121. ポセイドン(2006)
今さらあんな名作をリメイクして面白いわけないじゃん、と期待度ゼロで鑑賞したが、これがなかなか出来が良い。オリジナルのような、あんな素晴らしい映画は到底作れませんと開き直りっぷりが伝わってくるようだ。人間ドラマ一切なしでバタバタと人が死んでいく単純なパニック映画に徹し、テンポ良く短くまとめている。こんなにあっさり殺すなら、もっと死んでもよかったんじゃね?くらいのあっさりっぷり。オリジナルを汚すような真似はしていないので好感が持てました。完全な娯楽映画として鑑賞しましょう。 [映画館(字幕)] 7点(2006-06-12 12:57:15) |
122. ダ・ヴィンチ・コード
原作は読んでいないので、どこがどう端折られたのか知らずに観た。「原作を読んでいないと難しくてついていけない」との前評判があったので不安だったが、ちーとも難しくなかった。キリスト教の知識というか一般常識程度の知識があれば十分についていけるし、謎解きもまあまあそれなりの完成度を保っていたので楽しめた。。。が、オチがあまりにも陳腐でやってられない。そこまでの話を考えたならもう少しマシなオチを用意してくれよ・・・観る前から想像つくじゃん、そんなオチ。要するに「世間でいわれているほどつまらなくはないし、世間でいわれているほど面白くもない」というのが感想。 [映画館(字幕)] 4点(2006-06-12 12:47:42) |
123. ハウルの動く城
圧倒的な映像と音楽の美しさ。「魔法」というキーワードを軸に物語は展開し、動く城をはじめ夢の世界を味わえる一方で、呪いの恐怖が気になりつつ観る者は世界に引き込まれる。個性豊かな魔法使いの対立とそれぞれの生き様。魔法を正しく使えるか否かといった宿命を背負った魔法使いの葛藤も面白いテーマ。そして国家の争い、戦争の虚しさ、そんな中で生きるソフィーの人生と彼女の成長、恋愛。魔法使いとの重い契約に縛られながらも面白おかしく作品を盛り上げてくれる悪魔。こんなにも盛りだくさんの要素が詰まった作品を作ってしまうことはご立派だが、上記の要素すべてが中途半端。地上波で放映されるカットされまくりの映画を観ているような気分になる。話のスケールが大きすぎて2時間にはとても収まりきらん。ジブリとしては駄作の部類に入る。 [映画館(字幕)] 4点(2006-03-27 12:37:53) |
124. パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
ジョニー・デップの役作りはなかなか良い。メインテーマも耳に残る曲でなかなか良い。CGの使い方もそれ程悪くない。しかし物語のテンポが悪く無駄なシーンが多い。コインすり替えのシーンとか、アイコンタクトのカット1つはさめば十分のところを、ああも仰々しくやられては猛烈に冷める。良い世界観を作り上げているのに、いちいち萎えてしまうのでどうにも映画の世界に入っていけない。スタッフは頑張ってるのに編集のやる気が感じられない作品。 [映画館(字幕)] 5点(2006-03-27 12:34:41) |
125. パール・ハーバー
題材と描き方が悪すぎる。日本人がこんなの観て楽しめるわけないだろ。ゼロ戦はカッコよかったので1点。 [映画館(字幕)] 1点(2006-03-25 10:05:56) |
126. バーバー
雰囲気はさすがコーエン兄弟なので悪くないけども、モノクロだったこととラスト以外全然印象に残ってない。「ファーゴ」の方が全然強烈。普通にコメントが見当たらない。。。 [DVD(字幕)] 4点(2006-03-25 09:58:12) |
127. NOTHING ナッシング
本作を観る人間はやはり「CUBE」レベルの完成度と「やられた!」感を期待してしまうので、逆の意味で「やられた!」と思うことを請け合う。私は「カンパニー・マン」も評価していないので大して腹も立たなかったが。題材は悪くないのに、理屈の説明がガキの発想で新鮮味を感じないし、無について考えさせられる要素もない。アイデアは非常に良いのに大したことないという、「メメント」のような作品。もったいない。 [映画館(字幕)] 4点(2005-10-02 11:39:49)(良:1票) |
128. 28日後...
「バイオハザード」の直後に観たせいで、頭の中で超かぶってる。 [ビデオ(字幕)] 4点(2005-09-24 09:41:26) |
129. ドラえもん のび太の太陽王伝説
「ドラもん映画も今度こそ本当に終わったな」と思っておきながら昔の想い出が捨て切れず、ついつい観てしまったのだが、復活の日は遠いな。もう復活の日は来ないかも知れないが、自分に子供ができたらぜひドラえもん映画の素晴らしさを教えてやりたいので、とりあえずは続いていて欲しい。うん、とりあえず続いてるんだからよしとするか。 [地上波(字幕)] 1点(2005-09-19 21:58:36) |
130. ソラリス
渋谷ど真ん中の劇場に数人とは…確かに最終の時間ではあったが。だが、おかげで逆に世界に浸れた。映像と音楽が美しい。特に音楽は久々にヒットした。素晴らしい。ソラリスの映像とこの音楽だけずっと楽しみながら眠ってしまいたいと思った。あとは何かもうどうでもいい。タルコフスキー版より取っつきやすい作りになっているはずなのに、タルコフスキー版より何が言いたいのか分からない。ジョージ・クルーニーは女のケツばっか追いかけてるなーと私に印象づけた作品のうちの1つでもある。 [映画館(字幕)] 3点(2005-08-01 18:46:28) |
131. チェンジング・レーン
キャスティングは派手な割に、内容は地味な作品。こじんまりと、ねちねちと、互いの復讐戦がひたすら続くが、まとまりは良い。人間の矛盾をよく表せているとは思うが、いかんせん平凡な印象の方が強い。 [ビデオ(字幕)] 4点(2005-07-22 06:31:00) |
132. デッドコースター
普通に考えて、前作の焼き直しに過ぎず、大したことはないはずなんだが…。「目新しいものがない」という表現は本作には当てはまらない。前作と同じことやってるだけなんだが、次々に見せつけられる死の嵐は、予想に反しても予想通りでも面白い。これはもうアイディアの勝ちということで、これからもどんどんやっちゃって下さい。 [DVD(字幕)] 5点(2005-07-21 10:51:31)(良:1票) |
133. ダンサー・イン・ザ・ダーク
観ていて重くなる、いかにもな救いのない物語だが、セルマの自分勝手さにケチがついてどうしても感情移入できなかった。母親よりも光の方が子供にとって大事なんて話はきいたことがない。話題性のある映画には抵抗を感じる私の性分も手伝って、泣きも笑いもできなかった。曲は良かったけど。 [ビデオ(字幕)] 5点(2005-07-21 06:24:53) |
134. スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
《ネタバレ》 とうとう「スター・ウォーズ」という映画が完成したわけである。このシリーズに限っては6作合わせて1つの映画である。旧3部作と新3部作がどうとうかいうのは甚だナンセンスなのであるが、作品別に評価する形式のサイトなので、敢えて各作品のレビューをしていることを断っておく。さて、完結編となる本作であるが、今までの作品とは全く質を異にした徹底的な悲劇である。そして分かりきっている結末、巡らせに巡らせた複線を抱えながらのこの出来は見事どころの話ではない。たかが女のために、と否定的な意見もあるが、パドメの件はアナキンが堕ちるきっかけにすぎず、多くの悩みの中で何を信じればいいのか分からなくなっていた彼が唯一信じることができたものだ。激しく悩み、時間も限られている中で彼女をネタにあげられてはダークサイドに堕ちてしまうのは必至だったわけだ。読みがいいな、皇帝。マスター・ウィンドウとのやり取りも非常に興味深い。あの場ではアナキンの方が正しい。あの場でのウィンドウの言い分は皇帝と変わらぬ絶対主義であり、長い最盛期の中でジェダイには傲慢が生まれてしまったのだ。オビ=ワンをはじめジェダイの誰もが「フォースにバランスをもたらす者」が「シスを滅ぼす者」であると信じて疑わなかったのもジェダイの驕りである。それを粛清するのがアナキンの役目だったのであり、それに感づいていたのはヨーダ先生だけだ。やっぱさすがだ。そのヨーダ先生ですらも「力が及ばなかった」わけだから、当時のフォースは相当不安定だったと考えられる。アナキンは不本意ながらも運命に従い見事フォースのバランスを保ったのであり、「ジェダイの復讐」でその使命を全うする。この2つの象徴的なシーンで、助けを求める皇帝、そして息子と、同じ構図を使っているのも面白い。人を助けるのに理由は要らないという、子供じみてはいるが純真な人間の心をアナキンは持っているのである。そんなこんなで、サーガの帰結にいたく感動した。だが、エピソード1,2にもいえることだが戦闘がほとんど中国雑技団になっていて、最後くらいは互いに隙のない睨み合い等といった「静」の間をとった本来のチャンバラを取り入れて欲しかったことと、終盤のダースベイダーの悲痛の叫びのお粗末さ、ルーク・レイア誕生シーンの扱いが軽すぎる上にパドメの死因が意味不明などから不本意ながら1点減点する。 [映画館(字幕)] 9点(2005-07-20 16:55:49)(良:2票) |
135. タイムマシン(2002)
それなりの、安っぽくない作りになっているので、まあよしとするか。といったレベル。個人的には肝心のタイムマシンが20世紀の頭という舞台には全く似合わない質感で、オリジナルにあった風情が損なわれているのが残念。 [映画館(字幕)] 4点(2005-07-14 22:01:56) |
136. タイタンズを忘れない
ブラッカイマー製作の割にはけっこう面白かった。あらすじだけ辿ると、胡散臭すぎて嫌になる話だが、勝つか負けるか以外は何も関係ないスポーツの世界だからこその空気を感じることが出来た。簡潔明瞭なただ1つの目標に向かって人間は真っ直ぐになれる。やっぱりスポーツはいいねぇ。 [DVD(字幕)] 5点(2005-07-08 22:26:48) |
137. ソードフィッシュ
へ、変な髪形…。 [ビデオ(字幕)] 2点(2005-07-08 22:19:39)(笑:1票) |
138. 戦場のピアニスト
おすぎの薦める映画に面白いものはない。 [DVD(字幕)] 3点(2005-07-08 22:17:40) |
139. ターミネーター3
私の、人生の映画ベスト1は誰が何といおうと「ターミネーター2」だ。そんな作品の続編だから、絶対に期待してはいけないと強く、強く肝に銘じて劇場へ足を運んだ。ある程度つまらなくても「ターミネーター」ならそれでいい。大きな心で許そうと強く思って足を運んだ。しかし甘かった。私の無理やり広げた許容範囲を大きく超える、あまりの酷さにスクリーンへビール瓶を投げてやろうかと思った。あいにくビール瓶は持っていなかったので、「バカヤロー!金返せ!」という罵声を一緒に観た彼女へ浴びせてやった。彼女のおごりだったのに。いやー、しかし私にとって本作の罪は深い。単純にアクション映画としては面白いという言葉をあちこちで聞くが、私にとって特別な意味を持つこのシリーズを、ただのアクション映画にしてしまった罪は深い。映画史からその名を最も消してやりたい1作。 [映画館(字幕)] 2点(2005-07-07 17:18:57) |
140. 千年の恋 ひかる源氏物語
まだ20代の私だが、今まで何百の映画は観てきた。ここにきて、ここまでぶっ飛んだ映画に出会えるなんて、つくづく映画は観ておくものである。しがない私の人生ではあるが、人生の映画ワースト1を献上しよう。何がどうなって松田聖子のシーンを入れることになったのか、ものすごい興味がある。 [ビデオ(字幕)] 0点(2005-07-07 16:24:24) |