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tottokoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2013
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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81.  ブルーベルベット 《ネタバレ》 
リンチお得意の変態耽美映画。でも彼の作品にしてはぐっと理解可能なレベルです。冒頭のシーンがこの作品のアイデンティティを語りつくしています。咲き誇る花々に美しい芝生、飛び交うミツバチ。しかしその足元を深く探ってゆくと得体の知れないグロテスクな蟲がうごめいている・・、つまりこういうことなのだ、この世界は。 ここでぎょっとしていてはまだまだ。のどかな原っぱには人間の耳を配置したり、変態D・ホッパーの手元には吸入マスクとベルベット生地など、リンチの奇天烈なセンスが冴え渡ります。特に屋外に突如として現われるI・ロッセリーニの退廃としか言いようがない裸体には言葉を失います。光と闇、人物もこの二択にキレイに配置されるものの、光パートであるローラや母親らもなにかズレている印象を受ける。観たあとは三日ほどざらーっとしたヤな後味が残る名作であります。
[ビデオ(字幕)] 7点(2014-02-16 00:08:17)
82.  バベットの晩餐会
わー、もの凄く暮らすことを躊躇しそうなわびしい19世紀のデンマークの寒村だ、とまず寒々しいロケーションに圧倒される。そこに生まれ、出ることなど夢想すらしない敬虔な姉妹。二人の“何事もなかった”それぞれの人生に降って沸いた二つのできごと。この二つのことが年月を経て、不思議な発酵力を見せる。こんなに何も無い場所にも人生の妙は訪れるのかあ。バベットは神様が遣わしてくれた「世俗の喜び」なのかも。質素な食事も良いけれど、美味しさで心を満たすこともそれはとても幸福なこと。 厨房でのバベットの所作が凛として、出来上がる料理も目を奪われるほどに美しい。あ、でもうずらが籠の中でぴよぴよ鳴いていたのにはひるんでしまった。私は軟弱だ。 こんなにも地味で難しいテーマを映像化した、その懐の深さと滋味溢れる味わいに脱帽しました。
[映画館(字幕)] 7点(2014-01-17 00:40:52)(良:2票)
83.  張り込み(1987)
個人的にはエミリオ・エステベスがオジサンぽくて衝撃を受けた本作なのですが、中身は“脱力コメディー”とでも申せましょうか、ゆるくて楽しいです。後半のサスペンス部も手を抜かずに作っている感じで好感度高し。余白の遊びの部分が楽しいんですよ。張り込み班二組が、相手チームにケチくさい嫌がらせを互いに仕掛けてるトコ、大好きです。
[ビデオ(字幕)] 7点(2013-11-10 00:16:01)
84.  ブルース・ブラザース
正直、ギャグシーンなんかは時代の洗礼を受けちゃって、今さら笑えるレベルではなくなってしまっているのだけど、それでもラストまでエンジンフルスロットルで突っ走る勢いの良さと、そうそうたるミュージシャン達が聴かせてくれるかっこいい音楽、まったく理不尽なまでに暴力的なレイア姫、この3点要素で7点はキープできてると思います。
[映画館(字幕)] 7点(2013-07-21 00:57:29)(良:1票)
85.  アンタッチャブル
デ・パルマなのに常識的(?)な王道をゆく作り。どうしたんだろう、いつもの“オレの趣味”な部分は。それはさておき、キャスティングがぴたりとはまって座りが良く、画も明るくクリアで大変観やすい。善人VS悪人の対立構図も極めて分かりやすく、このライトな感じは昔楽しく「刑事コロンボ」を観ていた時を思い出すような。S・コネリーが頭ひとつ抜けて良い。この人の重鎮感が、この作品を軽すぎにせずに済んでいる。次点はA・ガルシア。
[映画館(字幕)] 7点(2013-07-07 23:00:03)
86.  白と黒のナイフ
主演二人の恋愛沙汰がちょっと邪魔なんだけれど、(グレン・クローズに一目惚れする男がいるとは考え難い)事件の顛末が二転三転する法廷劇モノとしては、この作品かなり良く出来ていると思います。私は最後の最後まで真犯人は読めませんでした。
[ビデオ(字幕)] 7点(2013-06-11 00:10:52)
87.  U・ボート
潜水艦乗務を経験したければ是非この映画を。この圧迫感閉塞感息苦しさ絶望感、こんな目に合わされる映画はそう無いです。ソナー音のかん、かんという響き。敵艦の位置を感じる場面で極限状態に顔を引きつらせる乗組員、取材で同乗した記者の憔悴っぷり、諦念すら含んだ艦長の表情。自分もそこにいるかのような喉の渇き。ディーゼルエンジンが生き返った時は、ドイツ人の技術の高さに心から称賛を送りましたよ、ほんとに。非常な幕切れもあいまって、忘れがたい強烈な映画でありました。
[ビデオ(字幕)] 7点(2013-04-25 00:47:04)
88.  ドゥ・ザ・ライト・シング 《ネタバレ》 
うだるような暑さが、ストレスを加速させてゆくようなある一日。昼間から働くでもなく徒党を組んでる黒人の若者はホームレスの“市長”を蔑み、年寄りたちは韓国人の悪口を言いながら座っているだけ、店の写真に因縁をつけ、大音量のラジカセのボリュームを絞ろうともしない迷惑客。白人も黒人もアジア人も、それぞれが相手を悪く言い、建設的な意見を言う奴なんかいやしない。愚かで浅ましい略奪行為。“白人警官に殺された6人の黒人に捧ぐ”と掲げてはいたけれど、S・リーの目線は実にフラットで、「差別は許しがたいけど、俺らだってどうよ?」とぶちまけられたかのよう。自らも黒人ゆえに、逆に遠慮の無い抉りっぷりにはたまげた。
[映画館(字幕)] 7点(2013-04-04 17:29:17)
89.  ヤングガン
そもそも無法者のガンマンに殺された方はたまったもんじゃないと思うけど、反社会的存在のビリーが伝説的な人気を集める理由をエミリオ・エステベスが好演。若さ故の眩しい傲慢さと漲る生命力、意外や学識ありで恩義に対して律儀であったりと彼の人間性がとても魅力的に描かれている。ひきかえチャーリー・シーンがぱっとしないのも気にはなる。物語からいなくなるのも早い。
[地上波(字幕)] 7点(2012-10-11 00:47:08)
90.  いまを生きる
若さ故の悩みもはしゃぎっぷりもなんだか眩しいな。風景も美しいしフツーに良い映画だとは思います。ただ校長をはじめ、“無理解”な大人たちの描き方がやや類型的。あと名門進学校てのはどこも密告させるもんなんだなあ。
[ビデオ(字幕)] 7点(2012-08-14 15:26:59)
91.  ラウンド・ミッドナイト 《ネタバレ》 
作中で語られる、天才について。“毎晩創造することは、出来上がったものは美しくとも、その作業は死ぬほど苦しい”。ひとりの天才プレーヤーの孤独を、物語をあえて作ったりせず、そこにぽん、とあるだけのように描きます。彼を信奉するイラストレーターはそれこそ献身的に支えるのだけど、“天才”の孤高の領域を分かち合うことは不可能でした。家族が集まっての少女の誕生祝いの席で、全く身の置き所を感じられないデイル。そりゃそうでしょうね。アーティストと、社会に順応した幸福感というものは何光年も隔たりがあるものです。孤独を描いてはいても、朴訥と話すデイル役のD・ゴードンは悲壮感が少なく、担ぎ込まれた先の病院で医者を相手に「心のお悩み相談」と丸め込んでうまいこと出てきたり、とどこかユーモラスで素敵な人でした。時折挿まれる海岸や少女と歩くパリの道など映像も美しく、もちろんサックスの音は絹のように滑らか。滑らかすぎて若干眠たくはなりますが。
[映画館(字幕)] 7点(2012-06-03 02:00:14)
92.  薔薇の名前 《ネタバレ》 
難解なことで有名な原作に近づく気はなく、もちろんタイトルの意味もさっぱりだけど、映画が見せる世界観に圧倒された印象のある作品。陰気で暗い雰囲気が中世の暗黒っぷりをあますことなく伝えてくる。魔女にせむし男。人を拒絶するかのように石壁はひんやりと冷たくスペインの冬は荒涼として寒々しい。禁じられた蔵書庫は迷宮のようでおどろおどろしい舞台効果満点。死体も期待に応えて(?)グロい。謎解きに加えてキリスト教の宗派争いにも巻き込まれるS・コネリーが毅然としているうえに渋い。陰気パワーに負けない存在感。だけどもあの彼女、食べ物にも事欠く下層民の女があんなに肉付きの良いプロポーションなのはヘンだよなあ。我ながら「そこ?!」とは思うけど気になったので記しとく。
[映画館(字幕)] 7点(2012-05-23 00:36:25)
93.  月の輝く夜に 《ネタバレ》 
特濃な主人公二人の顔に慣れるのにちょっと時間かかったけど、それはそれとしてお話はけっこう面白い。コメディーの段取りをきちんと踏襲しているし、笑いの質がほのぼのと丸っこいのが良い。意外や上手いこといってる展開なのに、婚約不履行を相手から言われるとそれはそれでムカッときちゃう女心、いやあわかりますよ。成就するもしないも色々あれど、ちょこっと恋に落ちちゃう皆さん。まあこれは満月のせいということで。アカデミー受賞の大看板はこの作品には無い方がいいかも。そっと名画座あたりで上映されるべきテイスト。あ、シェールのくるぶしまであるロングコートがこの時代っぽくてとても懐かしかった。
[ビデオ(字幕)] 7点(2012-05-09 11:03:23)
94.  ニュー・シネマ・パラダイス
アルフレッドと幼きトトの友情に心があったまります。映画を観る幸せがあふれ出してきそうな映画館の描写も好き。点数はすべてこの前半に。どうも私は育ちが悪いせいか他人のノスタルジーに引っ張られない性質なので、おっさんが郷愁に浸っているのを見てもぴんと来ないのでした。運動会で小さい子が走ってるとすぐ泣くんですが。
[ビデオ(字幕)] 7点(2012-04-28 17:05:00)
95.  サブウェイ 《ネタバレ》 
ベッソンの感性が良い方に出た一本。ストーリーらしいストーリーは無くてほとんどセンスだけで構築した100分。この頃はまだ低予算の身(たぶん)という謙虚な姿勢もよろしい。パリの地下鉄構内を舞台にした目の付け所がさすがだなあ。広くてまるで迷宮のようで。コンクリ打ちっぱなしの無機質さに突如真っ赤な柱が配してあったり、エレベーターの扉が近未来メタル調に輝いていたり。さすがフランス。センスの厚みが違う。アジャーニ美しいです。出オチ(?)のようなゴージャスなドレス姿似合い過ぎ。そしてこんなにカジュアルの似合わない人を初めて見る。おそらく私服でもブルゾンなんか着ないんだろうな。髪をポニーテールにしたところで、ちぐはぐ感拭えず・・のイザベルでした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-04-08 01:25:48)(笑:1票)
96.  ドライビング Miss デイジー
淡々とした優しさ、さりげなさにあふれたしみじみ良い映画。年老いてから良い友人に恵まれたミス・デイジーが羨ましい。ラストシーンにはしびれました。
[地上波(吹替)] 7点(2012-03-24 01:51:06)
97.  五月のミル 《ネタバレ》 
初見の時よりも年をとって、この映画を味わい深く観ることができるようになった。我ながら驚き。母の葬儀に集まる親戚一同が見せる人間模様、くっついたりばらけたり、お約束の遺産相続でもめたりとまあ生々しい。でも人間てこんなもんでしょ、とルイ・マル監督のメガホン捌きはさくさく軽やか。折りしも共産支持の暴動が勃発、着の身着のまま逃げ出して、ケンカしてボロボロになって帰ってみれば事態は収束、私事の葬儀も無事終えてみんな帰ってゆく。根こそぎ持っていかれたガランとした邸内で、母の面影と踊るミル。空騒ぎのあとの、この余韻の残し方。緑が美しいフランスの田舎の光景と相まって、しみじみと人生を思う。やっぱり映画も本も、出合うのに一番適した年齢ってあるのだなあ。
[映画館(字幕)] 7点(2012-03-21 00:12:53)
98.  エル・スール 《ネタバレ》 
少女の着ている青いセーター。布張りのノート。それらを収めるトランク。小物ひとつひとつをとって見ても上質な、きちんとした佇まい。門へと続く木のアーチ、まっすぐ国境へ伸びる道。カモメの家。光と影に縁取られた室内は胸が締め付けられそうな切ない美しさ。この感性が南の色彩と陽光をどう捉えるのか観てみたかった。少女の瞳に何を映すのかも。語らず逝った父のためにゆるやかに家庭が崩壊するのだけど、少女を通して見ると大島弓子のような詩的な物語になるのが不思議だ。でも南の空気が必要なのはお母さんの方ではないのかな・・。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-03-20 00:07:44)
99.  ゴーストバスターズ(1984)
可愛くて楽しくて、当時は満点をつけていた。先日、テレビで観たらCGがつらかったり、笑いのテンポがちょっと違って感じてしまったりでああ賞味期限ってこの作品にもあったのか・・としんみりしてしまった。子供は面白がって観てくれた。良かった。
[映画館(字幕)] 7点(2012-01-17 13:33:19)
100.  神経衰弱ぎりぎりの女たち
ヘンな話なんだけど、パワフルな人物たちにぐいぐい惹かれてしまった。そうだよね働く女って疲れてるのよねえ、と頷きつつ、でもこんな体験は絶対ないぜという強烈なギャップ感覚が心地良い。「あの服のセンス・・ひどい」とわっと泣き出すシーンは大いに共感できた。笑った。
[ビデオ(字幕)] 7点(2012-01-14 15:20:12)
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