1541. パーフェクト・ストレンジャー(2007)
ネット社会における「なりすまし系」のサスペンスで当時としては着眼点はよかったのだろうが、この世界が技術進化が激しいので2021年に見ると少々古臭さも感じる。あとはこういう「どんでん返し系」の好き嫌い次第で評価はわかれるのかと。 [地上波(吹替)] 5点(2021-03-18 11:48:58) |
1542. ボーダー(1982)
清濁併せ呑む割合の違いによる対立というなんとも微妙でグレーな作品。少女に肩入れするのがわかるようでわからなかった。バカな奥さんにも原因があるようにも思えるが、そもそもどうしてこの2人が一緒になったのかが疑問。色々とスッキリしないが、ある意味リアルとも言えるのかも。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-03-15 12:12:17) |
1543. 男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花<特別篇>
《ネタバレ》 どうも製作意図がよくわからない作品ではあるが、満男が回想するという点においては50作目は本作の構造を踏襲していると言えなくもない。繋ぎ的な作品というか。ならもうちょっとやりようがあったのではないかとも思うのだが、製作陣にその気概がなかったという事なのだろうか。尚、本作で満男少年は「将来パイロットになる」と発言している。それを靴の営業で疲弊している20年後の満男青年が回想するという結構シビアな対比。これが現実というものだろうが、そう考えると次作では作家になっているのでこの転身は現実的な設定ではないようにも思える。靴の営業でなくとも、普通のサラリーマンとして生活しつつ、回想する方がリアリティがあると本作を見て感じた。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2021-03-14 02:22:01) |
1544. 禁断の惑星
《ネタバレ》 実験的な作品だとは思うが、潜在意識の力による復讐劇という小難しい設定内容なので、映像向きの作品ではないように思う。潜在意識の登場が唐突で説明不足だったので、もうちょと博士の人物像や過去(記憶)等々を掘り下げたほうがよかったのではないだろうか。妙にエロイ娘や乗組員達が作品をバカっぽくしているものの、ロボットがカワイくて、内容はシリアスという、全体的にアンバランスな印象のだが、不思議な魅力を感じる作品ではある。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-03-11 11:47:52)(良:1票) |
1545. ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー
チューバッカやファルコン号の登場により『スターウォーズ』シリーズとの関連性はどうにか維持しているもの、肝心のハン・ソロがハリソンフォードとイメージ的に繋がらない。やや子供向けという印象もあるが、CGはスゴイし、ただの冒険活劇としてみればそれなりのデキだとは思うが、『スターウォーズ』関連作品じゃなければ見る事もなかっただろうし、『スターウォーズ』関連作品としてみれば不評になるのも仕方ないようにも思えて中々評価が難しい。結論としてはこういうスピンアウトものはやはり同時代に本人が演じないとダメだってことかな。 [地上波(吹替)] 5点(2021-03-06 15:45:51) |
1546. 完全なる報復
原題は『LAW ABIDING CITIZEN』だし、前半までは司法モノだという認識で見ていて、こりゃあヒドイ邦題だなあと思っていたら、後半は単なるバイオレンスに。結局、原題よりも邦題の方が正しかったということになるんだろうか?そもそもCIAの殺人マシーンが簡単に強盗に入られて妻子殺されちゃうってのがねえ。てっきり、事件後に鍛錬して復讐の鬼になったのかと思ったよ。 [地上波(吹替)] 5点(2021-03-03 12:31:24) |
1547. チャップリンの黄金狂時代
コントで笑える部分はあるが、ストーリーが平凡というか物語になってないというか。そもそもそういうものを求める作品ではないのかもしれないが。また、ナレーションが入ると説明くさくてクドイように感じた。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-02-19 11:22:18) |
1548. ロープ
優生思想批判なのだろうが、ヒッチコックにしては説教クサイかな [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-02-12 11:54:20) |
1549. 汚名
えっ、これで終わりなの?という印象。最後まで決着つける映画の見過ぎだろうか?バーグマンはその辺のネーチャン風情で美人とは思えず、だからこそ奮闘する未熟で危うい素人スパイとしての存在感はあったが。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-01-25 11:59:29) |
1550. 白い恐怖(1945)
いくら恋愛未経験だからといって偽名を語る男に理性あるアサラー医師が惚れるか?というツッコミはあるものの、謎解き系としてはそれなりに楽しめる。ただし、さんざん盛り上げといて、オチのつけ方が少々安易かな。イングリッド・バーグマンは美人というよりイガイと庶民的な印象。Gペックはさすがに若くてなんか2人は恋人というより姉弟みたいに思えたが。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-01-23 16:48:59) |
1551. 海よりもまだ深く
「人生こんなハズじゃなかった」「人生どこで間違えたんだろう」というのは中高年になれば多くの人間が考える事ではあろうがその心情への掘り下げが弱い。監督自身はきっと理想的な人生を送っているので、脚本に盛り込めなかったのだろうか。結果、是枝にしてはホノボノというか毒がない作品になってしまったような。阿部寛の演技もややコミカルでシリアスさに欠け、人生に苦悩しているようにも見えないので少々ミスキャストな感じはする。ラストで台風に「依存」するのも安直かな。郊外の団地暮らしの盛衰(高齢化した現状や賃貸と分譲の格差等々)はよく描けていたとは思う。どうやら舞台となった清瀬の団地は是枝が住んでいた団地らしいので実体験に基づく土地勘等々があったのだろうが。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2021-01-17 17:22:15) |
1552. 天国は待ってくれる(1943)
不倫は現世でも地獄に落ちるけどね。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-01-12 12:33:27) |
1553. キューポラのある街
吉永小百合の急激な感情変化の演技がちょっと唐突というか仰々しくて違和感があった。当時の世相をどの程度表現しているのかは不明であるが、史料的な記録映画としては貴重に思えるものの、映画作品として面白いかと言われると微妙かな。調べてみると当時の高校進学率は65%ぐらいなので、進学するしないというのはそれなりの決断を伴うものだったのかと。ちなみに北朝鮮の帰国事業に関しては最近公開された関係各国の史料から背景や実態の調査研究が始まったばかりであり、その解明に興味関心を持っている。どうも日本政府が人道的立場を装って「厄介払い」したかったの実情であるようだが、本作においては差別偏見なく対等平等に交際している描写が今見ると新鮮でもある。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2021-01-11 17:20:13) |
1554. 落下の王国
現実と空想が徐々にシンクロしていく過程や映像的な趣向等々全体的にはよく出来ているとは思うが、大人の女に裏切られ、御伽噺で少女を利用しようとし、結果的には少女との交流で救済されるというは、ちょっとロリコン臭があるような。ただし、無垢な少女への逃避が大人の女への不信に対する有効な救済方法であるというのも、ある意味真実であるのかもしれないが。でも、自暴自棄な青年が少女と親密になっていくのはちょっと危うい感じはしたかな。それも含めて楽しむ作品なのだろうか。 [地上波(字幕)] 5点(2021-01-06 12:02:24) |
1555. アルティメット
男2人のキャラをもっと際立たせた方がよかった。また、妹の登場シーンが中々よかったので、人質にはせずにその後もニキータ的な活躍をさせた方がよかったような。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-01-02 18:45:02) |
1556. ブライダル・ウォーズ
ラブコメと言っても男女のドタバタではなく、男不在で女同士の争い。どっちが先にどのように結婚するかというのは女友達にとっては結構重要なのかもしれない。という意味ではナーバスな問題を扱っているとも言える。でも普通は同じ式場ではやらないよなあ。だからこそのドタバタなんだろうが、オチのつけ方がスッキリしないのが難点か。そして、結婚の次は出産で、その後は夫の出世とか子供の進学とか、そうやってこの2人はマウンティング的ウォーズを延々と展開していくんだろうか?と余計な事まで考えてしまう作品でもある。でも、これって結構「あるある」だったりして? [地上波(字幕)] 5点(2020-12-28 17:44:26) |
1557. 荒野のストレンジャー
「正義」なき世界のリアリズムを表現した作品と言えるのかもしれないが、とは言っても近代社会はそれなりの法秩序や行政機能があるわけで、昔の小さな田舎町だからこそ成立する物語であるとも言える。「力」がものをいう時代を批判的に描いているとも言えなくもないが、スッキリはしないし後味が良くない作品ではある。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-12-26 11:11:34) |
1558. SPY/スパイ
ステイサム目当てで見たんだが、イガイとこういうコメディ系の演技もイケルもんだな。 [地上波(吹替)] 5点(2020-12-24 12:12:59) |
1559. キラー・エリート(2011)
チームプレイでステイサムの存在感が薄くなっちゃった印象。アクションは凄かったけど。デニーロはそれなりに存在感はあったし、あまり評判がよくない?彼女の存在も嫌味はないので許容範囲かな。 [地上波(吹替)] 5点(2020-12-14 11:38:28) |
1560. ラストベガス
60年間話が飛ぶのでその間に何があったのかがよくわからないのが難点ではあるが、どうやら皆恵まれた豊かな老後を過ごしているようである。それ自体がもう奇跡的で普通は人生の紆余曲折により行方不明の1人や2人ぐらいはいるだろう。で、ベガスでのドンチャン騒ぎはもはやファンタジー的で名優たちの慰労パーティーのようでもある。こういう老人モノはこれからの年のとり方を考えさせられるが、結局は「夫婦関係の良し悪しが人生の良し悪しを決める」というパターンが多いように思える。それが<映画業界>における真理という事なんだろうか。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2020-12-07 11:42:16) |