1141. はつ恋(2000)
かなり期待外れでした。田中麗奈のボソボソ大根演技はもちろん、真田広之扮する母の初恋の相手も、年齢と経験から来るであろう年季や雰囲気がまったく伴っていない(つまり、「母の初恋の相手」になっていない)。大体、対面の初期段階からほいほいあんな馬鹿娘の相手をまともにしている時点で駄目です。終盤の15分の持ち直しがなかったら、救いようのない内容になっていたでしょう。 [地上波(邦画)] 4点(2004-05-10 03:37:17) |
1142. コールド マウンテン
ニコールにはこんなまともな役は似合いません。序盤のラブロマンスも、大事なところを端折りすぎです。なので、なんで必死になってジュード・ロウが戻ろうとするのかということについて、説得力がありません。道中の過程も、都合の良い登場人物が次から次に現れては消えるだけで、必然性がありません。などといろいろ文句をつけながらも何だかんだいって印象が良いのは、どってことない野山を無限の空間に変えてしまうジョン・シールの魔術カメラワークと、ニコールの単純一直線演技すら目立たなくしてしまうガブリエル・ヤーレの格調高い音楽のおかげでしょう。やはり、この2人は恐るべしです。 [映画館(字幕)] 6点(2004-05-09 23:43:44) |
1143. 60セカンズ
窃盗開始に至る過程の説明が実に安易でいい加減。窃盗団のメンバーに個性がまったくないのも致命的。颯爽と動き回るニコラス・ケイジというのも、あまり合っていない。 3点(2004-05-07 23:48:24) |
1144. ハッピー・フライト(2003)
「スチュワーデス物語」というスチュワーデスドラマの金字塔を知っている日本人に、このレベルのものを見せてはいけません。というか、グウィネスは何を考えてこんなものに出演したのだろうか。 2点(2004-05-07 20:58:25) |
1145. 少林サッカー
最初に見たときは「あー下らない」で終わっていたのですが、2回目に見たときは「ここまで下らなさを徹底しているのは逆に凄い」と思うに至りました。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2004-04-17 23:42:55) |
1146. ディボース・ショウ
ストーリーはまあまあだったのですが、肝心の2人の内心描写がほとんどなくて、駒のように動かされているだけという感じなので、見終わった後の残留感に欠けます。クルーニーの人格設定が前半と後半で全然違うのも気になります。 5点(2004-04-11 23:40:08) |
1147. トゥー・ウィークス・ノーティス
《ネタバレ》 せっかく面白い話なのに、とにかく編集が雑というか、重心の置き方が誤っていて、すごくテンポが悪くなっています。最初の、ヒューがサンドラに無理難題を言いつけるところは、あんなとんとん拍子に進むのではなく、もっと丁寧に描出すべきです。それを飛ばしてすぐサンドラが辞職決意→でも、やっぱり迷っている、という段階に行ってしまい、そこから後に重心が置かれているので、最初から2人がラブラブに見えてしまい、ラストの感動が大きく削がれています。 5点(2004-04-04 19:50:21) |
1148. 隣のヒットマン
笑える場面が全然ないし、テンポも悪くて、趣旨不明な作品です。 2点(2004-04-01 03:22:15) |
1149. パール・ハーバー
事前の覚悟(?)が異様に大きかったので、意外に途中までは何とか見ることができたが、終盤1時間はまったく何の意味もないし、しかもどさくさに紛れて高らかに侵略行為の讃美。やっぱり駄目じゃん。ヒロインのアホさと頭の悪さも論外です。 0点(2004-03-29 00:52:27)(良:1票) |
1150. 恋愛適齢期
良心的なラブコメディで破綻もなく安心して見られますが、演出が未熟な部分やありがちな部分や自分に酔っている部分が何ヶ所か見られたのが残念です。 [映画館(字幕)] 5点(2004-03-28 04:08:06) |
1151. レスリー・ニールセンの2001年宇宙への旅
とにかくギャグの部分がつまらなくて、どうしようもない。コメディ映画は大真面目にやっているからこそ面白いのだが、この作品では誰も真面目にやっていない。 2点(2004-03-18 04:08:00) |
1152. トータル・フィアーズ
サスペンスとしても退屈で眠くなるし、そもそも、緊迫感という言葉とはおよそ無縁であるベン・アフレックを主演にしてはいけない。 3点(2004-03-13 23:51:33) |
1153. たそがれ清兵衛
《ネタバレ》 一番良いところは、出陣前に、内心のさまざまな葛藤を押し隠して、黙々と的確に身支度を手伝う朋江の姿。そして、勇ましさや晴れやかさのかけらもない、まるで妖鬼と闘っているような討伐の描写(終わった後に主人公が精神的に消耗するのがよく伝わってくる)。この30分間を味わうために、それまでの地味な展開は辛抱しましょう。それと余計なナレーションも。 [DVD(邦画)] 6点(2004-03-06 03:41:34) |
1154. ラットレース
アホすぎて良い。ところどころ、演出がしつこかったかな。ローワン・アトキンソンは、普通に画面に登場するだけで笑えるのだから、あえてイタリア人などにする必要はなかったでしょう。 5点(2004-03-02 00:02:32) |
1155. ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還
良くも悪くも予想どおり。ただ、結局フロドが最後までまるで成長しないのには、びっくりしてしまった。あのキャラクターは何のために出てきたんだろうか?それと、前作で印象に残っていたレゴラスとエオウィンの登場が減っていたのが残念だった。 6点(2004-02-29 20:46:48) |
1156. 偶然の恋人
いい話なのに、脚本の工夫のなさとベン・アフレックの大根ぶりがすべてを壊しています。 5点(2004-02-27 03:45:26) |
1157. シービスケット
《ネタバレ》 最初の方の背景説明は、後と全然つながってないので、あれならば不要でした。また、本編に入ってからも、勝ち上がって人々に希望を与えたのがメインなのか、その後の負傷からの立ち上がりがメインなのか、主題がはっきりしていません(そもそも、何で人々があの馬に熱狂したのかの説明もなされていません)。とはいうものの、競走シーンの迫力と、全体的な映像の美しさは十分で、なぜか見終わった後にはそれなりに印象に残る作品にはなっていました。 [映画館(字幕)] 5点(2004-02-15 23:03:41) |
1158. ニューオーリンズ・トライアル
《ネタバレ》 渋い見せ所多数の、大人向け高級サスペンスです。ハイテク機器の駆使や侵入・脅迫の場面など、分かりやすい盛り上がりもありますが、それ以上に、いろんな登場人物の間で展開される心理戦の迫力が良いです。ハックマンとホフマンの演技は共に絶好調で、各々それぞれのキャリアにおいて優に代表的一角を占めるべきレベルのものに達していますが(トイレの対決シーンはまさに白眉)、その2人を向こうに回して、敵か味方か分からない謎の男女を的確に表現し、大物2人にも負けない迫力で火花を散らしてみせたキューザックとレイチェルも素晴らしい。 [映画館(字幕)] 8点(2004-02-15 22:52:28) |
1159. ラブ・アクチュアリー
《ネタバレ》 これほどまでに作品全体が輝かしいほどの幸せビームを発している映画は、今まで見たことがありません。「愛とはどこにでもあるものだ」というテーマに正面から挑み、しかもそれをここまで自然に具現化してしまったというのは実に素晴らしい。よく見ると、必ずしも全員がハッピーエンドではないのですが、脳天気な人とか、単純明快に決断した人は意外とうまくいっていて、1人でくよくよと悩んでいる人はうまくいっていないというのが面白いです。しかし、この映画で一番素晴らしいのは、うまくいった人に対してもそうでない人に対しても、全員を暖かく優しい視点で包んでいるという点です。だから、これだけ多数の登場人物がいても全員に対して愛着を感じることができるし、見終わったときには自然な形でポシティブな感情がわき上がってきます。 [映画館(字幕)] 10点(2004-02-08 21:05:09)(良:1票) |
1160. ウェディング・プランナー
どこを切ってもベタベタなのですが、こういうのはそれでいいのです。しかし、相手役の男が全然格好良くないのは、何とかならなかったのか? 5点(2004-02-01 23:40:05) |