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ぐるぐるさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1305
性別 男性
ブログのURL https://www.jtnews.jp/blog/20066/
ホームページ http://w.livedoor.jp/mushokamondai/
年齢 51歳
メールアドレス gurugurian@hotmail.com
自己紹介 ♪わたしの小さい時 ママにききました

 美しい娘に なれるでしょうか

 ケ・セラ・セラ なるようになるわ

 さきのことなど わからない


 大人になってから あの人にききました

 毎日が幸福に なれるでしょうか

 ケ・セラ・セラ なるようになるさ
 
 さきのことなど わからない


 子供が出来たら そのベビーがききます

 美しい娘に なれるでしょうか

 ケ・セラ・セラ なるようになるわ
 
 さきのことなど わからない ケ・セラ・セラ~


(2010.4.16記)


現在、ダイエットちう。腹筋、割れてるでー。




力を入れると。

(2011.8.28記)


↑ホームページのリンクを「朝鮮学校無償化問題FAQ」に張り替えました。特に「パッチギ!」ファンは、見てね。




これからもよろすく。





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121.  ロックンロールミシン 《ネタバレ》 
うむ、傑作!行定監督が本当に撮りたかった作品を撮った、っていうかんじですね。主役四人の演技は言うに及ばず、室内の光の感触とかもかなり良かったし、スタジオとして使っているマンション(アパート?)に行く途中の坂道や、束の間の開放感を象徴するような屋上のショットが印象的でした。ラスト、夢破れ、また退屈な日常に戻ったかに思えながらも、かすかな希望を感じさせる「Tシャツ」のエピソード、オフィス街をふわりと飛んでいく風船、そして一心不乱にミシンがけをするリョウイチの姿に心動かされます。
9点(2003-08-20 19:18:09)
122.  群衆(1941)
ううーん、僕は「素晴らしき哉、人生!」でフランク・キャプラにぞっこんLOVE(←死語。というより、古語)してしまったクチなのですが、この作品は、ちょっとひねりすぎではないかなー、と思ってしまった。女性新聞記者の意図がいまいち掴みづらかった感じがしたし(後から分かってきたけど)、ちょっと設定が無茶すぎる感じがしました。「隣人愛」がテーマっていうのはいいんですけどね(もし今、キャプラが生きていたら、どんな映画を作るんでしょうね。ちょっと興味があります)。(6点)<2005.6.3追記>最近観直したのだけれど、これって実は「恐い」映画だ。恐くて、危うくて、過激で、挑戦的。多分、前に僕が観た時に感じた違和感は「素晴らしき哉、人生!」的なものを期待してたというのと、あとこの作品の中の「善意」というものの描かれ方にあったのだと思う。思うに人の「善意」というものほど当てにならなくて脆いものはない。それにその善意が純粋であればあるほど「狂気」や「暴力性」に転化する(特にムーブメントと結びついた時には良くない方向に進む事も少なくない、というのは、例えば宗教の歴史や一部の市民運動などを見れば明らかだ)。そういう意味で善意は悪意より厄介なものかもしれない。しかし!絶望的な中、主人公のジョン(すなわちキャプラ)は訴える。確かに世の中は腐ってる、かもしれない。人間なんて弱いし愚かだし、キレイゴトで片付かない問題だってあるよそりゃあ。んでもさ、そこで安易にニヒリズムに陥っちゃったってしょーがないじゃん。このまま負けを認めたってつまんないじゃん。てか、ささやかな善意すら信じられなくなっちゃったら、そもそも生きる値打ちなんてないじゃん。だから、も一回信じてみようじゃないか!と(←こういう台詞がある訳ではなく、あくまで僕にはそう聞こえた、という事です)。そういえば、貧しい移民の子であったキャプラは若い頃、詐欺師とまではいかないまでもそれに近い事もやっていて、映画界に入る時も、最初は監督としての契約金だけ貰ってトンズラするつもりだったらしい。それが後年人間の善性を訴える作品を次々と生み出す事になるのだから、ある意味ジョン・ドーはキャプラ自身なのかもしれないな、と思う。「素晴らしき~」ほど知られてないけど、これはまさに「裏・素晴らしき哉、人生!」。皆様是非是非観てみて下さいませませ。
[DVD(字幕)] 9点(2003-08-11 17:37:29)
123.  ニコライとアレクサンドラ 《ネタバレ》 
20世紀初頭の激動のロシア、ロマノフ王朝の最期をダイナミックに描いた歴史大作!・・・なのだけど、正直最初の二時間は(眠かったというのもあって)かなりつらかったです。ただ、そこを乗り越えるとかなり面白くなるんですよね。主人公のニコライ二世という人は、ま、言ってしまえば「歴史の変化を読み違え、無駄に戦火を拡げた愚かな皇帝」なのだろうけど、それでも映画を観ながら感情移入できてしまうのは、その後のソビエトを知っているからでしょうか。宮殿を追われ、どんどん惨めな生活に追い込まれていく中、それでも天真爛漫な四人の皇女達の無邪気さが切なかったです。終盤、銃殺される直前の突然の静寂、そして(死を覚悟したのか)皇子アレクサンドラが父親ニコライの頬にさっとキスをする(この辺、記憶が曖昧。お母さんにだったかもしれない)、そしていっせいに火を噴く銃口・・・というラストは残酷で、でも美しく、非常に心に残る名シーンでした。
9点(2003-07-30 20:31:41)
124.  ごめん
こういう、特に目新しさや派手さもなく、かといって芸術・難解ぶったところもなく、ただひたすら実直な感じの作風というのはいまどき珍しいですね。正に主人公セイのごとく、直球勝負って感じでした。セイといえば主役の久野雅弘のいかにも「ほげっ」とした顔がとてもキャラクターに合っていて(しかも後半になるとぐっと引き締まった表情を見せるんだな。いかすぜ!)良かったし、ヒロイン役の櫻谷由貴花も、これが映画初主演とは思えないくらい頑張ってましたね。脇を固める父親(國村隼←あたしゃこの映画を観てこの人にホレた!)と母親(河合美智子)もいい味を出してました。割とどこにでもありそうな青春映画ではあるんですけど、それがかえってよかったのかな。話の中で何度かセイが「うわーーー!」と叫ぶシーンがあるんですが(あれ、「うぉーーー!」だったかな?まあいいや)、青春・初恋って恥ずかしくて、カッチョ悪くて、切なくて、もどかしくて、正にあんな感じですよね。久々に自分の初恋の恥ずかしい思い出が浮かんできて、一人でもじもじしちゃいました。ラストも良かったなあ。・・・・・・それにしても、あの年頃の男の子はホント困りますよね、「わがまま王子様」の扱いには。こっちが何もヘンなことを考えているわけでもないのに突如ご乱心あそばされたりしますからな(しかもタイミングの悪いことにジャージ着用の時!)。ですからご婦人の方々、もしそういう現場を目にしてしまっても、おおらかな気持ちで見てみぬふりをしてくださいな。
9点(2003-07-23 19:34:37)(笑:1票) (良:1票)
125.  街の灯(1931)
正直なところ、ギャグのシーンはそれほどすごく面白いって感じではなかったんですよね(ただ、ワンカットでジャッキー・チェンばりの複雑なアクションをやっているのはすごいと思います)。話も、まあベタといえばベタだし。でも、やっぱり泣かされてしまうんだなー。ラストシーンはもちろんですが、チャップリンが盲目の少女にお金を渡した後の台詞「行ってしまうのね―」「少しの間」というやり取りの後のチャップリンの表情が好きです。個人的にはラストは悲しい終わり方のほうがよかったような気もしますが、それでもやっぱり、いい映画ですね。
9点(2003-07-20 22:01:32)(良:1票)
126.  切腹 《ネタバレ》 
・・・STING大好きさんみたいなきちんと分析的なレヴューを書いている方に自分の(時に文法的にかなり怪しい)レヴューを引用されるのは嬉しいけど、ちょびっと恥じゅかしいでしゅ(もともと「美味しんぼ」からのパクりだし)。それはいいとして、いや、凄い映画でした。まず前半の、静かなのにじわーりじわーりとしたテンションの高さで一気に映画に引き込まれてしまいました。中盤に入ってくるとちょっと話の展開が読めてきてダレた感じがしたんですけど、あの「髷狩り」はさすがに読めなかった!それに最後の「かっこ悪くも生々しい」殺陣!僕は剣術もチャンバラも詳しくないのであくまで素人考えなんですが、実際1人対大勢の戦いになったらあんな感じなんじゃないでしょうか。あの「腕十字構え」も一瞬「なんじゃ?」と思ったけど、要はあれは、実際の戦場を潜り抜けた経験の上で編み出した、型にはまらない実践的な構えってことなんだろーなー、と納得がいきました(丹波哲郎との戦いの時に、実戦経験がない剣法を「しょせん畳の上の水練」と言ってましたしね)。いやー、しかしこういう時代におもねっていない作品って古びませんね。現代だと、例えば企業の不祥事隠しと重ね合わせたりできると思うし。変な見方かもしれないけど、僕はこの映画の浪人を現代日本の不法滞在外国人と重ね合わせて観たんですよね。そりゃ違法行為だし、中には強盗や殺人を犯すようなのもいるかもしれないけど、もし自分が貧しい国に生まれたとして、ある国でがんばって働けば大金を稼ぐことができるって言われたら、たとえ違法と分かっていてもいくでしょ、そりゃ。あなたにはそういう、相手の立場になって考えてあげる優しさはないのか慎ちゃん!と言いたい。
9点(2003-07-17 18:39:42)
127.  ボンベイ
僕が初めて観たインド映画がこの作品なんですけど、色んな意味で凄い映画でした。前半はひらすらパワフルでセクシー!インド映画って女性の裸とかキスシーンとか駄目らしいんですけど(ウロ覚えの知識なんで間違ってたらごめんなさい)そのせいでかえって寸止めのエロさというか、秘すれば花というか、ヘビの生殺しというか、ヘンな意味じゃなくて、体中の感覚がむずむずしちゃうんですよね。コメディーの要素も満載で、主人公の男性と奥さんの「夫婦生活」についてのやり取りなんかも凄く可愛らしくて面白いです。後半は一転してシリアスな反戦映画になってしまうんですが、映画全体が凄くパワフルなんで強引に押し切られちゃうというか、あんまり違和感がないんですね。冷静にドラマの部分を見るとかなりベタなんですけど、そこもほとんど気にならないし(というか結局泣かされてしまったし)、もう何か、グイグイと物語に引き込まれていく感じでした。この映画、ユニークなインド映画の中でもさらに特異な位置にある作品だと思うんですけど、お勧めです。
9点(2003-07-09 19:22:45)(笑:1票)
128.  プロミス(2001)
できるだけ多くの人達に、是非観て欲しい!この作品はイスラエル・パレスチナ間の対立・紛争を、その地に住む様々な立場にある七人の少年少女の目を通して捉えたドキュメンタリーです。おそらくほとんどの日本人にとって、イスラエルやパレスチナの日常の風景(イスラエルにはマクドナルドやケンタッキーフライドチキンもある!)は新鮮に映ると思います。そこに登場する子供達の語る言葉――彼らは、例えばイスラム原理主義を頑なに信じていたり、考え方がかなりアメリカナイズされていたり、或いはハマス支持者であったり、軍に友達を殺されたりしています――そのあどけない表情とは裏腹に、彼らを取り巻く深刻な状況が語られます。例えばこんな風に――「パパは刑務所にいるの。(周りは)ハマスの人達ばかりなんだって(パレスチナ人の少女・サナベル)」この映画は決して安易な希望を与えてはくれませんが、同時に安易な諦めも拒否しているように思えます。イスラエルという国を絶対に肯定しないという立場と、アラブ人をパレスチナから追放しようとするユダヤ原理主義の立場との間には想像を絶するほどの断絶があるのでしょう。しかし例えば、ジュロモというユダヤ人の少年が「アラブ人とは仲良くなれないと思う」とカメラの前で語っている時、一人のアラブ人の少年がジュロモに近づき「ある事」をします(「ある事」が何なのかは、映画を観てのお楽しみ)。このシーンは可笑しくも感動的で、観る者にある種の希望を抱かせるのです。そしてまたこの映画の後半には、そうした立場の異なる子供達(残念ながら全員ではありませんが)が一堂に会する場面が登場します。この場面(やはり詳しくは映画を観て欲しいのですが)もとても感動的です。繰り返しになりますが、是非一度この映画を観て下さい。パレスチナ問題に関心がある人は勿論ですが、例えば日々の生活に疲れているような人にもお勧めです。きっと勇気がわいてくると思います。あ、そうそう、前述のサナベルという女の子、ムチャクチャ可愛いです、マジで。そういう趣味(?)の人もよろしければどうぞ。
9点(2003-07-09 19:11:15)(良:1票)
129.  デッドマン・ウォーキング
てっきり「ザ・ハリケーン」とか「ショーシャンクの空に」みたいな、冤罪の映画かと思ってたら、贖罪がテーマだったんですね。多くの方が指摘されてらっしゃいますが、製作者としては死刑に賛成であれ反対であれ、まず死刑というものそのものを見せようという意図があったんではないでしょうか。賛成の立場の人は、死刑囚も家族を持ちそれなりの人生を歩んできた一人の人間であるということを再認識するだろうし、反対の人は改めて被害者の悲しみを見せつけられ、いずれにせよ死刑という制度について改めて考え直さざるを得ないと思います。こういう言い方はちょっと卑怯な感じがして嫌なのですが、そう簡単に白黒つけられる問題ではないんですよね。ラスト近くで被害者のお父さんが「あんたは信仰があるから(迷ったり苦しんだりはないだろ?)」というのに対してスーザン・サランドン演じるシスターが「信仰で片付くなら簡単です」と答えるシーンがありましたが、これは宗教というものの「ありよう」について深く考えさせられる言葉でした。信仰というのは(本来)解答を手に入れることなのではなく、答えを探し続ける勇気を持ち続けることだと思います。僕は基本的には無神論の人間なのですが、こういう表現を見ると、改めて宗教というものの意義を考えさせられます。・・・ってあ、しまった。映画そのものについてあんまし語ってないや。スーザン&ショーン、最高!曲も、良かった。
9点(2003-07-05 21:11:29)(良:1票)
130.  ファイト・クラブ
これ、ブラッド・ピットの映画というより完全にエドワード・ノートンの映画ですよねえ?ま、日本での知名度と人気を考えると仕方ないのかなあ・・・。それはそれとして、面白かった!前半は凝った演出・映像・編集でグイグイ引きこまれるし、中盤はだんだん雰囲気がヤバくなっていって「おいおい、どーなるんだよ!」と思わされるし、最後の展開は・・・!うひゃー、そう来るかあー!この裏切り者ォ(いい意味で)!実はいろんな所に伏線が仕込まれてたんですね。お見事!というほかないな。かなり滅茶苦茶で、いろんな要素をつめこんでるのに、無理や破綻を感じさせないし(そりゃ冷静に考えれば色々突っ込めるけど)。現代の消費社会・情報社会に対する疑問の提示しているところや、ファイトクラブのメンバーが「生きる実感」を取り戻すために殴り合ったり「死」と向き合おうとしているところは、確かに映画的(漫画的?)無茶苦茶さはあるけど、グッときました。あのラストはなんとなく「太陽を盗んだ男」を思い出しましたね(公開があと二年遅かったら変えさせられてただろうな)。それにしてもエドワード・ノートン、やっぱすごい。
9点(2003-07-02 22:53:29)(良:1票)
131.  エイミー(1997)
あまりこの手の映画は好きではない、という松本人志さんも高評価(彼にしては)していたこの作品。いいっすよー。耳が聞こえないのに音楽は聞こえるっていう設定は、普通に考えると不自然な感じがするけど、実際過去のトラウマでそういう症状になる人もいるそうです。松本氏も著書「シネマ坊主」で書いてたけど、たいしたことが起こらない終わり方には好感が持てました。あと、お巡りさん達が歌いながらエイミーを探すところはかなり好きです。それにしてもあの子、歌うますぎ・・・。<2004.3.19追記>久々にBSで再見。やっぱ泣けるっす。周りのダメ~な住人たちがだんだん良い奴に変わってくるとことか、いいやね。
9点(2003-07-02 22:36:12)
132.  その男、凶暴につき
今まで暴力的な映画ってあんまり観てきてなかったんですが、実は好きかもしれない。最初のほうのビートたけしの演技は若干コミカルで(声のトーンも高めだし)、「あれ?」と思ったんですが、後半に進むにつれてどんどんテンションが高くなっていきますよね。暴力シーンの生々しい描写(あのビンタシーンは凄い!)、時にふっと描写が静かになる感じ、そしてラストの虚無感・・・。これって深作監督の代役だったんですか?今まで深作作品は「県警対組織暴力」しか観てないんですが、それに通じるものを感じました。あと、あの殺し屋役の人は、本当に人を殺していそうで怖かった。
9点(2003-06-19 21:19:55)
133.  小説家を見つけたら
あり?意外と評価低い・・・。そっかあ、僕は割と普通に良い映画だと思ったんだけどなあ。ショーン・コネリー演じる小説家フォレスターがなぜ一作しか本を出してなかったのかっていうところは、よく分からないけど、そういう作家はサリンジャーとかいるし(まあサリンジャーは一作じゃないけど)、単に引きこもりみたいなもんだろう、と思って観ました。この映画、「差別と階層」が隠しテーマになってると思うんですけど、そこもわざとらしくなくて良かったです。あ、あと皆さんが指摘されてる、チャリに乗るショーン・コネリーも可愛かったですねえ。
9点(2003-06-07 20:52:32)
134.  グース
うわー、こういう動物映画観るの久々だけど、良かったなー。まず、あのグース達(っていうか複数形はギースだけど)が無条件で可愛い!あと、アンナ・パキンの「ヘイヘイヘイ、ギース、ヘイヘイヘイ!」っていうのがなんでか分からないけど心地よかった。実際にあったことを元に作った映画ということで、どの程度本当のことなのか分からないけど、カナダからアメリカまで飛ぶということの大変さと、それをいかに克服したかっていうことをきちんと描いているところは感心しました。「博士が飛ぶ言うたら飛ぶんやあー!」とかムチャクチャな事言ってた映画と比べると余計にそう感じます(ま、「あっち」は観てないから、こんなこというのは悪いかもしれないけど)。ま、自然や環境のことをシビアに考えながら観れば、甘いっつっちゃ甘いけど、グース達と空を飛ぶシーンの美しさでそんなのは帳消しですわ。特にビルの谷間を飛ぶシーンなんて、宮崎作品を髣髴(ほうふつ)させる素晴らしさでした。
9点(2003-06-07 20:07:50)
135.  恋愛小説家
この作品、「恋は負けない」のDVDに入っていた予告編を見て「面白そう」と思って観たんですけど、いやー素晴らしい。僕が言うのも生意気だけど、脚本が実に良くできてるなーと思いました。人間嫌いで強迫神経症の小説家、病気の子供を抱えたシングルマザーのウェイトレス、そしてゲイの画家(「恋は負けない」でロリコンエロ教授をしてた。個人的に、ちょっと雨上がりの宮迫さんに似てると思う)の時に癒し合い、時に傷つけあう様が凄く丁寧に描かれています。やっぱり心の変化やすれ違いっていうのはドラマ作りのキモですね。ただ最後、ユドール(ジャック・ニコルソン)とキャロル(ヘレン・ハント)がくっついてしまうオチはほんの少し不満。もともとユドールがキャロルに抱いてた感情っていうのは小さい子供が母親に対して持ってる気持ちみたいなものだったと思うんですよ。ユドールの父親がかなりスパルタだったらしいことを匂わせる台詞がチラッと出てくるので、たぶん家庭もギクシャクしてて、そのせいで人間嫌いになったのかな、と思うのですが、ともあれ別に男女の恋愛にしなくても、そのまま「年老いた息子と若い母親」みたいなユニークな関係性が築けても良かったんじゃないでしょうか?恋愛の要素を入れないとウケないと製作側が判断したのかなあ。でも、全体的にはすごい満足できる作品でした。
9点(2003-05-29 14:03:48)(良:1票)
136.  テルマ&ルイーズ
うむむ、あの終わり方を見ると、現代のアメリカの女性の抑圧って結構深いのだなーと思ってしまう。テルマの旦那みたいな、「お前は黙って俺についてくりゃいいんだよオラオラ」タイプの男や、あのトレーラーの運転手みたいな「女はみんなアレを欲しがってるのさうへへへへ」タイプの男(トラック大爆発のところは僕も胸がスッとした)って、結構アメリカに多いのかもしれませんね。もちろんまともな人だってたくさんいるだろうし、日本でもああいうタイプの男って結構いそうですけど。個人的にはハーラン(テルマをレイプしようとして殺されちゃうやつ)みたいな奴は殺すより、去勢手術を施して差し上げるのがよろしいかと思いますが。僕はあのハル刑事(ハーヴェイ・ケイセル)はよかったと思いますけどねえ(実際にあんなに良心的な刑事がいるかどうかは別として)。最後はあれでよかったんじゃないかな。二人の演技・表情は最高だったし、ハッピーエンドじゃないけど希望を感じさせるラストでした(確かにニューシネマっぽいですね)。ちなみにリドリー・スコット監督は二人があの後奇跡的に助かったというラストシーンも撮ってたそうですが(DVD版に入ってます)、僕は今のバージョンの方が潔くて好きです。
9点(2003-05-26 19:35:53)
137.  恋は負けない
あまあま・べたべたが結構好きな僕にはこの映画、よかったです。お金をかけないデートのシーンとか、生まれた子猫を助けるシーンとか、好きなシーンもいっぱいありますね。でも最後の「悪者の末路」は余計だった気がします。そこまで勧善懲悪を強調しなくてもいいよう、って感じ。でもそれ以外は大好き。良い奴が、可愛い女の子を好きになって、ハッピーエンド。それはそれで、素敵ではないですか。
9点(2003-05-21 22:12:44)(良:1票)
138.  スタンド・バイ・ミー
ダンディー坂田さんにかなり賛成。もちろんリバーもすばらしいと思うけど、他の子達もかなり役にハマッててよかったと思います。特にウィル・ウィートンは、劇中で「ガール」なんて(悪口で)呼ばれてたけど、マジで女の子みたいな可愛らしさ。そんな彼がリバー演じるクリスと慰め合ってるのを見てるとちょっとやおいな雰囲気を感じてしまいます(やおい本は沢山ありそうだなー)。まあ、そんな不純(?)な見方はともかくとして、ホント上質の少年映画だと思います。切ない12歳の思い出を父親になったゴーディが振り返るラストはいつまでも余韻が残ります。
9点(2003-05-03 16:49:00)
139.  光の旅人 K-PAX
あまり期待しないで観たんですが、良いじゃないのさ、コレ!最初はちょっと不条理入ったファンタジーで、途中からだんだんサスペンスになっていって、最後はファンタジーで終わる、なかなか不思議な映画でしたね。途中、観ながら「ん?この、なーんか変な、不思議な感じ、前にどっかで感じたような・・・」と思ってたんですが、思い出しました。山本周五郎の「あの木戸を通って」という短編作品です。人情モノのイメージが強い山本周五郎の作品の中の不思議な異色作です。宇宙人こそ出てきませんがはっきりした結論を出さず、不思議な感じが残るところはよく似てると思いますよ。ケビン・スペイシーとジェフ・ブリッジスの演技も良かったし、音楽も合ってたし、シェリル・クロウのエンディングテーマ(SAFE AND SOUND)も余韻が残るしもっと評価されてもいいと思うんだけどなあ。
9点(2003-05-03 16:21:47)
140.  いまを生きる
そういえばこの映画、僕が高校生のころに上映されてたんですよね。当時のワタクシは、ウェルダン校ほどじゃないけど一応進学校に通ってて、これまたキーティング(だっけ?)ほどじゃないけどちょっと型破りな現国の先生がいて・・・という環境でした。そんなに締め付けられてたわけじゃないけど、かといって自由にのびのびしてたわけじゃない、ぬるーい状況に時にイライラしつつも、たいしたことができなかった苦ぁい青春でしたねー。これ、今観てももちろんいい映画だけど当時観てたらきっとずっと感動したんだろうなあーと思うとチョット残念。多くの皆さんが仰られていますがやっぱりあのラストは良いなあ。なんか我慢して、我慢して、我慢して、最後にドカァーン!って感じ。生徒はイーサン・ホークもいいけどチャーリー・ダルトン(いや、ここはヌワンダというべきか)役のゲイル・ハンセンという人が気に入りました。ところでこの映画観ながら思ったのは「これは日本じゃ無理かなあ」ということ。アメリカだとポエトリーリーディング(詩の朗読会)って結構盛んらしいけど、日本じゃまだまだ根付いてない文化だし(「詩のボクシング」っていうのが結構がんばってるけど)、あんなふうに人前で堂々と自分の言葉を口にするって日本人は苦手そうだもんなあ。なんだかんだ言ってアメリカって言葉に力を込める国なんですよね。大統領の演説とか(内容の是非はおいといて)迫力あるし、映画の中でも名演説っていうのが無理がないんだよなあ。あれは教会の説教とかの影響も強いのかな。そんなわけで、最近かなり反米・嫌米なワタクシですがちょっとだけ見直しました、アメリカ。
9点(2003-05-01 18:09:58)
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