121. 宇宙戦争(1953)
リメイク版(2005)から先に観た。 冗談かと思えるオチにリメイク版で唖然としたが、 オリジナル版でもその印象は変わらなかった。 グダる後半に、脈絡のない突然のオチ。 特撮技術のチープさ、話の構成や展開も不安要素。 昨今の映画ほど洗練されておらず、年代相応の古めかしさ。 が、この古さゆえにリメイク版よりは許される気がする…。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2021-04-10 21:55:01) |
122. 犬鳴村
三吉彩花すきだなぁ。 彼女メインで観たようなもの。 ホラー映画としては二の次。 むしろ生い立ちや血筋っていう、 人間ドラマとして楽しんでた自分が居ました。 犬はやりすぎた感あったかな。 もうちょっとオブラートに包んだ表現だったら…。 グロ描写に頼ってるホラーが苦手なので、 個人的にはこれくらいのホラーはちょうどいい やっぱホラー映画は向いてないなー [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-04-07 23:44:39) |
123. ステップ
シングルファーザーと一人娘を中心にした内容。 血のつながりの家族ではなく、 人と絆でつながる真の意味で家族の話。 地味ながら良いヒューマンドラマ。 毒気の無い映画なので安心して観られる。 反面、物語の大きな転機やどんでん返しはなく、 派手さには欠ける日常系のドラマ。 暖かく、優しさに満ちた映画。 良くも悪くも、娘役がイイ子すぎた。 個人的にはやや薄味な印象。 もうちょっと大きい感動ほしかった。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2021-04-07 20:02:27) |
124. わたしは光をにぎっている
台詞の無いシーンの「間」と映像美の雰囲気で観る映画。 ヒューマンドラマとして観るとちょっと違和感。 しっかりとしたストーリーの明示があまり無いので、 後半に入るまでなんの映画かよくわからなかった。 核心を突いてきた後半でようやく色々つながってくる。 舞台の古びた商店街とか、映画撮影とか、人の行動とか。 …あれ?やっぱ「人」の映画じゃないよな…。 「ヒューマンドラマ」と書かれてて、この映画を観たはずなのに。 大きな山場や盛り上がりもなく、台詞や言葉も少なく、 色んな意味で「静」の映画でした。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2021-04-05 21:29:08) |
125. めぐり逢わせのお弁当
インド映画にしてはめずらしく歌って踊らない作品 しっとりと落ち着いた、雰囲気のあるヒューマンドラマ 滑稽さやコメディ感ほぼなしの、ガチな映画でした 盛り上がりには欠けるかもしれないが、味わい深い内容 弁当の行き違いから生まれた、 偶然で奇跡的な2人が交差する物語 ただの弁当配達ではなく、 家庭の手作り弁当を配達する文化に驚き 誤配率も600万分の1という正確さにも驚き この奇跡的な数字から生まれる物語だと思うと、 なかなかロマンチックなドラマです この映画もインド映画の例に漏れず、 インド独自の文化・風習・社会がありマス そういった点に馴染みにくいのが玉にキズ [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-03-28 22:42:41) |
126. タクシー運転手 約束は海を越えて
1980年に韓国で起こった実話が元 民主化抗議への凄惨な武力弾圧「光州事件」 パッケージの画は笑顔だけど、かなりシリアスな内容。 2021年ミャンマーでの武力弾圧という点で、 とても重なるタイムリーな映画でした。 取材にきたドイツ人記者と、 その運転手を務めたタクシードライバー 前半は軽めのタッチで描きながら、 後半になると重くグッとシリアスに。 人の想いや、行動、人間関係などドラマチックな内容。 感情を刺激する、なかなか良い映画でした。 ただ、40年も前で、隣とはいえ異国の話 光州事件への知識や思い入れがないため、 感情移入や実感が薄かったのが惜しかった。 事前に事件と時代背景を知っておくとより楽しめるかも。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-03-28 22:40:17) |
127. ライフ・イットセルフ 未来に続く物語
「信頼できない語り手」 人生は色んな壁や困難がたちはだかる 不運や自力で何ともならないこともある 思い通りに行くことばかりではない ツラくて哀しい悲劇もある、、、 と、いう一見とても暗い内容だが、 とても感動的な良い映画でした。 各エピソードとシーンのつなぎや構成が良かった 最後のワンシーン好き [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-03-26 21:31:35) |
128. 存在のない子供たち
貧困層に生まれ戸籍もない子供の、 哀しいヒューマン・ストーリー 余計なBGMや演出などを抑えめにしてあり、 ドキュメンタリーような見せ方で、より現実的なツラさを表現 裏を返せば、淡々として娯楽映画としてのドラマ性が薄い 貧困で、幼い子供、社会的な力もなく、 弱い者が過酷な環境に追いやられる、 という切実な光景はよく描かれていた。 「罪を憎んで人を憎まず」の真逆というか、 人(親)を憎んで罪(貧困)を憎まずと、いった印象 貧困社会・現実への情景はそれほど描かれず、 憎しみがほぼほぼすべて人(親)に向けられている。 映画としては「負のヒューマンドラマ」 [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-03-21 10:58:13) |
129. 30年後の同窓会
「さらば冬のかもめ」の続編・後日譚らしい? ので、こちらを後から観たほうがいいかも。 この映画単体でも観れるようにはなってますが。 兵役から30年後、仲間との再会を「同窓会」に見立てた内容。 原題(最後の国旗掲揚)もそうだけど、軍・兵役の話が主軸。 話のひねりや意外性はあまりなくて、 3人の男たちのロードムービーって感じでした。 じわっと心が暖かくなれる良い映画でした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-03-14 17:13:29)(良:1票) |
130. 2番目のキス
惚れた男は、熱狂的な野球ファン。 自分と相手の価値観を同じにするのではなく、 自分と相手の違う価値観を受け入れて認め合う まさに今の世に問われる「多様性」のお話。 そういう意味ではラブコメというより人間ドラマ [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-03-13 00:21:28) |
131. ザ・ピーナッツバター・ファルコン
時間的にも内容的にも、軽めのロードムービー。 序盤で漁師がやらかしてて、感情移入は少し難アリか。 でも孤独な男2人の心温まる友情・絆は良かったです。 前半たっぷり時間使った割りに、後半が駆け足感。 ラストシーンは好きでしたが、そこまでのもって行き方が惜しいかな。 個人的にはもうちょっと濃厚・重厚な人間ドラマを観たかった。 気軽に観る分には良い映画でした。 紅一点のエレノアがかわいかったです。 余談にはなるけど、映画の成り立ちが良いですね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-03-13 00:19:51) |
132. エヴァの告白
不幸続きの暗くてやるせない話だったけど、 展開が読めなくて面白い映画だった。 最後まで目が離せなかった。 「信仰と希望は捨てないで」が印象的でした。 クリスチャンじゃあないけど。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-03-07 20:11:02) |
133. 劇場版 おいしい給食 Final Battle
前半が孤独のグルメ的な面白さのコメディ 後半が給食愛とヒューマンドラマ どちらもそれぞれではおもしろいが、 途中で空気感が変わってしまうのがもったいない どっちつかずの中途半端になった感じが惜しい とはいえ、市原隼人がおもしろすぎた。 校歌を歌って踊ってるシーン最高すぎでしょ。 1つの話(映画)の完成度としてはやや疑問だが、 笑って・泣けて・市原隼人の怪演が見れるのでまぁヨシ [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-03-02 00:14:31) |
134. エクストリーム・ジョブ
昼はチキン屋、その実態は麻薬捜査官! しかしそのメンツは全員ポンコツ刑事 終始、繰り広げられるドタバタ劇。 韓国ノリの笑えるコメディ映画でした。 ポンコツぶりに呆れるほどの刑事たちでしたが、 終盤の見せ場で一気にもっていかれました。 そりゃ反則だよぉ、カッコ良すぎ。 話のテンポも良くて面白かったです。 痛快な娯楽作品でした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-02-27 22:46:29)(良:1票) |
135. コンタクト
現実味を損なわない程度にSFな内容。 それでいて宇宙のロマンを感じさせてくれる。 SFで希望的な、良い映画でした。 日本人には嬉しい国の描き方でしたね。ホクホク。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-02-25 00:26:54) |
136. 半落ち
公開当時から気になってはいたけどようやく鑑賞。 ヘビー内容だった。 切実というか、考えさせられるというか。 でも、いい映画でした。深い話です。 前半の警察やら検事やらのくだりが、 難しくて理解が追い付かなかったけど。 それにしても樹木希林がやっぱりすごいなぁ…。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2021-02-21 22:33:49) |
137. mellow メロウ
やわらかくてあったかい映画でした。 オシャレな花屋とか、映画の雰囲気・空気感すき。 焦れったい恋模様の、ムズ痒くなるような感覚がたまらなかった。 ただ、裏を返せば物語は平坦というか起伏が少ないというか。 大きい盛り上がりや大感動の映画でないです。 じわりと染み渡るような良い映画でした。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2021-02-21 22:30:46) |
138. キッド(1921)
これが100年も前の映画とは! 喜劇もさることながら、きちんとしたドラマ性。 言葉なしの表情や動きで伝えるという無声映画のスゴさ。 50分という短い時間ながら、しっかり詰め込まれた内容。 映画史に残る、まさに時代を超えた名作。 子役の可愛さと演技が完璧だった。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-02-17 19:45:45) |
139. 未来のミライ
あ…これ、くんちゃんが主役のお話か。 ミライちゃんのお話かと思ってたら、脇役だった。 イメージイラストとタイトルが完全にミスリード。 家族ひとつひとつのエピソードは良かった。 特にひいじいじあたりのお話がじわっとくる。 でも、全体のお話としてまとまりがない気が。 物語の起承転結とか、話の山場などが少し希薄。 タイムトリップの理由・動機付け等はばっさりカット。 そのせいで謎なファンタジーで終わっているのが残念。 観終わって、レビュー点数に納得した。 黒木華(未来のミライちゃん)だけは良かった。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-02-17 15:33:40) |
140. 風をつかまえた少年
貧しい国で必死に生きるため、 奔走した少年のサクセスストーリー。 学校もある 勉強もできる 食べ物も困らない 道具や物もある 電気もある 水もある 働き口もある 恵まれた日本で贅沢を言ってる人は観るべき映画 実話ベースで、映画的な華やインパクトはやや弱い。 ドラマ性も少し物足りない気もするけど、良い映画でした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-02-17 15:32:37)(良:1票) |