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すべからさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1845
性別 男性
ホームページ http://twitter.com/subekari
年齢 42歳

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101.  猿の惑星:創世記(ジェネシス) 《ネタバレ》 
もともと猿の惑星って地味な映画の部類だった気がするが、今敢えてエピソードゼロを公開するにあたって、徹底的に派手でエンターテイメント性に特化したものを作ってやろうという気概を感じる。 例えば、猿君が最初に外で元気よく運動するシーン。ふつーだったら、サラっと流しそうなシーンなのだが、これが凄い。木から木へ飛び移る猿君にぴったりひっつき、グリングリンと臨場感のあるカメラワークで、自分が猿になって飛び跳ねているような気持ち良さを与えてくれる。ストーリーとしては地味な部分であっても、こんな風に客を退屈させないような工夫が随所に見られる。 最後もバシっと決まってるし、人に薦めたくなる手抜きのない大作。
[映画館(字幕)] 8点(2011-10-11 01:45:30)(良:1票)
102.  アジョシ 《ネタバレ》 
韓国映画は、レベルの高いハードバイオレンスな映画を乱発しているが、あまりにもショッキングな内容ゆえ、万人に進められるかと言えば厳しいものばかりだった。 しかし、本作はそのハードなテイストはしっかり残したうえで、「レオン」のような要素を盛り込み、万人にも訴えかけられるような作品に仕上がっていた。いわば、これは韓国映画の集大成のような作品なのである。 それゆえ、ストーリー展開や演出なども目新しいものではないのだが、今までのどの作品よりもクオリティが高かった気がした。もし自分が、韓国映画に慣れてなければ、本年度ナンバー1に推していたかもしれないな。 韓国の役者の顔のバリエーションは凄い。登場人物多くても全然分からなくならないもの。その上、熱気に溢れてるし。頭オカシイ人いっぱい出てきて楽しい。 ウォン・ビンさんはすっごく二重瞼だったし。とっても面白かったです。 ラストは、韓国映画とは思えない感じであるが、救いを根こそぎ奪うだけが、能じゃない!それにしても警察が役に立たないのはもはや韓国映画のお約束ですねー。
[映画館(字幕)] 8点(2011-09-23 10:01:41)(良:1票)
103.  探偵はBARにいる 《ネタバレ》 
お色気あり、バイオレンスあり、笑いあり、涙ありのハードボイルド仕立ての探偵活劇。邦画が一番ギラギラしていた時代の徹底した80年代テイストにニヤニヤさせられっぱなしである。 要するにヤクザ、オカマ、商売女、右翼、成金・・・と、カタギではない極端な登場人物がこれでもかと出てきて、激しいバイオレンスがあって必要以上に口からゴボゴボ出血したり、惜しげもなくおっぱいが出てくる映画。それでハードボイルドかと思いきや、主人公は武田鉄也の「刑事物語」みたいな2枚目半なのである。 BGMもジャズメインでカッコ良いし、カルメン・マキさんが歌ったり、エンドロールとかも懐かしい感じで良い!ほんとこういう映画が好きな人が撮ったんだろうなー。 あと、何と言ってもタカシママサノブ超やべえ!超キモイ!!今後は、より一層の変態さんをガツガツ演じていってほしいものだ。見事。  ただ、この内容で125分は長い。この手のハードボイルドはあんまり風呂敷広げたらダメだ。二転三転するストーリーは面白いんだけど、ちょっと疲れてしまった。もう20分短ければもっと絶賛できたんだけどな。 原作もシリーズものらしいので、この映画もシリーズ化してもいいと思う。次回は100分くらいでよろしく!
[映画館(邦画)] 8点(2011-09-17 14:30:08)(良:1票)
104.  リメンバー・ミー(2010) 《ネタバレ》 
大人になりきれない21歳の男(学生)がパパと喧嘩したりする、マジメなヒューマンドラマ。テーマは「コミニュケーションの難しさ」かな。脚本が良いのだろう。よくある題材だし、派手なストーリーではないながらも、ちゃんと面白い。特に後半のシリアスなストーリー展開は、かなり真剣にみさせられた。 色々な人物が出てくるけど、みんなある意味正しく生きていて、実は、正しく見えていたタイラー君が一番間違っていたりするのだ。この映画では、主人公であるタイラー君が必ずしも正しいという風に描かれなく、パパさん達がしっかりとカッコいいのが良い。 むしろ、これはパパ映画なのである。  ある隠されていた設定が、ラスト直前で明らかになる。でも、これっていくらなんでもズルくない?これがあることによって傑作だと言わせたいようなスケベ心をちょっと感じてしまった。(実際、鳥肌たってしまったのは確かだが) 今時珍しいくらい、しっかりと地に足のついた正統派ヒューマンドラマとして綺麗に着地させても良かった気もするが、どうだろう。
[映画館(字幕)] 8点(2011-09-04 00:25:15)
105.  メカニック(2011) 《ネタバレ》 
イサムさん達の容赦ない殺しっぷりにドキドキだ。どこにでもある、よくあるストーリーにもかかわらず、テンポの良さと、クールなカメラワーク、アクションのカッコよさで少しも飽きさせない。イサムちゃんのアクション映画では、「アドレナリン」の次くらいに好きかも?アクション映画は内容より、カッコ良さとスピード感が大事だよね。 人がバカスカ死んで爽快感を得られました!
[映画館(字幕)] 8点(2011-08-17 15:35:39)(良:1票)
106.  スーパー! 《ネタバレ》 
奥さんを悪い男にとれちゃったしょぼくれ男が神のお告げを受け、 ヒーローに扮し、悪い奴らをスパナで殴りまくる!!何と言ってもブチ切れエレン・ペイジが堪らない!その上、ナイスビッチで、かなり笑わされた。エレンが暴れすぎるからベーコン兄貴の存在感が薄くなったじゃないか! クリムゾンボルトは、列に横入りした人を許さない!頭をスパナでぼっこぼこ。直接的な表現はかなりエグい。  そして、結論が意外だった。 暴力のせいで色々な物を失い、「暴力は空しい」という結論ではないのだ。最終的に暴力を肯定した形で終わる。大切なものを失いながらも、以前より幸福になったかのように描かれるのである。冴えない男の、そんな無理矢理に自分を正当化するささやかなラストシーンに胸が熱くなってしまった。 ダメ人間にこそ響いてしまうラストだと思う。 生々しくハードでクレイジーな描写と内容に眉をひそめる人も多そう。  欲を言えば、触手VSエレンが観たかった!
[映画館(字幕)] 8点(2011-08-03 23:02:53)(笑:1票) (良:1票)
107.  SUPER8/スーパーエイト(2011) 《ネタバレ》 
これは結構、楽しめる人、楽しめない人が分かれる映画なのかも? 新しくなくてもいいんだ。 もう冒頭の過剰な大爆発からニヤニヤが止まらない。 こういう無駄な爆発がやたらとある映画が大好きなのである。 あと、愛くるしい子供達がワイワイキャッキャ楽しげなやり取りをしてて、どうでもいい脇役の大人たちはアッサリゴミのように死んでいくこの感じもイイ!  これは、映画好き達の幼き心を理解しつくしているスピルバーグさんから、僕らへの『お前ら、こんなん好きやろ?』っていう、プレゼント映画じゃなかろうか。子供の頃、初めて映画に触れて、無邪気に楽しんでいたあの頃の気持ちを思い出させてくれるような作品だ。   SF、ホラー、モンスター、パニック、アドベンチャー、友情、親子愛の要素をごちゃっと詰め込みながら、それなりのバランス感覚で仕上がっているのは流石。 その分、当然粗くなってしまっている部分も多々あるし、ストーリー展開自体も遅い。 けど、そんなの別に気にならない。 画面から溢れんばかりの映画愛。それに尽きる。   この映画を見て、ホラーを好きになってくれる人が増えるといいなぁ。
[映画館(字幕)] 8点(2011-06-25 02:12:12)(良:4票)
108.  X-MEN:ファースト・ジェネレーション 《ネタバレ》 
おおっ、これは面白い。X-MEN最高傑作の名は伊達じゃない。 テンポも良いし、人間ドラマと超能力アクションがいいバランス。 オリジナルのX-MEN映画なんて、妙に説明的な物語で、有名なキャラクター使っているにもかかわらず、どうにも愛着持てなかったもん。 それに較べ、本作はそれぞれのキャラクターが超能力を見せる場が一定数設けられていて、性格付けもちゃんとされていたのは良かった。 世界観もシッカリしていて、突拍子がなさすぎる訳でもない。 コミックの世界を、可能な限りリアルな形で映像化できていると思う。 コミックっぽいバカバカしさも、仄かに匂うのも良い(物語はシリアスだけど)。  最終的に、憎み合っているわけでもない(むしろ愛し合っている)のに互いの理想のために別れるなんて、切ないロマンスよね。 グっときてしまったじゃないか! それなのにマグニーさん、お前はなぜ、その鉄仮面を塗りたくったのだ! お前のそのコダワリはなんなんだ!? と、色々心の中で突っ込みながら楽しめる、上質な娯楽作でした。
[映画館(字幕)] 8点(2011-06-19 14:53:07)(笑:1票)
109.  マイ・バック・ページ 《ネタバレ》 
何をおいても、まず松ケンのガンリキの印象が強い。  たびたび映画や小説で題材にされる時代。当事者達ですら、何と闘っていたのか分からない。と、口をそろえて言う。本当に思想をもって行動していた人達もいたのだろうが、 それはほんの一握りだろう。そんな一部のカリスマや偉大なリーダーに群がっていた若者は、結局時代の流れでワーワーやっていただけ。 松ケン演じる梅山は、そんな中でのカリスマなのかと思っていた。 しかし、違った。 それは最初のシーンで分かる通り、薄っぺらいリーダーとして描かれている。狂気でもないし、正気だで薄っぺらいけど、何かしでかしそうな男。暗がりからヌっと現れる梅山の眼には、何も映っていないようだった。  最終的に、全く奇をてらったりするわけではなく、どんでん返しがあるわけではないんだが、最後、そんなんなんだ。っていう、驚きがあったな。いい意味で。   YO-KINGの日本語マイバックページは、やはりグっとくる。「あの頃の僕より、今の方がずっと若いさ」のフレーズいいよなー。タイトルも含めて、これは一つ流されていただけの青春物語であり、ちゃんと考えて行動してる今の自分らの方が若く、活き活きとしてるんじゃねーの?という投げかけのようなのでもあった。   長くて、地味だけど、そんなことはほぼ感じられず楽しめた。思想なき暴力が肯定されるなんて変な時代だったんだな。地震さえなければ、「今の方がずっとマシさー♪」と唄いたかったものだ。
[映画館(字幕)] 8点(2011-06-04 11:13:48)
110.  塔の上のラプンツェル 《ネタバレ》 
ザッツ、ビューティホー!!! これが3Dの真の力か!?自分の生涯観た映画で最も美麗な映像に完全に魅了された。 映像単品でも美しいのに、映像を際立たせる演出力が超1級品なものだからやはりそんじょそこらの3Dとは格が違う。ディズニーってやっぱスゲえんだ! この作品だけは3Dで観た方が良い。 しかし、こんなにミュージカルで歌いまくるとは思ってなかった。だったら原語で観れば良かったな。しょこたん自体は、全く問題なくいい仕事してる。 そして、スペクタクルも熱い!取り囲まれて、髪びよーん、木がドーン、水どばしゃーってとこ最高。髪がびよんびよんしてて便利で美しくて楽しい。 動物さん達がキュート!乱暴で有能なお馬さんと、ニヒルで賢いカメレオンさん、本作では動物さん達はおしゃべりしないのに、キャラクターとしてはこの二匹が、サイコーに魅力的である。 パーフェクトっぽい映画ではあるんだが、個人的に好きでない点はある。 恋愛シーンが観ててこっぱずかしい。出会ったばかりで、いつの間にかあっさり好き合ってたりとか、そういうとこディズニー安易だよね。簡単に心通っちゃう話苦手だよ、俺は。そんな二人がデュエットするとことか、鳥肌立つわ。あんな軽薄なドロボーの兄ちゃんのどこがいいんだ!俺はアイツ好きじゃない! あとさ、いくら嫌な奴だって分かったとしてもさ、育ての親に対する感情はあんなアッサリなくなっちゃうもんなの?そういうフォローないの寂しいよね。ラプちゃん冷たい。 結局哀れなクソババア独り悪者にして、仲間を裏切ったドロボーさんは善良な面すんのか! ディズニーはババアに冷たい。
[映画館(吹替)] 8点(2011-05-05 12:23:05)(笑:2票) (良:2票)
111.  キラー・インサイド・ミー 《ネタバレ》 
大分、予告編のイメージと違った。シリアスな二重人格もののサイコサスペンスかと思ってたんだが、どこか違う。1人称の形で話が進むから、主人公の行動は、ほぼ分かるようになっているのだが、何を考えているのかがまるでわからない。(独白つきなのに!) 振り返ってみれば、実は普通のサイコサスペンスを犯人サイドから描いているだけかもしれないんだが、視点を変えるだけで、こんな妙な作品になるとは・・・。 狂気を爆発させるわけでもなく、あくまでも淡々と冷静に暴力を奮うフォードさんが、怖い。おそろしいシーンのはずなのに、陽気なカントリーミュージックがかかっちゃうのも、フォードさんの陽気な心境を表しているようで逆に怖かったりする。 最後の終わり方なんか妙に楽しげで、おちょくられた感は強し。笑えないブラックコメディを見させられていたのだろうか・・・。何だか、結局どう評していいか困る作品だが、微妙なタチの悪さや、奇妙さがなかなかに楽しかった。
[映画館(字幕)] 8点(2011-04-17 21:37:38)
112.  ザ・ファイター 《ネタバレ》 
所謂、スポコン映画ではない。 トレーニングにせっせと励んだり、強力で憎たらしいライバルといがみあったりするようなシーンはほとんどないし、試合のシーンもあんまりない。 どちらかというと、家族の話が主題の人間ドラマの要素が主。 主人公のボクサーより、ベイルさん演じるやんちゃなバカ兄貴や、派手なガンコママや、強気な彼女がワチャワチャやっていて、本人不在の場外乱闘が楽しい。 映画の観客すらも、彼より周りの人々に興味を惹かれてしまい、全然目立たない主人公は叫ぶ。 「闘うのは僕なのに!!」 要するにそういう映画なのだ。そんな周りの人に振り回される主人公が、どうやって自分の主張を通すのか。独り立ちするのか、はたまた他の道を選ぶのか・・・っていう。 家族は、最大の味方ではあるんだけど、時として最大の足枷になるよね! っていう難しい問題をボクシングを通して、時にシリアスに時にコミカルに、魅力的に描ききっているのがこの映画の旨味。 音楽の使い方とかも好きだ。
[映画館(字幕)] 8点(2011-04-16 12:01:41)
113.  ランナウェイズ 《ネタバレ》 
ダコタんが不良になっちまっただ!! いやー、変わるもんですねー。 まあ、ナチュラルな時のダコタは相変わらず愛くるしいけど、割と普通の可愛い娘になった感じ。こっからはまずます実力が試されるんでしょうな。 本作のシェリーみたいにドラッグに手出しちゃダメ、絶対!  内容は特にないけど、演出はかっちょよくて好きだ。パンクナンバーも色々かかるし、日本公演のライブシーンはすげえカッコ良かったし。頭のおかしい感じのプロデューサーも面白かったし。結構な音量で観れたのは、とても良かった! これ、家のしょぼい音響で観たら全然上がらなそう。 ラストのダコタの表情が素晴らしいかった。 これからの彼女の活躍にますます期待したいっす。
[映画館(字幕)] 8点(2011-04-16 11:58:40)(良:1票)
114.  ちょんまげぷりん 《ネタバレ》 
サムライギャグが冴えていて、とても良かった。笑えるだけでなく、シングルマザー、異文化交流、ジェンダーフリー等のテーマも織り交ぜってたり、ケーキもおいしそうだったり、盛りだくさん。何といっても錦戸亮が素晴らしい!いい顔! 俺も、「うもうござるか!?」って言いたいからプリン作る。
[DVD(字幕)] 8点(2011-03-09 00:23:51)
115.  悪魔を見た 《ネタバレ》 
キ×ガイがイッパイ!!主演二人以外にもサイコ野郎が出てくるよ! 暴力描写は、グロいというより、執拗。もはや韓国映画のお家芸か。子供がこの映画見て、頭デコボコになるほど殴っても人間はなかなか死なないなんて思っちゃ大変だから、R-18なんだね!本作は140分超えの作品だったらしいが、その長時間で映し出されるのは、ほとんどが暴力シーン。ストーリーなんかほとんどないのに全然長さを感じなかった。  ビョン様が追っかけまわすサイコ野郎は、オールド・ボーイで主演のオ・デスを演じたチェ・ミンシク。随分老けたが、凄味は更に増していて、本当に憎たらしい!!また、復讐される側として追っかけまわされる役っていうのが少し笑えるが。  しかし、警察は最後まで無能すぎる。まあ、それは復讐モノの常套句だからいいとして、ビョン様の復讐の仕方が余りにも下手!!そんな復讐の仕方したら、周りに迷惑でしょ!?やるなら、もっとスマートに徹底的にやって!! と、ひたすら突っ込みたくなるくらいスヒョンの復讐は危うい。  くれぐれも復讐は計画的に!!
[映画館(字幕)] 8点(2011-02-26 21:59:05)(笑:1票) (良:2票)
116.  イップ・マン 葉問
いやぁ、随分詰め込んだな。 序盤は「ベスト・キッド」的な導入から、「ウエスト・サイド物語」っぽく展開しそうで すげえ面白い。乱闘シーンのドンドコドンドコ流れる音楽と、観たいところに華麗に移動するカメラワーク、そして地形や物をいかしたアクションがめちゃめちゃテンション上がる。そして、不敵なサモハンキンポーの衰えないアクション。そんでもって、更に強く嫌な敵の登場あたりまでは、最高だった。 しかし!! 後半のストーリー展開は、ビックリするくらい、ロッキー4。 外国人(イギリス人)を敵として書くのはいいんだけど、「中国(香港)人は誇り高くて、イギリス人は大体みんなクソ」みたいな描き方は、ちょっと作者の人格を疑ってしまうなぁ…。 そして、ストーリーはアメリカバンザイな某ハリウッド映画の丸パクリっていうのはちょっとダサすぎる。欧米コンプレックス強すぎでしょ。 その他の部分が最高だっただけに、残念だ。  1も観たいという気持ちも込めて8点で!
[映画館(字幕)] 8点(2011-02-13 12:24:54)
117.  冷たい熱帯魚 《ネタバレ》 
情け容赦なく、殴って蹴って殺って犯ってヤりまくってバラす! ヌメヌメグチャグチャドロドロズッコンバッコンゲロゲロ映画! こんなにブチ切れた映画がインディーじゃなく、メジャーな感じで公開されてヒットしてるなんて、なかなか気持ち良いね。公開劇場増えればいいのに。 ブチ切れてる映画って、結構観客置いてけぼりのオナニー映画になりがちだと思うんだけど、本作はしっかりエンターテイメントになっていて、面白いのが凄い。2時間半弱の長さは全く感じない。ハードバイオレンスに、コメディ風味が足されているので終始苦笑いで観られる。 濃厚なゲロの味がするような、すげえ汚いけど、すげえ面白い映画。 実話ベースとは言っても、ここまでやられるとファンタジーにしか見えない。 細かいツッコミなんてしゃらくせえ。 18歳未満お断り!  「冷たい熱帯魚って面白そうだけど、グロいの苦手なんですけど大丈夫ですかね?」 とかイチイチ聞くような人は観ないでヨロシ。 しかし、間違ってもお母さんと観に行ったりしちゃダメだぞ! 「いやー、良い見世物を観た!」というような清々しい気持ちで劇場を後にできました。
[映画館(邦画)] 8点(2011-02-13 12:16:21)(良:4票)
118.  海炭市叙景 《ネタバレ》 
この映画、凄く静かでジトーっとしている。序盤のエピソードは特に。 でも、不思議と退屈な感じはしない。慣れれば、すーっと観られる。2時間半もあるけど、それほど長さは気にならなかった。映像と音楽と役者が良いからだろうか。 この映画、暗い。でも暗いだけじゃない。明確なラストが用意されているわけじゃない。 でも、不思議とそこまで後味が悪くなく満足感があるのはラストの良さのせいだろうか。 普段の僕なら、「クソ退屈の暗い映画!」と言ってもおかしくないようなタイプの映画なんだけど、なんかそう言うのとも違う。 うまく良さが説明できないけど、これは良い映画だったと思う。 これ、年末観に行けばよかったなー。
[DVD(邦画)] 8点(2011-01-30 11:09:11)
119.  アンストッパブル(2010) 《ネタバレ》 
この映画には、感動もないし、深いストーリーもあっと驚くような展開もないし、暴力もないし、犯罪者も悪人も出てこないし、可愛い女の子もでてこないし(フーターズ除く)、ラブストーリーもない。それなのに面白いなんて! ただ電車が走っていて、二人の男が一生懸命それを止めようとするだけのお話。 主人公二人だけでなく、脇のキャラクターがそれほど掘り下げられない割に、魅力的に映るのは、会話のやりとりが軽快だからかな。いちいち面白くて、ニヤニヤしてしまう。 下手に感動させようとか、驚かせてやろうとかいう、欲張り根性が全くない分、すっきりしていて、シンプルに楽しめるパニックムービーとしてしっかり仕上がっている。 特に気に入ったのが、やけっぱちみたいな二人の動機。その軽さが心地よい。簡単に命かけちゃう、この二人、嫌いになれないっす。 期待せずに気楽に映画館で観るには最適な一本。映画館で観ないなら、観ないでもいいような一本でもある。
[映画館(字幕)] 8点(2011-01-10 00:30:36)(笑:1票) (良:1票)
120.  キック・アス 《ネタバレ》 
ノリの軽いアクション・ヒーローコメディかと思っていたが、大分違う手触りに少々戸惑う。確かに笑える部分も多く、コメディの要素は多い。一般的なバカ映画ならこういうノリはアクションシーンであろうと継続され、バイオレンスを笑いにするのが常套手段であると思う。しかし、本作でのバイオレンスシーンはシリアスでハード。アクションシーンではあまりおちゃらけず、痛みを表現している。 特に幼い女の子が殺戮をする場面なんか陽気な音楽が流れてて爽快に感じてもおかしくないのに、マジメに残酷な描写がされるためか、どこか憂いを帯びている。 デイブ君らが敵に追いつめられるようなシーンはハードに描かれ、なかなか笑えない。 それなのに映画の雰囲気自体はすぐに陽気に戻ったり、という温度差が実は気持ち悪かったりする。何も考えず楽しめる爽快アクションとはちょっと違うのである。 とはいっても、敵味方脇役に至るまですべての登場人物に愛嬌があって非常に楽しい。 ヒットガール演じるクロエちゃんはクソ可愛い。クソ可愛いだけに、殺しに哀愁がにじむ。耳に残るポップでハードな楽曲の数々も素晴らしい。 少しだけ気になった点と言えば、デイブ君の立ち上がる動機が弱いところ。ヒットガール親子がしっかり戦う宿命を持ってただけに、主人公のデイブ君が薄すぎるのが少し残念。 しかし、2時間しっかり釘付けにされたし、コメディ&ヒーローハードバイレンスという新鮮味のある娯楽作品でした。面白かった!
[映画館(字幕)] 8点(2010-12-25 18:19:59)(良:2票)
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