141. 恋する遺伝子
人間の恋愛観を牛に例える論理は思わず納得させられたし、恋愛に対してネガティブになっているアシュレー・ジャッドのハッスルぶり(死語)は楽しかった。だけど、クライマックスとラストがあまりにもリアリティなさすぎ。あの終わり方では不完全燃焼だと思う。ただ、悩殺的なカッコをしたアシュレー・ジャッドのチアリーダーを観れたので+1点で…(爆) 6点(2002-01-24 00:44:04) |
142. オープン・ユア・アイズ
現実的にはあり得ない話なんだろうけど、映画としての新鮮な衝撃はあった。夢なのか現実なのかわからないストーリー展開にただ引き込まれてしまい、次々起こる出来事にビックリさせられた点において、上質のサイコ・スリラーに仕上がってると思う。「バニラ・スカイ」のクオリティはどうなのか知らないけど、この作品にリメイクしたくなる程の魅力があるのは確かな気がする。 8点(2002-01-24 00:37:50) |
143. 初恋のきた道
ストーリー的にはほんと素朴で、ふるきよきラブロマンス。両親(特に母親)のいたいけな愛のかたちに、最近ではすっかり忘れていた感情を呼び起こされた気がする。回顧シーンのチャン・ツィイーの仕草の全てがキュートで、プロモーションとしてもなかなかのものかと(爆)けど、どうして過去がカラーで現在がモノクロなのか、そしてどうして昔の父親は母親の村で教鞭をとることが許されてなかったのか。それだけが謎 7点(2002-01-20 00:21:24) |
144. ベーゼ・モア
フランス人女性がセックスとバイオレンスにまみれる逃亡劇。過激な表現が多い為、どうも生理的に受け付けない。あまりにも偏った思想も危険。 3点(2002-01-18 23:36:23) |
145. ドラキュリア
ホラーといっても怖いんじゃなくて、ただ驚かせる程度のチープなものだし、「マトリックス」のようなワイヤーアクションも売りにできるほどのデキではないと思う。でも世界観は完成度が高いし、ウェス・クレイブンなりの解釈のドラキュラも、アリと言えばアリかも。 5点(2002-01-17 23:58:22) |
146. テルミン
不思議な電子楽器・テルミンを開発したレオン・テルミン博士の生涯は、まさに米ソ冷戦の影響で波乱に満ちていて、映画としても感動モノ。別れ別れになった知人と久しぶりに会うイベントは、ほんとイイものを観た気がした。そしてそれまで知らなかったテルミンがいろいろなジャンルで用いられていて、確かに音色は奇妙だけど愛着があるし、改めてテルミンの功績を認識した。 7点(2002-01-16 00:32:46) |
147. パルプ・フィクション
ひとつのストーリーを小間だしで展開させていくのは正解。ストーリーの順番如何で印象がガラリと変わると思う。タランティーノらしいバイオレンスシーンもいいし、それぞれのキャラも魅力があってとても楽しい。程よく笑えて程よく爽快感が味わえる娯楽作だった。 8点(2002-01-12 23:48:32) |
148. 月とキャベツ
山崎まさよしの楽曲「One more time、One more chance」をフィーチャーしたファンタジック・ドラマ。オチはベタだけど、最後の「One More~」のシーンは素直に感動。ただあまりにも淡々としてるし、2人の恋愛の進展もイマイチ不鮮明。「素朴」と言ってしまえばそれまでなんだろうけど、ちょっと地味かも。けどこういう話はキライじゃなかったり(笑) 7点(2002-01-12 02:16:36) |
149. ドリヴン
カーレースやクラッシュのシーンはCGとわかっていながらも大迫力で手に汗握るほど熱い。でもほとんどのシーンでカメラがコロコロ変わって落ち着かないし、しかもほとんどアップで状況を理解しづらい。ストーリーはあまりにも無茶で後半はほとんど興ざめ。たとえベタでも感動できるサクセスストーリーでも説明不足では感情移入のしようがない。 5点(2002-01-10 23:45:48) |
150. サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS
とにかく“サトラレの存在”という設定の奇想天外さには驚き。ああいうファンタジー(?)を映像化できるところに日本映画界の底力を感じた。ただ、前半はコミカルな展開なのに対して中盤から急にシリアスなお涙頂戴ものに変わっていくストーリーは若干の違和感を感じたし、ラストの泣かせるシーンも1回観たくらいではよくわからなかった。でも全体的にはうまくまとまってたし、八千草薫の名演も光ってたと思う。 8点(2002-01-10 00:17:27) |
151. サベイランス -監視-(2001)
ティム・ロビンスやライアン・フィリップをはじめ、レイチェル・リー・クック、クレア・フォラーニとけっこう豪華なキャストが魅力のハイテク・サスペンス。…といっても中身はビジネス・サスペンス。正直あまり期待してなかったからか(爆)、適度なドンデン返しを堪能できた。ストーリーは思ったよりB級で謎解きも明快だけど、登場人物たちの騙し騙される駆け引きがおもしろかった。 6点(2002-01-10 00:10:16) |
152. レクイエム・フォー・ドリーム
まずはダーレン・アロノフスキー監督の手腕に脱帽。皆さんがおっしゃる「クスリを服用するカット」をはじめ、クライマックスの緊迫感あふれる構成や、一部をアップしたカット等全てが印象的で、「スナッチ」のガイ・リッチー監督のような手際よさがとてもいい。エレン・バースティンの怪演が特に怖いくらいハマってたし、主要キャスト4人がクスリに溺れるさまが痛烈で、前作「π」よりも受け入れやすい内容がいい。ただ、ほぼ全編に流れてくるBGMがどうも眠気を誘ってきて…。 8点(2002-01-05 00:08:43) |
153. ジュラシック・パークIII
ネームバリューがありながら、ストーリーは失笑するほどのB級。恐竜のCGはリアルだけど肝心のシーンでも迫力不足。登場人物もフラストレーションばかり溜まって感情移入どころではないし。正直ガッカリしっぱなし。もう続編はいらない…。 4点(2002-01-04 23:59:40) |
154. YAMAKASI ヤマカシ
ストーリーはさながらフランス版「ねずみ小僧」みたい。最低限の骨組みだけだけど、あれくらい単純な方がいいかも。肝心の「ヤマカシ」はほんとフレンチ・ニンジャ。飛んだり跳ねたり走り回ったりという基本的なアクションのおもしろさを再認識した。 6点(2001-12-29 00:31:29) |
155. みんなのいえ
よく言えば「日本映画らしい日本映画」、悪く言えば「TVドラマの延長」って感じ。前半を笑いで引っ張っておいて後半の人間ドラマでしんみりさせる構成は、ありきたりだけどいいと思う。細かいところまでの配役は文句なし。僕も【ドラえもん】さん同様、今作は伊丹十三監督作品を連想させる要素が多かったように思えた。 6点(2001-12-28 01:19:05) |
156. キス・オブ・ザ・ドラゴン
ストーリーはけっこうB級で安っぽいけど、派手なアクションが息をもつかせぬ程たたみかけてくるので飽きない。ジェット・リーのマーシャルアーツもスピードがあるし、圧倒的な強さとカッコよさがシビれる。ブリジット・フォンダの娼婦っぷりもなんかよかった(爆) 7点(2001-12-27 01:16:15) |
157. パール・ハーバー
とにかく真珠湾攻撃のシーンがスゴすぎ。爆弾ドカドカ、人バタバタ(爆)迫力満点でコレを観るだけでも価値がありそう。だけど、それ以外も含めて3時間という長さや、後半がなんか取ってつけたような感じがしてダレ気味。肝心のラブロマンスも腑に落ちない。歴史的観点はアメリカ独自の観点なんで、あまり気にしてないけど。あとよかったのは、フェイス・ヒルの主題歌かな。 6点(2001-12-24 00:54:33) |
158. ウェディング・プランナー
ストーリーは大雑把だけど、とりあえずハッピーエンドならいいかな、と(笑)シックさとポップさがけっこうイイ感じで混じっていて、中だるみもあったけど最後までよかった。それにしても、マシュー・マコノヒーって相変わらずつかみどころがなくて、珍しいタイプだと思う。そしてめちゃくちゃキュートだったジェニファー・ロペスで+1点ってことで(爆) 6点(2001-12-21 00:34:55) |
159. デンジャラス・ビューティー
サンドラ・ブロックのアメリカン・ジョークが面白く、コテコテのキャラとテンションの高いFBIの方たちがコメディしてて、エンターテイメント的には十分なほど満喫できる。全体的にノリが軽いし、BGMもキャッチー。 7点(2001-12-20 02:04:28) |
160. g:mt/グリニッジ・ミーン・タイム
クラブ系サウンドがクールな、若者の苦悩と挫折を描いたヒューマン・ドラマ。この作品に対する先入観が「トレスポ系の明るい作品」ってあった為、どんどん渦中に巻き込まれる若者のストーリーがかなりと意外だったけど、人生についてけっこう深いトコまで描かれていて最後まで引きつけられた。ただキャラの個性が一様でキャラ分けがあまりできていないのが残念。 7点(2001-12-19 02:16:21) |