101. バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
《ネタバレ》 ○俳優マイケル・キートンのキャリアになぞらえた設定が良く、そのマイケル・キートンの程よい枯れ具合が絶妙だった。○終盤の実弾入りの銃へのすり替えの伏線から見事な裏切り。ラストはいまいちだったが。○また、場面が途切れないことを売りにしていたが、割と真っ暗になるシーンが切り替わっているんだろうなと観客に変な気を使わせた。こういうのはこだわったワンシーンでやるべき。○最後に、エドワード・ノートンの素晴らしさを再確認。最近はおとなしい印象だったが、見事だった。もう少し作品に出てくれないかな。 [映画館(字幕)] 8点(2015-10-25 22:00:41) |
102. マチェーテ
《ネタバレ》 ○ストーリーはもうひとつって感じだったが、ロバート・ロドリゲスらしいハードボイルドな仕上がりは良かった。○ダニー・トレホ主役という意外性もさることながら、個人的にはミシェル・ロドリゲスの眼帯アクションがハマった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-10-25 20:16:33) |
103. ラストミッション
《ネタバレ》 ○ケヴィン・コスナーのこういう少しとぼけた役が合う。また「リベンジ」のようなハードボイルドさも多少兼ね備えた点でケヴィン・コスナーをよく分かった使い方だと感じた。○しかし肝心のストーリーはどこかで使い古されたもの。リュック・ベッソンらしいと言えばそれまでだが。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-10-25 20:13:36) |
104. エクスペンダブルズ3 ワールドミッション
《ネタバレ》 ○このシリーズでは今作でようやく波に乗ってきた感じがする。○今回はさらに豪華キャスト共演。各俳優への見せ場作りが大変だろうな。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-10-18 01:10:03) |
105. プリズナーズ
《ネタバレ》 ○重厚なサスペンスに見事な配役。多少の長さを感じるものの、サスペンスミステリーとしてなかなかの出来。○終盤の展開がもうひとつだが、エンディングの伏線などは見事だった。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-10-18 01:00:48) |
106. ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション
《ネタバレ》 ○前作からの伏線(Open the Door!!)で早速ニヤリとさせ、空前絶後の空中スタント。掴みは完璧。○その後も水中、陸上と派手にアクションを繰り広げられたが、若干“陰”の印象を受けた。なんとなくトムの表情が必死故の硬さというよりなんか暗い。サイモン・ペッグを使った“陽”の要素をもう少し取り入れてほしかった。○あとはラストのあっけなさ。あれはあれで最大級の屈辱を与えただろうが、観客の期待とは裏腹だった。○といってもさすがといった印象のこのシリーズも安定して観られる。Ⅲ以降の路線は継続してほしい。 [映画館(字幕)] 7点(2015-10-13 20:49:42) |
107. コンテイジョン
《ネタバレ》 ○パンデミックものでどこかで見たことのあるような小ネタをまとめたような映画だった。○様々な観点から描いているためか、どうも一つ一つの要素が弱い。キャストの豪華さだけではカバーしきれなかったようだ。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2015-08-10 01:07:24) |
108. ジュラシック・ワールド
《ネタバレ》 ○それなりに楽しめはしたが、2作目と3作目よりかはマシだっただけで1作目なんかには到底及ばず。○前作ほどではないが、この島に来るのにまず設定として無理がある。いざという時の備えもなくやられたい放題。○子供たちが戻ってくるまでにいくつか展開するかと思えば、あっさり車を直して脱出しちゃうのもねぇ。○ラストへの持って行き方も強引だし、恐竜と人間、悪役の3者構造も正直飽きた。○もうこのシリーズは作らなくていいかな。どうせなら定期的に1作目のリバイバル上映でもやってもらいたい。 [映画館(字幕)] 4点(2015-08-10 00:53:08)(良:1票) |
109. 猿の惑星:新世紀(ライジング)
《ネタバレ》 ○冒頭の展開から戦闘になるのが目に見えているのに焦らす展開がいまいち。○戦闘の街に出てシーザーをたまたま発見するところにご都合主義の究極を見ましたね。○思い込みから引き起こされる惨劇に、現実を見ることはできるがそれもそこまで。やはりストーリーとしての面白さがないと。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2015-07-28 19:49:52) |
110. バトルフロント
《ネタバレ》 ○冒頭からロン毛の似合わないジェイソン・ステイサムが登場し、まさかこのままじゃないだろうなぁと思っていたら冒頭だけで良かった。ニコラス・ケイジといい、ヴァン・ダムといいロン毛でアクションやりたいものなのでしょうか。○閉鎖的な街が舞台となるアクション映画ではセガールの某映画が思い浮かびましたが、主人公が圧倒的な強さを誇る点でも似ていました。○乗馬シーンなど無駄に映像美にこだわっている所が微妙に可笑しかったですが、ステイサム映画として及第点を与えられたんじゃないだろうか。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-07-28 19:42:03)(良:1票) |
111. セッション
《ネタバレ》 ○まるで映画自体がフレッチャーのように飴とムチ(と言ってもムチメインだが)を巧みに使ってくる。○鬼教授のフレッチャーの厳しさに対し、たまに顔を出す恋愛要素と父親とのシーンだが、そちらも徐々に緩衝材としての役割を失い、どんどんフレッチャーに支配されてくる。○そのフレッチャーに対峙するあか抜けない主人公というのもグッド。○こちらのアドレナリンも全開になりつつあった発表会での失態からどう展開するかと思えばまさかの再会。○再び訪れた発表会でのフレッチャーのえげつない仕打ち。意地とかプライドとかを凌駕するラストの演奏シーン。これほどまでに惹きつけられ、かつこっちまで疲弊してしまうような演奏シーンはかつてあっただろうか。○なかなかオシャレな音楽こそ流れるが、そのおしゃれな音楽を作り上げるまでの泥臭い、汗の滲む努力が感じられる。主演・助演の二人の演技にも脱帽。 [映画館(字幕)] 9点(2015-07-27 21:39:09)(良:2票) |
112. アリスのままで
《ネタバレ》 ○病気に対する説明や理解、それに苦しむ主人公と家族たちが見事に描かれていた。○知性の高い人ほど病状が進行する点においてジュリアン・ムーアは適役だった。彼女の演技の幅と共に本作でのオスカー受賞には拍手を送りたい。 [映画館(字幕)] 8点(2015-07-27 21:22:00) |
113. LUCY ルーシー
《ネタバレ》 ○人間の脳が100%活性化したらという宣伝文句は興味をそそるが、100%になってから何でもありになってしまうところでアイデア不足かなと。そこまでできれば研究室へ来る悪党を建物の前でいくらでもやっつけられただろうに。30%くらいまでが多少なりとも面白かったような。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-07-27 20:51:20) |
114. リミットレス
《ネタバレ》 ○あれよあれよとスピーディに展開していく。○中盤から終盤の変なおっさんに絡まれるところから急にスケールダウン。○大体が元の自分に戻ってしまうものだが、まさかの主人公の勝利。○1度軽く楽しむ程度には十分。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-07-25 09:06:42) |
115. 2ガンズ
《ネタバレ》 ○テンポよくサクッと見れる作品だが、この手の映画としては至って普通。○マーク・ウォールバーグとデンゼル・ワシントンの意外な相性の良さにびっくりだったくらい。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-05-17 17:47:42) |
116. マン・オブ・スティール
《ネタバレ》 ○旧スーパーマンシリーズが好きというわけでもないが、人助けしてこそのスーパーマンだと思う自分にとっては、人助けは目立つからしないという変な縛りを作ってしまったが為にその魅力が大きく減少してしまっていると感じた。結局CGありきのSFアクション映画になってしまった。○アクションシーンもただブッ飛ばす→建物が壊れるの繰り返しで落としどころが見当たらない。それによるダメージの蓄積もなさそうだし。○リターンズをなかったことにして始めたはいいものの今シリーズも頓挫しそうだな。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2015-05-17 17:33:03) |
117. ザ・ウォーカー
《ネタバレ》 ○デンゼル・ワシントンとゲイリー・オールドマンが出てりゃそれなりに見ていられるが、正直なんだこりゃって思った。○誰もがマッドマックス辺りを連想する感じだが、映像的にはもちろんこちらの方が優れていると思うが、1冊の本を巡って繰り広げられるというところにスケールの小ささを感じるし、何よりデンゼル・ワシントンが無敵すぎる。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2015-05-17 17:15:46) |
118. アメリカン・スナイパー
《ネタバレ》 ○このような内容の作品でもエンターテイメントとして成立させてしまうあたりイーストウッドはさすがだと感じる。この年になってもハイペースで映画を撮り続けるのはすごいし、彼の作品が映画館で観られるのはうれしい限り。○PTSDの描き方は特筆すべきものこそないが、戦争の地獄は十分表現されていた。特に終盤の砂嵐の中の銃撃戦はものすごい緊迫感だった。 [映画館(字幕)] 8点(2015-05-17 16:21:55) |
119. フォックスキャッチャー
《ネタバレ》 ○さすがにラストは残酷だが、五輪で映画のピークを迎えると思わせながら嫉妬が招く悲劇というミスリードは何とも素晴らしかった。○スティーヴ・カレルのコメディイメージがいい前振りとなり怪演が引き立っている。ラファロ、テイタムももちろん素晴らしかったが。 [映画館(字幕)] 7点(2015-05-17 16:07:54) |
120. ベイマックス
《ネタバレ》 ○4Dで初鑑賞。上映前の4Dの予告みたいなのでてんてこ舞いになり、こんなんで映画を楽しめるのだろうかと心配したが、映画+遊園地のアトラクションみたいな感じで楽しめた。○椅子の揺れから、風や水の噴射など映画の途中からこれがしたいが為にあえて水場に場面が映っているのだと気付いた(笑)。○4Dの感想ばかりだが、内容は良い意味で分かりやすく、万人が楽しめる作品だと思う。 [映画館(吹替)] 7点(2015-05-17 16:02:25) |