121. バック・トゥ・ザ・フューチャー
観るのはもう何度目になるか、という映画だが、ちょっとしたスリルや笑いがその度でも十分に楽しめる。 タイムパラドックス的な矛盾が気になることもあるが、とにかくエンターテイメントとしての映画の最高峰の一つ。 人生の意義や世界の意味とかそういうことは全く無いが、とてもうまく作られた作品。 [CS・衛星(吹替)] 9点(2015-08-30 15:06:17) |
122. 太陽の帝国(1987)
スピルバーグはこの映画で何を描こうとしたのだろうか。単純な反戦ではないだろうし、子供(や人間の素の)の強さでも無いだろうし、その意図を汲み取るのが難しいかも、と感じた。 映画は大作として作られているので、ちょっと長いと思うけどそれなりに見応えはある。 強いて言えば、どのような状況でもそれぞれの世界が出来上がっていく、ということだろうか。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-08-23 17:15:50) |
123. 男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎
竹下景子がまさに「マドンナ」役としてハマっている。キレイすぎることはなく、でも何か奥から漂う良さを持っている女性だった。 中井貴一ももっとクローズアップ出来るかもしれない可能性を秘めた配役だと感じた。 全体的にも、イントロの小芝居は長すぎず適度で、柴又シーンも少ないが悪くない。相続問題もちょっとあって、寅さんシリーズに一般的な社会問題が入り込める可能性も感じた。 あとは、泣けるところがあればベストな作品になったかもしれない。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-08-23 12:44:55) |
124. 男はつらいよ 旅と女と寅次郎
都はるみがほぼそのまま(京はるみ、だけど)で登場して、普段とちょっと違う回になった。 寅さんの恋が叶う雰囲気は全くなかったけど、これはこれでなかなか面白い。むしろ、寅さんの失恋とかあまり意識せずにもっと大胆に作ってもよかったかもしれない。 いずれにしても、多少なりともマンネリ化を防ぐことを考えたのだろうか、という作品。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-08-16 15:27:01) |
125. 男はつらいよ 花も嵐も寅次郎
沢田研二と田中裕子、この二人がクローズアップされた回。 寅さん自体はほどほど、という感じ。本人が若い二人を世話する(しきれていない?)というテーマは何度か出てくるが、今回はちょっと絡みが強引な気もする。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2015-08-09 17:03:18) |
126. 殺しのドレス
《ネタバレ》 エロティックさに惑わされるが、結構しっかりしたサスペンス。 謎のグラサン性病持ち(?)がずっと謎だったのが最後に気になった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-08-08 14:21:31) |
127. 男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋
《ネタバレ》 冒頭のシーンが夢オチではなく、主題歌の中で普通のセリフが出たり、旅から帰って喧嘩するシーンも無く、寅さんの通常パターンと違った展開の作品。 そして、寅さんがマドンナと別れた後に電車で泣いていた(by満男)とか、異色なエピソードがあるものの、映画としてはそこそこ面白い。 これだけ、沢山の知り合いが全国に出来てくると旅も楽しいんだろうな、とか思う。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-08-02 16:52:25) |
128. 男はつらいよ 寅次郎紙風船
《ネタバレ》 岸本加世子登場の前半の動と、後半の静、が対照的。 それにしても、寅さんは結婚には向かないんだな、と実感。 もしかすると寅さんは「草食系」の元祖かもしれない。相手に強く押され続ければ結婚するんだろうと思うけど、そういう相手には合わない。 最後近くの、就職結果に笑う寅さんが印象的。今回は寅さんがちょっと可愛い感じの作品だった。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-07-26 20:26:31) |
129. 男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎
松坂慶子を観ていることで納得してしまう。そういう作品。 全体的にもちょっと優しい雰囲気で、何となく安心する。 あと、満男がついに純(吉岡秀隆)になってしっくりした。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-07-19 23:14:54) |
130. 男はつらいよ 寅次郎かもめ歌
寅さんの年齢がこの時点で40歳ということが分かった。思ったよりも若いかも。 最初の喧嘩のシーンはネタ切れか..と思うような展開だったが、やはり同じ枠組みだった。伊藤蘭はマドンナという雰囲気も無かったので恋愛色はちょっと弱い回だった。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2015-07-12 15:37:15) |
131. 男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花
リリーと寅さんの絶妙なプロポーズも結局はすれ違う...自分の人生の一部を観ているよな恥ずかしさもあった。 沖縄での幸せな生活はやはり夢だったんだろうか、と最後にそう思わせる。 このシリーズの定番進行もあるが、お互いの道を譲らずに、どうしても同じところを歩けない、そういう物語が芯になっていて、それで寅さんと(寅さんを好きになる)マドンナは絶対に幸せになれない、その運命がちょっと哀しい。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-07-04 21:59:52) |
132. 二百三高地
《ネタバレ》 この時代の戦争を扱って映画として素晴らしい出来になっていると思う。 ただし、戦闘シーンに迫力があるが逆に人と人との関係性は多少弱くなっている。このバランスはなかなか難しい。 そして、最後に乃木大将に戦争の悲しみの本質を思わせるところは多少の違和感が残ってしまう。この涙は一般の人々の中にあるべきではないだろうか。 エンドロールの「防人の歌」と明るい世の中の対比が何とも物悲しい。 ところで、ここで出てくる軍上層部の発想や物の言い方は、現在の会社組織のそれと似ている。それが何とも哀しい。 人間や集団はなかなか変わらない。だからこそ、戦争をすることで、取り返しのつかない失い方をしてしまうわけにはいかない。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-06-22 23:19:41) |
133. マッドマックス サンダードーム
B級映画と言えばそれまでだが、マッドマックスのシリーズじゃ無ければこの作品観るのだろうか.... ある意味、凄い作品を作ったのかもしれない。 見所が難しい映画。カー・アクションも殆どなかったし、もう少しスピード感のある展開も期待したかった。 [地上波(吹替)] 2点(2015-06-20 18:22:57) |
134. 誰かに見られてる
雰囲気の良さなのか、結構観させる映画だが、内容は大したことか無いと言わざるをえない。 ちょっとしたサスペンスやロマンスがあるものの、微妙な盛り上がりがずっと続いて終わっている感じ。 [地上波(字幕)] 5点(2015-06-19 20:55:00) |
135. マッドマックス2
え〜、これ面白いんだろうか、というのが素直な感想。 この時代だからとかそういう観方はちょっと出来なくて、どうも中途半端感が漂う。世界観は北斗の拳の世界の実写版、というのは分かります...実際は逆でしょうけど。 好き嫌いが分かれる作品なのかもしれません。 [地上波(吹替)] 3点(2015-06-13 16:30:19) |
136. バグダッド・カフェ
ストーリーは複雑ではないけど、ちょっと不思議な雰囲気の映画。 最初にダレる感じがするので、そこを我慢して観ることが出来るかがポイント。最後の最後でちょっと感動したけど、何度も観ることは難しい作品。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-04-11 11:22:49) |
137. プレイス・イン・ザ・ハート
《ネタバレ》 地味だが、いい作品だと思う。 余計なエピソード(不倫とか)もあったりするのがちょっと残念な感じかな。 障害者、黒人、女性といった弱い(?)側のつながりもそこそこには上手く描いていると思う。最後の教会のシーンは意外だが、この物語全体がつまりは「物語」だったということか、と感じた。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-04-02 23:35:39) |
138. バベットの晩餐会
多分、観る時の自分の感覚や状況で評価も変わるんじゃないだろうか。 特に前半は地味なので、これがいい映画だと思っていなかったら観るのをやめていても不思議ではない。 それでも、どんどんと引き込まれる。特に祈りの歌や言葉もその意味を考えてしまうぐらいジックリとくる。 とても静かな作品だが、「過ぎてしまった過去とこれからの人生」をちょっと考える。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-02-08 00:08:59) |
139. ビルマの竪琴(1985)
音楽や、終了後の余韻も悪くはない。でも、この長さというか展開にちょっと耐えられない。 戦争に対するメッセージもこの中から自分自身として捉えることは難しいかもしれない。期待してみたが、自分にはちょっと合わない。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2014-12-21 19:22:10) |
140. 遥かなる山の呼び声
素直にいい映画、と思える。しかも「日本的(って曖昧だけど)」な雰囲気が凄くする。北海道の風景がそうさせるところもあるかも。 何かを詰めて考えるようなものではないけど、どこかでこういった物語が展開されていてもいいな、と思う。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-12-08 00:22:41) |