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キリコさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 982
性別 女性

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101.  博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
これはキューブリックの傑作シニカル、ブラックコメディ。60年代当時、米ソの核開発競争が有り、62年にはソ連がキューバにミサイルを配備、アメリカは海上封鎖で対抗という、核戦争勃発寸前のいわゆるキューバ危機があった。(この裏話が13デイズ)核の恐怖は今よりもっと深刻だっただろう。それをあえてコメディにして見せたセンスが素晴らしい。皆さんが言われるようにP・セラーズの怪演、化けっぷりにはすっかりだまされた。3役でもすごいことだが実は彼は当初4役を打診されたらしい。でも断って完成後作品を見てそれを後悔したという。私も4役是非見たかった、残念!
9点(2003-06-08 11:41:04)
102.  ジョニーは戦場へ行った
公開当時一度見たきりだがあまりに衝撃が強くて忘れられない。へちょちょさんが言われてるようにD・トランボは素晴らしい脚本家で、追放の辛い時代他にも変名で「手錠のままの脱獄」を同じく追放された人と書いている(彼を使ったのはS・クレイマー)。ジョニー・・は彼が書き、監督した唯一の作品。(この後、パピヨンなどを書いている)恋人もいた若くて美しいジョニーは戦場で砲撃にあい、手足もない、顔面も吹き飛ばされたまさに生きる屍になった。何の意思表示も出来ず生きているのが奇跡な位で誰も彼に意識があるとは思わなかった。彼は珍しい症例として実験的に生かされることになる。ただ心臓の動いている肉塊のようなジョニーでも光やその暖かさを感じられる。彼の言葉で観客だけは彼の心を知ることが出来る。彼は自分の頭をベッドに打ち付けてモールス信号のように通信することを思いつく。「サーカスで見せ物にしろ」という意味をようやく看護婦に気づいてもらえるが無視され、絶望した彼は今度は「死なせてくれ」と信号を送り続ける・・映画は最後まで彼がそれを訴えるところで終わる。このラストがすごい衝撃だった。戦争で傷ついた青年、生と死、尊厳死・・単なる反戦映画ではない、もっと重いものを投げかけてくる。生きていれば未来もあった青年なのに人生を奪われ、こんな状態で死にたいと思っても自ら死を選ぶことも出来ない。実験動物のように生かされる彼の絶望と残酷さに言葉がない。この時66才だった脚本家が失った人生もまた言葉にならぬほど悔しかったことだろう。順調な人生ならもっとたくさんの素晴らしい映画が出来ていただろうに、、<追記>【anemone】様、おっしゃるように最後の言葉は「SOS..Help me.. SOS...」だったように思います。ジョニーにとってのSOSは「もう生きていたくない、殺してくれ」ということだったと思います。
9点(2003-06-05 21:53:28)(良:3票)
103.  パピヨン(1973)
もう30年も前になるのですねぇ・・でもかなり鮮明な記憶があり、それだけ強烈なインパクトがあったのですね。パピヨンとドガの友情、脱獄への不屈の精神、劇悪な環境に耐えて生きぬき、最後の死ぬかもしれない賭けにも等しい脱獄をよくぞやってのけたと思う。海原で漂いながら自由をかみしめるラストも忘れられない。パピヨンのテーマ音楽も美しく哀切。脚本がダルトン・トランボだから、パピヨンがドガの名前を言わずに耐えた友情がことさら印象深い。もう一度みたい、、というので久々に再見。あんな劣悪な独房で生き抜くという一心で耐える描写がすさまじい。同じ彼の脱走ものでも大脱走とは異質で、偏執的なまでに「懲りない」脱走劇をマックイーンが鬼気迫る演技で見せ圧巻。人間がここまで強く生きることができるのかと信じられない思いがする。
9点(2003-06-03 22:00:08)(良:3票)
104.  レインマン
この映画はダスティンとトムの演技の素晴らしさに尽きる。ほとんど二人芝居状態だがダスティンはもちろん、トムがそれに負けずとピカピカ光ってるのが印象的。スターのオーラを感じる。利己的な理由から強引に兄を連れ出したチャーリーが、自分の記憶の薄いところを話す兄に初めて事情を知って心を通わせるシーン、ラストでチャーリーは兄を理解し駅で見送るシーン、弟は最初とは全く気持ちが変わって万感の思いでいるのに、兄は状況も理解できないので弟の顔を見ることもしない。弟の気持ちが分かるので、なおさら自閉症の人と関わることの難しさを感じて泣けた。
9点(2003-06-01 16:10:11)
105.  俺たちに明日はない
この実話の裏話というようなドキュメンタリーを見たら、ボニーは詩の好きな普通の女の子だったのに、クライドというワルに引き込まれてしまった、と親の話があった。悪事をはたらいてそれが新聞やらマスコミに取り上げられるにつれ、自分たちが英雄であるかのごとき錯覚をして、いい気になって続けているうちに追いつめられて無惨な最後を遂げる。このシーンはすさまじく傑出のラストシーンです。フェイ・ダナウェイはどうやってこの撃たれるシーンを演じたのかと、奇跡を見る思いがします。
9点(2003-05-31 17:45:17)
106.  駅馬車(1939)
久しぶりに再見して一気に評価が変わりましたので、全面的に書き直して評価アップします。疾走する駅馬車と襲撃するインディアンの迫力、スピード感、スリルは文句なしに素晴らしい。御者台から馬を伝って乗り移るスタントはもちろん、つんのめる馬から転げ落ちるインディアンのすさまじさもすごい。これがすべて実写の体を張ったアクションだからなおさら。これ以外に乗り合わせた人たちの人物像やエピソードがとてもうまく描かれている。酔いどれ医師はここぞという時に何度も存在感を発揮する。お尋ね者のリンゴと商売女とさげすまれる女、社会のはみ出し者がみなの危機を救う爽快さ。保安官も最後に粋な人情を発揮する。 アクションだけじゃなくこうした人間ドラマが描く深さもある。インディアン悪者扱いは別としてフォード監督はやっぱり上手い。
9点(2003-05-31 17:08:33)(良:1票)
107.  セント・オブ・ウーマン/夢の香り
感動するいい作品です。アル・パチーノは盲目の偏屈退役軍人をいつもながらのうまさで見せ、クリス・オドネルは清潔で優等生の高校生をぴったりの雰囲気で演じた。ラスト パチーノが高校に乗り込んで、クリスのために大演説をぶつがその話に感動した。盲目のパチーノが無謀にな車の運転をするシーン、見事にダンスをするシーンなど他にも印象的な場面は多い。
9点(2003-05-26 12:07:40)
108.  スティング
脚本も役者も音楽も演出も、みーんないいです。こんな大がかりな詐欺を計画して、最後の最後までマフィアだけじゃなく、観客まで引っかけられるけど、これがすごく痛快!元締めのP・ニューマンがかっこいい。R・レッドフォードが若い、美しい。ラストのどんでん、意外性では屈指のできです。
9点(2003-05-25 20:06:00)
109.  マルサの女
伊丹監督作品では一番好き。脱税のテクニック、宮本信子演ずるキャラ、脱税する山崎努との駆け引き、マルサの一斉捜査に向けての緊張感などなどどれをとっても良くできている。愛人のマンションに踏み込む大地康男がドアを閉めようとされて、靴を入れ「奥さん、これ工事用で鉄が落ちても大丈夫なの」(というような)セリフは笑った。音楽もよくこの映画にフィットしてて雰囲気がより一層盛り上がる。脱税、特別捜査税務官の仕事について、おもしろく分かりやすく見せてアピールした功績も大きいかも。
9点(2003-05-23 18:01:10)
110.  ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ
いつもうまいけど、ここのE・ワトソンには圧倒された。姉も音楽家としての才能があったのに、妹のジャクリーヌがチェリストとして成功し姉は平凡な主婦となる。若くして名声と天才指揮者D・バレンボイムとの結婚と、幸せの絶頂なのに多忙やストレスに疲れ、平凡な姉の生活が羨ましい。ついには姉の夫とのセックスまで要求し、なんと姉は彼女の為にそれを夫に頼む。凡人にはちょっと理解しがたい世界です。しかし28才という若さで難病に冒され、演奏家としての活動は終わる。チェロの重厚な響きは彼女の辛い思いを訴えるごとく心に響いた。ジャクリーヌが最高といわれるエルガーのチェロ協奏曲は、彼女のコンサートシーンに使われている。チェロの演奏に感激してCD買って聞いてます。
9点(2003-05-23 16:11:17)
111.  8月のメモワール
これ、大好きです。ケビンは役得もあってとてもいい。I・ウッドや女の子の子供達が、戦争で心から傷ついた父から「人生で大切なこと:争わない、戦わない」を教えてもらい、自分たちの日常(けんか、差別など)からそれを理解し学んでいく。父の教えを最後に作文にして読むその文章は、私にはチャップリンの独裁者の演説に並ぶ名文で感動した。他にも名文句があって、ビデオは永久保存版になっている。アメリカでは弱腰だと多分受けなかったのではないか。かつてのアメリカンヒューマニズムを思わせる、近年のアメリカ映画では希有の作り方がされている。
9点(2003-05-20 22:10:37)(良:1票)
112.  オズの魔法使
この年、39年ってB・フレミングはこれと「風と共に去りぬ」の2本が公開されてる。すごいことです!いずれも映画史上名作とたたえられてる作品ですから。J・ガーランドはこの時16才、小柄で可愛くて歌がうまかったので主役に抜擢された。映像技術もカラー作品が作られた最初の頃だと思えば、その鮮やかさに驚かされる。特撮も当時の技術を駆使して、めいっぱいファンタジックな雰囲気を出している。ジュディの歌う「オーバーザレインボウ」は永遠の名曲。大人も十分楽しめるけど、子供にはぜひ見せたい夢のある作品です。
9点(2003-05-18 17:38:08)(良:1票)
113.  運動靴と赤い金魚
いいですねー、大好きです、こういう映画。中国やイランでは作れるけど、今の日本では決して作れない・・50年代の邦画にはあったんだけどなぁー・・ボロボロの運動靴を兄と妹が交互にはいて学校に通う、けなげさにキュンとする。マラソンの商品の運動靴ほしさに頑張るお兄ちゃん、2等でなくてはいけないのに、1等になってしまう。がっかり、複雑な心境でボロ靴故に傷だらけの足を金魚のいる桶に浸す。金魚はその足をいたわるごとく、慰めるがごとく優しくつつく。泣けます・・イランの学校は男女別の2部制だったのか、とか遠くて知らない国の様子も映画を通して教えられました。
9点(2003-05-18 16:07:41)(良:1票)
114.  アパートの鍵貸します
J・レモンのとぼけた表情やしぐさ、S・マクレーンの可愛くてきれいなこと!ダイアモンドの脚本の素晴らしさ、そしてB・ワイルダーの演出のうまさ!!全て一級品の要素がつまった傑作コメディです。あちこちにユーモアがちりばめられ、そのアイデアにびっくりさせられる。ラケットでのスパゲティの水切り、シャンパンの音そしておしゃれで気の利いたセリフなど。今これほどの映画を作れる監督も俳優もいないのは残念!
9点(2003-05-17 14:22:26)(良:1票)
115.  愛は霧のかなたに
泣きましたー、可哀想なゴリラ、可哀想なシガニー・・体を張ってゴリラを守ろうとする主人公の生き方に感動します。ゴリラってすごく人間っぽい。友人っていう気がしてくる。シガニーは本物のゴリラの間近で演技してる。すごい俳優魂の熱演で、彼女の最高のできではないかと思う。親近感で共感してたとこで、ゴリラも彼女も殺されてしまうなんて怒りと悲しみで号泣。甘い点ですがゴリラとシガニーに捧げます。
9点(2003-05-15 20:26:09)
116.  JAWS/ジョーズ
子供が見たら悪夢でオネショしそう・・大人が見ると時に作り物っぽい鮫(目がぎょろり)がご愛敬。でもあのサメのテーマ「ジャジャジャン、ジャジャジャン・・」を聞くと条件反射で恐い。恐怖を盛り上げるその手腕はさすがスピルバーグ。私には「激突!」に次ぐ恐怖シリーズの傑作です。
9点(2003-05-13 22:11:22)
117.  十二人の怒れる男(1957)
ラストシ-ン以外はすべて密室劇。12人の性格描写も、陪審員の話が進む中で序々に明らかになっていく。狭い部屋、暑苦しい空気、息詰まるような「絶対有罪」からの逆転劇。我々観客もただ息を詰めて見つめるしかない。名前も知らず、ナンバーでしかないそれぞれの真実が暴かれたりする。ようやく解放されそれぞれが家路につく。外の空気はうってかわってすがすがしい。その時を一緒に過ごしたごとくの感がある。人が人を裁くことの難しさを重く問いかけてくる。
9点(2003-05-13 21:05:44)(良:1票)
118.  Shall we ダンス?(1995)
そうですよね、ヒロインは魅力的でなくちゃぁ。セリフは素人だから大目に見て、ここでは立ち姿の美しいこと、ダンスシーンが絵になることが一番のポイントかと。それにしても役所さんてホント、真っ白な人ですね。どんな役をやってもその役に染まってしまう。ここでは平凡なサラリーマンそのもので、脇役の芸達者な皆さんと共にとってもいいアンサンブルでした。ショボイ邦画を元気にしてくれた久々の大ヒットでしたね。何度見ても面白くて元気になれる、爽やかで大好きな作品です。
9点(2003-05-13 13:18:49)
119.  シャイン
天才音楽家である主人公をJ・ラッシュがとっても好演しているし、脚本も素晴らしい名作。父親は息子を愛しているが、いつまでも自分の内へ囲い込もうとするエゴがある。強圧的で一方的な愛は息子を苦しめ狂わせ、愛さえも失ってしまう。息子はむろん痛々しいが、こんな愛情しか表現できなかった父もまたさみしい。ピアニストは精神を病んでから、好意を示してくれた女性の胸をやたら触りたがる。愛情に飢えていたのだと分かり、これもまた痛々しい。しかしレストランでピアノを弾いて皆に認められることで立ち直ってゆく。オーストラリア人って実におおらかで素晴らしい。日本じゃとてもこうはいかない。さらに彼を愛し、受け入れてくれる女性に支えられリサイタルを開くまでになる。ラストのこのシーンで万来の拍手を浴び、感極まって涙を流す主人公と同様、私も感動の涙、涙だった。どんな時でも人は認められ、受け入れられることで生きていけるのだと痛感した。
9点(2003-05-13 12:43:19)(良:1票)
120.  ジュラシック・パーク
あの恐竜の迫力、CGの助けなしには作れなかったでしょうね。まるで恐竜時代を目の当たりにするようなリアルさでした。はらはら、ドキドキのシーンの連続で映画の中に体ごと引きずり込まれました。ホント素晴らしい映像技術でしたねぇ。子供も大人も楽しませてくれるスピルバーグ監督、大好きです。
9点(2003-05-12 21:59:01)
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