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いのうえさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 186
性別 男性
ホームページ http://vanitas.cocolog-nifty.com/blog/
自己紹介 半年レビュー書き込みがないまま放置でした。忙しかった。でも映画は見てたんです。だから、ぼちぼち再開します。

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141.  女の一生(1962)
増村保造の映像美。これに尽きます。ワンカットごとの構図、光と影のバランス。もう映像的にはカンペキ。ため息すら出ますよ。減点は、もともとが長大な舞台劇の原作を無理に90分に圧縮してしまったために、どうしてもダイジェスト版のようなせわしさを感じてしまう点。この映像美なら、私は、3時間の上映時間であってもただただ身を任せてみたいくらいなのに。ほんとに勿体ない! 増村保造は、私の見た範囲でも、『華岡青洲の妻』といい『千羽鶴』といい、文芸モノでもキッチリ仕事が出来る監督ですね。(『音楽』みたいな外れもあるけど(苦笑)。) 娯楽も出来て芸術作品もこなせる。昔の人の職人技には心から感心してしまいます。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2007-01-04 00:11:26)
142.  婦系図 湯島の白梅
文句ない衣笠貞之助の映像美の世界。何と言っても凛とした山本富士子の美しさに尽きる。惜しむらくは、フィルムの保存状態が悪く、音声が乱れていて、また、映像自体もだいぶ色あせてしまっていること。全編にあふれる独特の緊張感は、それでも伝わってきたが、もっと万全の保存状態で見たかったと思わざるを得ない。これはもしかしたら暴言かもしれないが、色彩感覚に優れた衣笠監督だからこそ、これが白黒作品として優れていることを認めつつ、カラーで撮らせてあげたかったと心から思う。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2006-12-31 01:16:55)
143.  ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ 《ネタバレ》 
絶対受けつけない世界と思いこんでなかなか手をつけられずにいたけど、完全に食わず嫌いだった。原作の舞台がロングランだというのもわかる。オフオフの濃密な空間でこれを見たらと想像するだけでぞくぞくする。ホモセクシャルの自作自演なんて、単なる自己満足と思いきや、これは徹底して突き放して自分を客観視している。これはすごい。 幼いヘドウィグがオーブンの中でルー・リードの「ワイルドサイド」を口ずさむ場面は最高。彼(女)らの世界は、確かにワイルドサイドでアザーサイドなんだね。(ちなみに字幕で「アザーサイド」を「東ベルリン」と訳してしまうのは、仕方ないとは思うのだけど、ちょっと違和感が残る。翻訳って難しいね。)
[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-12-29 23:12:52)
144.  ナイトメアー・ビフォア・クリスマス
ダークなのに美しい。不思議なアニメです。しかもあの動きがCGでないなんて。今のピクサーの仕事を見ていると、手仕事でこれが出来ていたってことが奇跡としか思えなくなりますね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-12-28 00:06:44)
145.  足にさわった女(1952)
この軽さ。たまらない。凄いよ、市川箟。こんな時代にこんなに軽い作品撮っていたなんて。同じ脚本で撮ったという増村保造版も是非観てみたい。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2006-12-24 00:21:59)
146.  愛人 《ネタバレ》 
こんな市川箟もいいなって思える作品。原作は夭折の劇作家森本薫の「華々しき一族」。三角関係と思いきや、実は…って展開。優雅な階級の優雅な物語、ってことなんだろうけど、かなり普遍的な内容のコメディーだ。 原作にない物語の前史的な説明は、原作をよく知る人には不要に思えるのだろうけど、話がわかりやすくなったのも事実。脚色としては成功していると思う。 偶然続けてみてしまったので気づいたのだけど、これは日本版「ゲームの規則」だね。 ただ、公開当初ならいざ知らず、現在から見ると「愛人」っていうタイトルはかなり誤解を生むかと。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2006-12-24 00:14:40)
147.  マクベス(1971)
71年という時代背景をあわせて考えてみると、この映画が見えてくる。舞台でも残酷さを全面に押し出したシーズンが60年代終わりには展開していたから、もろにその空気を受けている。ただ、今にして思うと、その当時の衝撃は薄れてしまっている感は否めない。せめてもう少し短かったら楽しめると思う。しっかりと作っているだけに、残念。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-06-17 15:05:23)
148.  オセロ(1995)
ケネス・ブラナーはどう見ても善人面なのだから悪人のイアーゴーには向いていない、と私の知人が言っていたが、そんなに私には違和感はない。オセロをねちねちと攻め落とす演技は、さすがだと思う。 
[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-06-17 15:00:14)
149.  ひかりごけ 《ネタバレ》 
正直、ここまで作りこまれた重々しさは、辛い。きつい。画面も暗い。最初に人肉を食らう場面は、こちらが空腹だったせいもあって、ほんとに気持ち悪くなってしまったよ(苦笑)。 でも、最後の裁判の場面は圧巻。この船長の自己主張、わかるなあ。 この映画は、確かに三国錬太郎の映画です。↓のレビュワーさんに同感です。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2007-06-02 22:28:11)
150.  眠狂四郎 殺法帖 《ネタバレ》 
第一作ってことで方向が定まっていなくて、シリーズ全体を見渡した視点からは突っ込みどころ満載ですわ。最初に見たときは、「こんなの狂四郎じゃない!」って激しく拒否感情を覚えたものでした。狂四郎、やたらと表情豊かで、大声で笑うし、最後海に向かって叫ぶ(!)し。今見直すと、まあ、仕方ないかなと思えてきた。寛大になったな、自分。田中徳三、与えられた条件の中では最大限、堅実な仕事をしてると思いますよ。 しかし他のレビュワーの方々も指摘されてましたが、城健三郎の少林寺は、やたらといんちき臭くて笑えました。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2007-05-27 09:31:57)
151.  キューポラのある街
やっぱり、わしは、吉永小百合が苦手かも。当時は、この清楚さがたまらない魅力だったのだろうけど、少なくとも今わしが見ると、どうも、はきだめの中の鶴って感じで、浮いて見えて仕方ない。 とはいいつつも、この映画に関しては、主人公の少女の裏の裏まで描こうとしていて、その部分だけは共感が持てたのだけど。  【追記】この作品、あまり知られてない(というか自分が知らなかっただけ?)続編があるのね。『未成年 続キューポラのある町』。三年後に作られて、物語的にもほんとに三年後を描いている。こちらの方がいろいろな問題が噴出する展開。そのことごとくに根本的な解決が見つからないまま、一気に終わってしまう。でも、問題が生々しくて、迫真さはこちらの方が上。吉永小百合もこちらは、親はたたくわ、反抗するわ、結構激しくて、好感が持てた。野村孝監督。全然知りません。でも、構図も大胆で、テンポもあり、かなりシャープな映像だった。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2007-05-22 21:31:32)
152.  青い山脈(1963) 《ネタバレ》 
今井正-原節子版、実は青春の思い出。といっても、もちろん、後追いです。公開当時は父母の青春時代。でも、この今井版が実は私の原節子初体験だったかも。で、今回の芦川いづみは…なかなかええでないの。というか、わし、この歳で言うのもなんだけど、結構芦川いづみ好きなんよ。本当に好きなのは『陽のあたる坂道』の裕次郎の妹役。足が不自由で劣等感だらけになりそうなところが天真爛漫。でもその分、誰よりも裕次郎の理解者だったりする。いいなあ、あれ。いや、『青い山脈』のレビューだった。映画自体は、実は結構面白かった。今井版ほどじゃないけど。でも、客観的に考えてみると、この映画の騒ぎは、原作が書かれた当時の事情を考えてもPTAで役員会を開くほど大げさなことでもあるまいと思うのだがね。 ホントは7点でもいいのだけど、この映画の吉永小百合だめ。その分マイナス1点。他のレビュワーさんも書いてるけど、イカンと思う。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2007-05-21 22:42:59)(良:1票)
153.  タンポポ
好評レビュー群に水を差すようで申し訳ないけど、イマイチ乗り切れなかったなあ。 面白いんだけど、ゆるさについていけなかった。エピソードの一つ一つはとっても面白い。でも、うーん。全体として迫ってこなかった。いや、思い出すとくすくすと笑ってしまうようなエピソードはいっぱいあるんだけどさ。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2007-05-15 23:08:56)
154.  愛と哀しみのボレロ 《ネタバレ》 
公開当時、まだまだハナタレ小僧だった自分が、何となくテレビで宣伝していたボレロのシーンが見たくて、かなり背伸びして見に行った記憶があります。当時はただただ圧倒されました。物語の筋とか、たぶん、あまりわかってなかったんじゃないかと思う。特にユダヤ人問題とか、よくわかってなかったろうな。ただ、当時は、物語が戦前・戦中から突然20年ワープしてしまう展開にいささか違和感を感じたものでした。 今見直してみると、時間の経過がそれなりに意味を持っていて、その展開にもそんなに不自然な感じはしなかった。ただ、ジョルジュ・ドンの物語は、他のエピソードともあまりかかわってこないし、ラストでボレロを踊らせるためだけに作ったような感じがしてしまった。 あと、指揮者の人、優雅に指揮棒振ってるけど、何となく音楽とあってないような気がして…
[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-05-12 06:54:16)
155.  あしたのジョー2
NHK衛星であしたのジョー特集。ここでも大活躍しょこたん…あんたいったい… ってなことは置いといて。久しぶりに見た。やはりテレビシリーズのディテールのこだわりが端折られていたのが残念。これじゃあ「燃えつきねえよ」…でも見所たっぷり。ダイジェスト過ぎて、映画的には???だけど、ファンにはたまらん場面ってのは、やっぱりあるねえ。なんだかんだ言って飽きなかったし。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2007-04-13 23:36:33)
156.  DEATH NOTE デスノート the Last name
前編とばして後編のみ鑑賞。すでに前編を見た家族と見たから。まあ、いいか。家族の解説つきだったので、前編のないようもほぼフォローできました。 突っ込みどころ満載だったけど、なんとか最後まで引きつけたのは、演出力かなあ。いや、まあ、面白かったですよ。でも、脚本的には粗がありすぎる気もする。近頃の日本映画のヒット作は、そこそこ面白いけど、こういう(細かなことをないがしろにする)力業的な展開に頼りきるのはどうかなと思う。長い目で見れば、自分の首を締めてることになりはしないかなって。杞憂かな。だといいけど。 
[DVD(字幕)] 6点(2007-03-20 22:48:12)
157.  1980(イチキューハチマル) 《ネタバレ》 
まさに1980年代の狂騒ぶりがそのまま再現されている感じ。これは、体験した者しかわからないかも。今の若い人がドラム式のタイムマシンに乗ってこの光景を見たって、理解できないだろうなあ。でも、80年代、バブルの騒ぎがなければ、楽しい時代だったよ。この映画はバブルが終わってからの視点から1980年という年をうまく逆算してとらえている。自主映画作りのような60年代70年代を引きずるようなアンダーグラウンドな流れと、ともさかりえの演じる元アイドルの、頭で考えないことがだいじなんだよ、みたいな80年代ノリが共存している。この図式のうまさには関心。でも、舞台ならともかく映像としてみると、図式の解読・解明に終わってしまった感じ。惜しいなあ。 
[CS・衛星(邦画)] 6点(2007-03-18 23:32:44)
158.  白子屋駒子
衣笠貞之助の脚本がややありきたりな展開なのだけれども、三隅研次の相変わらずの映像美がすべてを補っている。最初のカットからもう目がくぎ付け。特に俯瞰の構図の美しさ。泣き乱れた山本富士子も、とにかく美しい。セットに衣装、細かな所まで手を抜かない大映京都スタジオの職人気質が十分に堪能できます。 
[CS・衛星(邦画)] 6点(2007-03-18 23:07:43)
159.  続・丹下左膳 《ネタバレ》 
何なんだろう、このディープでダークな精神世界は。言ってみれば、破滅に向かっての大スペクタクル。『丹下左膳』って、痛快娯楽時代劇じゃなかったの? 戦前、ずっと丹下左膳を撮ってきた伊藤大輔が、何だってこんな暗い世界を脚本にしたててしまったのだろう。【馬鹿王子】さんも言っておられるとおり、確かにこの虚無的世界は机龍之助の世界に入ってしまってる気がする。脚本的にはあまり整理されていなくて、展開がいまいち理解できないのだけれど目が離せない。決して面白いとか痛快だとか言えないけれど、話に置いてけぼりを食らっても、なぜか、しっかり最後まで見てしまった。不思議な作品。しかし、当時のお客さんは、これ、どう受け取ったのだろうか。すごく興味ある。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2007-03-09 23:16:30)
160.  しびれくらげ
『でんきくらげ』とみごとに同工異曲。テレビ東京の放映順にだまされてたけど、こっちが先なんだね。渥美まりに関しては、ファッショモデルという設定だけあって、こちらの方が洗練されている感じ。話は、要は、駄目な男には気をつけなさいっていう教訓なんだけど、それにしても  のお父さんは、あんまりにも同情できないキャラだね。あまりに馬鹿すぎて、笑えるけど、でも、この手の駄目父さん、案外実在するんだよね。終わり方の後味は、どろどろしていた話の割に悪くない。 
[地上波(邦画)] 6点(2007-03-09 23:12:08)
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