1121. 邪神拳
《ネタバレ》 もっともっと、しょぼ~い映画かと思っていました。 女性も含めて、登場する人達には戦える人が多いので、脇役好きの僕としてはこういうノリは大好きです。 カンフーアクション+銃撃戦のバランスもかなり良かったです。 「王女」と「月魔」の戦いでは、伝説の剣や爆発する矢など多彩なウェポンを使ってくれるのも嬉しいですね。 つっこみどころがたくさんあるのも、こういった映画の個性かもしれません。 「月魔」のヴィジュアルがいまいち。 「ひげの女神」って何だ。 女刑事やめんのかい。 図書館の女性は結局どうなったかわからん。 スピード感出すために早送りすんのかい。 などなど。 探せばいくらでも出てくる突込みどころ満載のB級ホラーアクション。 変に爽快で、変にエロティックで、変にグロい。 たまにはこんな映画も良いもんですね。 [DVD(字幕)] 7点(2012-05-25 12:14:52) |
1122. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地黎明
クンフーを楽しむのだ。クンフーを。 え?話がとびとびになっている? んなこたぁない。なんとなく雰囲気でわかるはずだ。 そんなことはどうでも良いから、クンフーを楽しむのだ、クンフーを。 えぇ?登場人物たちが何したいのかよくわからない? わかる必要なんてない!クンフーを楽しめ。クンフーを。 突然出てきた道場破りは誰だって? んなこたぁ知らん。あいつはクンフーが出来るから良いんだよ。 クンフーを楽しめ、クンフーを。 えぇ?フーってWHO? ええい、くだらん。 いいか、クンフーを楽しめ、クンフーを。 [DVD(字幕)] 7点(2012-05-23 04:19:52)(笑:1票) |
1123. ロビン・フッド(1991・ケビン・レイノルズ監督作品)
《ネタバレ》 愉快。痛快。爽快。 ロビン・フッドのことを何も知らないので、冒険活劇として、娯楽映画として純粋に楽しみました。 アクションばかりではなく、人物同士の小洒落のきいたやりとりも見所だと思います。 これ、昔見たことがあって、てっきりウィルが裏切るような記憶があったのですが、裏切りませんでした。しかも、とってつけたような異母兄弟という設定。 と、いうことで、味方が善人ばかりなので、緊張感はあまりないですが、その分安心して見られます。 最後の馬乗りがなければ、家族で楽しく鑑賞できると思うのですが。 「ねえ、ねえ。あれ何やってるのー。」 と聞かれてしまうかどうかは、一か八かの賭けですね。 [DVD(字幕)] 7点(2012-05-18 13:19:31) |
1124. プロジェクト・イーグル
ジャッキー映画のアクションは、たとえ序盤であっても、ひとつひとつのシーンに全力を投じて出し惜しみしない姿勢が好きです。 こちらも前半のカーチェイスからかなりのクオリティのアクションを楽しめます。 そのアクションのレベルの高さにおごることなく、ストーリや音楽、演出は軽めのコメディタッチなので、気楽に、楽しく鑑賞できるのがまた良いですね。 登場シーンではそれぞれ個性のあった女性3人組みが、ストーリーが進むに連れてだんだん個性がなくなっていったのはちょっと残念。みんな似たりよったりになっちゃいましたね。エイダとエルザはもうちょっとしっかり者キャラでいっても良かったんじゃないかな。 [DVD(字幕)] 7点(2012-05-18 12:05:17)(良:1票) |
1125. ペット・セメタリー(1989)
《ネタバレ》 小学生~中学生くらいの頃に、父がやたらとホラー映画ばかりを借りてきて、しきりと僕らと一緒に見ようとしました。気が小さい自分にとってはほとんど虐待に近かった・・・ ただあんまり見すぎて、少し耐性がついてきて、割りとホラー映画が平気になってきた頃、父が借りてきたのがこのビデオ。 あまりの衝撃に数日落ち込みました。 今まで見てきたホラー映画とは一線を画していました。 一番衝撃的だったのは、子供がトラックにはねられる瞬間。 一回目は寸前で助けられたのですが、そのときに「この子はいずれ、トラックにはねられてしまうのでは。」という予感がはしりました。結果、二回目でその予感の通りになったわけですが・・・ ペットセメタリーで、人を生き返らせることだけは今だに共感できません。確か、外見は自分の家族ですが、中に宿る魂は悪霊かなんかでしたよね? つまり、器が同じなだけで中身はもはや自分の愛する家族ではないのに、その選択をしてしまうのはどうなのだろうと、ずっと考えていました。 それからしばらくして、「世にも奇妙な物語」で、この映画がまるパクリされていました。それもショックでした。 稲垣吾郎が主演で、愛する彼女を生き返らせるも、違う魂が宿って襲われていました。 なんか、嫌な気分にさせられました。 [ビデオ(字幕)] 7点(2012-05-15 23:22:21) |
1126. ミラーズ・クロッシング
《ネタバレ》 腕っぷしが強いわけでもなければ、殺し屋でもない。競馬が弱くて借金もかさんでいる。しかしずば抜けた頭の良さと、その人柄で、敵・味方双方から一目置かれているという変わったヒーロー像の主人公トム。 そのトムですが、一見何を考えているのかわかりません。 ですが、彼の行動にはある優先順位がはっきり存在していて、実は終始一貫しているのがわかります。 漫画のワンピースに例えるならば、彼はまさに「火拳のエース」のような存在。「トムとレオ」は、「エースと白ひげ」の関係にそっくりです。 トムの目的はただ一つ。「レオを守ること。」 そのためには他はどうなってもいいんです。 ・・・のはずだったんですが、彼のそのキャラにぶれが・・・ それがヴァーナの存在。彼女の存在は、彼にとって唯一目的意識をぶれさせてしまうものでした。 土壇場で、彼は「レオを守る」という本来の目的から逸れる行動をとってしまいます。 それが、「ミラーズ・クロッシング」でヴァーナの弟バーニーを逃がしてしまうという愚行です。 オープニングの映像も、このミラーズ・クロッシングでした。 当然彼はこの行為によって窮地に立たされていくわけです。 ってな感じで、冷静かつ頭がばりばりきれる主人公のトムがかなりかっこ良いのに、ちょっと私情をはさむだけで途端に窮地に立たされてしまう展開が見事で、かなり見入ってしまいました。 頭脳戦やかけひきをメインとしたマフィアものですので、そういったものが好きな人にはかなり楽しめると思います。 [DVD(字幕)] 7点(2012-05-15 10:46:53)(良:1票) |
1127. ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 死霊創世紀
《ネタバレ》 ゾンビ映画に求めるものは人それぞれ違うと思いますが、僕の場合は何と言っても「サバイバル感」。更に、たてこもってくれちゃったりしたら、それはそれはもう最高のシチュエーションです。 この映画では、ラストでゾンビと生き残っている人間との立場が逆転します。 このラストも大好きなんです。 生きている人間と、ゾンビの境界線があいまいになってゆく感触。 また。唯一小屋で生き残っていたクーパーは、バーバラから銃で撃ち殺されちゃいます。生きている人間が、ゾンビと等価値になった瞬間ですね。 [DVD(字幕)] 7点(2012-05-13 00:30:03) |
1128. ホワイトファング
《ネタバレ》 ディズニー映画って本当に大好きです。毎度ハッピーエンドを文字通りお約束してくれるので、いつも観終わった後ハッピーな気分になれます。 この映画も例にもれず、とても美しく仕上がっております。 前半は過酷な大自然からスタートします。親切なおじさんが狼の犠牲になってしまったり、ホワイトファングのお母さんもそのとき死んでしまったりと、厳しい生存競争の現場を映し出しています。 ですので、中盤以降はサクセス、サクセスでハッピーかもしれませんが、前半の出来事を忘れてはいけないなと、今レビューを書きながら思いました。 風景の映像が息を呑むほど美しいところもディズニー映画の醍醐味ですね。真っ白な雪景色の中を進むシーン、大自然の湖にボートを漕ぎ出すシーン、見るたびにふわぁーってなります。 もちろんこの映画の一番の見所は、ホワイトファングとジャックの友情です。ジャックが熊に襲われるのを助けたり(けっこうハラハラします。ってゆーか、この撮影すごいですね。)、逆にジャックがホワイトファングを助けだして看病したりして、ゆっくりと二人の絆が出来上がります。 もう本当にべたべたなストーリーですが、そのべったべたなストーリーを心の底から楽しめる映画です。 [DVD(字幕)] 7点(2012-05-12 04:55:17) |
1129. どろろ
《ネタバレ》 CMで赤い髪の妖怪が暴れているのを見て、無条件で見たいと思っていた映画です。 そいつさえ見られれば、ストーリーなんてどうでも良かった。 ところが、意外とストーリーがちゃんとあるし、次から次に妖怪が出てくるので、個人的にはとても楽しく鑑賞しました。ただ後半になるにつれて盛りさがっちゃったのは残念です。特にラスボスはちょっと・・・ 小さい頃に仮面ライダーやウルトラマン、ゴレンジャーなんかを、ストーリーそっちのけで戦闘シーンだけを楽しんでいた人たちには、ある種のノスタルジーを感じさせてくれる映画かもしれないです。 ただし、ドラマの「オレンジデイズ」なんかで、妻夫木さんや柴崎コウさんのファンになっちゃった方には、この映画では二人の良さは完全に殺されているので注意が必要です。 [DVD(邦画)] 7点(2012-05-10 16:07:34) |
1130. シザーハンズ
「バックトゥーザフューチャー」と同じくらい、複数回見ている作品です。なぜなら当時、確か家族がばらばらで借りてきたり(ほんとになぜだ?)、テレビでも放映されていたからです。 1回目。ホラー映画と思い込んで家族と一緒に見ました。(当時父が借りてくる映画はホラーとSFとアクションばかりだったので、ハサミの手が出てきた瞬間そう思って・・・)途中でホラー映画でないことに気づきました。 2回目。不自然な点に多少つっこみ&イライラしながら見ました。「まだ手はできていないから、代わりにはさみを・・・」って。そっちのほうが作るの大変そうなんですけど。え?今まで誰も屋敷に入ったことがないの?そんなばかな・・・ 3回目。不自然な箇所は了承済みなので、もう単純にストーリーと演技を楽しみます。 すると意外なことに、3回目くらいが一番この映画が面白い。 4回目以降。もう無心で見ます。理屈ではありません。登山家が、そこに山があるから山に登るように、そこで「シザーハンズ」が流れているから、つい最後まで観ちゃうだけです。そしてやはり面白い。 僕は、同じ映画を2度見ようとはほとんど思いません。よほど1回目の鑑賞で面白いと思わなければ。ですが、この映画は「つい見てしまう。」数少ない映画の1つです。つまり、この映画は人を惹きつける不思議な魅力にあふれています。 [DVD(字幕)] 7点(2012-05-10 09:13:05)(笑:1票) (良:1票) |
1131. 悪魔のいけにえ3/レザーフェイス逆襲
いやー。面白いです。 大好きなんです。こういうまったりした狂気。 だめですか? 1は見たことないですけど、2よりかは断然良かったです。 [DVD(字幕)] 7点(2012-05-01 02:38:12) |
1132. ミッドナイト・ラン
漫画のワンピースは巷での評価が非常に高いです。その理由のひとつが、「ただのおちゃらけ冒険活劇ではなく、感動もあるから。」 この映画も近いものを感じます。 マフィアやFBIもふくめ、極端な悪人もいなければ極端な善人もいません。薄いグレーの人達が、四者四様で会計士マデューカスを奪い合うから面白い。みんなそれぞれ真剣なんですけど、のんびりした音楽、天然で出し抜かれあう人達の競演なので、全然緊迫したムードにならない。でもテンポが良く、人物同士の掛け合いが面白いので飽きさせない。そこへ、別れた奥さんと娘登場。そして、要所要所でのウォルシュの過去の独白。これがふわっとした物語をきゅっと締めていて、ただのコメディでは終わらせていないところがすばらしいです。 [DVD(字幕)] 7点(2012-04-29 13:30:34)(良:1票) |
1133. DOOR
《ネタバレ》 奥さんのほうが怖えーよ。 まったく躊躇なし。 終わってみれば奥さんはかすり傷ひとつでほぼ完勝。 男が一番怖かったのは、一番最初。 エレベーターで降りるのかと思いきや、再びドアの前まで戻り、無表情でドアを蹴りだしたシーン。今の時代、何かの拍子にこうなるくらいストレス抱えている人たくさんいると思います。 後半はちょっと日常離れしすぎて、現実感なかったのですが、序盤は日常生活に起こっても不思議ではないことばかりなので、精神的な恐怖感が伝わってきました。 男がドアを蹴っているときに、近くの部屋のおばあちゃんがその様子をのぞき見てはいましたが、関わろうとはしなかったところにも何となく空恐ろしさを感じます。 [DVD(字幕)] 7点(2012-04-28 05:08:34)(良:1票) |
1134. マイ・レフトフット
実話ものは結構好きなんですが、この映画はそこまで入りこめませんでした。 原因は、きっと話が飛び飛びになっているうえ、説明が足りないから。 見ている人の想像力に任せているのか、それとも原作を読み前提を知っているうえでの鑑賞を要求しているからなのかはわかりません。 少なくとも、初見の人誰が見ても大丈夫なようには作られていない不親切さはあります。 よって、行動や動機に共感できない部分があるかもしれませんが、本当の意味での心のバリアフリーと家族愛を実感できる貴重な映画ではあります。 [DVD(字幕)] 7点(2012-04-26 16:04:02) |
1135. サイクロンZ
全編を通してスピード感のあるアクションが最高に心地よいです。 ジャッキーの恋人役のメイ(ポーリン・ヤン)がとてもかわいいです。 ジャッキーの恋人役って「メイ」って名前が多いですね。 コメディ要素も十分に盛り込まれていますが、一番笑ったのは裁判です。 裁判官が愛について語りだします。 「法律で愛を裁くことはできない。愛に判決を下せるのは君だけだ。君が裁判官だ。」 裁判官、何言ってんのー [DVD(字幕)] 7点(2012-04-25 11:36:27) |
1136. ウィロー
《ネタバレ》 「ロード・オブ・ザ・リング」より好きかもしれない。 わりと早いテンポでさくさく進んでいく感じも良いし、クリーチャーがわりと出てくるので、RPG好きな人には楽しめる良作。 確かに、予言の子が結局何も活躍しないまま終わる展開ではありますが、予言の子をきっかけに、本来ならば協力するはずのない人同士が力を合わせることになり、結果女王を滅ぼすことになったわけですから、やはり予言の子によって女王は滅ぼされたと言えなくもないです。 まあ、最後のおばちゃん同士の肉弾戦はどうかと思いますけど。 ウィローも含め、魔法使いのみなさん、もっと魔法使えよ。 [DVD(字幕)] 7点(2012-04-24 11:03:45) |
1137. 異人たちとの夏
ものすごい良い映画に出会えたと思ったのに~。 フランスのコース料理食べている途中で、何故か突然ラーメン食わされたような気分です。 [DVD(字幕)] 7点(2012-04-21 02:16:17) |
1138. イーストウィックの魔女たち
《ネタバレ》 退屈極まりない前半の40分を我慢すれば、中盤以降はひたすら楽しめます。 悪魔はやたらと説得力のあること言っていますね。 言っていることがもっともすぎて、なんか肩入れしちゃいます。 まあスーキー(ミシェル・ファイファー)にしたことはやりすぎだと思いますが。 でもあまり真剣に見ずに、肩の力を抜いて気楽に鑑賞するのが良いのではないでしょうか。 あくまで娯楽作品ですから。 [DVD(字幕)] 7点(2012-04-16 04:30:24) |
1139. ニア・ダーク/月夜の出来事
《ネタバレ》 ホラーというよりは切ない人間ドラマとして楽しめます。 吸血鬼ものはたくさんありますが、吸血鬼目線の映画は少ないので貴重です。 警察に囲まれたモーテルから脱出するシーンでは、いつの間にか吸血鬼たちを応援していました。 人間をハントするときは情け容赦ないのに、仲間同士では何気ない思いやりがあります。良い人ではないが悪い人でもない、白ではないが黒でもない、このグレーの感覚が何ともいえないですね。 [DVD(字幕)] 7点(2012-04-15 20:59:53) |
1140. インナースペース
《ネタバレ》 良い意味で適度なテンポ、適度なコメディ、適度なSFで、2時間飽きることなく楽しませてもらいました。 一応コメディだと思いますが、実は人が撃たれて死んじゃっていたり、体内でチップ使ってもとの姿に戻させようとしたり、意外とシビアな内容が見え隠れしています。 特に、胃のシーンは迫力ありましたね。 まるで地獄のよう。 どこに視点を置くかで楽しさが変わるタイプの映画です。 ダイの大冒険のポップや、ワンピースのウソップのように、頼りないキャラがどんどん成長していって、周りから認められ頼りにされるのがたまらないという人にはおススメの映画です。 最初っから強い主人公では味わえない爽快感がここにあります。 [DVD(字幕)] 7点(2012-04-15 03:53:47)(良:2票) |