1321. 13デイズ
キューバ危機については、世界史でちょろっと触れただけなんで、あまり詳しいことは分からないけど、米ソ両国のやり取りなど緊張感のある描写をしてるんでそれなりには楽しめる。 6点(2003-08-08 02:55:55) |
1322. ウルフ
《ネタバレ》 他の狼男作品のように特殊メイクで阿鼻叫喚の変身シーンを見せ付けるのではなく、狼の魂が目覚めても基本人間のまま(毛深くなって牙が等が生える)で驚異的な身体能力や感覚が備わるという設定は、現代劇と考えればとてもしっくりくると思います。 ただ心境や身体の変化を丁寧に描写してくれるのは良いですがややかったるいと思う部分も無きにしも非ず。そして「僕は野性味とは無縁の存在です」て狼に噛まれなくても狼男のような顔してるジャック・ニコルソンが言っても全然説得力ありません。 まあ、それだけ好演しておりますが。 [DVD(字幕)] 6点(2003-08-07 03:29:25) |
1323. ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀
確かに展開とか陳腐だけどハワードのキャラがものすごくイカしてるし、個人的には好き。 7点(2003-08-03 04:13:21) |
1324. エクソシスト ディレクターズカット版
《ネタバレ》 映像、ものすごく綺麗になってる。俺が小学校の時見たオリジナルのビデオはものすごく時代を感じさせてくれたモンだ。いや、しかし、今更な時代に今更な映画を今更なディレクターズ・カットですか。エンディングはエクソシスト3の伏線としていいと思うけど、画像をリマスターするにあたり余分なものをチト付け加えすぎでないかい?リーガンの部屋に入るときに一瞬映るバズズのドアップとか。でも、改善点も少し、バズズがカラス神父に乗り移り、また正気を取り戻すシーンは少し手が加えられている。別に修正加えなくても良いとも思うんだが、はじめて見る人から突っ込みがくるのを押さえるためだろう。元が元だからある程度の質だけど、少し間延びした感じがするんで今回は少し辛め。 5点(2003-08-02 02:06:46) |
1325. ザ・ファントム(ビリー・ゼイン主演)
《ネタバレ》 物語の展開等は、インディ・ジョーンズのような秘境アドベンチャーなので、それなりに面白いのですが、そこに全身紫タイツのヒーローが登場する必然性があるのかと聞かれればはてなマークです。 そもそも、助けに来たのが全身紫タイツの男だっていうのにヒロインが動じなさすぎ(笑) そしてジャングルの中であの全身紫タイツは違和感ありすぎ。 というかみんな平然としすぎ。恐れる前に驚けよ。 内容だけならまた観てもいいかなぁ、と思いましたが、あの全身紫タイツのことを思い出すともう一度観る勇気は出ません(それでも鑑賞2回目なのですが)。 本来6点くらいのところ全身紫タイツにマイナス2点…。 [DVD(字幕)] 4点(2003-07-31 01:53:22) |
1326. 禁断の惑星
《ネタバレ》 昔観たときは退屈な映画だなぁと思いましたが、考え違い。ちゃんと観直してみるととってもサスペンスフルな作品でした。 宇宙船の造詣が今の洗練されたものから比べるとちゃちに見えますし、小道具などもレトロ感ばりばりですが、イドの怪物が宇宙船内に侵入する際の視覚効果や惑星内の造形などはしっかりとした作りでとても見ごたえあり、更には怪物の正体、及び異星人の計画の全容が明らかになっていく過程はとてもスリリングな展開で見入ってしまいました。 独特のBGM効果も相まって、今でも充分に楽しめる作品だと思います。 [DVD(字幕)] 7点(2003-07-31 01:19:45)(良:1票) |
1327. A.I.
《ネタバレ》 “愛”という感情を持ったロボットの話ですか…。そしてその願いは、お母ちゃんに愛されたいから人間になりたい!そして、彼の人間になるためのお話が始まる…何だこの話?。始めの方は、ロボットのデイビッドがいかにして母親に愛されていくかを描いているが、なんか中途半端なところで見捨てられる。そして、人間になればママに愛される!と思い、ロボットを人間にしてくれるブルー・フェアリーを探しに行く、ピノキオチックなファンタジーにはや代わり。しかし、そのブルー・フェアリーがいる場所、“ライオンが涙する地の果て、全ての夢が生まれる場所”がマン・ハッタン??なんか胡散臭くなってきたぞ?と思ってたら、結局そんなモンは存在しないってかい!しかも最後は宇宙人オチ?何やこれ??中途半端だなぁ。そんなオチなら始めから、人間でないモノがいかにして愛されるか?というものをテーマに、そしてラストは、人間でないモノでも愛されることが出来る、というCLAMP原作の某漫画のようなオチにしてくれた方がずっと面白いよ。まあ点数は可愛いくまさんのぬいぐるみ(クマだよな?あれ)のテディ君にあげるよ。 2点(2003-07-30 22:07:14) |
1328. YAMAKASI ヤマカシ
ヤマカシのパフォーマンスがとにかく凄い。ただ、あえて言わせてもらえば、彼らの行動に意味を加えようとしてつけられたストーリーが邪魔。余計なものを付けずに、彼らには終始暴れ回ってもらいたかった。 5点(2003-07-30 21:44:17) |
1329. グラディエーター
“ベン・ハ-”チックな話だったから、これは…もしや??と思い切って見て見たら、やはり期待通り面白かった。戦闘シーンとかカッコよかったし、コロッセオの戦闘シーンなどは“べン・ハ-”の戦車戦を思い出した。個人的にはラストも納得。 8点(2003-07-30 21:35:03) |
1330. マグノリア
《ネタバレ》 僕が群像劇というものを見たことがないからなのかもしれないが、これは稀に見る傑作だと思う。登場人物が多いのではじめは少し困惑するものの、少しずつ絡み合ったストーリーはそれぞれがとても魅力のあるものだし、はじめからどんどん見入ってしまい3時間という時間の長さをまったく感じさせない。そして、全員が繋がったことによって起こるある種の“奇跡”…あれが意味不明だという人も居ると思いますけど、意味なんてないですよ、あれには。ただ、劇中の主人公たちはそれぞれ苦悩を抱えている、しかし、あの摩訶不思議な出来事を体験する事によって、自分たちが今悩んでいる事はこの不思議の世界ではまったく小さな事だと認識させるある種の“浄化の雨”のようなものなんですよ。それに(どなたかも仰っていましたが)ああいった事例は実際にも報告されているため、まったく在り得ない事ではないんですよ。僕はこれまでに数多くの映画を見てきましたが、これほどまでに人生に希望を与えてくれた映画は【グランド・ホテル】【素晴らしき哉、人生!】そして本作【マグノリア】この3本だけです。 10点(2003-07-30 21:10:57) |
1331. モンキー・シャイン
これがロメロ作品だとは思いたくないなぁ…。遺伝子操作の薬を打つとサルと意識が融合するってどんな仕組みなんだ?前半まではまだありえる話かなと思いつつ見てたけど後半でそんな感想は一気に吹っ飛んだ。 4点(2003-07-29 03:45:47) |
1332. ハウリング(1981)
当時はそのあまりに凄まじいメイクが話題になったとかならないとか…。ネタとしては古典的な狼人間の話なんだけど結構面白い。 7点(2003-07-28 15:03:05) |
1333. ファンタズム(1979)
題名に引かれて見たんだけど、見終わって、微妙なコメントしか浮かばなかったというのが本当のところ。前半部分までは、不気味な葬儀屋や死墓場で戯れる死人達と、オカルトのような内容なんだけど、後半になるにつれてSF路線に切り替わる。それにそもそもホラーとは、生理的嫌悪感や不快感を伴う恐怖のことを指すんだが、この作品に至っては微塵も感じられない。結局、この作品の題名PHANTASM(幻影、幽霊)って、何の事を指しているんだ? 5点(2003-07-28 14:57:33) |
1334. 呪怨 (2003)
《ネタバレ》 ビデオ版“呪怨2”よりはましだけど、やはり1作目ほどのインパクトはない。それぞれのエピソードで、恐怖描写はしっかりと入ってはいるんだけど、やはり何度も見ているとマンネリ化してくるし、ラスト近くのエピソードの、ゾンビシスターズは、“2”の伽椰子軍団ほどではないにしろ、やはりギャグのように見える。ビデオ版を見ていればどうってことはないんだが、未見の人には十分怖いと思う。 3点(2003-07-25 01:37:28) |
1335. ワイアット・アープ(1994)
映像や音楽は好きだし、こういった1人の人間にスポットを当ててその人間の半生をじっくり描くといった映画も好きだけど、それをこの人物でやらなくても良いんじゃないかと。有名なOK牧場の決闘が出てくるけど、ワイアット・アープの名を一躍有名にした出来事のはずなのに、その描写が非常に少ない。ならば“OK牧場の決斗”を見たほうが遥かに面白い。回想録としてはそれ程悪い出来でもないんだけど、西部劇としてみると、やはりそのテンポの悪さ、盛り上がりのなさ、そしてこの長さが玉に傷かと… 3点(2003-07-20 17:35:23) |
1336. パール・ハーバー
《ネタバレ》 友達の評価は「この映画はこの主題歌があったからヒットしたようなもの」だそうだ。俺としてはそれ+ジョシュ・ハートネットが出てたからといったところ。日本軍の真珠湾攻撃を題材にしてはいるが、終始戦争映画だか恋愛映画だかわからないし歯切れも悪い。それに長い。真珠湾攻撃のシーンは迫力があるけど、その際のアメリカ兵の悲痛の叫びなどはやたらに長く撮ってあって、いざ日本爆撃というときには日本人の描写は皆無ってのはちと不公平でないですかねぇ。アメリカ映画だから仕方ないけど。もう少し違う表現の仕方は出来なかったのかなと日本人的な主観からは思えました。結局はアメリカの愛国者精神が産んだ映画なのかなといった感じです。 1点(2003-07-20 17:27:12) |
1337. ターミネーター3
《ネタバレ》 俺の中ではこのシリーズはすでに2でTerminationしてるんで、何となく蛇足に思えました。確かに前半でのカーチェイスは凄まじい迫力があったけど、それ以外があんまりパッとしない。そして今回の敵ターミネ-ター。1作目ではシュワちゃんの重圧な恐怖感、そして2作目のロブ・パトリックのスマートな恐怖感があったのに、今回のターミねーちゃんにはこれといった恐怖感がないし、1から2、3にかけて進化してきた敵なのに、最終的にターミねーちゃんが1作目のラストのような上半身だけになって最後を迎えるのはどうなんだろうか?確かに武器は強いし内蔵機能も凄いんだけど、打たれ強さはターミねーちゃんことT-XよりもT-1000の方が上かなと。終わり方は、特には問題ないけど、少し「NO FATE」の精神がかけてる気がする。1,2作目ともに名作だったので、今回はそれ程いい出来ではなかったと思う。 4点(2003-07-20 17:10:39) |
1338. 卒業(1967)
《ネタバレ》 以前親に「映画が好きなら卒業くらい見てないと」とまで言われました。内容は、真実の恋を通しての青年の成長を描いたもので、30年以上経った今でも全く色あせてません。サイモン&ガーファンクルの<サウンド・オブ・サイレンス>をはじめとした楽曲もとても良いし、花嫁を奪うラストも今見ても素晴らしい。やはり映画は50~70年代の映画が一番面白いと思います。 8点(2003-07-20 16:55:41) |
1339. シン・レッド・ライン
激戦地に駆り出される兵士達の、生と死、世界に対する思いや神への問いかけなどを美しく映像化している非常に哲学的な映画。しかし、あえて言わせてもらえばものすごくテンポが悪い。しかも長い。哲学映画を面白いつまらないで判断するのはなんか間違ってるかもしれないけど、正直につまらない。冒頭の米軍の船がやってくるまでは好きだけど、その他が…日本兵の描き方は、他の皆さんと同意権。現地の人々がア・カペラで歌ってるあの歌は好きですけど。 1点(2003-07-20 15:32:56) |
1340. クレオパトラ(1963)
見終わった後の正直な感想は、とにかく長い、ひたすら長い。恐らく世界史に興味のない人は見ないだろうし、例え見たとしても4時間以上退屈な時間を過ごす羽目になるだろう。しかし、俺は幸いにもこの類の映画、特に古代ローマ史あたりが好きなので、取り分けてつまらないとは思わなかった。いや、むしろ面白かった。この作品の凄い所は何と言っても、↓前記の通り十戒、ベン・ハ-などと肩を並べるほどの壮大なセットを使い、途方もないエキストラを起用した点。映画が映画たる所以の壮大さがものすごく出ている。クレオパトラの辿った軌跡も、一般的な世界史の教科書や歴史書に載ってる有名なエピソードから細かなことまでを丁寧に映像化されていて良いし、時代に翻弄されながらも3人の男を愛した女として描かれているのも良い(実際のクレオパトラは、確かに美人だったにせよ、絶世の美人だとか、世界の支配者を次々と手玉に取った妖婦のような女性などではではない)なので、この作品は、好きなジャンルであることと、映画としての面白みや壮大さがちゃんとあるので、今回は8点を献上しようと思う。 8点(2003-07-20 15:23:01) |