121. タワーリング・インフェルノ
今更ながら、凄く見応えのあるパニック映画で、前置きが最小限に抑えられ、中弛みが一切無く、最後まで一気に楽しめます。 二大スター共演ですが、S.マックイーンの消防隊長の方が美味しい役柄、建築士役P.ニューマンも彼を支える役を好演。 その分かどうか、キャスト表示の順番はニューマンが右やや上になっているのも確認出来ました。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2021-10-31 18:16:24) |
122. スティング
70年代アメリカ映画の最高コンビ! 正統派二枚目で爽やかなRレッドフォード、男の色気、チャッ目系が魅力のPニューマン。適役のRショーが少しおとなしめかな、もう少し凄みを出しても良かった。彼はJAWSの役が一番好きです。 ラストの大どんでん返しはあまりにも有名ではあるが、結末がわかっていても楽しめる。 この頃、ハリウッド映画は名作がめじろ押しのいい時代だった。 すでにスタンダードナンバーになっているテーマ曲が、耳に心地よい。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-10-21 13:39:53) |
123. マラソン マン
《ネタバレ》 ホフマン、オリビエの2大名優が出てるので、観ないわけにはいかない。 最後の対決シーンは見どころで、オリビエの鬼気迫る演技は流石である。 只、本筋に入るまでがやたら長く、説明不足なので、今一つストーリーに入っていけない。 素材は良いのに残念な作品です。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-10-16 15:56:37) |
124. 古都(1963)
《ネタバレ》 岩下志麻がとにかくお綺麗どすぇ〜。一人二役を上手に演じとりやす。 京都の街並み神社仏閣を随所に織り込み風情があるのは良いが、なにぶんストーリーが退屈である。文芸作品なので仕方がないが。 親父のいきなりビンタには驚いた。幼馴染のアニキは高慢そうで好感持てない。 武満徹の不気味な音楽が何とも言えない。 [インターネット(邦画)] 6点(2021-09-29 13:31:05) |
125. 切腹
《ネタバレ》 最初から最後まで、重厚で緊張感漂う中、一切中だるみがない展開 「武士道」というものをこんな正面からリアルに描いた時代劇観たこと無い 只、最後の派手な大立ち回りはやはり時代劇なんですね 仲代達矢の演技が素晴らしく、恐らく数ある作品の中で最高傑作では? それと、仲代=東宝、丹波哲郎=東映のイメージなんですが、松竹映画なんですね。 [インターネット(邦画)] 8点(2021-09-26 01:55:56) |
126. 点と線
《ネタバレ》 原作をかなり短時間で映画化しているので、説明不足で今一つ腑に落ちない部分がある。 キャストは高峰三枝子以外は地味ですが、加藤嘉、志村喬など脇を名優で固めている。 制作年度が古いので、当時の汽車や、駅の雰囲気など原作の世界観は良く表現出来ていると思う。 [インターネット(邦画)] 5点(2021-09-22 22:55:02) |
127. 内海の輪
《ネタバレ》 ほとんど不倫旅行のぐだぐだが描かれ、ストーリーに何の膨らみも無い。 三國連太郎も大した出番無しのまま、勿体ない使われ方。 岩下志麻の美貌と妖艶さを堪能する映画と思えば納得出来るが、終盤の重苦しさは我慢の限界。 中尾彬が若くて中々の二枚目でした。 [インターネット(邦画)] 4点(2021-09-21 22:40:27) |
128. それから(1985)
《ネタバレ》 働きもしない癖に學が有り理屈だけは一人前という、今の時代理解し難い人種「高等遊民」が主人公で、友人の妻に対する秘められた思慕を描く。 松田優作はいつものキャラを殺し、終始抑えた演技を見せる。藤谷美和子は非常に微妙で上手いのか、下手なのか良くわからない。 小林薫は徹底的に高慢で嫌なキャラに描かれるが、主人公の気持ちを知った上での振る舞いなのだろうか? 時折描かれる電車内の奇妙な風景は森田監督らしい独特な演出がみられる。 内容としては、特に面白くはないが、漱石+森田の世界観に浸れて心地よい。 [インターネット(邦画)] 7点(2021-09-19 10:18:01) |
129. あ、春
《ネタバレ》 NHKでありそうなホームドラマですね。 30年前に生き別れした父親が突然現れる騒動。 破天荒な父親に家に居つかれ、振り回されて迷惑もするが、戸惑いながらも皆、アットホームで優しい。 山崎努は適役だし、やはり演技が上手い。最後のヒヨコのエピソードは心が温まる。 斉藤由貴の世間知らずの、ほんわかした奥さんがかわいい。 [インターネット(邦画)] 6点(2021-09-18 14:03:09) |
130. 祭りの準備
《ネタバレ》 暴走する色狂いのオジー、挙句に自殺 夫に何度も浮気のされ近親相姦的に息子を溺愛する母親 どうしようも無く女にだらしない父親 ヒロポンで頭がおかしくなり日々男に身を委ねる女 自堕落な生活を送り、悪い遊びに誘う幼馴染のトシちゃん 男を知って突然色狂いに豹変する幼馴染の彼女 そら、閉塞感の中、こんな変な人たちに囲まれてたら、逃げ出したくなるわな! 鳥籠のメジロを逃すシーンが印象的。そして自分も東京へ。これぞ青春の旅立ち。 ラスト、殺人犯に成り下がったトシちゃんのバンザイ!が切なすぎる。 やっぱ、トシちゃん役の原田芳雄の演技が良かった。 [インターネット(邦画)] 8点(2021-09-17 22:32:38) |
131. 太陽を盗んだ男
ジュリーは、TVドラマ「悪魔のようなあいつ」もそうだけど、虚無感と狂気をはらんだ役柄がよく似合う。 油の乗り切った菅原文太との対決が素晴らしい。アクション映画としても一級品に仕上がっている。 只、原爆を扱ったこの内容では、規制が厳しい現代では映画化が難しいのではないか? 長谷川和彦監督は、才能があるのに、この作品以降ほとんど撮っていないのが残念でならない。 [インターネット(邦画)] 7点(2021-09-17 00:48:47) |
132. どついたるねん
自分も、昔「浪速のロッキー」赤井英和を応援していた。 引退後間なしの撮影で、ボクシングシーン、トレーニングシーンは流石に迫力がある。 ドラマ部分は残念ながら、今一自分には響くものはなかった。 相良晴子が若くてイキが良い、最近みないけど。 [インターネット(邦画)] 6点(2021-09-15 13:37:15) |
133. 魚影の群れ
《ネタバレ》 評価が高い相米慎二監督の代表作と思って期待したが、今一でした。 まず、方言が聞き取りにくい、半分ぐらい何言ってるのかわからない。 冒頭、佐藤浩一が船で大怪我をするが、その後も漁師をする心情がわからない。喫茶店で夫婦幸せに暮らせるだろうに? マグロ漁のシーンは確かに迫力はあったが、二人の女優の濡れ場も唐突で、終始内容が退屈のまま終了した。 自分には合わない映画でした。 [インターネット(邦画)] 5点(2021-09-12 16:56:30) |
134. 影の車
《ネタバレ》 松本清張原作の割には、話の膨らみが無い。主人公と不倫相手の息子の確執のみが焦点になっている。 本妻が浮気の気配に気がつくだとかあっても良かったのでは? それにしても、岩下志麻の艶っぽさにはホントうっとりする。 今回、岩下と小川真由美の絡みは無いけど、少し後に「鬼畜」ではガチバトルするんですね。 [インターネット(邦画)] 6点(2021-09-08 22:38:39) |
135. スローなブギにしてくれ
役者は一流なんで、最後まで観たが、中身スカスカなんじゃこりゃ! 山崎努、原田芳雄、室田日出男、いい役者揃えてる、今は亡き古尾谷雅人、そして若き浅野温子のヌードが拝める。 只それだけの映画だけれど、当時の角川映画は勢いがあった。 [インターネット(邦画)] 5点(2021-09-08 18:37:15) |
136. 永遠の人
《ネタバレ》 何とも救いのない映画であるが、ラストにほんの少しだけ光明がみえる。 全編通して流れるフラメンコみたいな音楽に合わせての可笑しな歌詞 最初違和感があったが終盤には、来た〜ってなっちゃう(笑) [インターネット(邦画)] 6点(2021-09-04 23:24:49) |
137. 告発の行方
《ネタバレ》 酔っ払ってラリっていたら正常な判断が出来ない時もあると思われ 本人は挑発しているつもりは無くても、あのセクシーなファッションであの踊りされたら 勘違いする輩も出てきそうで、しかも群集心理が働いて・・・ でも犯罪は犯罪で決して許される事ではありません。自業自得では済まされません(汗) [インターネット(吹替)] 7点(2021-09-04 18:15:49) |
138. 約束(1972)
《ネタバレ》 大好きな映画の一つです。 まるでフランス映画「男と女」を思わせる素敵なカメラワークに音楽。 冬の日本海の荒波、雪、海鳥・・・素晴らしいロケーション。 岸恵子35歳、なんとお美しい・・・上品でほのかな色気が漂う、ため息が出るほどいい女。 ラスト刑務所の門で別れ・・・今まで抑えていた感情を一気に吐き出すシーンが心に残ります。 この頃のヤンチャなショーケンも良いですね!何度も出てくる、手を振りながらの走るシーンが印象的。 今の若い映像作家たちにぜひ見てほしい映画です。 [インターネット(邦画)] 8点(2021-09-03 23:15:52) |
139. 桐島、部活やめるってよ
《ネタバレ》 神木くん以外、当時あまり知られていなかった若手俳優達が、今第一線で大活躍しているのが凄い。 桐島が最後まで登場しないのがミソで、その存在を巡って何故か周辺が右往左往している。 その中で学校内のカーストが描かれるが、なんか学生時代の嫌な記憶が蘇る。 映画部の描き方はオタクの集団みたいで違和感を感じた。神木くんと橋本愛のエピソードが切ない。 ただ、モテ男の東野君が実は生きる目標が見出せず、最後に一途な映画部の部長を少し羨ましく感じる場面は良かったと思う。 [インターネット(邦画)] 6点(2021-08-08 22:31:36) |
140. 花束みたいな恋をした
《ネタバレ》 坂本裕二さんのファンなので観ました。 前半二人が出会いから付き合い始め迄は、自分が体験しているかの如く幸せな気分になりました。 お互いの趣味や感性が合えば、付き合う上で最高ですよね。 でも、就職をし、お互い生活環境が変わるうちに価値観に違いが生まれ、ギクシャクし始めるというよくあるパターン。 世の中、そこで折り合いを付け結婚するケースが多いのだが、劇中では、彼女が妥協出来ず、別れてしまう。 後半、上手くいかない二人に切なくなりますが、最後は、今時らしく、明るく爽やかに別れていきます。 脚本がしっかりしているので、安心して最後まで観れます。坂本氏には、年1作ぐらいは映画の脚本を書いて欲しいですね。 [DVD(邦画)] 8点(2021-07-24 17:13:54) |