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Dream kerokeroさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 824
性別 男性
年齢 60歳
自己紹介 前情報を出来るだけ仕入れずに観ることを心掛けています。評価の基準は、その時々によって変わります。辛めだったり甘めだったりと。なので広い心で受け止めてやってください。

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101.  ジュラシック・ワールド 《ネタバレ》 
コンビニで雑誌を斜め読みするように映画を観るならDVDで十分。だけど映画の世界にどっぷりと浸かりたいならやっぱり映画館で観るべき!この映画はまさにそう。これ、DVDで観てたら絶対に感じかた違ってたはず。なぜならお話自体、あっ!と驚くような仕掛けがあるわけでもなく、お決まりのコイツ死ぬな~きっと、はほぼ高確率でビンゴ!正義の味方と化したT-REX&ヴェロキラプトルに関してはもはやリアリティなんかクソくらえと言わんばかりの、何でもありなハリウッド万歳!だけどそんな非常識な感覚を常識へと麻痺させてくれるのが、映画館のでっかいスクリーンと大音響なんです。観るか観ないか迷ったけど、やっぱり映画館で観てよかったです。 クリス・プラットは今後の活躍が期待できそう。目で語れる俳優ですな。
[映画館(字幕)] 7点(2015-09-12 18:26:38)(良:1票)
102.  アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン 《ネタバレ》 
いやぁ~こいつぁかなり強引な作品ですな。とにかく無茶苦茶。アイアンマン3でたしかスーツは全部破棄したはずだし、ハルクのおっさんは自己コントロール出来るはずなのにね。アクションシーンのスペクタクル感はめっちゃ凄いんだけど、N.Y.と比べちゃうと田舎町が舞台なだけに、今一つスケール感を感じなかったな~。敵もアイアンマンの亜流のようなロボット軍団で、宇宙の侵略者よりこれまたスケール感が乏しい。総じてスケール感の足りなさが目立ってしまった。ただね、なんやかんやとCGのクオリティはハンパなく、バトルもワンパターンにならないよう試行錯誤しているのが伺えて好感は持てましたね。ノー天気お祭りムービーとして観れば十分に楽しめる、そんな映画です。
[映画館(字幕)] 7点(2015-07-11 00:59:38)(良:1票)
103.  マッドマックス 怒りのデス・ロード 《ネタバレ》 
まずはじめに。どうしても旧作と比べてしまう。そうしちゃいけない。コレはコレ、アレはアレ。分かってはいても比べてしまう。たしかに技術の向上で映像は段違いになった!ただね、なんかキレイなんですよ。美しいんですよ。クオリティが良すぎて泥臭さがあまり感じられないんですよ。血も汗も傷も汚れも砂も母乳も、みんなキレイに映っちゃうんです。何ていうか、画面を通して臭いがしてこないんですよね。あとグロテスクさ。気持ち悪い~ってあまりしないんです。オープニングでマックスが2つ頭のトカゲを食うシーン。そんなにオエッ!てならなかった。ブニョブニョの身体もブツブツの身体も、みんなCG!?て思うほどキレイな画になっちゃってるんです。これは致命傷ですね。主役のマックスもパッとしない。悪の親玉もパッとしない。キャラが引き立たなきゃ、ただの凄い映像!凄いアクション!それだけの凄い映画止まり。まあ要は割り切って楽しめるかどうか。そこですね。でもね、散々ダメだしをしといてアレですが私、まあ楽しめましたw 映画館で観てよかったて思いました。確かにツッコミどころは満載です。そこの許容範囲の個人差で、この映画に何点付けるかが決まってくるんじゃないでしょうか。私は7点付けました。
[映画館(字幕)] 7点(2015-06-21 08:52:03)
104.  チャッピー 《ネタバレ》 
いかにもで、良くも悪くもこの監督らしさ全開な作品。「ショート・サーキット」のような一般向けとは違って、どちらかというとマニアックな仕上がりですw ただしR-18だったのを再編集してR-12の日本仕様になってしまったのは残念ですね。監督が意図して作ったまんまのままを観たかったなぁ~。で本題の感想ですが・・・まぁね、随所にえ!?ていうツッコミ所はあるっちゃ~ありますよ、危険な兵器を量産している会社なのにセキュリティゆるゆるだとか、ニンジャが急に博士を助けようとしたりとか、他にもいろいろあるけれど、でもね、そんなん野暮!て言えるくらい、とにかくチャッピーが愛おしくって愛くるしくって、も~可愛いやつなんですよ~、はい!それが全てです。
[映画館(字幕)] 7点(2015-05-24 08:25:28)
105.  ベイマックス 《ネタバレ》 
かなり日本のアニメや特撮モノの技法や文化、伝統を取り入れていて、親近感が持てた。ロケットパンチがあんなに感動的なシーンに使われるなんて・・・゚(゚´Д`゚)゚ とにかくアニメならではの動きやアクションが楽しいし、ちゃんと何をやっているのか分かるとこが良い!サブキャラ達の持ち味もそれなりではあるけれど、活かされているのもまたいい!吹替版で鑑賞しましたが、ベイマックス役の川島得愛さんが、も~最高の一言!あの声あのトーン、たまりません!日常生活でイライラしたり嫌なことがあっても、一発で癒されます!あぁ~目覚まし時計に欲しいわ!(≧m≦)// 
[DVD(吹替)] 7点(2015-04-25 10:23:14)(良:1票)
106.  柘榴坂の仇討 《ネタバレ》 
何とも言えぬ、情緒あふるる映画だろうか。私たち日本人の奥底に、失いかけていたものを呼び覚ましてくれる。実に味わい深い映画だ。多くの日本人が、自分の中の「日本人」と真摯に向き合わなければいけなかった混迷の時代。尊厳や威厳、誇りを持って真っ直ぐ生きる美徳。そういった精神が、西洋文化で近代化していく中で、徐々に過去の遺物と化していく様は、非常に心苦しく切なくなります。そんな時代背景の中で、まさにその象徴であるかのような中井貴一と阿部寛が繰り広げる物語に、私はすっかり魅了されてしまいました。特に、自分の意志ではなく、あくまでも主君の言葉、命によって仇討をやめたところが、最後まで武士を貫き通していて満足のいく終わり方でした。西洋のまじないによって東洋の伝統や風習が打ち切られる演出は、もどかしくもあり清々しい、とても奇妙な心情になりました。「姿形は変わろうとも、捨ててはならぬものがある。それも文明ではござらぬか」心に一番響いたセリフです。
[DVD(邦画)] 7点(2015-04-19 10:58:50)
107.  麒麟の翼~劇場版・新参者~ 《ネタバレ》 
正しいか正しくないかは問題じゃない。何をすべきかが問題ではないでしょうか。結果的に悪い方に転ぶと、あの時の選択は間違っていた。良い方に転べば正しかった。それでしか判別しようがないのが人の世というもの。体育教師が真実を隠蔽したのも、生徒たちの将来を考えてだった。しかしそのことによって悲劇が生まれてしまった。結果的に体育教師は責められる側に。だがもし逆だったら。隠蔽によって多くのプラスが生まれていたら。体育教師は正しかった、ということになります。所詮は結果論でしかないということ。しかしこの作品が伝えたいのは多分、立ち向かうこと、向き合うこと、逃げないこと、ではないでしょうか。悪ふざけの事故も、労災も、真正面から受け止める覚悟を持ってほしいというメッセージが込められていた気がしました。たしかに水難事故の母親は真実を知ることになるでしょ。でもそれも、しっかりと受け止めそして向き合って欲しい。そして過ちという負を正の未来にする努力をしてほしい。負の連鎖はどこかで断ち切らないといけないから。難しいと思いますよ。簡単なことじゃないし、生半可な気持ちじゃあ出来ないですよ。でもね、それでも向き合って欲しいんですよ、逃げずにね。様々な意見が飛び交っているようですが、それだけ語るべきもののある作品、ということでしょう。あと申し訳ないですが、劇団ひとりさんはミスキャストだと思います。それと、劇場版らしいスケール感もあったら良かったかな。人生って難しいな~・・・。
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2015-01-24 15:25:08)
108.  トランスフォーマー/ロストエイジ
ツッコミどころ満載で、かなり時間の長さを感じるけれど、それでも十分楽しめることができた。とにかくもう映像技術がハンパない!あまりにリアルすぎて、本当に香港の街を破壊しちまったんじゃないかって思えるほどだった。とにかくこの映像体験は、必見の価値ありです。はい。楽しめたのでツッコミは止めておこうかと思いましたが、ど~しても一言だけ言わせて下さい。オプティマスさん、あんたどんだけ不死身やねん!てかいつの間に直ってるねん!ビックリだぜ!
[映画館(字幕)] 7点(2014-08-14 04:04:28)
109.  舟を編む 《ネタバレ》 
前々から気になっていたがなかなか手の出なかった作品。アカデミー作品賞を受賞したので、それキッカケでついに観賞。正直観て良かった。面白かった。辞書作りの大変さも分かったし、何より言葉の、コミニュケーションの大切を改めて感じた。と言いたいところだが、微妙なモヤモヤも残った。それは、主人公の馬締は何十年経っても大きな変化もなく、奥さんともどこか余所余所しい。多少の進化はあるのかもしれないが、表立って描かれてはいない。なので主人公の成長物語と、声を大にしては言いにくい。しかしそこがいい。実はその微妙のモヤモヤこそがこの映画の魅力。言葉は文化の変化とともに生まれて消えていく。まさに日進月歩。しかしその反面、人間自体はそんなに成長していない。世代が変わり見た目や言葉遣いは違っても、さほど根本は変わっていない。そんなことを裏読みさせてくれたとこが、私には大きな魅力の一つとなりました。さらに好きなセリフはタケさんの、「他人のことなんか分かるわけない。だから話すんじゃないか」です。まさにその通り。特に日本人は言葉の伝達が下手くそだから尚の事ですよねwでも分かっていてもうまくいかない。そこ儚さがたまらんです。この辺のモヤモヤ感も日本チックで好きです。あと、何といってもオダギリジョーがいい!酒に酔いながらプロポーズするシーンには、ついつい涙腺が緩んでしまいました。最後に作品賞受賞の決め手となったのは、言葉の文化が乱れに乱れている今だからこそ、言葉の大切さを知ってもらいたい。そこではないでしょうか。憶測ですが。 追加:実話かと思って調べたら実話じゃなくってビックリ!それだけ信憑性が高かったってこと。
[DVD(邦画)] 7点(2014-03-08 15:21:55)
110.  脳男
人間の精神など簡単に崩壊してしまうもの。脆くて儚い。そのことを改めて思い知らされました。精神鑑定かも刑事も犯罪者も患者も母親も誰も彼もがおかしくなっていく中、唯一彼だけが冷静沈着なのが非常に興味深く、この作品の重大なメッセージではないかと感じました。感情をコントロールできないから犯罪は起きる。欲望を抑えられないから争いは起きる。ならば全ての人間が彼のようになったら・・・ってそう考えるとやはり人間にとっての悪は、必要悪なのでしょうか?永遠に答えの出ない問ですね。禁断のテーマに真っ向から向き合ったことは評価したいです。ただ残念だったのは爆弾魔の彼女の内情を、もう少し掘り下げて欲しかったです。くどくならない程度に。いい映画ではあるけれど、それと同時に嫌いな映画でもある。以上。
[DVD(邦画)] 7点(2013-09-08 22:37:53)
111.  パシフィック・リム
洋画と邦画の決定的違い。それはズバリ臨場感。特にアクション映画ではその差がハッキリと分かれる。邦画はいつも全体像を意識的に捉えようとする。代表的な作品、ゴジラシリーズを思い浮かべて欲しい。怪獣や街、戦車に戦闘機、み~んなキッチリとカメラの中に収まっている。スケール感はあっても観客があたかも、そこにいる錯覚、には至らない。つまり作品を、客観的に見せようとする傾向がある。では洋画はどうか。あちらさん、特にハリウッドがいつも意識しているのは、観客こそ主人公、という点でしょう。作品を見ているうちにすっかりヒーローヒロイン気分。な~んてこと、身に覚えありませんか?要するに作品を主観的に、疑似体験させようとする。この映画パシフィック・リムもまさにそれ。自分がいつの間にか操縦席にいて怪獣と戦っている。うわー!こんちくしょー!やめろー!くらえー!って、みなさん叫びませんでしたか、心の中で。それこそがまさにこの映画の狙い。正直私は劇場を出た時、疲れきってフラフラ状態でした。そして思いました。イエガーに乗って怪獣と戦いたいか?もしそう訊かれたら・・・冗談じゃない!と。
[映画館(字幕)] 7点(2013-08-15 18:06:04)
112.  スターシップ・トゥルーパーズ インベイジョン 《ネタバレ》 
短時間で複数の登場人物の設定紹介をする手腕は、素晴らしいの一言。ただ残念なのは、ヘルメットを装着してしまうと誰が誰だか分からなくなってしまい、その功績が無になってしまった点だろう。でも理解しているのか、大事な場面(戦死など)の時は脱着させていたっけ。それにしてもなかなか上々の出来ではないですか。第一作目の「スターシップトゥルーパーズ」の世界観を壊すことなく、見事なまでにジャパニメーション色を全面に押し出すことに成功している。本当に素晴らしい!各キャラの見せ場もちゃんと用意しており、その上でオイシイところは何だかんだでリコに持って行かせる。憎いまでのこの演出にほほとほと脱帽です。ただなぜ女王バグは宇宙ステーションを破壊しなかったのか?そこだけは理解できずに、モヤモヤ感が残ってしまいました。でこれを機に、スルーしていた2、3作目を鑑賞してみようかな。 PS:下世話な話だが、CGのくせに女体の質感やモーションに、少々興奮を覚えてしまいました(笑)
[DVD(邦画)] 7点(2013-07-21 06:44:15)(良:1票)
113.  シュガー・ラッシュ 《ネタバレ》 
素晴らしい!ブラボー!主人公ラルフの性格描写が半端なくいい!特にキャンディ大王にヴァネロペのレース出場を諦めるように説得される件から、壊してしまったマシーンを復活させてヴァネロペに謝るまでの一連の流れは、もはや超一級の演出テクニックと、私個人は大絶賛いたします。たかがゲームの中の話なのに、妙に人間チックで共感が持てるんですよね。是非とも続編作って欲しいです。それにしてもよくまぁあんなレトロなゲームがいつまでも置いてあるのには、正直オドロキを通り越して感動ですよ。でもきっといつかは撤去されてしまうのかぁ~・・・ってそれが2作目のアイデアになったりして。
[DVD(吹替)] 7点(2013-07-20 22:33:26)
114.  アウトロー(2012) 《ネタバレ》 
アクション満載のド派手な映画を想像していたら、あらまぁミステリー映画じゃあ~りませんか!ビックリ!推理も割としっかりとしていて、おぉ!な~るほどって、グイグイと引き込まれた。結末も、よくあるハリウッドお得意の力技で片付けるのかと思いきや、ちゃんと法廷で決着を付ける伏せんを残してくれたので、その点は評価できますね。黒幕や黒人刑事が曖昧なままなのは、そういう曖昧さが蔓延している世の中そのものが敵であるわけだから、あれはあれでいいと思います。その曖昧さ不確かさこそがこの映画の根底に流れるテーマだと、私は確信します。ただあれですよね、黒人刑事さん、主人公をどこかに呼び出すなりなんなりして、ビリビリってやってそれからサンディを殺害した罪を工作して逮捕、で解決出来たのにね。乱射殺人に見立てた計画を企てるだけの知恵があるというのに・・・情けない。まぁそんなこと言ったら、2時間弱の尺に収まりきらなくなりますか。はは。はたして、続編はあるんでしょうか?私はそれなりに気に入ったので、もし作られたならきっと観るでしょう。ああそうそう、ロマンスを排除したのも、グッド!でした。
[DVD(字幕)] 7点(2013-07-15 20:33:36)
115.  アフタースクール 《ネタバレ》 
「鍵泥棒のメソッド」経由での鑑賞。正直言って傑作。もう一度見直したくなる。こんな気持ち「シックス・センス」以来、かな?映画にとって重要なのはどう締め括るか。これがキレイにビシッと決まると、鑑賞後の余韻がだいぶ違ってくる。その点この映画の締め括りは、近年稀に見るほどの素晴らしさでした。冒頭での何気ない会話が、最終場面で見事な伏せん回収へと回帰する。お見事としか言いようがない。そしてグッジョブ!あと配役が絶妙。特に怪しい探偵を演じた佐々木蔵之介が拍手喝采もので、鳥肌が立ちそうになりました。裏街道を生きてきて、まるで世の中の全てを知り尽くしたかのような立ち振る舞い。闇の中で光を探すことを諦め、闇としか向き合わなくなってしまった哀しい男。毎日を惰性で過ごしている人にとっては、嫌味なくらい共感できるはず。そんな哀しい男に、大泉洋の一言が胸をえぐります。お前がつまらないのは、お前自身がつまらないからだ!ハンマーで後頭部を殴られた気になりました。このメッセージを受け止められて幸せです。ほんと、映画っていいですね!
[DVD(邦画)] 7点(2013-05-26 11:12:46)(良:1票)
116.  戦火の馬 《ネタバレ》 
さすがはスピルバーグ。淡々とした展開も、見事な演出でグイグイと引き込んで離しません。アッ!という間の2時間とちょっとでした。少し引っ掛かったのは、主人公の父親のこと。戦友を助けていても、人を殺していることで決して誇ろうとはしない。そんな立派な父親なのになぜ簡単に馬を殺そうとしたのか?惚れ込んで無理して競り落とし、息子が愛情込めて育て上げたというのに。感情が高ぶっていたとはいえ、どうしても理解出来なかったですね。何であんな演出をしたのか?スピルバーグに聞いてみたいです。それと作風が牧歌的なためか、プライベートライアンのような戦争の悲惨さはあまり伝わってきません。なんてったって馬が主人公であり、その馬の目線からの戦争、なのですから。その馬が有刺鉄線に絡まって動けなくなっているのを、イギリス兵とドイツ兵が助けるシーン。一番好きなシーンです。戦争がなければこうして分かり合えるのに。友にだってなれるのに。映画の中である将校が言います、戦争は大事なものをすべて奪っていく、と。それは物だけでなく、人と人の繋がりなんかもそうなんだと、痛く胸に突き刺さってきました。ラストシーンは出来れば、エミリーに会いにいくシーンで終わって欲しかったかな。もちろ馬に乗って・・・。
[DVD(字幕)] 7点(2013-05-07 16:43:10)
117.  ゆれる 《ネタバレ》 
オダギリジョー演じる猛はきっと、目に映る世界を否定することで、自分という存在を保ってきたのかもしれない。だからカメラマンという職につき、ファインダー越しの世界に身を委ねてきたのかも。そのあやふやさが結果的に裁判での発言へと繋がり、兄との関係をリセットすることとなったのでしょう。しかし皮肉なもので、幼少期の頃に撮影された8ミリフィルムには、「真実」がしっかりと記録されていた。その「真実」を見たことによって猛は、自分の作り出したファインダーをようやく取り外すことが出来、見える世界、見た世界を受け入れるようになる。なんともまぁ味のある演出ですよね。この監督の作品はこれでラスト。他の3作品と比べると、一応ハッピーエンドになるのかな?分からないけど。あの兄の笑いは逆に捉えることもできるしね。ここから箇条書きで。○木村祐一はこの作品の世界観にあっていない。○台詞が生々しく、時々ドキュメンタリーを見ているような錯覚に陥る。○オダギリジョーと香川照之のコンビは最強!もっと見たい!○猛が8ミリを見てからがやや間延びしていてもったいない。○小ぢんまりとしているが、実はもの凄くディープで繊細な、非常に完成度の高い作品です。多くの映画ファンに観てもらいたいです。観終わったあとよりも、数日経ってからジワジワと来る、そんな映画です。
[DVD(邦画)] 7点(2013-04-06 18:02:20)
118.  夢売るふたり 《ネタバレ》 
女性ならではの視点が随所に有り、なかなか興味深く鑑賞出来た。人の良さそうな夫婦が、いかにして詐欺に手を染めてゆくのか?その辺りの話の持って行き方が非常にすんなりとしていて、お見事としか言いようがない。かなり練りこんだろうな~ていうくらい本当に素晴らしい脚本です。ただその分、どうしても現実問題として気になる点もあった。阿部サダヲは傷害罪なのか詐欺罪なのか?傷害罪にしてもあれだけの目撃者がいて、さらに状況証拠など細かなことを全てひっくるめていくと、腑に落ちないリアリズムの欠如を感じてしまう。さらに詐欺罪にしても、共犯である松たか子がそのまま野放し状態というのも納得がいかない。また、借用書を作成しているから詐欺罪にはならないのか?どうなんだろう?騙された女性たちがカウンター席にズラリと並び、口を揃えて悪い人じゃないと熱く語っている。田中麗奈だけが例外で、夢への執着心が強すぎた。まぁ彼女の存在が物語を着地させるためのものなので、こういった憎いまでの配慮にはホトホト感心させられます。だからこそ、事件に対する取り組み方ももう少しリサーチをしてほしかったです。夢を売る詐欺師。その夢をキッカケに、やがて赤裸々になっていく男と女の性。何とも言えぬ哀愁に満ち溢れた、近年稀に見ぬ傑作でしょう。
[DVD(邦画)] 7点(2013-03-19 05:51:51)
119.  ホビット/思いがけない冒険 《ネタバレ》 
今年最後の見納め映画。面白かった!エンターテイメントな作品としては十分な出来。とにかく全編、目を楽しませてくれる。オールロケーションによる雄大な大自然はもちろんのこと、CGで描かれた都市や建造物の数々が非常に精密で、グンと作品の世界へと引き込まれて行きます。個人的にわんさかわんさかした映像が好きなので、今回も大いに堪能出来て良かったです。あとこの監督は、キングコングの時もそうだったけど、上から下へと落ちていくアクションがお気に入りなんだな~、とつくづく思いました。演出面ではビルボが、故郷は大事だから君たちと共に行く、と決意を固めるシーンがやや唐突すぎる印象を受けました。とりあえず第2部、3部とまた楽しみな作品が増えました。
[映画館(字幕)] 7点(2012-12-29 01:05:42)
120.  ポテチ
素晴らしい!無駄がない!68分という尺が、こんなにも見事にマッチするなんて。車内でのポテチを間違えたシーンが、後になってじわ~ときて、タイトルに込められた意味を知る。そしてエンドロール中の親分(専務)のシーン。まさに逆転満塁ホームラン!お見事です。  
[DVD(邦画)] 7点(2012-12-12 14:25:33)(良:2票)
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