA ゴジラ(2014)
だーかーらーっ!! なんで毎回光線がゲロみたくなるんだよ!! いいんだよ!Xメンのサイクロップスみたくビャーーーッ!!って格好良いビーム出せよ!例に出した彼しかり、トランスフォーマーしかり洋画は飛び道具系が不遇すぎる。 ストーリーや敵怪獣の設定なども突っ込みどころ満載。ちょっと考えれば「なんで!?」と疑問がよぎる展開多すぎる。 ただ一部に関しては失敗ながらも、日本版へのリスペクトをしようとしていた努力は感じられた。ただ、その結果チグハグになっている感もあったので、できれば敵の設定なんかはそちらお得意のマーブルコミックの敵みたいな設定のほうが映えた気がする。  総評 日本ゴジラ>>パシフィックリム>>>>>今回のゴジラ>>>×55>>>ゴジラ(魚主食) お願いだから東宝さんもう一回だけでいいからゴジラ作って!!
[映画館(字幕)] 5点(2015-03-09 22:59:52)
93.  ワールド・ウォー Z 《ネタバレ》 
大金を掛けた(アウトブレイク+48日後)÷4くらいの面白さなパニックアクション。 ゾンビ化ウィルスの感染源を探しワクチンを作ろうとするお話だが・・・。 物語開始から病気は既に蔓延しており、ちょうど『タガ』が外れる所から始まるので、アウトブレイクにあった様な、脅威が広がっていく恐怖も、感染源捜索も序章のシーンを遡って行くような演出も共に無くひたすら後付けの設定を見聞き(その内容もぶつ切り且つ唐突過ぎ且つ薄っぺらい)し、その手掛かりを追って世界を飛び回るだけなのでかなり微妙。 おまけに散々捜索した結果感染源は見つけられず、代わりにゾンビから身を守る方法を発見(この理由自体は悪くない)するが、その発見方法がほぼ偶然なので病原菌捜索との関連性が薄く、実質尺の半分近く使った話を放棄してしまっている。 離れ離れになった家族の方にもゾンビに襲われる等大きな問題は無く、演出の一環である家族との絆的なモノも序盤で終了してるので正直邪魔。悪いが序盤でゾンビ化させた方が良かった気が。 ラストもしょうがないとは言え、アウトブレイクみたいな妨害も無くこじんまりと解決してしまい非常に尻すぼみで『え?終り?』と思ってしまった。 ただ津波の様に大量に押し寄せるゾンビの演出は敵といよりか自然の脅威的な強大なインパクトがありかなり良かった。 それと主人公が行く先々で色んな名も無き脇キャラと力を合わせ、時には襲われ死亡したり、時には逃げ出したり、最後まで戦ってくれたりバリエーションがあり映像的にも色どりが変わり良かった、特にラスト同行者の女兵士は実に男前。 総評 上述した欠点こそあれ、視聴意欲を失わせるほど酷くは無く、それなりに良質なテンポや序盤の逃亡シーン、ゾンビ演出等光るモノもある。 なので、出来はそこまで気にせず単純にパニック映画を見て見たいと言う方なら見て損はないと思う。
[映画館(字幕)] 5点(2013-08-10 12:43:37)
94.  プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命 《ネタバレ》 
『①:息子のために銀行強盗でお金を稼ごうとする男』と『②:その男を撃ち殺してヒーローになった男』と『③:先の二人の子供』と言う大きく3パートに分かれている。 ①に関しては以前この役者が演じた『ドライブ』に雰囲気が似ており、一番面白かった。 ②は①の主人公を撃ち殺した警官が一躍ヒーローになるも、そのポジションを利用され警察の暗部(ゆすりや窃盗、押収品の横流し等)に絶望すると同時に、逆にそれを利用し成り上がっていくダークなサクセスストーリーで、カメラワーク等細かい演出が急に悪くなった(意図かな?)が悪くはない。 ③ははっきり言って微妙。①と②の子供が知らずに仲良くなるも、真実を知り復讐に燃えると言う、何ともありきたりな内容。親と違い子供の素行は、大出世した②の主人公の方が悪くなっているが、①の子供も中途半端に悪でカブり気味、どうせならもっと真面目な感じにした方が退避が聞いて良かったと思う。 ・・・・と言った感じで、話が切り替わる度に出来がだんだん悪くなっていき、おまけに尺の長さもあって③の時点でかなりへとへとだった。 決して駄作ではないが、雰囲気や演出、尺の長さ等総合的に見ても『ドライブ』の方が良いかな?  総評 良くも悪くもなく長い作品。
[映画館(字幕)] 5点(2013-06-05 19:58:54)
95.  ドラゴンボールZ 神と神 《ネタバレ》 
 ○話: 破壊神が予知夢で見た超サイヤ人ゴットを探しに地球訪問&ベジータ接待。終盤デブのせいで御乱心、結局Z戦士と戦う事に。 ○演技: 昨今のゲームや予告で不安だったが、一番『Z』に近かった。 ○演出: 超2状態でスパークが走らない等細かい不満はあれど、作画はそれなりに金と労力は掛けられているし、戦闘も旧アニメを意識した演出があった。 ただ基本少し戦って吹っ飛ばしてまた戦って吹っ飛ばしたまに会話して・・・なのでイマイチ。 気功波ほぼ使わず、使ってもブウを瞬殺出来る達人なのに地球破壊どころか地下洞を落盤させるだけ等、戦闘力と破壊エフェクト不釣合。撃ち合いも無し。 格闘も、旧作は各攻撃の予備動作を抜くことでスピード感を出し、『プリキュア』がその手法が今でも通用するのを証明してるのに、本家でそう言った抜くべきアクションも描いてしまい結果動きがモッサリ。つーかプリの方が全然DBしてる。 ○尺: 序盤悟空があっさり倒されると終盤まで接待。なので戦闘シーンは少なく終盤悟空ベジ以外はあしらわれる程度で完敗、ゴット相手も手加減した手合わせだし上述した演出で緊迫感が無い。 ○悟空: 仲間がピンチだが静観と外道さに磨きが掛かった。 ○ベジータ: 終始破壊神のご機嫌取り接待。お料理地獄級のキャラ崩壊を起こすが、一瞬とはいえ作中唯一単独で神にダメージを与えたり一番輝いていた。 ○破壊神: 『無邪気ブウ+フリーザ+寛大+ギャグ』な性格。そして彼の場合破壊は悪行ではなく仕事なので、展開的には無難な設定。 ○超サイヤ人ゴット: 界王拳?時系列的に5が出せず、作中でも『ダサい』と言ってるのでスタッフも辛かったのだろう。一応パンの伏線だが『サイヤ人6人の力を1人に集める』とは無理くり過ぎ。『本来悪のサイヤ人に皆が力を与えると変身=元気玉の力を超3状態で吸収』とかの方が、コッチもご都合だがブウ編最後で悟空が発動失敗した必殺技の回収的ファンサービスになったのに。 ○ピラフ: こいつが問題で神が怒るかと思ったが、絡み0だし何で出した?なのに結構尺を取るのでただただ邪魔。 総評 欠点多いが『全員集合お祭り+ベジータ大活躍のOVA』と捉え直撃世代ならギリギリ見て損はない。 ただ、もう映画でやっちゃってるが、どうせお祭りやるなら『悪の気で強化復活した敵ボスと大乱戦』とかにして皆を活躍させてほしかった。
[映画館(邦画)] 5点(2013-03-30 11:45:07)
96.  アウトロー(2012) 《ネタバレ》 
 とある元狙撃兵が起こした無差別射殺事件。そのニュースを見て駆け付けた主人公のトムが、彼の弁護士と共に事件の不可解な証拠を突き止め真犯人を探す。  事件の捜査パートが思いのほか長いが出来はそこまで悪くなく、バリバリのアクションを期待していた私としては良い意味で肩透かしを食らい楽しめた・・・中盤までは。  終盤に差し掛かると無差別殺人の真相や黒幕、そして動機などが判明する(ここまでの捜査に関しては一応理には適っていたと思う)が、そのどれもこれも微妙。  中盤までの雰囲気から被害者や黒幕、そしてその他多くの人間関係が複雑に絡んだ社会風潮的なオチを期待していたがまさかの私利私欲。  被害者の殺害目的や黒幕の過去、そして主人公の人間性等あらゆるものの関係性が低く、ここにきて悪い意味での肩透かし。  敵も暗い過去や設定だけ聞くと凄そうなのだが、掘り下げが出来ておらず、敵の数も町で雇ったチンピラ含めて20人以下と少ない。なので『大悪党風の小悪党』ではなく『小悪党風の大悪党』でもなく『小悪党風の小悪党』とインパクトゼロ。  細かい所では裏切り者のミスリードが10分かそこらで終了したり、話が機械的に進み人間味が感じられなかったり(良く言えばストイック?)、折角出た設定や推理がその後に活かされない(被害者同士の関係を推理するが、それがその後の展開に絡まず、単にトムの推理力の高さをひけらかす役割しかない)等粗も目に付いた。  そもそも本作の様なドラマ+アクション+サスペンな内容はシーン一つとってもキャラの人間性や話を進展させるキーワード等色々詰め込まないといけないのに、捜査は捜査、ドラマはドラマしかしない上に上述した無駄シーンも合わさりとにかく浅い。  カーチェイスは普通だが格闘や銃撃戦は完全にM:Iシリーズに軍配。 総評  『もっこりを取り除きサスペンス要素を強めたシティハンター』を薄味にした感じ。中盤以降の失速感が半端無く、話の結末より6席横でビニールバリバリ音出してパン食ってたオバサンの方が気になってしまった。
[映画館(字幕)] 5点(2013-02-02 00:46:02)(良:2票)
97.  ハングリー・ラビット 《ネタバレ》 
『恨んでいる人間(犯罪者)を殺す代わりに組織の仕事を手伝わせる』と言うマルチ商法的手段で構成員を増やす組織と、それに巻き込まれ逃亡する主人公の話。 設定自体はそこまで悪くないが、正直活かし切れていない。 主人公が組織の手伝いを拒んだ際あの手この手で脅しをかけ、その方法も組織の全知全能的な凄さを演出しておきながら、いざ主人公がちょっとでも予定に無い行動を取り逃げだすとあっさり見失ってしまいご都合主義的に弱体化しすぎ。 上記のマルチ商法で集められた末端構成員もヨボヨボのおじいちゃんまで混じっており(しかもそいつ一人に主人公追跡をさせるからあっさり返り討ちにあった)穴あり過ぎ肥大し過ぎ(劇中で主人公も『私は人殺しが出来る様な肝っ玉は無い』と言っているように人選にも問題あり)。 上記に関しては、幹部は少数精鋭のためそこが暴走すると誰も止められなくなると言ってはいるが、そもそもそんな人間を幹部にする時点でおかしい。 終盤の逃走まではそれなりに順序立てつつ無理なく話が進むようになっているが、最後の幹部との直接対決があまりにノープラン過ぎ(切り抜けられたのは『友情』と監督のさじ加減で決まる微妙なもの)で締めがイマイチ。 光るモノこそあれど同じ位ダメな部分もあり結局中間の作品になってしまった。実におしい。
[ブルーレイ(吹替)] 5点(2012-12-29 22:09:02)(良:1票)
98.  白雪姫と鏡の女王 《ネタバレ》 
女王がエステしたり白雪姫にチクチク嫌味を言ったり、財政難な王国を立て直す為イケメン王子と結婚しようとしたり等全体的にオバサンチックになっていたのは面白かった。 所々入るギャグも悪くは無く、何より本編中で結局1人も死ななかったりそれでも納得できるよう改変されているのは中々上手だった。 ただ終盤はお約束のシリアス展開に少し残念、どうせなら白雪姫も18年間引きこもっていた結果、根暗腹黒なワガママお嬢様にして『姑と小姑の低俗対決』的ライトなノリで最後までいってくれた方が良かったかな。 あと散々女王に仕えていた大臣が何のお咎めも無かったのも不満、まぁバッタと×××されてるんだから罰は受けたと言えば受けたかな? 総評 どうせならもっとギャグに走った方が良かったと感じてしまった惜しい作品。コンセプトは悪くないんだけどなぁ。まぁ少なくてもちょっと前にやっていたスノウ○ワイトよりは面白かった。
[映画館(字幕)] 5点(2012-09-18 00:15:17)
99.  おおかみこどもの雨と雪 《ネタバレ》 
 シングルマザーとして色々気を使いながら子育てする母親と、野性児だった雪(姉、可愛い)が成長と共に人として生きていこうと頑張る姿はそれなりに描写されていた。子供二人のシンボルカラーが、心境が変化した時に入れ替わる(雪:服の色が赤→青、雨:瞳が赤色化)所と、『狼と人どちらでも立派になって欲しい』と願っておきながら、いざ息子が狼として旅立とうとすると『狼の10歳は大人かもしれないけどあなたは・・・』と口篭るシーンは良かった。  ただ『雪のクラスメイトである男子の問題が投げっ放し』『途中出てきた狼が何の関係も持たず終了』『父親の退場方法がいい加減、あっけなく死んだ的にするなら交通事故で十分』『全体的に緩急、浮沈が少ない』『傷だらけになる程の姉弟喧嘩をしておきながら、それ以降確執が生まれる等その後の展開に活かされることも無く気付けば仲直り』『主登場人物が多すぎて各人の描写が浅い』等展開のぶつ切り、中途半端、未補完な部分が結構多い。  特に雨(弟)が狼として歩んでいこうとする描写が雪に比べ唐突で雑。きっかけになった『先生』の設定も上記の狼に当てこみ、捕まったのを逃がしたお礼に自然の事を教えてもらうとかじゃ駄目だったのかな。 ただ表面的にはそれなりに整っているので、ここまでなら6点なのだが、序盤母親が病院に行くのを止め、『自然出産』の本を手にするシーンがあり、『ああ、狼が生まれてきたら大変だもんな』と思っていると、『狼が生まれてくると大変なので自然出産をする事にしました』と、所々ナレーションが入る、個人的にコレは『映像作品で絶対にやってはいけない表現』だと考えている。  そう言った事は『映像』で表現すべきで、『分かりやすくするための説明』なのかも知れないが、もうすこしボカして言えばいいのにズバリ言い過ぎ。その結果、映像から人物の感情を読み取る等と言った『感受性を使う楽しみ』が潰されている、上記の良かったシーンもそういった細かい説明が無かったからこそ良かったのに・・・・てかそこはちゃんと演出できてるのに何でそうなっちゃったの?   総評  色んな事をしようとする意気込みは感じられたが無駄なシーンが多く『トトロ』の劣化版になってしまった。個人的には本作が面白いと思ったら『ももへの手紙(点差の理由はナレーションの有無と人物描写の深さと構成がしっかり筋が通っている)』をお勧めします。
[映画館(邦画)] 5点(2012-07-22 00:28:31)(良:3票)
100.  モンスターズ/地球外生命体 《ネタバレ》 
 エイリアンの存在が猛獣の凄い版程度の認識で当り前となった世界が舞台。 パッケージで色々な著名人が絶賛していたらしいが、正直この程度の低予算映画ならそんなに珍しいアイディアではない(世の中には怪獣が出ない怪獣映画もある位だし)。逆にこの程度で感動するのであれば、それはあなた達がいかにぬるま湯な環境(資金的な意味)で映画を作っているのかと言う事をもっと理解すべきだと思う。  単純に一本の作品として見れば着眼点こそ悪くないが、その設定が映画的面白さに直結しておおらず、ただ男女二人がちょっぴり過酷な旅行をしている程度にしか感じられなかった。似たような感じの『第九地区』に比べると製作費を考慮しても大きな差を感じた。  折角主人公がカメラマンと言う設定なのだから、それこそ第九地区で時折挿入されていたドキュメント的演出を追及して『エイリアンを撮影しに来た敏腕カメラマンと社長の娘と言うコネでやってきた女アシスタント』の現地レポートみたくした方が面白かったんmんじゃないかな。 
[ブルーレイ(吹替)] 5点(2012-04-02 00:50:52)
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