141. みんな~やってるか!
渾身の思いでひねり出された下痢気味のウンチのような作品。 [映画館(字幕)] 1点(2004-09-20 09:34:27)(笑:4票) |
142. メリーに首ったけ
キャストにピッタリと収まっていて、キャメロン・ディアスが一番輝いている作品です。 犬との格闘、そして犬への人工呼吸と見せ場(個人的に好きなシーン)もありケッコウ楽しめます。が、それ以外の笑いの部分はエロ&シモな部分が多い。下品ネタでないと笑いがとれていないのが残念。ちょっと彼女と一緒に見るのは嫌かも知れない。嫌、むしろこれぐらいならギリギリOKかな・・・。 5点(2004-09-19 13:20:50) |
143. スパイキッズ3-D:ゲームオーバー
キツイですね。 まずスタローンですが、彼は墜落したボクサーの悲しみと苦しみを描いた「ロッキー2」を製作していたと思いますが、今の彼は正にそれであり、気付かぬうちにロッキーと同じことをやってしまっています。世の中の厳しさと言うか、役者の浮き沈みの激しさは相当なモノですね。見ていて本当に『痛い』思いをさせられます。 あと、演出に関してですが、子供向けに作っているのですがハッキリ言って子供も喜ばないでしょう。3Dメガネを使用して見なかったのが大きく影響しているのかも知れませんが、CGの創りや視点の工夫も適当なもので、それなりのモノで間に合わせています。 脚本にも力が入っておらず、あわてて最後にスパイ一家を間に合わせで総出演させるのには脚本家の『クズ』のような才能を感じる。 主人公たちも大きく(成長して)なってカワイげがなくなっているし、本当にゲームーバーといった様相を呈しています。 3点(2004-09-19 13:08:27) |
144. ボウリング・フォー・コロンバイン
アメリカ白人が悪人と考えて作ればアメリカ白人が悪いという結論のものが作れるし、アメリカ黒人が悪人と考えて作ればアメリカ黒人が悪いという結論のドキュメンタリーが出来上がります。この作品は前者ですね。 強引にプレゼンテーションしてゆく手法は悪徳セールスマンやその手の業者も真っ青です。作り手の考えが偏っていればいるほど、そういう偏見的なものに形づくられてゆく。ただ、そういった意味でもこの作品は一つの問題定義(監督の個人的主張)として見るものなのだろう。 しかし、日本人はアメリカ批判が大好きですから、この作品は日本ではかなりウケると思います。 あと、プロパガンダについての言及が重く語られています。テレビメディアによる『洗脳』的な放送は何もアメリカだけでは無く、日本のメディアも大きく偏った報道しか出来ません。例えば「犯罪都市24時」とか「実録!犯罪生激写」的なドキュメンタリーがどの局でもスペシャル番組として頻繁に放送されるし、日頃のニュース番組にしても偏執的な事件や少年犯罪等の殺人事件は他のニュースよりも大々的にやってます(しつこいぐらいに)。犯罪事件は数字がとれるのでしょうね。特にタチが悪いのは一つの揉め事が起これば、そのニュースを延々と毎日のようにやり続けますよね。例えば「イラク戦争」「年金未加入問題」新しい所では「プロ野球1リーグ化&スト」etc・・・、ところが新しい話題が現れると問題解決を待つこともなく一切報じられなくなります。ホント『視聴率』だけを考えたやり方のみが目に付きます。 人間の本質なんてどの国に住もうが同じだと私は感じるわけです。 7点(2004-09-17 15:54:43)(良:1票) |
145. ハスラー2
続編ということでどうかと思ったが(続編はコケるというジンクス)、けっこう良かった。ポール・ニューマンもリアルに歳をとってます(当たり前か!)。 エディ(ポール・ニューマン)はヴィンセント(トム・クルーズ)と師弟関係の間柄を形成し、大会に出場すべく旅に出るのですが、道中いろんなことが起きて2人の関係に微妙なすれ違いが生じる・・・という展開で、この手の作品が好きな私はとても楽しめました。 トーナメントで2人が顔を合わせた時の勝負にの行方には興奮したし、その結果もまた何ともいえないものがありました。 6点(2004-09-15 17:55:28) |
146. ハスラー
ポール・ニューマンは上手い。酒に溺れる男~無様な醜態をさらけだす男~勝利し格好良く立ち去る男、全ての演技に脱帽ですね。孤独な勝負師の世界がいかんなく表現されていて、男の哀愁を十分に漂わせています。けっこうハードで陰鬱な内容なのですが(彼女が自殺したり・・・)、それでこそ『博打打ちの世界』を赤裸々に物語る本筋であり、リアルな描写として高評価を得ているのだろう。 昨今のハリウッド映画は正義と悪がハッキリと分かれていて、悪役ともなると汚くて下劣でどうしょうもない人間に描かれることが多いのですが、この頃の映画は悪役にも味があり、卑怯ながらもクールであったり、嫌みな人物ながらも威風堂々としていたりと格好いいのである。 7点(2004-09-15 17:54:36) |
147. カクテル
オシャレでポジティブで軽薄なノリ。ヘナヘナ系の男がアバズレ女性から重宝がられた『トレンディードラマ』世代(80年代後半)の雰囲気が色濃く出ている作品です。このジャンルの映画が好きな人は「プリティーウーマン」「ゴースト」なども大好きで、いまでは「冬のソナタ」にハマッてます。 以外とハードな交友関係の縺れがあって、オシャレな雰囲気な作風とは逆に中身はドロドロです。80年代はトム・クルーズにとって黄金期なので、「ハスラー2」「トップ・ガン」と共にこの作品も彼にとっての代表作に当たると思います。私自身はこの手の『軟弱系』の恋愛ものは超苦手な部類に入るので、テレビ放送でないと見る気になれませんが、ミーハー系の方にはかなり喜ばれると思います。 3点(2004-09-15 17:52:54) |
148. マネキン
80年代のアメリカンポップのミュージックビデオのようなノリですね。「ホームアローン」や「ポリスアカデミー」の臭いが漂うようなコメディーです。 エジプト時代の未婚女性が時代を超えてやってくるとか(何故ゆえ古代エジプト時代なのかが分かりません)、オープニングクレジットでアニメを使うとか、お約束のオカマキャラ登場とか、いかれたガードマンとか・・・、そういった設定は『トンデモ映画』的な要素を完璧に備えています。こういう映画の場合はトコトンやってくれた方が気持ちいい。作り手が好き放題やらかしている一品です。 主演の女性がけっこう魅力的だし、ガードマン役のオッサンとブルドックも抜群の味を醸し出しています。ラストも完璧なまでにハッピーエンドなので、この手の映画が好きな人は大満足だと思います。 6点(2004-09-15 17:51:58) |
149. トラックス<TVM>(1998)
この作品はキング原作のなかでも一種独特のものなのですが、たまにキングは思い切ったアイデアの作品を書きます。たとえば「死のロングウォーク」「バトルランナー」「トミーノッカーズ」なども有るし、短編では「芝刈り機の男」という変なものも有ります。原作自体が突飛なものなので、この何とも言えないB級感は醸し出されてしかりといった感想です。 キング自ら撮った「地獄のデビルトラック」のリメイクなのですが、あまりにも前作が酷かったので(素人丸出しで有る意味良い味は出てましたが)、今回の方がまとまりは良いと思います。ただ、だからと言って面白いとは言えません。 2点(2004-09-14 10:17:10) |
150. ブロス/やつらはときどき帰ってくる
原作通りではなく、脚本を多少書きかえているのですが、ソコソコ上手くまとまっている。エンターテイメント性だけで言えばこちらの方が良いのかも知れません。兄弟愛をテーマにした作品なのですがアイデア自体はなかなかのもので面白い。 ただ、B級感たっぷりですので『安っぽい』と感じられる方もいると思います。それに『いじめられっ子・いじめっ子』というパターンはキング作品ではよくあるパターンなのです。 ちなみに原作のあらすじは「アイス・ステーション」のレビューに書いています。 5点(2004-09-14 09:51:01) |
151. 死霊の牙
原作は「マーティー」。キング自身が独自の解釈・・・、というかアイデアで『狼男』をモチーフに描いたホラー作品。とてもB級ちっくな古臭いシナリオになっています。果たして犯人(狼男)は誰なのか! という緊張感は有るものの(ひいき目です)、実は映画ではそこの部分がバレバレ。原作では分からないように作っているのですが・・・。 3点(2004-09-14 09:33:29) |
152. スティーヴン・キングのローズレッド<TVM>
WOWOWで「キングダム・ホスピタル」(ラース・フォン・トリアーの「キングダム」のリメイク)というスティーブン・キング脚本のテレビドラマを連続放映していたのですが、こっちはもっと辛いですよ。面白くないし、意味のない描写が多くありイライラしてきます。この「ローズレッド」も同じくテレビ映画で、無意味に長尺な面が有ります。ただ、個人的には「キングダム~」よりはマシだと思いますが・・・。キング作品のテレビ映画には他にも「ストーム・オブ・センチュリー」「ランゴリアーズ」「呪われた町」「IT」etcというのが有りますが、どれも評価は上がりませんね。 この「ローズレッド」という作品には、館が呪われる前の歴史を描いた原作本が有るのですが、そちらを含めてもイマイチな作品です。館の部屋が増えていくというアイデアは、実はキング自身の短編で既に有るのです(いかしたバンドのいる街で「丘の上の屋敷」~より)。そちらの方が生々しくて良い味をだしています。 非常に地味な印象の有るこの作品ですが、アイデア自体は面白いし、無駄な描写を省けばソコソコなものになるのではないかとも思っています(かなりひいき目です)。 3点(2004-09-14 09:16:03) |
153. 101
犬好き・・・、いや、ダルメシアン好きにはたまらない作品なのだろうか? 子供向けに創っているのでストーリーはこのぐらい簡単な方が良いだろう。家族で見るには良いのではないでしょうか。(確かに皆さんが言われている通り大人にはキツイけど・・・) 5点(2004-09-14 08:51:23) |
154. WASABI
広末涼子のテレビドラマを見たことが無かったので全く知らなかったのですが、あそこまで演技が下手だったとは・・・。新境地を開こうという努力というか、その企みは分かるのですが、如何せん斬新さもないし印象的でもなかった。 ジャン・レノが広末涼子に振り回されるという設定自体が「レオン」でしょ。それをコメディーにしただけ。日本で「レオン」は物凄く人気が有りますから、そういう人達をターゲットにしてドブネズミのように誘き出す作戦ですね。さすがだねベッソン。商売上手。 テンポは速いが軽薄。コメディーなのに笑えない。あえてツッコミどころを創るという作り方も有るには有るのですが、そういう面を含めても失敗している。 1点(2004-09-14 08:39:43) |
155. ワイルド・ワイルド・ウエスト
セットとか特撮を駆使してウエスタンな雰囲気を出しているのですが、何故か西部劇特有の時代の古さを感じない。「バック・トゥ・ザ・フューチャー3」でも同じ事を感じたんですよね。小道具の出来が悪いのか演出が悪いのか、何が原因なのかは分かりませんが、とても安っぽく見えるのです。 この作品って物凄くお金がかかってるんです。おそらく制作費の大半はCGによるものと思われるが、大金をはたいた割には印象に残るシーンが少なく、「凄いリアルだな!」とか「どうやって創ったの!」とかいう感動が全く感じられないのが残念。 ジャンルはアクションコメディーかと思うので、『トンデモ映画』的な展開は問題なくOKなのですが、笑いをとれていないのは不味いでしょう。 私から言わせれば「ワイルド・ワイルド・ワースト」な作品です。 3点(2004-09-14 08:13:56) |
156. 裸の銃を持つ男
全然面白くない作品です。すべてネタがスベッているし古臭い(お約束)。シモネタじゃないと笑いをとれない所に悲哀がある。バカ映画は嫌いではないけど、下品さがクドい。喜んで素人を出しているところも嫌ですね。 3点(2004-09-13 18:27:26) |
157. ジャッキー・ブラウン
バイオレンスシーンが無かっただけで『平凡な作品』だと決めつけてしまうのは凄い感性ですね。これを見て長尺過ぎるとか言っている人はさぞかし「ロード・オブ・ザ・リング」では苦戦したでしょう。 この作品は、一昔前の「フォクシーブラウン」「コフィー」「ホワイトママ・ブラックママ」といったパム・グリアの往年の作品のオマージュです。 「ラム・パンチ」という原作があるのですが、タランティーノ流に脚本を大きくアレンジしているようですね。最近のハリウッド映画は『原作に忠実すぎる台本』の作品が蔓延しています。そんな台本は面白味が無いし、脚本家としての妙味に欠けます。そのような作品に比べてこの作品の脚本は、基本線を崩さない程度に大胆かつ巧妙に工夫が成されている。大胆と言えば、主なところでは原作の主人公を白人から黒人に変更しています。原作者が怒ってしまいそうなことですが・・・(原作者は納得しているようです)。おそらくタラは大好きなパム・グリアをどうしても使いたかったのでしょうね。年齢的なものやキャラクター的なことを考えると大正解と思いますよ。演技もとやかく言うほど悪くはない。 明らかに狙ってB級の味を出そうとしているのですが、センスの良い選曲や工夫されたカメラワーク、緊張感漂う演出により、B級には無いA級の臭いが上手く溶け合っている。 タランティーノの作品は好き嫌いがハッキリと別れます。人間の裏側(汚くて怖い部分・不条理な部分)を見せつけられて「グロテスク!」「暴力的!」などと逆ギレして見てしまうような人には向きません。悲しいかなそういう面も持ち合わせてしまっているのが人間なのです。 9点(2004-09-13 17:12:40)(良:2票) |
158. 茄子 アンダルシアの夏
単純な子供向けアニメ。別に際だって短いとは思わない。面白くないとは思っていたが・・・。絵的には面白味も有ったけどね。終盤の展開を含めて笑いを誘う場面は無かった。 5点(2004-09-02 16:27:51) |
159. ロズウェル
サイエンスフィクションの部類に入ると思いますが、とてもリアリティーの有る実話のような作りになっています(おそらく実話ではないと思いますが・・・)。その為、エンターテイメント性はかなり欠けているのですが、昨今の宇宙人もの(インディ・ペンデンス・デイなど)のように突飛な演出ではないので、逆に大人しめの演出は「コレ、本当なの?」と思わず感じてしまうようなリアリティーが有ります。 UFOや宇宙人の描写も決してチープではないし、頑張って創ってるなという感じ。親子・家族の絆も描かれていてドラマ性も有ります。結構面白い作品でした。 6点(2004-09-01 13:56:50) |
160. 千年の恋 ひかる源氏物語
あまりの駄作ぶりに驚いて鼻毛が全部抜けてしまった。返して欲しい。 1点(2004-08-31 14:11:35)(笑:4票) (良:1票) |