1121. プレーンズ2/ファイアー&レスキュー
《ネタバレ》 「カーズ」を飛行機に置き換えただけという感じで、ストーリーは月並みでした。ただまぁ、レースの世界でチャンピオンになったからといって、他の分野では素人同然なわけですから、横柄になっちゃだめよ、みたいな、謙虚さが必要ですよ、どんな時でも学ぶ精神を持とうね、というようなメッセージは良いですね。子供向けとしては。消化作業のCGも見もの。 [ブルーレイ(吹替)] 5点(2015-01-30 23:25:06) |
1122. 万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-
《ネタバレ》 超越的な推理能力を発揮する鑑定士。こういうのは、金田一とかコナンくんみてるみたいな感じでそれなりに面白いのですが、これだけの能力を持った人が、なぜあんな簡単なテクニックにひっかかってしまうんだろう?という疑問が残る。一方が2つ選んでもう一方がそのうち1つ選んで次はそれを逆でやってって、あんなまどろっこしい選択の仕方してる時点で気づかないとダメよね。そんで、あの方法を繰り返しやってたら能力が麻痺してしまうというのもいまいち説得力に乏しい気もする。終盤の、実はモナリザの絵はこれが本物なのよ、とか、あの子はあのフランス人に騙されていたんだ、とか、そういう二転三転は面白かったです。 [ブルーレイ(邦画)] 6点(2015-01-29 00:06:16) |
1123. アイ・フランケンシュタイン
《ネタバレ》 まずまずといったところでしょうか。フランケンシュタインを主人公に、天使と悪魔、人間の世界を絡めてくるこの世界観は面白い。最初のほうではアダムはただ孤独な男という感じだったけど、一人の女性と出会い最終的にはヒーローに。とてもわかりやすいストーリーだし、娯楽作品としてはそれなりに楽しめる。いつもは脇役が多いアーロン・エッカートだけど、存在感を常に放ついい役者さんだと思ってました。いや~さすがですね。もう少し、ロマンス要素があっても良かったかも。 [DVD(字幕)] 6点(2015-01-28 20:21:06) |
1124. ザ・ヘラクレス
《ネタバレ》 それなりに楽しめはしましたが、いつくか文句も言いたくなる出来栄えであるのも事実でして。 たとえばCGの出来がね、他の史劇大作のクオリティと比較すると、かなり低レベルなんですよね。 まぁ予算がないんだろうなとは思うんですけど、そのへんは少々目をつぶる必要があります。 それから主人公の彼。肉体美は素晴らしいものがありますが、顔がね、 なんかアホみたいな面してるんですよ。あんまり格好良くないのよね。 それがまたなんだかB級っぽさを強めているような気もするしね。 それからアクションシーンなんですけど、どのアクションも 普通に撮った画と、それをスローモーションにするっていうのを 交互に展開してアクションシーンにするっていうやり方だけで、あんまり独創性を感じないのよね。 スローモーションの多用や鎖の振り回しとかは、もしかして3D映像として撮影しているのを 意識してのことなのかな?それがかえって映像的につまんなくしちゃってるのだとしたら残念。 とまぁ酷評ばかりになりましたが、レニーハーリンは好きな監督なので 彼への応援の意味も込めて5つ星をつけたいと思います。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2015-01-27 21:42:51) |
1125. オープン・グレイヴ-感染-
《ネタバレ》 記憶喪失になった6人、屋敷の周りは死体だらけ、という大風呂敷で、「この話、ちゃんと転結できるのかなぁ?」と思い観ていたのですが、きちんとつじつま合わせて最後にまとめあげるシナリオに素直に関心いたしました。しかも、中盤まで主人公の男性がこの惨状をもたらした犯人であるようにもっていきながら、終盤で実は医者でみんなを救おうとしていたという展開も良くできたどんでんだなとこれまた関心。そんでラスト、また忘れても思い出すためにと彼女が書いたメモは忘れられ、最初の光景と同じことが始まるという結末も巧い。全体のシナリオ運びが実に秀逸。悪く言えばそれだけで、何度も楽しめる内容ではありませんが、SF要素のあるミステリーが好きな人にはオススメです。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-01-25 23:20:16) |
1126. ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
《ネタバレ》 ヴィジュアル的にはほんと素晴らしいと思います。それぞれの惑星の風景と対比、乗り物や異星人たちの造形など、きめ細やかに美しく作られております。重厚なスペースオペラを見ているだけでもそれなりに楽しい。ストーリーとしては、もともとの原作のファンの人とか、ある程度知識のある人のほうがより楽しめるでしょう。というか、なんの予備知識もないとよくわからないところもあります。4人のお尋ね者は一癖も二癖もあるやつらだけど、みんな共通してるのは親をなくし孤独であるなどの暗い過去。初めこそお金儲けのためでしたが、結果的にはそれが彼らをつなぎ合わせたのでしょうね。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-01-24 22:29:48) |
1127. LUCY ルーシー
《ネタバレ》 見終わった感想としては、「壮大なフリをした空っぽの映画」という感じでしょうか。覚えたての哲学的な言葉を言いまくってる幼児のような感じです。でも、その薄っぺらさがリュック・ベッソンの持ち味なのかもしれません。CGによって描かれる、細胞内に行き渡る化学物質の描写から、超常的な能力を披露する描写、カーアクションなど実にポップでノリが良いです。それを楽しむ、それだけが見どころ。内容的には最後まで違和感があって、それはやっぱり、脳機能が通常以上に使われたからといって、なんで超能力者みたいなことになるのよ、ていう疑問。脳自体はただの物質でしかないのだから、100パーセント使われたとしてもそうはならんやろ、て。不老不死になるようなステージに進化する人類を描きたいのなら、もっと説得力のあるシチュエーションを用意してほしかった。でも、そんなことはそもそも興味ないのかも。とにかく強い女を描きたいだけなのかも。リュック・ベッソンですから。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2015-01-22 22:46:17) |
1128. 鑑定士と顔のない依頼人
《ネタバレ》 「ニューシネマパラダイス」「海の上のピアニスト」の監督さんですからね。ほっこりするような、そういうラブストーリーなんだと思ってみたわけですよ。それがあのラストですよ、もうびっくり。オールドマンが、部屋に絵を飾ろうとして目の前の光景に驚きガタンガタン!って落としちゃうシーン。自分まであの顔になっちゃいました。なんてこったい。可哀想すぎるやん。いや、確かに、このおっちゃんは姑息な手で高価な絵画を収集していたわけですから、それに対する報いはあってしかるべきなのかもしれませんが、にしても悲しすぎる。日本で言えば、童貞の二次元オタがひょんなことから三次元女性にお近づきになったけど、最後には裏切られて廃人にって感じでしょ。んでまた老人だからネクストチャンスもないでしょうし。脳内で、楽しかった時の記憶をリピートして余生を過ごすだけなんでしょうか。映像的には重厚かつ流麗で素晴らしいです。でも、みんなグルで騙してただなんて、人間不信になっちゃいそう。あぁ悲劇。 [DVD(字幕)] 7点(2015-01-22 20:54:54) |
1129. TOKYO TRIBE
《ネタバレ》 とんでもなくアホでくだらない映画です。そのアホくだらなさを気に入り楽しめるか楽しめないか、乗れるか乗れないかで評価は大きく分かれそう。ラップミュージカルというこれまでにないスタイルを作り上げていることは良いのですが、結局のところ、ストーリーはほぼないに等しい。ラップは自分たちが何者であるかを語るだけのものです。その内容のなさに呆れ果てながら見ていましたが、後半の抗争が本格化するところからはさらにアホらしさが加速。その一連のシーンはそれなりに笑わせてもらいました。他の不満としては、竹内力の演技だけはどうにもやりすぎ。ラップが上手い人と、ものすごく下手な人の差が激しい等々。逆に良かったのは、メラやブッパによる拳銃&機関銃使用シーン、若い時の吉瀬美智子を彷彿とさせる清野菜名さんがおっぱい丸出しになってたこと、巨大カッターでミンチにされるしょこたん、時計仕掛けのオレンジ風の謎の部屋やスラム街のセットの出来栄え。窪塚くんの相変わらずの怪演等々。 [ブルーレイ(邦画)] 5点(2015-01-21 20:33:05) |
1130. サファリ
《ネタバレ》 最近流行りのPOV映画。本作は舞台がサファリパークという、 これまでにないものでしたが、やっていることは他のPOV映画と全く同じ。 一人、また一人と死んでいく。パッケージを見ると、猛獣たちと 戦ったり逃げたりで死んでいくように思いますが、実際にはただの自滅。 崖から飛び降り損なったり、銃を誤って自分に向けて暴発させたり、 自暴自棄になったり、別れ別れになったりして勝手に死んでいくのです。 序盤のハイエナのシーンなどはそれなりに良かったけど、 後半の夜中のシーンとかはごまかしがきついですね。 しかしまぁ、どんなピンチの時であろうと、どんなに悲惨な時であろうと、 みんなしてしっかりカメラを回し続けて撮影してる状況がある意味笑えます。 [DVD(字幕)] 4点(2015-01-21 16:30:45) |
1131. かぐや姫の物語
《ネタバレ》 すごく良かったですね~。ラストなんて、うるっときちゃいました。「竹取物語」をアニメ化すると聞いたときは、なんで今頃?とか、長編に出来るの?なんて思ったものですが、アメリカのアカデミー賞にもノミネートされましたし、文化発信の役割を見事に果たしてますね。そして竹取物語を、一人の女性のラブストーリーとして、見事なまでに脚色してある。竹取物語は俗世の愚かさみたいなものを描いた話と感じてたけど、本作は5人の男たちが宝物を探してくるエピソードとか、なんか微笑ましいというか笑えるんですよね。全体的に嫌味がないというのかな、ラストのかぐや姫のセリフを見ても、人は愚かで困った生き物だけど、それも含めて総じて人は素晴らしいのよ、みたいな、そういう賛歌を感じました。姫が疾走するシーンもタッチが変わって印象的。音楽も素晴らしかった。傑作と言ってもいい出来です。 [DVD(邦画)] 8点(2015-01-20 23:19:05) |
1132. オールド・ボーイ(2013)
《ネタバレ》 やはり元々お話がよく出来てますからね。変に撮らなきゃ面白い作品になる。オリジナルのやつはだいぶ前に鑑賞しましたがほとんど覚えておらず、まっさらな状態で本作を観れたのでとても楽しめました。見所はいつくかあります。ジョーが黒人に行っていた拷問シーンとか、ジョーの無双っぷりとか。特に長回しで無数の男たちと戦うシーンは圧巻です。そしてそして、エリザベス・オルセンのまぐわうシーン。彼女の裸が出てくるなんて予想もしていなかったので驚きでした。さて、あのラスト。最後だけはオリジナルから変更してるとのことですが、また自分から監禁に入るなんて、それはどうかしらと思いますねぇ。 [DVD(字幕)] 7点(2015-01-19 20:52:55) |
1133. 複製された男
《ネタバレ》 自分と全く同じ容姿の男を発見。その男性に会いに行く、、、という、オカルト的なね、ドッペンゲンガーみたいな、そういう話は好きなので興味深く見ていたのですが、そういう類のお話なのかなと見ているとちょっと面食らいますよね。なに!?あの蜘蛛はなんなの!?って。しかし冷静に考えてみると、実は同一人物なんですね、あれ。ブルーベリーとか、つながりの暗示がありましたし。んで、嫁さんが蜘蛛になったということは、実在してるのはアンソニーのほうで、アダムのほうが妄想といいますか、潜在意識なんだろうなと。蜘蛛はなんの比喩なのかな?まぁ、いい意味ではないですよね。だからそう考えると、この映画は妄想の人格からスタートしてる、つまり逆転して始まってるのというのが斬新で面白いですね。 [DVD(字幕)] 6点(2015-01-16 23:54:31) |
1134. エスケイプ・フロム・トゥモロー
《ネタバレ》 さぁこれからディズニーランドに行こうって時に、クビを言い渡されるわけですからね。そりゃあディズニーどころじゃないですよ、内心。ああいう全てが幸福の夢の国として作られた世界にいると、自分の落ち込んでる気持ちがより一層増幅されて、妄想に逃げ込みたくなる、その気持ちはよくわかる。映像もモノクロで、デヴィッド・リンチ的な世界観に近いものもある。わざわざテーマパークでゲリラ撮影したという、その勇気も買いたい。ただ、アイデアはいいけどもっと面白く出来たのでは?と思う。もっとグロテスクでも、もっと悪夢的でも、もっとエロティックでも、もっと不条理感あってもよかったと思う。どの要素もそこそこという感じで物足りない。 [DVD(字幕)] 5点(2015-01-16 21:50:40) |
1135. 悪夢ちゃん The 夢ovie
《ネタバレ》 完全に、テレビドラマのファン向けの作品ですね。 要するに一見さんお断り。自分はドラマのやつ見たことなかったんで、 このシュールすぎる世界観についていけませんでした。 もう全くの理解不能。誰のために作ってるのかよくわからない。 子供向けにしては、崖から飛び降りて殺されるだの 本上まなみさんが暴行されるだの父親が刺されるだのと 不愉快なシーンの連続。 楽しめる人は前述したドラのファンと北川景子のファンぐらいか。 [DVD(邦画)] 3点(2015-01-16 20:15:40)(良:1票) |
1136. バトルフロント
《ネタバレ》 スタローンが脚本を手掛てけるってことで、いや~さすがだなと思いましたね。スタローンて、すごく人情味のある脚本書きますからね。本作もそのへんが個人的にはぐっときました。ステイサム、めっちゃ強くてしかも紳士ですやん。腹立たしい家族にいちゃもんつけられても、こっちから謝ってかつパーティーに呼ぶだなんて。なんて器大きいんでしょう。自分には無理です(笑)。フランコたちなど悪役がね、ほんとに根っからの悪っていうわけでもなく、ちゃんと家族たちを気にかけてたりなんかしてね。そんで意図せずことが大きくなって、そして誘拐までしちゃう、あの展開も人情ドラマって感じでいいですね。単なる勧善懲悪のアクションより、よっぽど面白く感じる。ある程度お約束の展開なので、安心して観れます。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-01-15 23:15:05) |
1137. パラノーマル・アクティビティ/呪いの印
《ネタバレ》 シリーズも5作目となるとさすがにマンネリ化してきます。いつくか、VFXを使ったシーンも出てくるのですが、それが怖さにつながっているというわけでもありません。ただ、それなりに飽きさせないように工夫を懲らそう、という意気込みは伝わります。舞台がヒスパニック系ファミリーであったり、前作とのつながり、そしてまた一作目のあの彼女が最後に出てくるなど、それなりの新鮮さと驚きも加味されている。最初につながって、これでシリーズ完結ということになるのかな? [ブルーレイ(字幕)] 5点(2015-01-14 21:43:39)(良:1票) |
1138. 一枚のハガキ
《ネタバレ》 他の方も言われている通り、舞台を見ているような感じの作品でしたね。良くも悪くも、とても素直で直球な作りでした。それはすなわち、戦争がもたらす悲しさ、悲惨さ。その一点。新藤監督の最後の作品となりましたが、彼が映画で伝えたかったものは終始一貫してましたね。翻弄される人たち、特に友子さんにとっては実に痛ましいストーリーとなってるんだけど、でも単に悲しいだけの映画ではなく、ところどころ笑える、ある意味ではコメディのような仕立てにもなってるわけです。それはたぶん、戦争という過酷な経験に比べればそれ以外のことはたいしたことないんだよ、とか、あらゆる生き様において人間はとても愛らしい生き物だよ、とか、生きてさえいれば、必ずいいことあるんだよ、とか、そういうポジティブなメッセージを伝えたかったんだなと思います。友子さん役を演じるには、大竹しのぶではおばちゃんすぎるのでは?という気もするけど、なかなか若い人でこの役を出来る人はいなかったのかも。なんにせよ、新藤さんの遺作として、希望を感じられる結末であったのはとても感慨深いです。 [地上波(邦画)] 7点(2015-01-14 00:24:22) |
1139. 超高速!参勤交代
《ネタバレ》 タイトルを見てもわかるように、いわば現代風の時代劇なんですよね。ベタな展開を抑えつつも、若い人たちにも楽しくわかりやすく時代劇を楽しんでもらいたい、ていう意図が伝わってくる。それでいて、画作りはしっかりしてるんですよね。江戸時代の風景がしっかりと再現されていたと思います。ただ、それほど笑えるってほどでもなかったし、福島から東京まで歩いていくってかなりの距離だと思うけど、その大変さもいまいち伝わってこなかったなって思う。深キョンはいい女に育ちましたね。なかなか魅力出てて良かったと思います。 [DVD(邦画)] 6点(2015-01-11 23:54:25) |
1140. フライト・ゲーム
《ネタバレ》 犯人は主役の保安官だと勝手に決めつける電話先のおっさんとマスコミ、爆弾があるという理由も聞かず高度を落としたら狙撃するという戦闘機。そのへんの強引さ無理矢理さはちょっと気になりましたが、全体的には凄く面白かった。本当に誰が犯人かわからず、また、誰しもが犯人である可能性のある演出で最後まで引き付けられましたね。だけど、隣に座ってた女性とかクルーとか、犯人だったら嫌だな~って人はちゃんと犯人ではなかったので、見終わって嫌な感じにならない。その点は安心しました。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-01-10 23:17:38) |