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トントさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2142
性別 男性
ホームページ http://urabe65.kan-be.com/
年齢 60歳

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1021.  愛は危険な香り 《ネタバレ》 
ふとワケあって、女性映画監督の作品ってどんなんだろう?と興味を持ち、とりあえずセレクトした映画。当時、まだその言葉もなかったストーカーの映画。もう女性が徹底的に生理的に嫌いな男性をこれでもかってくらい描いている。でも行き過ぎ!こんな男、いるのかね?男にも社会があるので、こういうタイプは、まず同性から叩きのめされます。そこが描かれてない(笑)。でも日本をあれだけ戦争で痛めた国だから、案外アメリカにはこの手の男もいるのかもしれんないですね。怖!また、この映画はダイアンレインが「リトルロマンス」から大人の女性へと変わろうとしてる時に撮られた映画。彼女の僕のベストは「ストリートオブファイアー」だけど、僕の知らないダイアンレインの表情が見られた。それは十何年たっての映画「運命の女」に近い。そういう映画にも出演するキャリアだってことが、この映画で分かった。
[ビデオ(字幕)] 6点(2017-03-30 23:30:27)
1022.  フランシス・ハ 《ネタバレ》 
イイ♪女の子の気持ちを大事にしてる映画。女性の相方の友情とか、オシャレなライフスタイルに憧れて一人暮らしをするものの金がないとことか、女性たちの共感を得そうですね。女性監督が創ると何故かこうはなりにくい。ここが映画の面白いとこ。ただし日本の女性監督はこういうとこ掬い取るのが上手い。(井口奈己とか。でも日本って女の子映画の秀作が多いよね。日本の方が女性の気持ちを大事にする文化なのかもしれないですね。)場所が芸術家たちの集まる街、ニューヨーク。当然、ゲイのカップルもいるかと思えば、案外とみな、女性の恋人もいたりする。等身大の芸術家の卵たちってこんな感じかもね。イイです。何度も観たくなる映画。
[DVD(字幕)] 8点(2017-03-29 00:37:52)
1023.  ダーティハリー5 《ネタバレ》 
なんか現実に疲れたときは、キャラハン刑事の無敵っぷりを見ると、スカッとしますね。でもここでの犯人は、悪趣味映画の自己嫌悪オタクだったとは・・。映画を観るのにもバランス良く、と自分を戒めしるのにもいい映画かな(失笑)。でも短い尺のなかでエピソードてんこ盛り。お腹いっぱいになります。でもこれでこの無敵キャラハン刑事シリーズもラストなんだよなぁ。この頃のアメリカ人は強かった。この後は愚痴を言いまくる不運のマクラーレン刑事に交代ですね。アメリカも徐々に変わりつつある。それにしても原題が「デッドプール」なんだね。人気アメコミヒーローの名前の意味が「死亡予測」だったとは・・。勉強になりました。
[ビデオ(字幕)] 6点(2017-03-27 00:47:07)
1024.  舞台恐怖症 《ネタバレ》 
ヒッチコックは失敗作だと言ってたけど、面白かったですよ。確かにサスペンス色は薄かったけど・・。それは、あのマレーネデートリッヒを相手に友だちを守るためにあれこれ動き回る主役のジェーンワイマンがあまりにも健康的な女優なので、ラブコメみたいな映画に感じてしまうから。クスクス笑ってしまう場面が多く、愛すべき作品だと思います。中でも女中になりすましてデートリッヒ宅にもぐりこみ、そこに恋人のスミスが来てしまうとこなんか、サスペンスというよりラブコメのそれであり、ハラハラドキドキといった感じではないですもんね。どこか三谷幸喜を思い出した。彼もこの作品からインスピレーション受けてるんじゃないかな?それにヒッチコックも楽しく創ったんじゃないかな?て感じがして、失敗作というのは、愛すべき子供をうちの子ダメなんですよ、という親心からかもしれないですね。でもヒッチコックてありとあらゆる女優を自分の映画に出して、ちゃんとヒッチコックの映画にしてしまうんだからスゴイよね。
[ビデオ(字幕)] 7点(2017-03-26 10:20:42)
1025.  ディストラクション・ベイビーズ 《ネタバレ》 
この映画の柳楽くんのオーラは、昔の織田裕二に似てるね。しかし点数高いね~。やはり現実に喘いでいる人たちにあまり関心持たないまま、現実を何食わぬ顔で泳いで行ってる人たちって問題あるよね。親がいない子どもの心象をあまり理解せず、ほったらかすってのもなぁ。柳楽くんの気持ちに寄り添う人って、一緒に住んでる弟分の人だけだもんね。そういう冷たい現実に対して、敢然と喧嘩を売る存在ってカッコいいよね。しかし、やってることはテロだからね(笑)。組んだ相手が悪かったね。昔の映画なら必ずこういう柳楽くんみたいな男に寄り添う女性がいたもんだけど(「愛と誠」みたいに・・古い!)、今の時代ってそういう女性いないのかな?なんか気持ちが殺伐としたまま、終わってしまったなぁ。でもあれだね、今の若者にこういう柳楽くんを支持する層があるってうなづけるよ。
[DVD(邦画)] 7点(2017-03-25 22:33:21)
1026.  シン・ゴジラ 《ネタバレ》 
東日本大震災、福島原発。あのコトを日本を代表する若手クリエイター集団がどのように受け止めたかが、分かった。東京がボロボロにされる無力感に涙すら出た。これは映像だったが、それほどリアルだった。これを観た官僚や政治家が、この国は色んな事案を真面目に考えられる一流国家なんだと胸をはって言ってほしいと願う。取材協力にあの3.11に体を張って事態に立ち向かっていた政治家の枝野先生の名前があることに納得感がある。
[DVD(邦画)] 8点(2017-03-23 12:28:06)
1027.  見知らぬ乗客 《ネタバレ》 
色んな映画を観てきたけど、この映画のテニスシーンの観客に混じって犯人がこちらを見ているシーンはぞっとするね。みんなラリーで顔を左右に動かしているのに、犯人のイカレボンボン息子は、じーっと主人公を見てる。おお、このヒッチコックの演出の凄さ!ヒッチコックらしさがあっちこっちに見られる良作だと思うけど、よく考えてみれば、この主人公もとんでもない人なんだよね。野心家で、政治家の娘に鞍替えしようとしてるんだから。奥さん殺されても、さして動揺してないし・・。ま、ヒッチコックは人間描写よりも、彼のイタズラ心満載の演出を楽しむおもちゃみたいな映画だからね。細かく言ってもしょうがないですし(笑)
[ビデオ(字幕)] 7点(2017-03-21 15:12:33)
1028.  世にも憂鬱なハムレットたち 《ネタバレ》 
あっはっは。これは面白い。三谷幸喜の映画みたい。まぁこちらの方が先なんだろうけど・・。寄せ集めの落ちこぼれ俳優たちが、どんどん一つにまとまっていくとこがカッコいい。段々と仲間になっていったとこで、お決まりの美味い話が舞い込んできて、さぁ悩めるハムレットの選択やいかに!演劇人なら一度はこういう芝居を創ってみたいのではないかなぁ。最後は最高の仲間たちとクリスマスを送る。人生、これぞ幸せだというオチ。ケネスブラナーってまさしくこの映画の主人公みたいな人だったんだろうね。だから強気そうなエマトンプソンとカップルになったんだと思う(私見)(でも別れたけど・・。彼は「から騒ぎ」の頃が一番脂がのってたのでは・・。)これとは別の豪華キャストで贈るケネスブラナーの本格「ハムレット」も観るぞぉ♪
[ビデオ(字幕)] 8点(2017-03-21 02:10:03)
1029.  東京兄妹 《ネタバレ》 
東京下町の人情劇である。東京にも地元民はいる。その静かな佇まいを市川準は淡々と描く。およそ華やかな都会の一面とは無縁の生活。地元に根ざした兄妹の生活に危うさはまるでない。「翔んだカップル」のような年頃の男女が一つ屋根の下で暮らす、ワクワクドキドキ感もない。地元民には性のときめきは似つかわしくない。ただ普段の生活とそこに流れる細やかな人情があるのみだ。そこにチンピラ風の男が出入りして妹に近づく。しかし地元民の重い存在感は、彼を死なせてしまう。そしてまた二人の静かな生活が戻ってくる。しかしもう以前の兄妹ではない。男を知った妹とはもう以前の生活は送れない。そして兄が家に帰るのをためらう。映画はそこで終わる。ここが市川準である。あまり深くは掘り下げない。ただ品よく映画をまとめて終わる。物足りなさはあるものの人情映画の名作だと思います。
[ビデオ(邦画)] 8点(2017-03-20 13:00:31)
1030.  東京マリーゴールド 《ネタバレ》 
味の素のほんだし40周年に創られた、映画の形をしたCMである。何の?と言われると、市川準得意の都会「東京」論というしかない。相変わらず彼独特の写真のような構図の映像で、役者に感情移入しづらい。そんな演出であるのに、市川準は女性映画を撮り続ける。元々、都会と女性映画は相性がいい。家族と切り離された一人暮らしの女性の自分を保っている仕草は、美といえる。危なかっしさと安定感のせめぎあいが美を呼ぶのだ。この映画の田中麗奈は設定では母親との同居であるが、彼女の表情は女性一人暮らしのそれである。市川準も計算してのことだと思う。話はそれといって目新しさはない。女性の勝利で映画は終わる。しかし劇中のCMはよく出来ている。案外、このCMから逆算して創られたのかもしれないですね(笑)
[ビデオ(邦画)] 6点(2017-03-20 02:47:11)
1031.  TOMORROW 明日 《ネタバレ》 
映画雑誌の編集長だけある、分かりやすくて丁寧な演出。日々の愛おしい生活が、原爆を落とされたその真下の生活圏にもあったということを丁寧に丁寧に描写する。それだけにラストの原爆雲には、絶望しかなかった。召集令状に抱き合って泣く二人の若い恋人たち。原爆の落ちたその日に生を受けた赤ちゃんとそれを祝福する人たち。そしてその前日に人生に希望を誓う結婚をする一組の若夫婦。たった一つの結婚式の出席者のエピソードだけでもこれだけ愛おしい生活に満ち満ちている。このような見えない糸で緻密に織り込まれた生活圏に、黒い穴がぽっかりと空いてしまった。原爆という新爆弾のためである。この映画の後も遺された市井の生活は続いていく。戦争とは、その生活の糸を無残にも切り散らばめる行為なのだ。政治を動かす人たちは、この事実を頭に叩き込んでほしい。
[ビデオ(邦画)] 8点(2017-03-19 23:16:26)
1032.  ファントム・オブ・パラダイス 《ネタバレ》 
文句なく面白い!これは古さを感じさせない。今、リメイクされても、ヒットするのではないか?と思うほどの面白さ。まぁベトナム戦争が背景にあるので、ラストの会場の狂ってる様は、ちょっと退いたが・・。でも音楽もキャラクターも最高にセンスある。特にジェシカハーパーの魅力は秀でている。なぜここまで無名なのか不思議なくらい。「オペラ座の怪人」も観てみたくなった。しかし何よりデパルマのセンスを勘違いしていたのではないか?と思うほどの見たことないセンスオブワールド。ファントムはもちろん、スワン、そしてビーフが捨てがたい。今までの自分のデパルマ観に疑問を感じざるをえない程だ!これはデパルマも観直さなければいけないのでは?と焦りすら感じた。なぜデパルマはこの映画のグロっぽいセンスを伸ばさなかったのかなぁ?勿体ないなぁ。キューブリックの陰に隠れていたからかなぁ。ヒッチコックの後継者としての評判が大きすぎたからかもしれない。う~ん、唸った一本だった。
[ビデオ(字幕)] 10点(2017-03-18 04:37:17)
1033.  ロッキー・ホラー・ショー 《ネタバレ》 
ニューシネマですね~。ベトナム戦争で正気に耐えられない人がはまったんでしょうね。時代が狂気を帯びると、こういう映画が連発されるのだと思います。しかしその中でスーザンサランドンの役者根性たるや、イヤハヤ。「デッドマンウォーキング」の彼女を最初に観てしまうと、その後の「ぼくの美しい人だから」とか「テルマ&ルイーズ」の彼女に驚かされるのですが、この映画を観るとうなずけます。何故、彼女がセクシーな役を多く演じていたか・・。彼女はそのギョロリとした目で、体を晒してまでも現実を逃げずに見続けてきたからこそ、歳を重ねてからの円熟味のある演技ができるのだと思います。酸いも甘いも噛み分ける人ってこういう女性のことでしょうね。さて、この後は同年代に創られた「ファントムオブパラダイス」を観るかな(笑)。気分はもうベトナム戦争!
[ビデオ(字幕)] 7点(2017-03-18 02:10:37)
1034.  ハムレット(1990) 《ネタバレ》 
ゼッフィレリのシェイクスピア劇はよく出来てるなぁ。唸ってしまうラスト。この人の「ロミオとジュリエット」も好きだが、本作もよく出来てる。オフィーリアが可哀そすぎる。この映画の後、ミレーの絵画「オフィーリア」をじっくり見てみたくなった。地方では図書館で味わうのが精一杯だが・・(泣)。それにしてもオフィーリアの父上のイアンホルムも、悲劇の渦中にあって、訳知り顔でウロウロするものは殺されてしまうのだろうか。そして、あまりにもやるせないのが、オフィーリアの兄上。妹も父上も亡くし、その復讐も利用されてしまう。本当に憎らしいなぁ、アイツ。ラスト、グレンクローズが自分の体調がおかしくなり、盃に目をやり、その瞬間に全てを理解した、あの表情はさすがオスカー女優である。シェイクスピア劇の映画化は、その重厚さからムードも大事だが、やはり言葉一つ一つに味があるので、映像美で追及するより、ゼッフィレリのように演劇色豊かな演出の方が向いている気がする。映画ファンとしては、ゼッフィレリを堪能したら、次はケネスブラナーのシェイクスピア解釈にも身を任せてみたい。
[ビデオ(字幕)] 8点(2017-03-12 22:39:05)(良:1票)
1035.  マクベス(2015) 《ネタバレ》 
原作に忠実に創られてる感じがした。女性は恐い!戦争の時代の女性は王を殺めることを旦那にけしかけたりするんだね。世が世なら、女性も変わる。こわ!それにしても本作は女性が観たら、怒るんじゃないかというセリフが何度も繰り返される。シェイクスピアって女性嫌い?(笑)言うまでもなく、この作品はシェイクスピア4大悲劇の内の1本。これらの悲劇は黒澤明などで大まかなストーリーはお馴染だが、このように正当なシェイクスピア映画を観るのは久しぶりだなぁ。やっぱり重厚感が違うよね。何年かに一本は正当なシェイクスピア映画が創られるべきだと思う。時代を超越した作品だから。ただしシェイクスピアのセリフは、やはり城内の方が聞き取りやすい。もともと戯曲なのだから、野外にいる人間が、あの調子でしゃべるのは違和感、あるなぁ。う~む。3Ⅾ時代のシェイクスピア映画はどうあるべきか?興味あるテーマだ。
[DVD(字幕)] 7点(2017-03-12 15:35:33)
1036.  スーサイド・スクワッド 《ネタバレ》 
面白い!ワルにはワルのルールみたいのがあり、そこを踏まえてキャラクター描写が実に活き活きしてて良い。アメリカの娯楽映画は、こういう人物描写も手を抜かないから面白い。要するに内容はエリート共がワルを集めて特殊部隊をつくろうとしたが、その内一人が人間じゃなく魔女だったために、予測不可能な行動に出て、結局その尻拭いをワルどもにやらせるという、よくある話といえばよくある話なのだが、この手の話はワルの間で仲間意識が出てきて、最高のチームプレーを展開して、ラストを決めるというお決まりのパターンに、観ている方はニンマリとしてしまうのだ。漫画では「ワイルド7」が有名だよね。映画でもこの手の話は多いよね。戦争映画とか西部劇とかに多い。チームプレーではないけど、ブルースウィリスの「ダイ・ハード」もこういうクチ。ワルの中にセクシーな女の子が混じっているのが時代性なんだろうね。最近、アメコミヒーロー物が正義とは何かとか難しいテーマにまで迫っているので、この手の分かりやすい話は歓迎だ。(因みにワルにはワルを持って制すなんて話もあるのだよ。その傑作古典が「ニューヨーク1997」)あと内容を詰め込みすぎのキライがあるが、SNS上で予告動画が頻繁に出回ってたので、予習をしてた分、話についていけたのが、これまた新しい映画の可能性も感じられる。まぁ予習しないとダメな娯楽というのも、なんだかなぁという気もするけどね・・(失笑)。それにしても、映像が夜の場面が多く、銃撃戦が目がチカチカして、老眼気味の小生にはちょっと辛い・・(笑)。
[DVD(字幕)] 8点(2017-03-11 23:16:09)(良:1票)
1037.  ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ 《ネタバレ》 
ヘドウィグの歌が心につきささるのも、自分が異質であった哀しさをストレートに歌うからだろう。アダムとイブの話は、イブが善悪を知るリンゴを食べたことで始まる。リンゴを食べる前に異質なものになってしまったヘドウィグは、もはやエデンの園ではないこの世で、何度裏切られても、愛を信じ続ける存在になっていくのだろう。
[ビデオ(字幕)] 8点(2017-03-05 20:24:03)
1038.  ブルックリン 《ネタバレ》 
肩に力を入れない、普通のラブストーリーを、時代考証をよくして、格調高く創ると、なんか新鮮に映る。小津さんとか昔の邦画にも多い話だよね。普通、映画って日常にお目にかかれない人物を描くことが多くて、男が故郷に戻ってからも女つくって、何もかも失うなんて話は多いけど、こんな健康的な話も映画になるんだね。新鮮でした。
[DVD(字幕)] 7点(2017-02-27 07:24:15)
1039.  ロスト・バケーション 《ネタバレ》 
今、B級映画作家として、楽しみなこの監督。現代的小道具をうまく使って、面白い作品を連発するよね。短い上映時間で映画の面白さを上手に演出する。水着の美人姉ちゃんの奮闘という設定も嬉しい。
[DVD(字幕)] 7点(2017-02-26 16:57:09)
1040.  クリーピー 偽りの隣人 《ネタバレ》 
オープニングで「あぁ黒沢清なんだ」と気づく。映画を観終わって、その後味をどう整理したもんかと考えていると、「あ、そうか。この映画、黒沢清だった」と思い出して、納得感を覚えて、映画から日常に戻る。それ程までにこの映画は、黒沢清を知らずに見ると、トラウマになりそうな毒を含んでいる。昔はこの手の映画が多かった。「羊たちの沈黙」なんかまさにそうだ。日常生活にサイコパスが潜んでいる、というテーマ。だけど今はスマホの時代だ。こういう感触の映画、忘れてた。だもんで、逆に新鮮だった。しかし疲れた。最後の竹内結子の本当の嗚咽かと思えるような迫真の泣き声で、一気に日常生活の感触を思い出し、涙が出た。竹内結子がはまり役。こう言っちゃ気の毒だが、香川照之もはまり役。本当にぞっとするような映画だった。でも完成度は高い。映画ファンとしては、この日本映画のレベルの高さは嬉しいのだが、正直先行きの見えない時代に、このような不安な映画はあまり観たくない気もする。
[DVD(邦画)] 7点(2017-02-25 18:53:11)
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